映画 窓ぎわのトットちゃんのレビュー・感想・評価
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トットちゃんから日本社会・地球規模のメッセージ
名作「窓ぎわのトットちゃん」読んだ頃の気持ちにとびました。
黒柳徹子とトモエ学園の出会いは宝だったなあ。
やすあきちゃんとのやりとりがとっても良い
トモエ学園の子たちとも
ホントに一緒に生きてるんだよ。
小さな表現のシーンの積み重ね。
涙が出ます。
一人ひとりのドラマがある。
こどもたちの存在(人権)を守ること。
今現在の世界的な情勢
戦争、進んでしまったら大義の論理でもう言えなくなってしまう。
自分の思うことを言えること
それを保証できる社会が大事。
こどもは思うままを言えば良い。
我慢は何のために、おかしいと思うことをおかしいって言えば良い。
トット徹子ちゃん良くやった❗️
今、これを観て考え行動。
これも反戦運動
幼少期の徹子さんの人一倍ピュアな女のこの目で描かれた物語
90歳にして今年、天海祐希さん、綾瀬はるかさんを抑えて『俳優が本当に憧れる女優』のぶっちぎりの1位、ベストセラーのこの原作が世界で最も多く発行された自叙伝として「ギネス世界記録」に認定され、またYouTubeなどで再ブレイク中の黒柳徹子さんの誰もが知る名著の初の映画化。
2時間コンパクトに圧縮してあえて口説い説明も割愛し、観る人それぞれに『感じる』ことを求めているような映画。
主役?とも言える戦前の『小林先生』が戦後我々現代に何を伝えたか、それをトットちゃん幼少期の徹子さんの人一倍ピュアな女のこの目で描かれた物語
マスクびしょ濡れ😭
前列の親子(母兄妹)が時に笑い拍手し
泰明ちゃんが…のシーンでは真ん中に座る母親の肩に2人して顔を埋めて泣きじゃくる姿を見て
この親子、子供達にとって生涯忘れられない
作品になった事は間違いないっ!と思えました
皆様のレビューを読んで更に涙・涙
本当っ!映画は素晴らしい!
せっかくの冬休みです!
この作品を沢山の子供達に見て欲しい
そして残念ながら争い絶えないこの時代
君達に平和の大切さを繋げて欲しい
…年の瀬に素晴らしい作品に出会えた事に心から感謝です!
磨き抜かれたクオリティ
アニメーション、美術、音楽、脚本、演出すべてが高次元。予想に反して、クオリティでぶん殴ってくるタイプの映画だった。
小児麻痺の子供の動き、ADHDの子供のおしゃべりなど、綿密で繊細なリサーチがあったことは明らかで、スタッフの誠実さにも感銘を受けた。
ファンタジーとリアルを自由に往き来する演出が見事で、お互いを引き立たせていた。プールに入った瞬間の大空を駆け巡るような万能感、雨に濡れた街でのキラキラしたダンス、ヒヨコの死骸、棺の中の少年の死に顔、次々と街に吸い込まれる焼夷弾。幸せも哀しみも容赦なく描ききる凄いショットがたくさんあった。
誰にでもお勧めできる傑作。
トット助
子供の頃、原作の著書が一家に一冊くらいの国民的大ベストセラー(我が家にもあった)
表紙が、いわさきちひろの白い表紙を覚えている
あれから四十年、アニメ化である
予告映像では頻繁に観ていたが、あまり食指が動かずスルーしようかと思っていたら、結構な評判を聞きイソイソト映画館へ💨
子供時代の黒柳徹子、完全に発達障害である(それで転校する羽目に)
黒柳徹子は今だに自由だが、これ観ると納得!(全然変わっていない)
これは子供が観たら楽しい映画だが、大人は号泣メ~ンである
宣伝で損している、もったいない傑作
もっと早く観に行けば良かった
原作は未読。可愛らしい絵でトットちゃんとお友達の友情ほっこりストーリーかなと思っていましたが、心に沁みまくるお話で、めちゃめちゃ泣きました。
楽しかった日常が…毎日会っていた人たちが…
毎日普通に暮らせることに感謝。映画を観てから黒柳さんがテレビで平和のことについて話されてるのを観てまた涙が出ました。
トットちゃんのお家にいたロッキーのことも徹子さんのナレーションで聞きたかったなあ。
原作読んでまた泣こうと思います。
あっという間に上映回数が減ってしまってるけど、もっと長くたくさんの人に観てほしいです。
心の成長物語
黒柳さんが自分で話しているとおりADHDだと人目でわかる少女時代。
小学校を追い出され、たどり着いたトモエ学園で出会った校長先生が彼女の人生を大きく変えた。子供のあるがままを受け入れ、子供の自主性を育む教育は、画一的な教育とは対象の理想の教育像だと思いました。それを嫌味なく対比的に描いた序盤は成る程と思いました。
小児麻痺のヤスアキ君が自身の障害を気にして後ろ向きだったのを、黒柳さんが引っ張ることで前向きになっていく描写もすごく良くできてました。
縁日で買ったヒヨコが死ぬシーンで号泣し死というものを理解したシーンは、その後、ヤスアキ君が死ぬシーンと繋がっていたのかと思い、良く構成されているなと思いました。
ヤスアキ君との関わり合いを通じて、黒柳さんの心も成長していったのが分かりますし、最後に青森に疎開する際に弟が愚図り抱いているシーンで、小林校長先生が自分にかけた言葉、『良い子』という言葉を発するのは少し大人になったというシーンを現していたんだなと思いました。
全体を通じて絵が綺麗ですし、作画も素晴らしかったです。それもあって、華やかであった生活が戦争によって暗い影を落としていくところも際立っていて、色の基調も華やかさがあるものから暗いものに変わっていくのも考えて作られており、戦争の愚かしさも表現されていたなと感じました。
黒柳さんの自伝ではありますが、とても考えられた作品で秀作だと思います。今の子供たちにも見てほしい作品でした。
モンテッソーリ?校長先生と子供たちが生き生きしている
絵と世界観は5、ストーリーが前半と後半で分離した印象のため4、校長先生を主役にして描くともっと分かりやすかったかも。
子供が見たいと言ったので見てきました、前半は笑いながら見ていて楽しかったそうです。後半の戦争の描写は怖かったそう。
トットちゃんが友達を笑わせていたところが面白かったとのこと。
わたしとしては戦争というものを教えるのにちょうどよかったかなと、食べ物が無くなったり、配給制(お金が役に立たない)、疎開、日本が敗戦国で独伊と同盟国、戦いは良くない、侵略される可能性も0ではない、とか。
トモエ学園、わたしモンテッソーリ教育の学校だとずっと思いこんでいて、さっき調べたらリトミックの学校だったのですが、いやどう見てもモンテッソーリにしか見えない。
子供の自主性に任せた教育は素晴らしいと思ったけど、なかなか時間などの問題もあり現実には難しいかな。
あるがままを受け入れてもらった子(愛された子)は強いなと改めて思った。最後に言う台詞は自分が子供のときに言ってもらった台詞。
人は良くも悪くも自分がされたことしか本当の意味では理解できない。優しくされた子は人にも優しくできる。
リアルタイムで読んだ本、話すことがなくなるまで校長先生に話したエピソードは覚えてる。母が私に読めと言いましてね(自分が読んで良かったからと言われても当時低学年)。あんまり覚えてないからまた買おうかな。
子供って、そおゆうとこあるよね~と、うなずいてしまいたくなる場面がいっぱいで微笑ましい。大人向の映画です。子供には少し難しいかな。
クリスマスプレゼントが足りないとのクレームが先ほど娘からあり、明日買い足すべきか悩む、トモエの校長先生ならどうするのか?。(昨日一緒に買ったよね?サンタからの分が足りないそうでね、サンタの分…)
見くびり陳謝
全くノーマクの作品で劇場で見る予定も無かった作品でしたが、映画友だちの推薦もありちょっと興味が湧き鑑賞してきました。
なので大ベストセラーの原作も当然未読で黒柳徹子の幼少期の話という事以外は予備知識ゼロでの鑑賞なのに、何故か勝手に黒柳徹子の戦時中の疎開先での物語だと思い込んでいて、これも見たら全く違う物語だったのでそれにも驚きました。
観終わって、まさに無知の過小評価という、最も私が毛嫌いしていることを私自身がしていたことに恥ずかしくなってしまいました。
内容を今更知ったのですが、原作の発行が1981年ということでまさに日本はバブル景気のピークの頃に、これほどド直球の“教育論”をテーマにしているとは全く想像も出来なかったのだと思います。
近年、多様性だのポリコレだのの言葉が使われ浸透し出したのもここ10年くらいで、その実態は言葉の表層だけ掬い取った様な中身のない、逆に偏見や差別を内向きに増長させている様な社会的傾向が見られるのだけど、40年前の原作で80年前の日本の出来事で、これこそが“多様性”であり“政治的正しさ”だろうと思える様なメッセージを発していることに、とにかく驚いてしまいました。
しかもノンフィクションでありながら、実写化せずに時折出てくる幻想的な絵本やアニメーションの最も得意分野である絵の力で想像力を増幅させるような効果にも驚かされ、とにかく好きになったシーンが沢山あるのだけど、特に映画ファンとしては、トットちゃんと小児まひの泰明ちゃんとの雨のシーンは、まるで「雨に唄えば」の名シーンと重なり胸が熱くなってしまいました。
あと、別の意味で小林先生が大石先生に、強く叱責するシーンも印象に残りました。あの程度でそこまで厳くなくてもと一瞬思いましたが、真の多様性あるとかポリコレに対して真摯に取り組む教育者に対しては、そこまで徹底した細心さが必要だという事なのだろうと教えられた気がしました。
今、北米やヨーロッパで「ゴジラ-1.0」や「君たちはどう生きるのか」が大ヒットしているというニュースが聞こえてくるのですが、テーマ・メッセージという面で、これらの時代背景の日本映画が欧米人にも受け入れられる様になっているのであれば、ゴジラとかジブリとかの世界的なブランドではなく「君たちはどう生きるのか」などの小難しい作品より、本作の方が日本人の国民性(若しくは総意?)などが分かりやすく、是非見て貰いたいと思いました。(見逃しかけた、私が言っても説得力に欠けるのですが…)
特に、この映画こそ世界的に今問題視されている上記の多様性だのポリコレに向き合う姿勢や無くならない戦争への批判としてストレートに学べる気がするのですけどね。
大人向けアニメ、永遠のテーマ
同時期に公開の役所広司と迷いましたが、今日はこちらを鑑賞です。
スパイのアニメやとは違い大人向けのアニメと言えると思います。
ところどころ、ひとつのセリフだけで涙が出ます。
子供の頃(40年前?)、初めて買ってもらった本が「窓ぎわのトットちゃん」でした。当時は、教科書に乗っていた事がきっかけだったと思います。
当時は、宿題が終わらずに登校拒否してみたり、周りの人とは違うことがしたくて、親にも先生にもいろいろと面倒をかけていましたが。
大人になってから見ると良いストーリーで、大人たちがどんな思いで見守ってくれていたのか、涙です。
可愛らしいアニメなので、もちろん子供も楽しめますが、やっぱり大人が見ると感動的だと思います。
オープニングであのような文章を出さないと、クレームが来るんですかね、、、
こどもの世界ってあるよね
とても良い映画でした。
原作も好きですが、世界観をとっても大事に丁寧に映像にしてくれて、イメージがそのままでした。声もピッタリでした。こどもが見ている感じている世界が、ちひろっぽい色彩で伸びやかにファンタジックに表現されていて、自分の子供の頃も少し思い出しました。明るくて可愛くて優しくて頭も良いトットちゃんが、時代に飲み込まれていく中でも、希望と可能性を秘めて生きていくラストは、泣きました。
ささやかな反戦映画にも思えました。
この映画を気に入った方は、安曇野のちひろ美術館にある、トットちゃん広場はオススメですよ!
校長先生との出会いは宝物
黒柳さんたちの世代の方々はあの時代を生きてこられたのですね。戦争をくぐり抜け、戦後復興して行く過程では本当にご苦労されたと思います。そんなトットちゃんの少女時代のとても良い作品でした。トットちゃんは決して変わった子なんかじゃないですよね。好奇心旺盛でお話が大好きな素敵な女の子だと思います。ヤスアキちゃんとの突然のお別れは本当に悲しい出来事でした。ご両親役の小栗旬さんと杏さんも良かったです。そして校長先生の役所広司さんがなんとも素晴らしい。トットちゃんの由来はトット助だったのですね。初めて知りました。今の時代にこそ見るべきとても良い映画でした。
物語は別として元気をもらえる👍
予告を何度も見て面白そうだったので見に行きました😄、戦前後の作品が続いてるな〜と感じつつ鑑賞しました。
トットちゃんの行動にクスッとする場面やほっこりする場面等楽しませて頂きました☺️。
今の時代の支援学校のような学校だったのかな?。
校長先生はあの時代にはものすごく子どもの事を考えている良い先生でトットちゃんは本当にあの校長に出会えて良かったな〜😭。
メインの二人が際立ってたけど、他のクラスメイトの子にも何かイベントがあれば物語的にも良かったように感じます。
映像もクレしんやあたしンちのシンエイさんだから見やすいし綺麗でした☺️、キャラクターもあってかトットちゃんも可愛くて見てて元気をもらいました😆。
見終わって振り返っているともう一度みたいなと思えました。
昭和のベストセラーは伊達じゃなかった!
原作未読。予告の時点でキャラデザに違和感があり、またノスタルジックな友情物語程度の認識でいたので正直あまり期待していなかったのだが、開幕から人物の細かでていねいな描写や背景美術を見て、いきなり名作の予感がしてしまった。そしてその予感は確信となった。
戦中昭和映画として、『この世界の片隅で』と並び称される傑作だと思います。
小学1年生で「退学」させられるなんて。
幼いトットちゃんを巡って色々なエピソードがつづられるが、どれも心に沁みとおる。映画を見終わった頃には、トットちゃんを始めトモエ学園の仲間やトットちゃんに関わる大人たちがとても好きになっているだろう。暖かくて切なくもある作品でした。
トットちゃんとトモエ学園の出会いがとても印象的である。普通の学校では、好奇心のままに行動して規律を乱すこどもは望ましくない。小学1年生なのに「迷惑だから他の学校へ行ってくれ。」と退学させられた黒柳徹子も大したものだと思うが、彼女のすべてを肯定して「君はほんとうは、いい子なんだよ。」と受け入れるトモエ学園も大したものである。こどもの好奇心と自主性を大切にする学園にとっては、まさにぴったりの生徒だったのだろう。トットちゃんの方も、トモエ学園でその自由な天性を開花させる。
小児まひで体が不自由な泰明ちゃんとの交流を通して、トットちゃんは人生で大切なことを多く学んだ。それは一言で言えば「人への思いやり」であり、それを形に表す「行動力」である。木登りやプールなどいくつものエピソードを重ねて、二人の気持ちがよく伝わるように描かれていた。
原作は知らないが、映画ではこどもの視点だけではなく、おとなの視点や社会情勢もうまい具合に描かれていたと思う。運動会で、トットちゃんと泰明ちゃんの母親が、手を取り合って喜ぶ姿が印象的である。心配ばかりだったわが子が、力を合わせて頑張る姿は感慨深いものであろう。いつもこどもたちをやさしく見守る小林校長先生の、教育者としての熱いまなざしも共感できるところである。そして身近な「死」や「戦争」の理不尽さも、物語に奥行きを与えている。
トットちゃんが好きになり、色々学ばせてもらいました。
正しい子育てと教育は何か?
🏫あらすじ
人一倍好奇心があるとっとちゃんが普通の学校で馴染めずに、リトミック教育を行っている小林先生とトモエ学園と出会う。電車が教室、個々で自由に色んなお勉強ができるトモエ学園に通うときのお話。
🏫学び
・喧嘩しないでいじめっ子に勝つ、ひよこがなくなったら悲しめる、小児麻痺の子どもと運動会で二人三脚完走するなどなどこれらすべて好奇心を奪われなかったからだと思います
・好奇心が誰かを変えるきっかけとなる
・好奇心が他人のいいところを見つけてくれる
・何歳になっても好奇心であふれることがなによりも大切
絵柄が…
泰明ちゃんのお母さんが泣くシーンと、校長先生が軍艦一覧を破るシーンはよかった。/これは好みの問題だから仕方がないのだが、絵柄が好きになれず。女子どもだけなんであんなにうるうる化粧してるみたいな絵なのか。
映像化することで顕になる違和感
原作は若い頃に読み、喉に刺さっていた小骨が、映像化されたこの作品を見ることで、その正体がはっきりわかった気がします。
トットちゃんは恵まれた家庭に育ち、軍国主義に毒されない立派な両親と教育熱心な教師と出会うことで、立派な人物に成長できたわけです。
それはそれで美談として成立するでしょう。
ただし、トモエ学園を馬鹿にする少年たちはいかにも貧困そうな服を着て、彼らを単純な悪役として描くのはどうなのか? 教養を身につける余裕のない多くの国民は、国の導くまま、戦争に協力したことは愚かだったのか?
映像化したことでそのあたりの作品に対する違和感が明白になりました。
アニメーションとしてのクオリティは高く、作品が訴えたいことの重要性は十分評価した上で、あえて「欺瞞」として映りかねない部分を指摘しておきます。
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