片思い世界 : 特集
【絶対に絶対に絶対にネタバレ厳禁 そして涙腺崩壊】
「花束みたいな恋をした」コンビ4年ぶり新作&広瀬す
ず×杉咲花×清原果耶×横浜流星で観ること確定 でも
1番の魅力は…あー言えない!早く話したいから観て!

タイトルは、「片思い世界」(4月4日公開)。
このとんでもない組み合わせを知った時点で、

そして実際に見てみた感想は、と続けたいところなのですが……本作まさかの
この記事では、この鑑賞後感をうまく伝えられるか分かりませんが、ネタバレなしでレビューを綴っていきます。
●【最初に結論】観ることが確定してた期待作→実際に観たら、上がりきったハードルを軽々と“超越”してきた…大ヒット作「花束みたいな恋をした」土井裕泰監督×脚本家・坂元裕二、4年ぶり新作が愛おしすぎて大好き

菅田将暉と有村架純の主演で、恋に落ちた男女の5年間を描き、社会現象となった大ヒット作「花束みたいな恋をした」(以下、「はな恋」)のコンビが再タッグを組み、同作を超える勢いで放たれた「片思い世界」。
これだけで一気に期待値もハードルも上がりますが、それを
筆者は「はな恋」を映画館で3回は見たくらいのファンですが、「片思い世界」にも同じように人と人が互いを思う気持ちや、そうした人々が過ごす愛おしい時間が、ひっそりと息づいています。そして「はな恋」とはまた別の衝撃に揺さぶられ、違う“世界”に連れて行ってくれて……。
一生忘れられないだろう、心から大好きな作品になりました。
●【愛おしすぎて超大好き①:ネタバレ絶対厳禁の仕掛け】
衝撃的すぎて何も言えない…ネタバレを食らう前に、絶対に映画館で、そしてあなた自身で、この感情を味わい尽くしてほしい

ここからは、
ちなみにあらすじは、詳しくは予告編でチェックしていただきたいのですが……主人公の美咲(広瀬)、優花(杉咲)、さくら(清原)は、柔らかな光射す一軒家で、穏やかな共同生活を送っています。しかし、一見平穏なムードのなかにちりばめられた、

筆者は、ネタバレにあたる衝撃の真実を知ったとき、それまで見ていた物語の“世界”ががらりと変わり、登場人物が抱えるさまざまな思いに気付き……
劇中の優花のセリフにもありますが、

しかも、カンヌ国際映画祭脚本賞に輝いた「怪物」など数多の名作を生み出した脚本家・坂元裕二さんが「『ああ、これで最後でいいかも』と思った」「自分の38年の脚本家人生は、これを書くためにあったんだな」と語るほどの自信作なんです。
いまは、SNSですぐにネタバレを食らう現代。だからこそ、
そして映画鑑賞後は、誰かと語り合う時間を確保することを、強く強くオススメします!
●【愛おしすぎて超大好き②:広瀬すず&杉咲花&清原果耶】
この3人の共演、観られるの幸せすぎ…! さらにそこへ横浜流星、小野花梨も…“日本代表キャスト”の熱演が刺さる!

続いて絶対に見逃せないのは、奇跡のキャスト陣が集結していること。何を隠そう本作は、坂元さんの
いずれもNHK連続テレビ小説で主演を務め、日本若手俳優のトップを走っている広瀬さん、杉咲さん、清原さんが、12年間ずっと一緒にいる3人の女の子を、生き生きと演じている。

詳しくはどうしても言えないので、もどかしすぎるんですが、

そして、3人と同じ記憶を胸に秘める青年・典真役の横浜流星さんをはじめ、小野花梨さん、伊島空さん、田口トモロヲさん、西田尚美さんらが共演。日本代表級の実力派キャスト陣が、
●【愛おしすぎて超大好き③:セリフと日常】
坂元裕二脚本の真骨頂、やっぱりこの感じ、大好きだ…! 3人の共同生活、雑談&暮らしの豊かな描写で、心がほっこり満たされる

脚本の力も尋常じゃなく、
本作でも主人公3人が食卓を囲んでごはんを食べたり、毛布にくるまり、ポップコーン片手にホラー映画を見たり、柱にしるしをつけて成長を確認したり……。
そうした共同生活を眺めていると、心にエネルギーがチャージされていくように、ほっこりと満たされる感覚に包まれます。鑑賞中ずっと、ニヤニヤしながら、

何でもない日常を切り取るセリフや描写。個人的には、自分も生活のなかで同じシチュエーションに巡り会ったときに、そうした素敵なものたちを振り返ることで、映画やドラマの世界が始まる感覚が味わえるんですよね。
また、その時代のカルチャーがふんだんに盛り込まれていた「はな恋」では、主人公のカップルの本棚や、「もうパズドラくらいしかできない」などの切実なセリフが、大いに話題・共感を呼びました。
同様に「片思い世界」でも、3人の生活空間には、それぞれの性格や趣味――美咲は手仕事を好み、優花は量子力学に興味があり、さくらは海の生き物が好きなど――が反映されています。
スクリーンに映るアイテムひとつに至るまで、
●【愛おしすぎて超大好き④:合唱曲が良すぎた】
クライマックスの合唱曲「声は風」で涙腺が優しく崩壊…横浜流星がピアノに初挑戦し、情熱を注いだ名シーン これ以上は何も言えない…鑑賞後も頭から消えない…

ネタバレにならない程度に、
坂元さんが作詞した「声は風」は、3人の思いを代弁しているかのような歌詞が、そして爽やかで突き抜けるメロディが、胸に深く響く楽曲。「来年以降、どこかの学校の卒業式で歌われていそう」と自然と思うほどの名曲なんです。

演奏を担当するのは、
そんな横浜さんが、心血を注いで完成させた、クライマックスの「声は風」の合唱シーン。これが登場人物たちの思いが浄化されるような、本当に胸に沁みる、素晴らしいシーンで……鑑賞後はずっと、「声は風」のメロディが頭から消えないほど、
●【強烈にオススメしたくなる映画】
早く話したいから、みんな映画館へ観に行ってほしい。

以上、何も言えない、けれどもなんとか「片思い世界」の良さを伝えるべく、レビューを書いてきました。最後に一言。
