戯夢人生のレビュー・感想・評価
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日本植民地時代の台湾
日本では劇場公開とVHS&LD化のみで、DVD化や配信はされていない。日本における権利関係か何かの問題だろうか?
ホウ・シャオシェン監督の台湾現代史三部作の2作目で第一部にあたる映画で、1895年から1945年という大日本帝国植民地時代の台湾を舞台に、初期ホウ・シャオシェン映画の常連で伝統芸能の人形劇「布袋戯(台湾語でボテヒ、北京語でプータイシー)」の国宝的名人でもあるリー・ティエンルー(李天祿、李天禄)の半生が彼自身の回想を通して描かれていく。俳優が演じるドラマ部分とドラマ部分の間にリー・ティエンルーの語り(というかインタビューというか)が挟まれるという少々変わった構成なんだが、その両者がどうも今一つ噛み合ってなかった感じ。セミドキュメンタリーというか、こう言っちゃ何だが高級な再現ドラマのようにも見えた。決して映画の出来が悪かったというわけではなく、傑作『恋恋風塵』『悲情城市』の後だっただけに少々物足りなく感じたのかもしれない。同じ日中・太平洋戦争時代の中華圏でも、戦場となった大陸とは異なる植民地台湾の様相が興味深く感じられた。
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