SAND LANDのレビュー・感想・評価
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最高すぎる。さすが鳥山明
鳥山明がこんな作品を描いていたとは知らなかった。 人間よりも人間ら...
こどもたちと見に行くなら「サンドランド」!!
T34レジェンドオブウォー
「T34レジェンドオブウォー」というロシア産の最強戦車映画がある。メチャクチャ面白いのである。
その「T34〜」と同じようなシーンがいくつかあって、きっと参考にしたんだろうな。
さすがに実写ほどの迫力はないけれど、高揚感という意味では「T34〜」に匹敵する。(まあ真似てるのだから当たり前だけど)
つまり、この作品は最高の戦車映画の一本と言える。
アニメーション作品のいいところは、実写では難しい構図や表現を簡単にできるところと、現実では少々リアリティを欠いてしまって描けない非現実的なことをある程度説得力をもって描けるところだ。
例えば戦車アニメである「ガールズ&パンツァー」は到底不可能な戦車バトルを展開してしまうから面白いのだ。
そういった点においても本作は攻めたアクションアドベンチャーで好感が持てる。
物語のほうは典型的なアンチヒーローものを少年漫画のレベルに落とし込んだ秀逸なもので、万人に届くシンプルな普遍性が素晴らしい。
奇を衒わず娯楽性だけを追求する。エンターテイメントはこれでいいんだ。
非常に面白い作品であるが、興行的にはコケたようで、メインターゲットであろう小さい子たちに対する訴求力が弱かったのかな。
私は当然ターゲット外だろうし、実際、興味もなく観るつもりもなかった。(何度かある付き合いでの鑑賞)
しかし、アクション系とかアドベンチャー作品が好きな人なら大人でも楽しめる良作だ。
追悼鳥山明
僕は漫画家の端くれで、
小学生の頃ドラゴンボールに出会ってなければ
漫画家という夢は描けなかったと思います。
僕にとっては、いやもしかしたら僕ら世代にとって、
世界で最も偉大で影響力のある方が亡くなられた。
今そんな喪失感を抱いてます。
だけども、この「SANDLAND」を観たら
鳥山明さんの大好きな事が詰まった作品を
意図せず最後にはなってしまったけど、
作られたんだなと、なんだか嬉しくなりました。
作画も演出も動きもハイクオリティで
全画面ワクワクしました。
ベルゼブブの覚醒シーンはもっと派手でも良かった
のかなとは思ったけど、とても素晴らしかった。
鳥山明と言えばドラゴンボールだけど、
後々また評価が高まってくる作品だろうと思います。
子供と一緒に童心に戻って楽しめるとても良い映画
でした。
最後に、
今は蛇の道を抜け界王様とゆっくりされてる事と
思います。
夢を持たせてくれてありがとうございます。
イラスト、漫画、全ての仕事に於いて
ワクワクと想像、明日を生きる活力を与えてくれて
ありがとうございました!
実質遺作。forever鳥山明先生!!鳥山イズムに溢れつつも先生のファンで無い人でも推せます。
先ごろ残念ながら逝去された鳥山明先生の偉業を知らないものは、ここ日本においてはほぼ存在しない。
しかし、鳥山先生の作品に対する真の理解者となるとどうであろうか?
ここ日本においても1%も存在しないのではないかと個人的には思っている。
私の知っている鳥山先生とは以下のようである。
基本的に情熱はマンガには向いていない。
プラモいじりの方が遥かに楽しい人だ。
特に世間的に鳥山先生の代表作と目されているドラゴンボールに関しては、本人にとってはほぼ愛情の対象ではない。
以上は私の長年の考察から引き出される手前勝手なシン・鳥山明論の一端にすぎないことをお断りしておく。
ただし、本作「SANDLAND」に関しては先生が自ら
連載企画を練った作品であるし相応に
鳥山先生の愛情を感じる作品である。
当作品はどちらかというと小品であるが、鳥山イズムがビンビンにほとばしる傑作である。
ちなみに同様に鳥山先生の愛情を感じる作品は「カジカ」「COWA!」などあるが、
いずれはこちらも映像化してほしいものである。
映画の内容はほぼ原作に忠実なので
コミックス既読の私にとってはよく知っている話。
よって映画のカタルシスが減じられており評価は☆ー1せざるを得ない。
しかしさすが令和バージョンの鳥山明作品である、よく出来ている。
映画としての完成度は高く文句のつけようが無い。
はっきりいって原作未体験者でも、鳥山先生の作品のファンではなくても推せる内容である。
実は鳥山作品の真の持ち味は、「主張とか何もないから後にナーン
も残らない」ことなので、実際に去年見たけど、このシーンが良かったとか
細部を全然思い出せない。ただし、なかなか爽快で楽しかった作品であることだけは脳内メモリにしっかりと書込みされており、それは書き換え不可の領域に保存されている。
さながら、鳥山先生の敬愛していたジャッキーチェン映画のような爽快な視聴体験だ。
今このレビューを書いている最中に、ふと、鳥山先生のガスマスク越しの笑顔が空に浮かんだ気がして、空を見上げたが目の前で急に雨が止まらなくなったのでハッキリとは見えなかった。
ご冥福をお祈り申し上げます。
大人が本気で遊びたおしてたらお上品になっちゃったの好き✨
鳥山明ワールド
鳥山明らしくて、楽しい!
鳥山ワールド全開!爽快で楽しい映画!
鳥山明ワールド
すごくよかった
鑑賞動機:久々4DXに乗ってみたくなった7割、何度も見た予告でかなり刷り込まれた2割、空いてるし1割
特に鳥山先生のファンでもないですが(コラ)、今年一番のヨワヨワ動機で鑑賞。
ちゃんときちっと作ってあるなあ、という印象が強い。戦車戦は素晴らしかった。あまり極端な部分はないので、もうちょっと一般ウケしてお客さんが入ってもいいように思った。久々の4DXも楽しかった。
鳥山明の世界観と、アニメーション制作側の創意工夫、そして技術的な進化が見事に噛み合った一作
鳥山明作品の作品の中でも、「ドラゴンボール」ほどの知名度はなくても、凝縮された世界観が根強い人気を誇る原作マンガの映画化です。
砂漠に覆われたポストアポカリプス的世界と、背景説明を極力省いた展開など、色々な面でドライな印象を受けますが、キャラクター造形はもちろん明確かつ魅力的な上、連続したアクション(その上武器描写の緻密さがすばらしい)でストーリーを語る姿勢の一貫性が序盤からひしひしと伝わり、物語の細部がわからないという置いてけぼり感をほとんど意識することなく作品世界に没入できます。
原作は全一巻ですが、劇場公開作品としての時間に収める上で、漫画の表現手法をアニメーション映画に組み替える必要があったようで、同じ場面でも原作と本作で敢えて異なった描き方をしている箇所があるそうです。横嶋監督がどのように手を入れたのか、それを探すのも本作の一つの楽しみ方ですね。
鳥山明監督の平面に描かれた絵が立体感を持って動き回る、というだけでもなかなかの感動がありますが、その実現には近年の3DCGアニメーションの飛躍的な技術発展が下支えしていることは間違いありません。『アバター』のようにバリバリにリアルな世界を見せてくれる3DCGももちろん素晴らしいですが、本作や『THE FIRST SLAM DUNK』(2022)のように、作者の手触りを感じられるような表現手法もまた、得難い鑑賞体験をもたらしてくれるので、この方向でのさらなる技術的な進化が楽しみです!
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