四人姉妹

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四人姉妹

解説

映画「もうひとつのこと」「あの日々の話」などに出演してきた俳優の大森亜璃紗(旧芸名・菊池真琴)が初監督を務めた短編作品。母親の死をきっかけに、それぞれの葛藤を抱えた4人の姉妹が集まり、隠されていた家族の秘密が明らかになっていく様を描く。

死んだ母親が住んでいた家を手放すため、8年ぶりに集まった4人姉妹。国際結婚をしてフランスに暮らしているが情緒不安定気味な長女ひかる。どこかつかめないところがあり、姉妹の中でも浮いた存在の次女じゅん。頭はいいが男を見る目がなく、とあるトラウマを抱えながら専業主婦をしている三女いおり。明るい性格で自立心もあり、母親の面倒を最後まで見ていたが、家族に対して複雑な思いを抱く四女うり。同じ家で育ったのにバラバラな姉妹が久々に集まったことで、埋もれていた家族の記憶が掘り起こされていく。

監督の大森が脚本・プロデューサーも務めたほか、三女いおり役を自ら演じ、第16回田辺・弁慶映画祭で俳優賞を受賞。田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」(23年8月4~24日=テアトル新宿/23年9月1~7日=シネ・リーブル梅田)にて劇場公開。

2021年製作/32分/日本
劇場公開日:2023年8月11日

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映画レビュー

3.0女3人でかしましい ならば4人なら

2024年9月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

監督と脚本は俳優の大森亜璃紗 母が亡くなり4人姉妹が自宅を処分する話 小野ゆり子 大森南朋の妻で俳優 名前は存じ上げていたがそういえば彼女の芝居をこれだけしっかり観るのは初めてかもしれない 一般的にガールズトークはつまらないというが女も歳を重ねるとそれなりに味が出ることもある 「男の経済力に頼って生きている」などと3人の姉を罵る四女のうり それに対する3人の表情が良い(特に小野ゆり子演じる次女) それにしても「うり」って売春をイメージするんですけど なぜか桜井亜美を思い出した 姉妹は3人もいればたくさんなのに4人もいる ちなみに元プロ野球選手青田昇の子供は女ばかりで6人姉妹(そのうち1人は五女が生まれる前に海で溺れて亡くなっている) いずれにせよ男の子がどうしても欲しかったというのが伝わってくる ちなみに「かしましい」を漢字で書くとNGワードになることが多い とても残念である ネット社会はとても偏狭で不自由で窮屈だ 配役 フランスから帰国した長女のひかるに三枝奈都紀 ひかるの子供時代に東出薫 どっちつかずの次女のじゅんに小野ゆり子 じゅんの子供時代に紺谷凪乃 勉強が1番できた三女のいおりに大森亜璃紗 いおりの子供時代に堰沢結愛 唯一の独身で最後まで母と暮らしていた四女のうりに鈴木つく詩 うりの子供時代に太田結乃 母親に大石菊華

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野川新栄

2.0その環境ではワインは老ねるでしょ

2023年8月13日
Androidアプリから投稿

楽しい

単純

死んだ母親の家を片付けに来た4人姉妹のやり取りをみせるワンシチュエーションの会話劇。 1番上or1番下だけ別ポジションなのはありがちだけど、今作は下がちょっと別ポジな感じ。 姉妹でありつつヒエラルキー的な面倒くさいものを仄かに匂わせつつコミカルに展開していく感じだけれど、自分が男だし男兄弟だったからかあーわかるわ〜はありつつもメッチャハマる感じはなくて笑える程には至らない。 8年ぶりの設定も作品見ただけじゃ判らないしね。 空気感は嫌いではないけれど、オチのないコメディ舞台劇という感じだった。 本領を発揮しなかったけれど、2番目が実は1番クレバーで1番賢く要感があったのはなかなかリアルだったかな。

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Bacchus

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