劇場公開日 2023年9月1日

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「個々気になる点はあるが、高評価。迷ったらおすすめ。」夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0個々気になる点はあるが、高評価。迷ったらおすすめ。

2023年9月2日
PCから投稿

今年295本目(合計945本目/今月(2023年9月度)5本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。

 これだけよく映画にいくと、何がおすすめなのかわかりにくいですよね…。

 映画のタイトルや予告編などからは「ちぎら君~」などの、毎年よくある「女子共感度100%」などとある、ツイッター(現X)の応援上映やら声出し上演枠のような印象を受けますが、その要素は持ちつつも、「美術で何を伝えたいか」「マスクをする理由は何なのか」「2人の関連性は何なのか」といった論点が入ってくることから、こうした「ちぎら君~」等の毎年ある枠とはそもそも違います。

 序盤こそキラキラな部分もありますが、ストーリー後半になるにしたがって、両者の隠れた過去や今思っていることほかが明かされる映画で、その「隠れた過去」については、リアル日本においても(令和5年度)においても、研究が進んでいることがらです。映画の描写は恋愛パートに寄せた関係で、そうした問題提起の部分はありませんが、この部分に触れた点は大きく評価できます。

 タイトルこそちょっとネタ的であったり、そもそも9月1週の競合枠が多すぎて…といった部分はありますが、いわゆる「ちぎら君~」等の「お約束枠」とは違う展開になりますし、リアル日本において現在も研究開発が進んでいる「あること」について触れられている点など、原作があることも影響しますが、きわめて高い評価です。迷ったら男女問わずおすすめといったところです(原作はありますが、原作を知っているかどうかはあまり求められないのも良い評価)。放映時間が適正であった点もよかったです。

 採点に関しては以下を考慮しましたが、4.8以上あるので四捨五入で5.0切り上げにしています。

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 (減点0.2/自転車の二人乗り)

 ・ 映画内ではエンディングロールで特に注意書きなどありませんが、おまわりさんからは注意を受けても仕方がないだろう、といったところはあります(ただ、バイクと違い、自転車は大衆的乗り物であるため、危険性の少ない場所についてまでどうこう言い始めると、大半の映画が採点上困難になるので、減点対象としながらも幅は考慮しています)。
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yukispica