「やすあきちゃんの生きた証」映画 窓ぎわのトットちゃん naominagisaさんの映画レビュー(感想・評価)
やすあきちゃんの生きた証
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自らのハンデから、家でも学園でも本を読む事が生活の中心であったやすあきちゃん
校長先生やトットちゃん友人たちとの交流の過程で、観ながら思わず声を上げて応援したくなる木登り、二人三脚などの場面
腕相撲でわざと?トットちゃんが負けた時のものすごく怒った顔、
そして水の中で手足の不自由を感じる事なく思いっきり身体を動かす姿の描写、
どんなにハンデがあっても周りとの関わりの中で成長していく、彼の秘めたエネルギーがとても伝わり感動し泣きました。
そして土で汚れた彼の洋服を微笑んで見つめるお母さんの嬉しそうな顔、受け止めきれないであろう葬儀での悲しみ
この映画を観て彼の成長から死がとても丁寧に描かれていたところに一番ひかれました。
そしてやすあきちゃんの短い生涯の中に、凝縮された生きた証を無意識のうちに与えた窓ぎわの席を選んだトットちゃん「ほんとにいい子・優しい子」でした。
もう一度すべての画面にゆっくり触れてみたいと思う、とても印象に残る映画を観る事ができて幸せでした。
原作者の黒柳徹子さん、この映画の制作に携わった関係者の方皆さん本当にありがとうございました。
私の身近に生まれた7ヶ月の子にも「すごいエネルギーで優しく」成長してほしいと思いました。
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