劇場公開日 2023年12月8日

映画 窓ぎわのトットちゃんのレビュー・感想・評価

全181件中、1~20件目を表示

4.0「あなたはあなたのままそれでいい」

2023年12月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

私は黒柳徹子さんが好きだ。人として好きというよりも、なにか天然記念物をみるような興味深さに近いといった方が適当かもしれない。年齢を感じさせず、いつまでもパワフルで活動的。決して人に媚びないストレートな物言いがまた潔い。テレビが白黒の時代からスマホで見れるようになった現在までの歴史を全て知る人。そんな黒柳さんが、書いた自叙伝が満を辞して映画になった。
これは、観るしかないでしょ。
恥ずかしながら原作本は読んだことはなかったので、真っ白な気持ちでスクリーンに向かう。観終わって感じたのは、この映画は子育てに奮闘する世代のお父さんお母さんに観て欲しい、子育てバイブル的映画なのだということ。
「あなたはあなたのままそれでいい」と優しく背中を押してもらえる映画です。
人と違うのは悪いことじゃない、違いを個性として受け止めて、その個性を輝きにまで昇華させるには、多くの周り人たちの理解と応援が必要だ。そういう意味では、黒柳さんはとても周りに恵まれた人であったに違いない。今の黒柳さんの活躍があるのは、トモエ学園の校長先生との出会い、小児麻痺の泰明ちゃんとの出会い、そして何よりいつもありのままのトットちゃんを受け入れてくれたご両親の愛があったからだと思えます。
SNSなどの発達により、ひと昔前より人とは違う個性を持った人が生きやすい時代にはなってきたのかもしれない。けれど、まだまだ現実社会においては、人と違うことは生きづらさの原因にもなる。
今そんな生きづらさで苦しんでいる人たちにこの映画を是非おすすめします。
「あなたはあなたのままで十分いいのです。」

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ななやお

5.0今年の最重要作

2023年12月31日
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鑑賞方法:映画館

これはすごい。内容レイヤーでも映像や芝居のレイヤーでも圧倒的なものがある。とにかくモブの一人ひとりにいたるまできちんと芝居させていて、誰一人「背景」になってしまっていない。非常に労力がかかっていることは間違いない。子どもたち1人ひとりの動きにも個性があって、描き分けられているのがすごい。
戦前から戦時へと移り変わる様が日常描写の中に挟まれていき、いつの間にか日本は戦火となる。子どもの視点で描かれる市井の変化を捉えている。
「へいたいのうた」を最後まで歌わせないで騒ぎだしてしまうトットちゃんのシーンが序盤にある。とても示唆的だ。戦争プロパガンダが小学校教育に入り込んでいるが、トットちゃんはそれを遮ってしまう。そういうものには与したくないという制作の意思が強くでている。終盤、出征していく兵士たちと真逆に駆け抜けていくトットちゃん。言葉よりも動きで伝える姿勢が徹底されている。小林先生のキャラクターも非常に奥深い。あの狂気の時代に教育を守るためには、ある種の狂気を宿さなければいけなかったのか。

冒頭と最後に、夢の光景のように出てくるちんどん屋だけがそうした戦争の狂気から隔絶された、特権的なものとして登場する。人を楽しませるちんどん屋だけは戦争に侵されずに住んでいる。これも強烈なメッセージだ。
2023年の最重要作だと思う。後年に残すべき一本だ。

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杉本穂高

4.5期待通りに感動的

2025年5月5日
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鑑賞方法:その他

泣ける

知的

国際線の映像サービスで鑑賞。
映像化してくれたおかげで、本を読んだがでけでは知り得ないことが分かって、面白かったです。
トットちゃんの両親がとても心の強さを持っていて、だからこそ問題児トットちゃんを暖かく育てたこと、その背景にはかなり裕福で洋風の生活スタイルがあったのだなあと思いました。見たことのない形のトースターがあって印象的でした。

ポスターにある木登りのシーンは、本で読んだ時に号泣した記憶がありました。映像で見ると、かなりリスキーな挑戦で、頑張れという応援の気持ちはあるものの、やめた方が良いという気持ちも感じました。

逆に、映像で観て特に感動したのは、二人三脚のシーンで、観戦している親が感激しているのに共感し、もらい泣きしました。
また全体として、校長先生がただ優しいだけでなく信念を持って教育していることも伝わってきて、じわりと感動します。この映画の重要なテーマがトモエ学園の理念の素晴らしさを伝えることなのだと思いました。

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p.f.naga

御免なさい、全く舐めていました

2025年4月23日
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鑑賞方法:映画館

 原作も読んでいないし、予告編を見ていても鑑賞リストには全く入っておらず、「どうせ、奔放なトットちゃんの明るく正しいお話なんでしょ」と期待もしていませんでした。しかし、一足先に観た我が家の妻の評価が高かったので、恐る恐る映画館に向かいました。

 申し訳ありませんでした! 全く舐めていました。本作は、素晴らしい映画です。

 トットちゃんは主役ではあるのでしょうが、作品の視線はその背景となる時代とその時代を生きねばならなかった人々に据えられ、更に現代へそしてその先へとしっかり届いています。戦争は降って来るものではなく自分の足許からジワジワと広がり、それを自ら広げる人さえ居るという認識も際立っていました。原作発刊時の40年前以上に、新たな戦前が足許から広がりつつある今観るべき映画です。

泣かせ映画には極めて強い僕も何度かウルッと来てしまいました。これはお子さんと一緒に観て欲しいなぁ。

 2023/12/21 鑑賞

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La Strada

3.0トットちゃんをトットちゃんたらしめるもの

2025年4月7日
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鑑賞方法:映画館

<映画のことば>
さぁ、今度はどんな学校を作ろうか。

テレビ旭日系列で長く放送されていた「徹子の部屋」で知られていた黒柳徹子さんには、子供時代にこんなエピソードかあったのかと、初めて知りました。

独自の音楽的手法による教育を実践した学校のようではありますけれども。

しかし、子供たちの個性を、こんなにも尊重する教育をしていた私立小学校か実際にあったことも、初めて知りました。本作を観て。
(子供の個性を大切にし、管理教育=文部省(文部科学的省)が決めた学習指導要領どおりの画一的な教育をしない教員を、徹底した懲戒処分で教育現場から排除してきた、どこぞの国かの義務教育学校とは、大変な違いだとも思いました。)

しかも、「きな臭さ」を増して、戦争への道をまっすぐに突き進もうとしていた、それこそ「挙国一致」が声高に喧伝されていた、まさにその時代。
(皆が同じ考え方をし、同じ行動様式をとることを強制され、その考え方に従えない者は「非国民」として、社会からのけ者にされた時代)

その時代に、こんなにも子どもの個性を大切にする学校があり、そういう教育が実践されていたということは、正直なところ「驚き」以外の何ものでもありませんし、そして、こんなにも
個性豊かな子供時代を過ごしたことが、ゲストから多彩な話題を引き出して、長く長く、さらに長くトーク番組を続けてこられた秘訣なのかも知れない。否、それこそが、トットちゃんをトットちゃんたらしめたものに違いない。
その一端が窺われるのだとも思いました。

佳作だったと、評論子は思います。

(追記)
本作で、泰明君の死は、大きな意味があったのではないかと思いました。
トットちゃんについては。

それまで、天衣無縫、純真爛漫(らんまん)に生きてきたトットちゃんにも、世の中の摂理は無縁でないことを、トットちゃんは彼の死で思い知ったと思うからです。

トットちゃんにとっては、未曾有のエポックメーキングな出来事だったのではないでしょうか。

(追記)
まったくの余談ですけれども。

評論子も親に、お祭りの夜店でヒヨコを買ってもらったことがあります。
「カラーヒヨコ」ということで、全身に蛍光色の染料を付けられて売られていたヒヨコでしたけれども。
(言うまでもなく、その着色は、羽の生え替わりで、すっかりなくなってしまった。)

そしてやはり、評論子の両親も(トットちゃんの場合と同じ理由で)反対した記憶がありますけれども…。
しかし、最後には折れて買ってくれたときは「一羽では寂しがるだろうから」ということで、なんと二羽も飼ってもらえました。

評論子が買ってもらったヒヨコは、運よく(?)二羽とも成鶏にまで育ちましたが、お
祭りの夜店で売られているくらいですから、それは卵を産まない鶏(つまり雄)。
とにかく、元気で勇ましい鶏だったことを記憶しています。

ちなみに…鶏は「飛べない鳥」といわれていますが、我が家の鶏は、屋根の高さくらいにまでは飛び上がることができていたようです。
(養鶏場で飼われている鶏は、飛ばないように羽の一部を切り取っているとか。)

亡父の転勤で飼えなり、手放すまで大切に飼うことができましたが、今でも良い思い出になっています。

それにしても、二羽も買ってくれた両親ー。

トットちゃんのヒヨコは、一羽だけだったので、寂しくて死んでしまったのでは…というのは、評論子の勝手な心配ということで、およそ間違いはなかろうと思います。

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talkie

4.5卑しい歌を歌うな

2025年3月30日
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鑑賞方法:VOD

「卑しい歌を歌うな」と怒られたシーン。
やすあきちゃんが水溜りでステップを踏んだ。
トットちゃんが、そのステップが歌になっていることに気づいて一緒に雨の世界を歌で彩った。

なんて素直で素敵な感性か。
他のシーンも表現が豊かでとても良い映画でした。
小説も読んでみようと思います。

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あーちゃ

5.0タイトルなし

2025年2月23日
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鑑賞方法:VOD

カメラワーク、話の運び、時代の描写バランスどれを取っても非常に繊細で素敵でしたが賛否両論のキャラデザが自分はどうしても受け入れられませんでした。プールの描写も、いわさきちひろを彷彿とさせる画や作りたい表現はとても伝わってきました。ただ、性差をすべて無くすあの表現がベストなのかはわかりませんでした。
黒柳さんの感性、制作スタッフさんの熱意が伝わってくるだけにキャラデザから得られる視覚情報で物語に没頭できない事が本当に残念でした。

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よす

3.0あたたかいけれどつらい時期

2025年2月22日
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鑑賞方法:VOD

トットちゃんとトモエ学園がやっぱり素敵。
でも原作本の感動にはおよばないかな。

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meromero

5.0最高の作品

2025年1月18日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

楽しい

原作は発刊当時に読了。
当時小学生で読書はそこまで好きでなく人並みだったが、テレビ等で馴染みのあった人物ということで読んでみた。
それまでテレビの人だった徹子が身近に感じられ、巻末の徹子の幼少時の写真に恋した。
その後も原作本は大切に保管。
お陰でいわさきちひろを知りこちらもファンに。
今回それがアニメ化で一も二もなく鑑賞することにした。
映画など年に1本観るか観ないかの小生が。
しかし本作を観ようという同志が周囲におらず劇場に足を運ぶのを躊躇していた矢先、職場の30代部下女子が観たいと言うので遅れ馳せながら年明けに鑑賞。
原作未読という部下には小生のを貸して事前勉強してもらった。
エンディングで目の前がボヤけるも、隣の部下は涙ぐむどころか鼻水垂れ流して号泣。
外に出てもしばらく泣き止まないほどだった。
ともかくも良作との評価をしたい。

作品の寸評だが、既存の寸評・感想に反論めく記述があることをお許しいただきたい。

■周囲の評判
小生の周囲では残念なことに話題にも上っておらず評判もなにもない。
小生の職場には前述の部下の他にパート従業員が30名ほどおり、しかも多くが原作世代で徹子本人や著作のことを知らない筈はない。
中には原作は読んで感銘したという40代や映画好きを自称する30代がいるが、興味は示すものの作品は結局観ていないようだ。
小生が分析するに、やはり宣伝の方向がよろしくなかったのではないか。
原作を読んだにしてもほとんどが数十年前のことであり、内容に関してよく憶えていない者も多かろう。
そしてそれがアニメ化となるも、黒柳徹子というタレントのおてんばな幼少期を描いたコメディとでも捉えられてしまったのではないか。
そしてそれは子供向けであろうとの憶測を生む。
加えて、その子供ら若者には原作を読んでいる者が少ないため、そもそも興味を惹かない。
つまり、大人は子供向けと思い、子供は大人向けと認識、結局鑑賞したのは原作に特に思い入れを持つ一部の大人と、その薦めで観た者に限られてしまったのではないか。
聞けば興行成績は10億に届かなかったとのこと。
その割に評価は高いことがこの作品の立ち位置を如実に物語っている。
非常に残念ではある。

■絵柄のこと
今更述べるまでもないが、賛否両論あった本作のキャラデザイン。
これに抵抗感を覚えて観なかった者も少なくないのではないか。
小生は何をおいてもそもそも観るつもりであった訳だが、客観的に見て違和感があるのは否めない。
しかし本来、人間を描くのに唇がないのはおかしいのである。
戦後日本でアニメやイラストが盛んになる際に写実的な部分(鼻の穴や口唇や爪など)が省略され、それに慣れてしまった我々の感覚が間違っているのだ。
小生としてはキャラデザインも含めてこれほど美しいビジュアルは観たことがないと称賛せざるを得ない。
観れば観るほど愛らしく思える、大変魅力的なキャラデザインと評価したい。

■反戦映画か?
本作は反戦映画なのだろうか?
そう見ることもできるが、小生は反戦映画ではないと捉えている。
原作を読めば解るが、著者は作中で反戦を訴えてはいない。
戦争を生きた者として徹子にも反戦の意思は勿論あろうが、原作に関しては少なくとも反戦を意図して著したのではないだろう。
原作に記した著者の幼少期がたまたま戦時と重なったまでのことであり、戦争に関する記述も著者に関係する事柄以外はことさらない。
従って、それをアニメ化した本作も反戦映画ではないと小生は考える。
しかし、トットが過ごした幼少期の背景としては戦争を外しては語れない事柄であり、中盤以降の戦争に関する描写はある程度必要で、「戦争の描写は不要」・「もっと必要だった」などの賛否があるが、「トットの知らないところで忍び寄る戦争」という視点から、この程度が適切ではなかったか。
もしこれ以上多く、さらに解説など付けようものならたちまち反戦色を帯びてしまうし、なければないで作中の背景描写が薄くなってしまう。
しかし、「火垂るの~」のような深刻な反戦映画を期待して観ると今一つに感じるとの意見も散見されるが、それも無理はない。
主人公は確かに戦争の影響を知らず知らずとはいえ受けたり疎開したり思い出の学校が焼けたりを経験するが、空襲で焼け出されたり両親が死んだり飢えに苦しんだりと自らが悲惨な経験をするわけでもない。
本作では戦争はあくまで背景でしかないことの理解が必要ではなかろうか。
このあたりも原作を読んでいないと伝わりにくい嫌いはあるかも知れない。

■説明のない描写の妙
本作には説明がされていない描写というかシーンが幾つか存在する。
これも原作を読んでいないと理解できない、または伏線として後の下りと併せて理解する必要があろう。
駅の改札口の男性やロッキーがいなくなったことなどは解りやすいが、他にも小生が気になったのは、トットの弟が誕生した経緯である。
弟は誕生した描写がなく終盤で突如登場するが、実はこれには伏線があったと小生は捉えている。
それは、トットが初めてトモエに登校する日の朝、トットの両親が寝室で目覚めるシーンである。
両親がただ眠っている(いた)描写であるが、これがなぜか横楕円の鏡に映されている。
両親を囲んで引き立てるように映す鏡を通してその姿を見ると、その夜に弟が生を受けたのではないかと捉えることができると思うのだが、小生の下衆な深読みだろうか(弟が実際に産まれたのはその数年後であり実際には違うのだがそれを象徴することとして描かれているのではないか)。
それはともかく、作中であえて説明をしない場面は、親子で鑑賞しながら親が子に教えてやることを製作側が意図していたのではないだろうか。
そう言えば筆者も幼少時に戦時を過ごした祖父に当時のことを色々と聞いたものである。

■原作はハッピーエンドだが本作はどうなのか?
原作を読めば解るが、時代背景が戦時中であるにも関わらず、登場人物で戦争に関連して死んだ者はいない。
泰明は不幸にして旅立ったが戦争とは関係がないし、トットの周囲では両親も小林校長も戦後に名を残すほどの人生を各々送ってさえいる。
まして主人公のトットは現在も存命の誰もが知る著名人である。
終盤で産まれた弟は幼くして他界した可能性はあるが、その描写は少なくとも作中にはない。
つまり、戦争がここまで背景にありながら、戦争によっては誰も死んでいないのである(クラスメイトに関してのその後は判らないが…)。
従って、原作を知る我々にとってはハッピーエンドと捉えることができる(否、著者本人は元気で活躍中なのでエンドにもなっていないか)。
しかし、本作だけを観れば、ハッピーエンドというには余りにも悲しむべき結末に終わっている。
ラストではトットが成長した姿が描かれており、そこはこれからを期待させる部分であろう。
ただ、終盤では泰明の死、忍び寄る戦争、そして疎開により先の見えない明日…ハッピーエンドと捉える方が無理だ。
だからこそ、原作やその続編を事前に読んでいていただきたかったし、本作のその後を描いた続編(主人公の年齢的にもアニメでなく実写の領域となろう)を期待したい。

ともかくも、小生にとっては生涯忘れ得ぬ良作となったことは事実である。
前述の通り世間の評判が少ない(評価が低いのではなく観た者が少ない)のが残念でならないが、地上波でテレビ放映でもされれば多くが観るところとなり再評価されるのではないか。
地上波での早期の放映が待たれる。

それにしても、本作のDVDを早速予約して手に入れたは良いが、観るとまた号泣確実なため封を未だに開けられないでいる小生である。
「あのね」をおいそれと聴けないのもまた同じ。

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Rottem

4.0GHQ前の學校

2024年12月28日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

幸せ

美少女で、ひねくれていない“ちびまる子ちゃん”。
笑いの要素もなく感動的というわけでもないけれど、時代は戦前で、景色や文字、明るいパステルカラーで統一された芸術的な映像は見ごたえがある。
ぼっとん便所も登場し、戦前の日本の雰囲氣が真空パックされている。
學校の生徒皆が丸裸でプールに入ったりして、今の常識と違っていて面白い。
昭和後期(60年頃)まで、お祭りでヒヨコ売ってたし、自分も買ったし結局泣いたし、トットちゃんの親が言った通りだし、なんだか懐かしくて泣ける。
ラスト、トモエ學園にミサイルを落とす映像があった。
空襲って、しょうがないねで片付けて良いものだろうか...

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どん・Giovanni

3.0子供の戦争映画NO1

2024年12月19日
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子供目線で見る戦争

いつのまにか親しかった駅員さんが女性に変わる
いつのまにか犬が徴兵されていなくなる

よくわからないまま変化していく日常
変化した結果しかわからない

1番印象的だったのは開戦したラジオが入ってすぐ
ママじゃなくてお母さんと呼びなさい。ママはアメリカの言葉だからと伝えられたところ
トットちゃんはよく分からないけど非日常な呼び方を楽しんで元気よく返事をする

子供から見たらわけわかんないよな
大人でもわかんないのに

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真平

4.0アニメ版トットちゃん

2024年12月16日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

単行本が出たときは、買って読み、とても面白かった記憶がある。
その後は黒柳徹子のテレビ人生を眺めながら、歳を重ねてきた感じ。
やはりトモエ学園の素晴らしさに拍手、今もこのような学校はあるのだろうか。
何にでも興味を持ち、天衣無縫な少女は、周りからは変な子と思われ、これは今も変わらず、みんなが優しい眼差しで見ていけばいいのだが。
ノスタルジーを除いても、とても感動的なアニメーションだった。

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いやよセブン

3.5彼女を変えた小林先生との出会い

2024年12月12日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

単純

幸せ

予告で気になっていたキャラクターの桃色の頬は見ていく内に慣れていきトットちゃんの世界を現した優しく繊細な作画がとても良かったです。

トモエ学園では児童たちのお弁当の食材「山と海」といった栄養管理を初め、“それぞれの自由”を尊重しながら子供たちの自尊心を傷付けずに自身で気付きを与える教育方法。
小林校長先生が一人一人の子どもたちを我が子のように慈しむ姿が印象的でした。

今や多様性の言葉も馴染んでいるもののコンプライアンスが厳しくなった世の中で小林先生のような方がいらっしゃったこと、トットちゃんが出会えたことは貴重だったと思います。

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月子

4.5温かい映画

2024年12月9日
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うまく言葉にできないけど心がほんわり温かくなるような映画でした
イラストも可愛くて没頭できた
トットちゃん自身もだけど周りの人達がみんな優しくて良い人でそれだけで泣けちゃう(笑)

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わんわん

4.0とても有名だけど原作未読。 黒柳徹子はとってもいいとこのお嬢さん。...

2024年9月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とても有名だけど原作未読。
黒柳徹子はとってもいいとこのお嬢さん。
可愛らしい洋服を着せてもらえて、だからおしゃれなのかなと思ったり。
トットちゃんはとっても自由でのびのびした女の子。
変な子扱いされていたトットちゃんを温かく迎えてくれた学園は素敵だなと思ったり、心優しいトットちゃんのやすあきちゃんに対して接し方も。本人はきっと自然にやっていることだろうけど、なんて素敵な育て方をしたんだろうと両親にも感心した。
昔の子供たちは今みたいに便利な時代ではないけれど、伸び伸びして子供らしい。
時代が戦時中でもあるので、いろいろ考えさせられる部分もあり。
良作でした。

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よっしー

4.0生き生きとした子どもの力を感じる映画

2024年9月13日
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鑑賞方法:VOD

トモエ学園みたいなところがあればどれだけの子どもが自由に生きられるか。今の社会はどれだけ規則に縛られているか。子どもにも大人にも、寛容さや相手を認め信じる心を持てるようにしたい。子どもたち自身の判断に任せるから出てくる発想がある。校長先生の言動にびっくりしてしまううちはまだまだなのだろう。全てが正解かはわからないけれど、縛らなくても子どもは育つ。

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ニック

5.0トットちゃんの想いに涙

2024年9月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

泣ける

悲しい

普通の学校だと個性的なトットちゃんは浮いちゃうだろうけど、トモエ学園は温かく受け入れる。
戦中の東急大井町線の風情がいい。
使われなくなった電車の車両の校舎。なんて粋なんだろう。
校長先生が生徒に、家から持ってきたお弁当のおかずが、海のものなのか山のものなのかを
あてさせるシーンがいい。戦争がはじまって、おかずが梅干しだけになっても、このひとときをやめない学校のぬくもりに感動した。
トットちゃんの足の不自由な男との交流は、とても素敵なシーンだ。
学校にも、自分の子供にも、他人の子供にも、なんの偏見もないとっとちゃんの両親にも感動した。
トットちゃんは、こんな素敵な両親に育てられたから、今の黒柳徹子さんがあるのだ、と実感した。
戦争によって学校も、トットちゃんも、家族にも変化が起こる。でもそんな変化が起ころうともけっして失ってはいけないものがある。必死で守らなければならないものがある。
その幼いながらも沸き起こるトットちゃんの想いが、映像にさりげなく散りばめられ、自然と涙が止まらなくなる。

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ジョー

4.0この時代にこの学校

2024年7月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

凄すぎると改めて思わされました。

突出したものが受け入れられないのは世の常だと思います。

運というものにすごく左右されると思います。

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ボタもち

3.0一人一人が特別

2024年6月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

一人一人が特別な存在。
そんな事を大切にしてくれる「トモエ学園」。
今では多様性頑張ります、当たり前になってきているが、
この時代では難しかったのであろう。

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上みちる

4.0こんなに泣いちゃうとは思わなかった

2024年4月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

とっとちゃんの声優さんが素晴らしいね
徹子さんの自伝としてうん十年前のブームのころ読んだけどすっかり忘れていた
この時代の日本が好きだなぁ

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椿六十郎