「【“トラック運転手のお父さんが、医者に行かずに頑張って働いていた訳。”今作は、正に笑って沁みて勉強になる映画です。コスプレした俳優さん、何人分かるかな!健康維持管理推進映画でもあります。】」はたらく細胞 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【“トラック運転手のお父さんが、医者に行かずに頑張って働いていた訳。”今作は、正に笑って沁みて勉強になる映画です。コスプレした俳優さん、何人分かるかな!健康維持管理推進映画でもあります。】
<Caution! 内容に触れています。鑑賞後に読んでね!>
ー 今作の予告編は、劇場で20回は観たなあ。阿部サダヲさん演じる不健康なお父さんが、お尻を抑えながらWCに駆けこんで、行列を見て絶望的な表情で”アアッ”と言うシーンが映し出されるたびに、チビッ子達が大喜びしていたモノである。
で、私も阿部サダヲさん演じる不健康なお父さんが、”大変な事になる映画だろうなあ”と思って劇場に行ったら、お父さんのお腹も大変な事になっていたが、もっと大変になったのが、しっかり者の娘、日胡(芦田愛菜)とはなあ。ー
◆感想
・序盤は、予想通りに物語は進む。血液検査がボロボロのお父さんは、しっかり者の娘に”病院に行ってよ!”と言われても”ハイハイー”何て感じで軽く流している。
■今作が面白くって、勉強になるのはヤッパリお父さんと、日胡の身体の中(何故か、テーマパーク・・。)で頑張る細胞たちの姿であろう。
1.赤血球(永野芽衣)・・赤血球が骨髄内の造血管細胞から子供が育つように、赤血球になるとは知らなかったなあ。(・_・ フムフム)
2.白血球(佐藤健)・・白血球とほぼ同じプロセスで作られているとはなあ。それにしても、白血球が出来るプロセスで遺伝子異常が生じると、白血病になるとはなあ。
あと、嬉しかったのは、佐藤健氏が、「るろうに剣心」で良く見せていた壁走りかな。変わらずに、凄い運動神経だな。
それにしても、佐藤健さん演じる憧れの白血球になりたかった恐ろしい”不良品になってしまった白血球”を演じたFukaseさんは、「キャラクター」でも異常なる殺人鬼を見事に演じていたけれども、今作も凄かったなあ。悲しみが、悪に転じる狂気性を帯びた姿・・。圧倒的な存在感であったよ。
3.血小板は、皆可愛かったな。今作でも描かれている通り、擦り傷を塞いで瘡蓋にしたりするんだけれども、小さいから子役さんが演じたのかな。
4.肝細胞を演じた深田恭子さん。久方ぶりに拝見したが、大酒飲みの私がお世話になっている細胞を演じてくれて、嬉しい。(オバカ)
5.松本若菜さん演じるマクロファージは、知らなかったなあ。それにしても松本さん、変わらずにお美しいな。因みに佐藤健氏が仮面ライダー電王でデビューした時の、美しすぎる彼のお姉さんとして、お二人は共演している。
幼き息子は電王を、私は松本さんを毎日曜日の朝に、一緒に観ていたモノである。(オバカ)
6.キラーT細胞(山本耕史)や、NK細胞(仲里依紗)、ヘルパーT細胞(染谷将太)の働きも知らなかったなあ。それにしても、毎週映画館で染谷さんを観ている気がするが、御身体をお大事に・・。
7.全く分からなかった悪玉球菌トリオ。
1)黄色ブドウ球菌:食中毒を起こす事は知っていたけれど、あの人が小沢真珠さんとはなあ。
2)化膿レンサ球菌(親納慎也)
3)肺炎球菌(片岡愛之助)・・まさかと思っていたが、ヤッパリかあ。愛之助さん、隈取りが凄すぎますよ!
■沁みたシーン、幾つか。
・お母さんが、病気で亡くなってしまい日胡が、医者になる夢を持っている事を知っていたお父さんが、頑張ってトラック運転手として、過剰シフトでお金を稼いでいた事。
・けれども、日胡が白血球の異常により、白血病になってしまうシーン。で、医者(鶴見慎吾)の判断で、レーザー治療をする事に。けれども、それは異常になった白血球を殺すと共に、頑張る赤血球や白血球も殺すことになるんだよね
次々に斃れる白血球たちに懸命に酸素を運ぶ赤血球。けれど・・。そして永野芽衣さん演じる赤血球が、新たに生まれる赤血球に遺した手紙。
・お父さんと日胡の憧れの先輩で恋人になった青年(加藤清史郎)が、病室の外から日胡を、スケッチブックに書いた文字で励ますシーンも良かったな。
<そして、日胡は治り目出度く医学部にも合格し、お父さんと、恋人になった青年と、入学式に出掛け、二人の体内では新たに生まれた赤血球(永野芽衣)は酸素を運び、白血球(佐藤健)は、変わらずに”ぶっ殺す!”と叫びながら、花粉の元に飛んで行き、切り裂くのであった。
今作は、笑って沁みて勉強になる映画であり、健康維持管理推進映画でもあります。チビッ子は、チョビッと勉強してから見ると良いんじゃないかな。じゃーね。>
NOBUさん
ご覧になられていたのですね(^^)/
面白い作品でした。
胎内であんなことやこんなことが起こっているなんて
日々、反省です(^^ゞ
細胞たちに感謝~~
佐藤さんも アクション凄かったし
体育会系の山本さんもパワフルでしたね。
それぞれのキャラを
書きたいところだけど
とにかく 笑いと涙の
貴重な映画でした。