MAD CATSのレビュー・感想・評価
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超A級!のB級アクションに拍手!
監督以下、撮影、美術、音、俳優さん達が実によく楽しんで作っている雰囲気が伝わってくる!米国B級映画に倣った作りだけど、オリジナリティがしっかり込められていて楽しく見せられた!音楽や画のセンスが抜群でじわっとさせられる。女優陣のアクションは特筆もの!猫のメタファーや化身だったりするんだけど、猫の仕草や容態を軽々しく取り入れたりはしてないからこそ、陳腐にならずクールな演出に仕上がる言うもの。ロードムービーのさすらい感も味わえて実に満足。
この作品が創れるのはスゴイ
「ホントに面白い?」と聞かれると「いや、どうなんだろ?」と思うところもあるけど、面白いね。なんか面白いの。
《MAD CATS》は化猫のことなんだね。禁じられたマタタビだったけ? それを口にして化猫になって、猫をひどい目にあわせた人間に復讐してるっていう。
銃もバンバン撃ってきて恐いんだけど、猫だから、ちょっと抜けたところがあるっていう設定がいいね。長刀振り回すのは完全にそのキャラだもんね。
話の展開はところどころ「ん?」と思うところもあるの。
『お前その子に惚れてんだろ』とか、『女房と娘は何度も笑ってくれたんだよ』とか事情のぶっこみ方に無理があるんだよね。
でも閉じこめられていた牢の格子が大きくて実はすり抜けられたところなんか「そんなわけねえだろ!」と「いや案外そうかもな」っていう線を突いてきて面白いしね。
アクションも「早送りやめて」と思うところはあるけどキレがあって良かった。
オープニングがドローン撮影で「この人たちは新興宗教にハマった人か世界を救うヒーローのどっちかだな」って感じでMAD CATS出てくるの良かった。その後の英語と日本語で会話を成立させてるのもいいね。そこからの「4日後」「2週間後」で「すごい遠い距離を自転車で移動してますよ」ってやるのは別に面白くない。
普通では思いつかなさそうなところを感覚でつないでる感じで、この作品が創れるのはすごいと思ったよ。また、この監督の作品観よう。
猫に九生あり
新旧の特撮技術が配置され、日本語と英語の台詞の掛け合い、そして近年のアクション映画に用いられる『ガン・フー』的要素、最後に"猫"を組み込んだ、まぁ、正統B級映画、ジャンル映画の作りである
冒頭ドローン撮影は、まるでMVを思い起こすようなアングルであり、猫屋敷のセットは仮面ライダー的セット、車内のドアガラスはリアプロジェクション、何だか懐古趣味的なイメージでこれも又海外では受けるのかも知れない
ストーリーは現在のタイムリーな『○ー&○ク」顧客トラブル』だけでない根深いペット問題である『生体販売』に対する皮肉を練り込んだアクションスリラーであろう 化け猫が戦闘マシーン化した人間に化け、動物で商売している会社社長の首を狩る犯行を繰り返す中で、偶々エジプトで特別なマタタビを発掘した男を拉致監禁、そのマタタビのお陰で益々パワーアップした化け猫たちの巣に、男の弟が助けに向かうという筋書きである 途中で、元化け猫一味の1人の女が味方に加わり、以前可愛がっていたその男への恩返しで立ち向かうというクライマックスになるのだが、兎に角アクションの数々が圧巻であろう よくもこれだけの人数のアクションがこなせる女優をキャスティングできたのが凄い 女性ならではのしなやかさだけでない、鞭のような鋭い強かさは現代のアクションシーンでは必須なのではないだろうか?
それに比べての男達の配役の情けない事を、これも又今風の対比としての落とし処であろう そんな中での細かいギャグの応酬は、ゲラゲラ笑える類ではないが、一服の清涼剤的役割かも知れない それでもしつこい位に差込む中国剣舞の面白さは"天丼"を多用した演出として海外でどこまで受けるのか興味津々である
日本のアクション俳優の見本市的要素も纏っている今作は、勿論海外向けの作品であろうことは明快であり、一つの日本映画の可能性と未来を願った作品であることに、その意義を強く感じさせる造りであった
今までの邦画にない撮り方
兄のムネが行方不明になっており、家賃も払えないタカ。ある日タカにあるテープが届いた。その内容は、昔兄弟で猫を拾った場所で兄が監禁されており、兄を救い出し、そこに祀られている“ある木箱”を盗み出せ。という指示文だった。訪ねたところ、兄は助けられなかったが、木箱を持ち出し逃げていくタカだが、武器を持った謎の女性たちが追ってくる。そこでホームレスのたけぞうと出会う。偶々出会い巻き込まれたたけぞうとタカの前に謎の少女アヤネが現れる。一方でペットショップの社長が相次いで殺されていく事件が発生した。 🐱:始めの大家さんとのやり取りシーンで一瞬今見てるの海外映画だっけと思いました。日本の様々な場所をロケ地に活用し、背景がよかったです。 🐱:シリアスな笑いが多く、ブラックコメディやダークファンタジー感もありました。 🐱:ムネの自立脱獄のシーンがベストカットです。 🐱:謎な女性たちはなぜムネを監禁していたのかは不明 🐱:車での長距離移動シーンのCGは昔のCG感があっていいですが、作品のほかの背景とは合わないと感じました。 次回作も楽しみにしています。
ネコ好きと語りたい🐈
動物のネコは1匹しか出てこないのにネコ好きにはたまらないネコ仕草満載。
魅力的な化け猫たちに、ハラハラクスクスしっぱなしでした。
ネコと暮らしているので、うちの子たちを見ていると、ふと思い出してしまう笑
笑えるだけではなく、考えさせられることもあり。。
そういう意味でも、あとからジワる映画。
撮影場所も、日本でもこんな海外みたいな絵が撮れるんだ〜と、聖地巡礼したくなる場所がたくさんでした。
できたら、ネコと巡りたいなぁ。。。
意外と泣ける!あと、ジワるコメディが面白い。笑
先行公開にて鑑賞。こんなに泣ける映画とは! 前評判通り、ジワるコメディが面白く、最初は終始ニヤニヤしながら鑑賞。 意外にも、中盤から心に刺さる部分があり、まさかの号泣。 劇場で見たから、余計にささったのか? 涙が止まらない自分にびっくりです!笑 自分の人生に向き合うことや、兄が失踪した問題など、 人生の嫌なことから目を背け、言い訳して逃げて、 自分の力ではどうしようもならないと言い訳して生きてきた そんな男2人が、ちょっぴり勇気を出して、 強くて可愛らしい美人マッドキャッツに挑むドタバタコメディ。 海外の人たちが、爆笑しながら映画を観てるのが目に浮かぶ、 そんなジワるコメディが最高です! ジワるだけかと思って油断してると、泣かされます! 劇場で見るのがおすすめ。
今後、楽しみな監督と楽しみな女優
監督が好きなんだろうなぁ〜という間とギャグが散りばめらている。 笑って欲しいんだろうな、、って思える見え据えたネタもあって なるほどって思っていたら、 「ぶわっ」笑ってしまった! まさにバカバカしい。 くだらないなって、どんどん愛おしくなってきて。ツボにハマっていったのが、監督の想定通りなんだろうなと、新人監督の末恐ろしさを感じた。 こういう不思議な作品はワクワクするし、もっと期待したい。 主人公のタカみたいに情けないやつがいると、 場は盛り上がるし、最後少しうるっときました。 ヒロインの絢寧さん、今まで知らなかったけど、 すごい魅力的。アクションもすごいし、今までみたことない雰囲気の女優。 ブレイク必須なのではと、次の作品にも期待です。
今まで見たことない日本映画
次から次へと襲ってくる猫たちとの戦いがハラハラしっぱなし
アヤネや猫たちはクールで強くてアクションも格好良い!
クスッと笑えるだけかと思ったら
最後は猫たちにも想いを馳せることのできる、
監督の多方面へのセンスが感じられる作品
猫っぽさが足りない
木箱を崇める化け猫達に監禁された兄貴を助ける為に、屋敷に乗り込んだ弟と巻き込まれた男の話。
モーターハウスで暮らす弟に謎のカセットテープが届き、行方不明の兄貴の監禁場所が告げられると共に、兄貴の救出と木箱の奪取が指示されて巻き起こっていくストーリー。
ちょっとスタイリッシュな無国籍っぽい世界観だけれど、冒頭英語と日本語で会話をするところでちょっとねぇ…とハードル下がってスタート。
慌てて出ていってチャリで2週間?みたいなネタを散りばめながら進行していくけれど、空気感がスカしているせいであまり笑いに繋がらないところが多くちょっと残念な感じ。
化け猫たちももっともっとネコらしい仕草や特性を織り込んで、なんなら笑いにも使ったら良いのに…。
そういう意味では、飛び道具なんかも無かった方が良かった様に感じる。
そしてなによりいくらコメディとはいえ、兄貴を監禁した理由に始まり、何がしたかったのか良くわからず、そういうところまでしっかり作ってくれたらもう少し面白くなりそうなのにという感じ。
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