「いまの世の中こそが狂気」ミッシング みきさんの映画レビュー(感想・評価)
いまの世の中こそが狂気
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母親になった石原さとみの復帰作品がこちら
監督に直談判してまで演じたかったこの役は、
彼女の今までとは全く違う「役者」としての
新境地開拓、大成功したのではないかと思います。
ほぼスッピンにジャージ姿、半狂乱になって
弟や夫を責めるその姿はちょっとヤンキー臭プンプン。
今までそんな石原さとみは観たことない🫢
夫(青木崇高)が段々不憫に見えてきました。
劇中で誹謗中傷するネット民たち同様の視点で
いつの間にか沙緒里(石原さとみ)を観ており
いい意味で正解なのではと思いますが、
好きにはなれないキャラではありました💦
ネットの書き込みや、報道の在り方など
本当に気持ち悪い現実を叩きつけられます。
なんでも思ったことを「正義」と勘違いして
書き込む神経。
指摘されたら逆ギレする神経、理解に苦しむ。
それが当たり前になっているいまの世の中のどこに
「寄り添う」という言葉があてはまるのか。
「いつからこんな世の中に」
悲しいかな本当にそう思いながら劇場をあとにしました。
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