「ドキュメンタリー」ミッシング voiceさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリー
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涙は出なかった。
絶対泣くとハンカチを握りしめて鑑賞したが、そうじゃなかった。
テレビドラマだと、展開や結末が求められるが、映画とはこういうもんだと。
子供が失踪し、その裏側を淡々と描いている。家族、マスコミ、ネット社会。期待するようなことは何も起こらない。それが現実。現実とは良くも悪くもただ時間だけが過ぎ去り、時間が何かを癒してくれる。
それでも救いは、夫婦仲が壊れなかったこと。
映画の世界に没頭するというより、もし自分の身に降りかかったらどうだろうと、映画を見ながら客観視しているとこがあった。
きっとうちの夫婦は崩壊してただろうな。夫婦が同じ気持ちだからビラ配り続けられるんだろうな。一人だったら、ビラ配り続けられないな。
そして、現実に起きた過去のニュースも思い出していた。あのお母さん頑張ったな。何十年たってもビラ配りを続けてる家族すごいな。毎年必ず報道される短いニュースの裏側には、寄り添う記者がいるのかな。
最後に思うのは、うちの子は無事に成長してくれて、今日も毎日家に帰ってきてくれることに感謝。
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