劇場公開日 2024年2月23日

「生きて帰って…」コヴェナント 約束の救出 MARさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5生きて帰って…

2024年3月6日
Androidアプリから投稿

悲しい

興奮

幸せ

2018年、アフガニスタンにて任務にあたる米兵が負傷。命をかけて自身を守ってくれた現地通訳を助ける為、再び危険な戦地に戻る物語。

記憶に新しい、20年に渡るアフガニスタンでの闘いの物語ですね。

初っ端は、イマイチ信頼して良いものか…な通訳のアーメッドの行動に不安を覚える。
確かに、言ってみれば敵の同胞でもあるわけですからね。このあたりの描写は見事です。

程なくしてタリバンとの激しい戦闘。ここからの展開は、見応えのある戦争アクションが始まったかと思えば、スパイアクションのような山岳での戦闘も。観る側にも常に緊張感がはしる。

何故そこまでしてキンリーを守るのかなぁ?と思ったりもしたが、やはり自身と家族の安全への一縷の望みでもあったからかな。協力してくれる同胞たちの姿もアツいですね。

後半はキンリーのドラマパート。見るに堪えない苦悩が伝わってくる。
そして奥さんの言葉…。そうですね、これはキンリーやアーメッドだけでなく、待ち続ける家族の闘いでもあるんですね。

クライマックスはまたまた手に汗握る展開‼

皆必死でここまで来たわけだし、どうにか全員生き残って欲しいと心から願ってしまうほどの感情移入‼パーカー、粋なブーツの汚し方よ…。

緩急が激しく、長く感じた場面もあったりしたが、それだけに色々な表情を持つ作品としてとても面白かった。そしてこれが氷山の一角とは…。運転手さん、大丈夫かな…。

アツくも哀しくも、深く考えさせられる傑作だった。

余談ですが、死の天使登場までの流れがWWⅡを題材にしたワタクシの大好きな別作品と似ていてちょっと懐かしい気持ちになった(笑)

MAR
Mさんのコメント
2024年3月7日

「待ち続ける家族の闘い」なるほどなあ、と思いながら読みました。
派手な部分にばかり目がいっていましたが、確かにその家族の話でもあるなあと思いました。

あと、似ていた映画の名前を出さないでいただいたのは助かります。結構ポロっと出されて、見ていない映画のあらすじを知ってしまうことがありますので。
私も含めて、みんなで気を付けていきたいところです。

M