「救いが…」ミッシング 茶釜さんの映画レビュー(感想・評価)
救いが…
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ミステリーのつもりで観に行ったら、事件は一切進展しないまま終わり、これから先もこの夫婦は自分を責めて、周囲に批判され、都合よく搾取されながらも、生涯子供を探し続けるのかと思うとあまりにも救いが無さすぎてツラい。
何の進展もなく何十年も行方不明のままの事件が実際にある以上、リアルな結末かも知れないけれど、フィクションの世界くらい何らかの形で決着つけて欲しかったなと。
石原さとみさんの演技が非常にリアルで、こちらも母親の心情に引き込まれて、本気でどうか子供が無事に見つかって欲しいと思うし、途中で保護されたって話が出た時は安堵で思わず涙が溢れたし、イタズラとわかった時の絶望感たるや…それだけ引き込まれたからこそ、本当に何らかの決着が欲しかった…。
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