劇場公開日 2023年5月5日

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「「移民大国・フランス」ならではの実相も描いた一本なのか。」ウィ、シェフ! talkieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「移民大国・フランス」ならではの実相も描いた一本なのか。

2024年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「ここにいる限り、あなたも同じだ。
子供たちを守る責任がある。」

フランスでも国内在留(永住?)の許可を得るためには、定職に就くことが必要不可欠なことなのでしょう。
それで、料理人の途を目指す移民は、途絶えることがないのだろうと思いました。

本作は、その国柄を(独特のコミカルさを交えて)描いた一本ということなのでしょう。

もちろん、本作での「ウィ、シェフ!」は、厨房の全責任者であるシェフの調理に関する指示・命令は絶対で、これに無条件で服従する意思の表示であり、その意味では軍人の上官に対する「イエス、サー」、船員の操船者(船長など)に対する「ヨーソロ」と同じ意味合いなのでしょうけれども。

しかし、移民である彼らには、生活(フランスでの在留の権利)を得るための雇い主に対する絶対的な服従としての意味での「ウィ、シェフ!」を感じ取ったのは、評論子、独りだけではなかったかと思います。

時にコミカルな描写も入り交じる本作ですけれども。
先の点も感じ取れる一本として、佳作であったと思います。評論子には。

<映画のことば>
「あらあら、下積みのない有名女優は?」
「誰もいないわ。ひとりも。」
「これが、ジュリア・ロバーツへの道よ。
荷物を積んで、降ろして。それが、あなたの人生を豊かに強くする。」

talkie