劇場版ブルーロック EPISODE 凪のレビュー・感想・評価
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「ブルーロック」の世界を、主人公を凪誠士郎に替えて最初から体験できる面白い試み。ただ、終盤に近付くほど展開が早すぎるのが課題。
本体の「ブルーロック」では、潔世一(いさぎ・よいち)という高校生が主人公ですが、「ブルーロック EPISODE 凪」では、凪誠士郎(なぎ・せいしろう)という高校生が主人公となっています。 つまり、「ブルーロック」の世界を、主人公を替えて最初から体験できる面白い試みと言えます。 本作は、サッカーの世界をリアルに描こうとしていますが、作品の都合で、良いところ取りをしている面があるのは目をつぶる必要があるでしょう。 例えば、本作の主人公の凪は、極度の面倒くさがりやで、「ゲームと睡眠」にしか興味がないようなタイプ。 「動くのも面倒くさい」という高校生が、最初の状態から筋肉バキバキであるのは不自然なのですが、これは「究極の時短が行なわれている」と理解しましょう。 とは言え、本編91分という尺で描き切ろうとしているため、終盤に近付くほど展開が早すぎて、全体を理解するには「本体」の理解が必要そうです。
潔(いさぎ)と対照的な凪を主人公に劇場版をキックオフする巧みな戦略
「ブルーロック」の原作漫画は未読ながら、2クール24話構成のテレビアニメは放送時に毎週予約録画で観ていて、次回が待ち遠しい大のお気に入りだった。「世界一のストライカーになるため、誰よりもエゴイストになることが求められる」という、従来のサッカーもの、いやそれどころか日本のチームスポーツ系創作物の歴史に照らしても前代未聞で突然変異のような世界観に魅了され、“青い監獄”に集められた潔世一(いさぎ よいち)をはじめとする才能の原石たちがそれぞれのエゴに向き合い能力を開花させていく過程をわくわくしながら見守ったものだ。 さて、その劇場版の第1弾が「EPIOSODE 凪」であることに意外な思いもしたが、聞けばアニメ放送開始の2022年10月より少し早い同年6月から連載が始まったスピンオフ漫画が原作だという。正伝の主人公である潔がサッカーに対して人一倍真摯で情熱的、試練のたびに次第に能力を伸ばしていくのに対し、凪誠士郎は卓越した身体能力の持ち主でありながら冷めていて面倒くさがりで、当初はサッカーの面白さも知らず同級生の玲王にしぶしぶ付き合う形でブルーロックへと導かれてきた。そんな好対照なキャラクターを外伝のメインに据えることで、一次選考の5チームリーグ戦を中心にブルーロックでの戦いをより多面的に描き出すことに成功している。 数次の選考過程で文字通り「昨日の敵は今日の友」になるのも「ブルーロック」のストーリー上の魅力のひとつ。一次選考で凪と潔は敵チームとして、そして二次ではチームメイトとして関わり、互いに化学反応を起こしていくが、劇場版ではとりわけ凪の内面の変化がダイナミックに描かれるのが嬉しいポイントだ。 二次選考の途中からダイジェスト的な駆け足の展開になっているので、漫画もアニメも通らずにこの劇場版を観た人には不満や物足りなさが残るかもしれない。それでも、主要な配信サービスでアニメを鑑賞できることもあり、劇場版で興味を持ったあとに原作やアニメでじっくりその世界観に浸るのももちろんありだろう。テレビアニメの第2シーズン、さらに劇場版の第2作以降もますます楽しみだ。
うまいこと作った
ブルーロック自体は潔くんが主人公なので、凪を主人公にしたとしても、最後は負けてしまう。 それでもうまく凪視点の展開になって面白かった。 数々のトンデモシュートが飛び交う漫画だが、凪の蹴りながらトラップしてもう一度ボレーするあのシュートが一番イカれていてかっこいい。
覚醒した天才が、さらなる高みに挑むまで!
某番組のブルーロック芸人を見て、俄然興味を持ち始めたところへ、本作品のテレビ放映。娘からの推薦もあったため、この際と、一気にTVシリーズを見てみました。 メチャクチャ面白いじゃないですか、これ! いいところで、第1シリーズが終了し、録画しておいた本作品の鑑賞に至りました。 見事なスピンオフですね~。 凪と玲王、2人の出会いから始まり、本編と同じ時間軸のなか、凪の目線でストーリーが展開していく。 あー、あの場面でこんなふうに思ってたのか、こんなふうに感じてたのか・・・ うまく言葉て表現できませんが、ホンっと面白かった。感動です。 ますます、ブルーロックが好きになりました。 アニメ映画は、日本のお家芸であり、メチャクチャたくさんの作品が作られています。特にTVシリーズで人気が出ると、当然のように製作される劇場版。オリジナルストーリーであったり、前日譚であったり。 本作品のように、同時間軸において、主役とは違う別の目線で、ストーリーが展開するってのも、新たな感じで、今後増えてくんじゃないですかね。 テレビでは第2シリーズがスタートしたんで、こちらも楽しみです。
単なる総集編
アニメ版を見ていてAmazon primeで視聴できたので、視聴。 内容は、凪視点にした単なる総集編だったため、落胆しました。あえて映画館でする必要はないですよね。 次期のシーズンを静かに待ちます。
才能が進化する!!
あなたは自分の持つ"個性(才能)"について考えたことはあるでしょうか? 漫画が好きなこともあり原作は3巻ほど読んでいました。その時点で「これは絶対面白い」と思っていたので本作を見ることに。。。 結果として私の予想通り最高に面白い作品でした!!! 本作品はサッカーが題材なのですが、全国から選抜されたストライカー(=シュートを決める人のポジション)のみを集めてその中の最強の一人を決めるという、チームワークやチームメンバー同士の絆ではなく、選手一人一人の持つ個性(才能)と、そこに対する強烈なエゴを描いた内容になってます。 他のサッカー漫画と比べると少し異質な感じですね。。(^▽^) 本作の主人公でタイトルにもなっている凪がその環境の中で、自分の才能がなにか、最大限に生かす戦い方はなにかを知り、問題に直面し向き合う心構えができたとき才能が進化する。。。 凪の心境や心構えの変化が繊細に描かれていました。 私は作家業もしていて、著書にも書いているのですが、 私は何をするにしても「心構え」が大事だと思っています。 どんなにすばらしい才能や能力を持っていたとしても、それらを持つ人の心構えや姿勢で得られる結果が変わってきます。 そんな考えを持つ私に本作の内容がより響いたと思います。 みなさまも是非ブルーロックを見て、自分の才能について考えてみてはどうでしょう。。
チームワークが学べる傑作!
試合のシーンでは、単なる技術やフィジカルだけでなく、心理戦や戦術が重要な要素として描かれます。選手たちがどのようにして相手を出し抜くか、どのようにして自分のエゴを最大限に発揮するかが見どころです。 個人のエゴイズムが重視される一方で、チームプレイも重要な要素として映し出されています。 サッカーファンのみならず、緊張感あふれるドラマが好きな人にもおすすめです。
印象に残っているのは ・斬鉄のキャラがおもしろい ・凪と玲王の強く...
印象に残っているのは ・斬鉄のキャラがおもしろい ・凪と玲王の強く切ない関係 子供のリクエストで、本編アニメを観たり、映画館に足を運んだりしているけど、けっこうおもしろくてハマります
やばい、凪めっちゃ主人公だった🥹
やばい、凪めっちゃ主人公だった🥹 アニメでは潔視点で物語が展開されていくから、色々とハラハラドキドキさせられる場面が多い印象だったけど、凪視点だと基本全てのことに関心が無かった凪が少しずつサッカーに興味を抱いていく様は終盤に行くにつれワクワクさせされたw
出逢いと別れの物語
前提として私は原作の大ファンであり当然スピンオフ作品のEPISODE凪も読んでいますし、原画展へも3回行き凪と玲王の音声ガイドも購入しました。 元々は総集編を制作する予定だったところを急遽スピンオフ作品へと変更になり制作された今作品、まずは原作者の金城先生と石川監督に感謝を。 単行本3巻分を詰め込んでいるためカットもあり物足りない部分もありますが、基本的には二人の関係性に絞られており個人的には大満足です。 またスタッフロール後のオリジナル部分は金城先生が脚本として書き下ろして下さっており原作のあの台詞を思い出してそういう事なの!?と驚かされました。 凪と玲王の出逢いから別れまでのお話を90分に濃縮した素晴らしい作品です。 既に10回観に行てます。金曜日に特典が変わるためまだ観に行く予定です。
続・神さまの言うとおり
原作は知らなかったのですが、ヒマにかまけてサブスクで視聴したシーズン1。キャラ系スポーツ漫画であり、キャイのキャイのと"推し活"を推奨する様なビジュアルなので、基本的には好む方向では無かったのですが、クドい台詞とその応酬は大好物なのであれよあれよとハマッてしまいました笑 そこに登場する"凪誠士郎(ひと昔前なら主人公キャラ)"のスピンオフムービー。こちらも原作があるのですが未読。一次選考最高の一戦を"凪サイド"から眺める事が出来る、その一点だけで飛び込んだ感じでございました。"凪視点"によって更に輝きを増す、キングやギザッ歯やぱっつん前髪は良かったですねぇ。潔くんは本編で輝き過ぎたので今回はごっつぁんキャラにしか見えませんでしたが笑 兎にも角にも駆け足駆け足ダイジェストな本作なので予習は必須と言えます。裏シーズン1として楽しむが吉でしょうね。
原作好き
玲王の台詞、一人が凄くてもパワハラ組織は崩壊するって、流石、組織の運営を考えている。 大人に刺さることを言うんだよなあ。 馬狼は、最初なんじゃこいつって思うけど、段々カッケェ!!ってなる。 凪は凪で、モチベーションの源について考える。すごいものを見て悔しさや憧れを抱くことが原動力って結構リアルではないでしょうか。 声優さんの声は、映画館で聴く迫力がある。 宅録のPC再生と比べるまでもないが、映画用の設備は改めていい音しますなあ。 監獄の中なので、背景はいつもの壁(笑) 壮大な風景でのカタルシスはありませんが、 ブルーロックの価値観が好きな方は「これこれ」ってなると思います。あくまでエピソード凪ですので、熱い潔たちのサイドは本編で。 映画としては評価しづらいですが、ブルーロックの感性は好きなので気持ち高めに星をつけました。
わいもエゴイスト
凪の感情が豊かになっていく過程が丁寧に描かれており、続きが観たいという私のエゴも強まり非常によかった。観ている際はシーンに合わせて呼吸が止まり、観終わった際は心地よい満足感、余韻があった。また観たい。
急ぎすぎかな
良いところ 単独エピソードだかに心の動きが細やかに描写 動きまくる作画 ?なところ 二次選抜以降がダイジェストすぎる 原作は読んでるんだけど、なんだかんだでアニメは見てなかった。劇場版だからかそれともテレビ版も同レベルの作画してるんなら見とけばよかった、と思うくらいには原作の良さが生きてる作品。 無気力な天才が覚醒する流れを見せるから、選抜前半に焦点が合うのは仕方ないけど、成長という点では後半も見たかった。
次回シーズンが見たくなった
この映画を見るならアニメをせめて見ておくべきで、 凪の心情がよくわかる映画の内容だった。 凪がサッカーを楽しんでいる自分に気づき覚醒していく様子が描かれていて、主人公イサギはほとんど出てこない。 ただ、後半シーズン2の内容が描かれていて早く次回作が見たくなる様な映画の内容だった!
ダイジェストとしては面白いけど…
本家シリーズのアニメから入ったものです。 (原作は数話見たりしただけで90%未読) 面白かったり、テンション上がった場面はあったんですが、 その場面はほとんど「本家のアニメの場面」だったなぁ、と…… 確かに本家では描かれていなかった凪と玲王の活躍や心情は興味深いんですが、 それも本家への「肉付け」として機能しているだけで、 それは積み上がってきた本家シリーズとの兼ね合いで起こった感情でした。 なので面白かったけど、個人的には 「アニメで上がりに上がった期待値を超えては来なかった」 という感じでしょうか。 次の「vs U-20戦」への布石にはなったと思いますので、 次回作(恐らくTV放映?)には変わらず期待したいです。
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