「空白よりは救いがあった」ミッシング ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
空白よりは救いがあった
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空白よりも、救いがある感じがあって良かった。まず、夫婦で夫が献身的だったし町内会?や漁業組合?の人たちで誰かが陰口とか言ってるシーンもなかったし。報道の人たちも仕事だけど一応取り組んでたし。
静岡テレビの人たちも当人の気持ちには無関心という意味では切ない一方、報道の姿勢ってきっとこうだろうなっていうリアリティがあって、良かった。随所で奥さんの情緒が乱れている状態や、夫が冷静とか実際に親の立場の人から見たら、ああいう状況がいつまでも続くかもしれないという環境はかなりきついのかなぁと思った。2年後にあった娘と似た事件のビラ配りが結果的に当事者の事件解決に役立ったっぽいことから似た境遇の親子が、何かできることがあったら、、、という一言が何というか、本当に理解してくれている人に見えて、ほんのり泣けた。
報道ができる当人のための報道って何だろうと考えさせられる。誕生日の絵やビラを配ってうつむいてくれとか、伝えたい事を伝える事ってなんだろうとか思った。
面白おかしくのくだりで、その事実が面白いんだっていうのは、確かになぁと思った。
弟が怪しいと思った脚立を積んだ車が全然違ったトラウマの車っていうのが驚いた。
偽警察の電話や有力情報っぽいことに騙される姿がとったも痛々しくて、特に、警察のは切なかった。
小学生の誘導?などの活動をしはじめたりするシーンを見て、何となく前向きになろうと何かをしているように見えて、そこも大きな救いに見えた。
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