はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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体内と人間ドラマが交錯する最高の実写化
今年1本目に選んだのは超話題作「はたらく細胞」。遅ればせながら観てきました!
原作漫画は途中まで読んでいましたが、キャラクターの再現度は完璧でした。ビジュアルだけでなく、性格などの特徴も原作に忠実に表現されていました。中でも血小板には驚かされました。あのかわいらしい雰囲気を子役達が見事に演じていました。
安定の佐藤健に、山本耕史、仲里依紗、素晴らしいアクションでした。Fukase氏がインタビューで、佐藤健から直々に演技指導(?)があったと言っていました。「首を絞めるシーンでは本気で絞めて欲しい。加減すると観客にバレてしまうし冷めてしまう。」と。実際そのシーンはかなり力の入った迫真のシーンで引き込まれました。
本作品において最も評価されるべきは脚本ではないでしょうか。「はたらく細胞」だけでなく「はたらく細胞BLACK」を並行させ、さらに本体である人間の生活、闘病を描くとは。参りました。おかげで体内、人間ドラマ、それぞれのクライマックスで泣かされました。本当に素晴らしい。
音楽プロデューサー・ユニットのFace 2 fAKEによる音楽も素晴らしかったです。最近では「もし徳」「翔んで埼玉」などの音楽も手がけております。影の主役と言っていいのではないでしょうか。本当に映画において音楽って大事だなぁと実感した作品でした。
文句無しの名作!エンドロールまで最高でした!
健康を心掛けようと思います!
健康診断の結果、要再検査の項目があったけど放置してたなぁと思い出しました…。
原作漫画は1巻だけ、アニメも1話だけだいぶ前に見たきりでしたが、各細胞のビジュアルの再現度が高くなんの細胞なのか一目で分かって良かったです。
ストーリーは体内の細胞のはたらきパートと、阿部サダヲと芦田愛菜演じる漆崎親子の人間ドラマパートに分けられており、体内と体外が連動して繰り広げられるドラマがよりわかりやすく演出されているなと思いました。(下品な話ですがトイレの件は笑いました。おそらく人類誰しもが一度は経験するのでは…笑)
ストーリー展開として、前半はコミカルに、後半に進むにつれシリアスになっていきますが、漆崎親子には何度か泣かされてしまいました。よくある話といえばそうなのですが、母(妻)を病気で亡くしているからこそ、お互いの体のことを気にかけ思いやる親子の絆があの短いパートからもよく伝わってきて良かったです。
その反面、体内での白血病細胞との因縁的なドラマは少し冗長というか、個人的にはあまりピンときませんでした。『擬人化』なのでそういう要素も入れたいのはわかりますが…
総じてアクションも良く、最後まで学びながら楽しく豊かな映画体験が出来ました。この作品で映画納めが出来て良かったです。
勉強にもなるし感動もします!
アニメ版が面白かったので家族で観ました。
原作を知らないので色々と違うところはあるかもしれませんが、よく構成された作品だと思いました。
大まかに言うと、父子家庭で、不健康な父親を支える娘が急性白血病になってしまうお話で、そこは、原作とは違うのかなと思いつつ、上手くまとめたなと思いました。
娘は、母親を病気で亡くしたので医師になるために勉強を頑張っているのに、父親は不摂生しているのが許せない。
そんな中で、父親が腹痛で駆け込んでサービスエリアで切れ痔に伴う貧血で倒れ運ばれる事件発生。その際に、実は父親は娘を医学部に入れるために、仕事を増やしていた事が判明する。
その後、父親は健康に気を使うようになった一方で、娘の方は、身体の中で、白血球に成長出来ない事で排除されそうになった細胞が癌化し、娘が急性白血病になる。
娘は死にかけそうになるものの、放射線治療に骨髄移植を経て回復し、医学部入学するという流れで終わるストーリーでした。
有りがちな話ではあるものの、身体の中のパートと、実生活を送る登場人物のパートを絶妙に混ぜてストーリーを構成しているので、凄く分かりやすい作品になってました。
出演陣も豪華なので、相当お金をかけているのかなと。あと子供連れが多く、親子共々受け入れやすい作品なんだと思いました。
佐藤健といえば緋村剣心、、いえいえ佐藤健といえば白血球です!
期待値高く持ち過ぎると
アニメ版
はたらく細胞とブラックを見て
映画実写版は観るか悩むも
評判が良いので映画館で観る事にしました。
客層はファミリーが自分が行った所は多かったです。
感想は、
前半はコミカルなシーンが多く会場で笑いも
後半は泣けるシーンあり
内容的にはアニメ版とは違い
◯体内シーン2パターン
・はらたく細胞パート
(芦田愛菜演じる女子高生の体内)
・はらたく細胞ブラックパート
(阿部サダヲ演じる親父の体内)
◯体外パート
阿部サダヲと芦田愛菜演じる親子ドラマ
ちょっと細胞擬人化が映像的に安ぽなく
アクションは良いとしても
どうも気になりましたね。
あと、アニメ版にはないストーリーは
逆に良かったですぬか
個人的には体外パートの阿部サダヲと芦田愛菜演じる
親父のシーンの方が泣ける感じがありました。
期待値を高く設定してみたのもあり
星は★★★⭐︎⭐︎3つかな?
この題材は実写版よりアニメ版の方が良さそう
俳優陣は豪華な分だけマイナス
名もなきものたちの声をきけ
体内の細胞を擬人化するというありそうでなかった斬新な設定の漫画の実写化です。基本的には原作のままの部分とオリジナルストーリーを混ぜたスタイル。原作は「体内の細胞の擬人化」という素晴らしいアイデアの漫画です。
しかしながら「擬人化」には危うさもあります。擬人化された対象が、あたかも人であるかのように思ってしまうことです。鳥獣戯画のカエルとウサギのように、現実ではカエルとウサギは相撲を取ったりはしないのです。
体内細胞はシステマチックに協調して人が生きていくために絶えず働いているわけですが、そこに体内細胞の意思や感情や信条があるわけではありません。作中で描かれているように、誇りを持って働いているわけではないし、劣等感で悩んだり、自分の「仕事」に誇りを持って仕事をしているわけではありません。プログラミングされたままに、マシーンのように各個の機能で動いているにすぎません。
しかしそこであえて擬人化するところに面白さがあることも確かです。単なる体の組織を構成する部品であるにすぎない細胞が、もし意思や感情を持っていたら。そしてその部品が絶えず生成・消滅を繰り返し、人の体を生かすためのみに働いているとしたら・・・。そういうふうに想像すると不思議と、人が自分が生きていることがいかに奇跡であるのか、人はひとりぼっちで生きているのではないと思える。そこに面白さがあります。
個人的には白血球が細菌と戦う場面よりも、冒頭と最後に大量の細胞たちが仕事をして体内を行き交っているのを俯瞰する絵がグッときました。ああそうだよな、自分の体内でも沢山の数えきれない細胞たちが頑張っていると思うと、僕も頑張って生きないといけないと思いました。
漫画や小説などの実写化は得てして不評になりがちです。どんなに製作者が頑張って作ろうとも、原作ファンにとってはすでに自分の脳内で自分なりのイメージを造っていますから、どうしても自分のイメージと映画の違いが気になってしまうからだと思います。そこでいうと本作は、特に原作をかなり忠実に再現していると思いました。そういう意味では原作ファンにとっても納得できるものであると思います。
ただ、芦田愛菜さんと阿部サダヲさんなどによる現実世界のパートが追加されていますが、そこは個人的には無くても良かったかなと思いました。(もちろん芦田愛菜さんと阿部サダヲさんの卓越した演技力は素晴らしく、楽しませていただきました)そこはちょっと「いい話」にしようとして走りすぎてしまったかなとも思います。
前半の原作準拠の感じを最後まで続けて、ドタバタの楽しい映画で終わっても良かったかと思います。それから、原作も割とスプラッタ要素がある漫画でしたからそれは原作準拠かもしれませんが、小さいお子さんが見るにはストーリー展開およびスプラッタ要素(そして少しエロ要素)が合わないかもと思いました。ぜひ小さいお子さんたちのみなさんにも、体内の細胞たちの頑張りを見て欲しいと思いましたので、そこが少し惜しい気がします。
無理に「いい話」にしなくても、無数の色々な体内細胞たちが必死に仕事をしているところを見るだけでも、十分に生命の大事さは伝わるし、大切に生きていこうという気持ちになると思います。しかし、そこを差し引いても原作の力によるところも大きいですが、十分楽しめました。
Thank's, all Cast and Staff ! :‑D
後悔しました
映画を見たことを心底後悔したのは初めての経験です。
原作はコメディ色強め、なおかつこの実写映画のPVもわちゃわちゃ楽しく大騒ぎ!といったような雰囲気しか感じられませんでしたので何の疑いもなくわくわくしながら映画館に行きました。まさか数時間後ああまで最悪の気分にさせられるとは夢にも思っていませんでした。
まず原作通りのほのぼの感やコメディらしい笑いどころは冒頭くらいしか無いです。くわえて「そのキャラってそんなんじゃなかったよね?」ってキャラが複数いました。
そのひとりが赤血球ちゃんです。映画館で鑑賞しながらずっとうーん……となってました。彼女はもっと元気いっぱい盛大に悲鳴を上げてるキャラなので。細菌に出くわした時とかに。なのでああいう静かで大人しい感じなのはだいぶ違和感が大きかったです。(あと終盤の展開の話になりますが、BLACK世界の赤血球くんもあんな子じゃないはずです。彼は危機的状況において諦めなかったキャラであるはずなのに、実写版ではその性質が真逆のものに変えられてました。)
そして一番許せなかったのはやはり終盤の展開です。
自分は原作の雰囲気の通りに「日常→事件発生→みんなで協力して立ち向かうものの相手が(現実が)強力すぎて絶望しかける→それでも立ち上がって仕事を全うし、一発逆転ハッピーエンド」を期待していましたし、実写でもそうなるものと信じていました。でもそうじゃなかった。メインキャラクターを次々に殺し、最終的には皆殺し。どうしても、何が何でもそのような脚本にする必要が本当にあったのか?取り扱う病気は絶対に白血病でなければならなかったのか?自分には甚だ疑問です。観客を泣かせるためにとりあえずキャラを殺しておく、みたいな安易な風潮好きじゃないです。すごく嫌いです。細胞の話やBLACK世界ですらも皆殺しなんてやらなかったのに。
大好きな作品をこういうふうに汚されるのはこんなに耐え難いことなんだ、とこの実写を観て初めて理解しました。これまで自分は実写版というものに対しそこまで強い拒否感を抱いたことがなく、さまざまな作品の実写化情報を見て絶望の悲鳴をあげている方々の気持ちがあまり理解できていなかったのですが今なら「彼らはこういう苦痛を感じてたんだな」と痛いほど理解できます。
また、この実写には好酸球さんや好塩基球さん、BLACK世界の白血球さん等登場しないキャラクターも複数いますが、このような酷い扱いを受けるのなら出なくて本当に幸運だったと思います。
なんでキャラクターを軽んじるのか、大切に扱えないのか本当に不思議です。この映画を鑑賞したことを心の底から後悔しました。憎しみしか無いです。許せないです。
鑑賞後、原作やスピンオフ群をもう一度一通り読み直して「あの実写版の要素が入り込む隙は何処にも無い」と再確認することによってようやく少し憎悪が和らぎました。
精神衛生上大変よくないので実写版のことは早めに忘れることにします。認知しなければ存在しないのと一緒なので。
映画を見てここまで「見て後悔した」という感想を抱かされたのは初めてでした。
鈴愛と律
コミックはこれから読もうと思いますが、
朝ドラ「半分、青い。」のファンで永野芽郁さんと佐藤健さんコンビが嬉しくて観に行きました。
るろうに剣心のワイヤーアクションを彷彿とさせる佐藤健さんのカッコ良さも印象的で随所に出演者の過去の役どころが見えそれも興味深く「ふてほど」の阿部サダヲや「新選組!」の山本耕史もチラッと感じ取れます。
面白かったのは汚れ無き女子高生役の芦田愛菜ちゃんの体内表現と不摂生が祟る中年男の阿部サダヲの体内表現が、「テーマパークと昭和の飲み屋街」で表現されていたのに笑えました。
全体的に喜怒哀楽のバランスが取れてコミックの内容を知らない方が楽しめて面白かったです。
体の細胞の働きがイメージしやすい映像に拍手👏
出演者の役柄も楽しいし、LDLがゴミを至るところに捨てたり、お店の店主がボヤくなど可笑しい😆笑えるシーンもあり、とっても楽しい。佐藤健さんの「るろうに剣心」ばりのアクションもカッコいい。阿部サダオさんと愛菜ちゃんの泣けるシーンなど素晴らしいエンターテイメント映画でした。
うーん…
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