「体内と人間ドラマが交錯する最高の実写化」はたらく細胞 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
体内と人間ドラマが交錯する最高の実写化
今年1本目に選んだのは超話題作「はたらく細胞」。遅ればせながら観てきました!
原作漫画は途中まで読んでいましたが、キャラクターの再現度は完璧でした。ビジュアルだけでなく、性格などの特徴も原作に忠実に表現されていました。中でも血小板には驚かされました。あのかわいらしい雰囲気を子役達が見事に演じていました。
安定の佐藤健に、山本耕史、仲里依紗、素晴らしいアクションでした。Fukase氏がインタビューで、佐藤健から直々に演技指導(?)があったと言っていました。「首を絞めるシーンでは本気で絞めて欲しい。加減すると観客にバレてしまうし冷めてしまう。」と。実際そのシーンはかなり力の入った迫真のシーンで引き込まれました。
本作品において最も評価されるべきは脚本ではないでしょうか。「はたらく細胞」だけでなく「はたらく細胞BLACK」を並行させ、さらに本体である人間の生活、闘病を描くとは。参りました。おかげで体内、人間ドラマ、それぞれのクライマックスで泣かされました。本当に素晴らしい。
音楽プロデューサー・ユニットのFace 2 fAKEによる音楽も素晴らしかったです。最近では「もし徳」「翔んで埼玉」などの音楽も手がけております。影の主役と言っていいのではないでしょうか。本当に映画において音楽って大事だなぁと実感した作品でした。
文句無しの名作!エンドロールまで最高でした!
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