「小さな光を感じた物語」ミッシング 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
小さな光を感じた物語
心の埋め方。その苦しみに焦りや怒り、悲しみや空虚感などを丁寧に描いた作品。
一人の子供の失踪をきっかけに、様々な人々の生活が一変する。
それを役者陣が見事に演じており、特に中村倫也や青木崇高は良かったです。
やはり何と言っても石原さとみの頑張りですね。
演ずるキャラクターもあってか少し浮いていましたが、その熱演は見応えがありました。
結婚・出産・育児を経験した彼女には、とても良いタイミングでの役所だったのではないでしょうか。
事件は何も解決していないし、皆が悲しみの中にいるまま。
そしてそれは、きっと時間だけがゆっくりと解決してくれるんでしょう。
そんな風に過ぎる時間と共に、少しずつ前に歩き始めているように見えました。
そんな姿に小さな光を感じた物語です。
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みかずきさんのコメント
2024年8月15日
はじめまして、みかずきです
悲劇の殻を破って、同様の事件の被害者家族を救おうとして行動し、
その家族が感謝と協力を申し出たことに、一筋の光明を感じました。
人は人によって救われると思いました。
ー以上ー