劇場公開日 2024年2月23日

「梯子を外された人たちへの償い」コヴェナント 約束の救出 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5梯子を外された人たちへの償い

2024年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

国の将来を、子供たちの未来を思い、裏切り者と蔑まれ、自らのそして家族の生命を危険にさらしてまでも、アメリカを信じて協力した人たち。

映画の中では、通訳のアーメッドと家族にはアメリカのビザが発給され、救出される。
しかし、エンドロールの前に、アメリカがアフガニスタンから撤退した後、アーメッドのような通訳や協力者の多くがタリバンに処刑され、あるいは今も身を隠していることが字幕で知らされる。
この映画でその事実を突きつけられる。

英国人のガイ・リッチーだからこそか。

今まさにウクライナでも同じようなことが起ころうとしている。
アメリカのなんと無責任なことか。

忘れてはいけないこと。
洒落た娯楽作品を作っていたガイ・リッチーがこの映画を作ったことは意義深い。多くの人がこの映画を観て、忘れてしまっていること、知らない振りをしていること
を考えてほしい。

梯子を外された人たちへの償いでもある。

それにしても、ヘリの銃撃で一掃。タリバンなんて人間て思ってないんだろうな。

幸せな国で、幸せな時代に生きている私たちは好き勝手なことを言っている。

せめて映画を観て考えよう。

大吉
かばこさんのコメント
2024年2月29日

こんにちは
共感をありがとうございます。大吉さんのレビューに、共感を連打したいです。
イギリス人のガイ・リッチー監督だからこその映画だったかもと思いました。

かばこ
満塁本塁打さんのコメント
2024年2月28日

確かにあの ガイさんが 作られた意義は大きいですね。ヘリの銃撃は爽快な反面 タリバンの方を全員悪と見る アメリカ🇺🇸ヒーロー目線の私がいました。スタッフ俳優 英国が多いですね🇬🇧故に意識して客観視か と思いました。 ジェントルマン 伏線回収娯楽だけど疲れる 同一監督とは思えませんでした。失礼します。

満塁本塁打
Mさんのコメント
2024年2月28日

この映画もよかったですね。
伝えるべきことがあるのに、ちゃんとエンターテイメントになっていました。

M