関連ニュース
-
火星を舞台にしたディストピア・サスペンス「マーズ・エクスプレス」1月30日公開
2025年9月12日 -
10代~80代の“全年齢層”の心を掴んでヒット 韓国の観客たちは「最後のピクニック」に何を感じたのか【感想まとめ】
2025年9月11日 -
ハンス・ジマー、“先輩”作曲家の代表作「ジョーズ」の音楽を理論的に分析
2025年9月11日 -
沢口靖子主演の月9ドラマ「絶対零度」最新作に安田顕、黒島結菜、馬場園梓、板谷由夏!
2025年9月11日 -
道枝駿佑「君が最後に遺した歌」で映画単独初主演「新しい挑戦がたくさん詰まった作品」 ヒロイン・生見愛瑠と初共演
2025年9月11日 -
倉科カナ×犬飼貴丈×関口メンディー×阿久津仁愛、唐沢寿明が“コーチ”する若手刑事役に決定 古田新太・木村多江も参戦
2025年9月10日
フォトギャラリー
映画レビュー
おじいさんと孫が鹿を見ている。 穏やかな休日の朝と言った所。
おじいさんと孫が鹿を見ている。
穏やかな休日の朝と言った所。
何一つ脈絡の無い市井の人々の姿をフィルムに撮った。と彼女は言う。
『列車が引かれる音』と共にタイトルの
『NOUS』の黄色い文字。線路がはしる早朝の道。フランスのノマドランダーが起きてくる。マリ バマコ出身の黒人。朝の爽やかな冒頭の美しさは、彼の現実でかき消される。
その後、市井の人々の様子がつれづれなるままに描かれる。些か退屈かもしれない。
白人ばかりが集まる教会で『ルイ16世』の遺言書が読まれる。その文章に感極まり涙をこみ上げる白人女性。年配の方である。
『普通の人の存在を残さないと、彼らは消える存在だ。』
『パリの若い女性とドイツの哲学者は無知の田舎者と普通の人を見た。つまり、影の中から人々を引きだすことだ。』
つまり、市井の人々を描いた、そう言った映画だと思う。主旨は些か出し尽くされたイデオロギーに感じる。トルストイの時代からそう言っている。しかし、
最後に再び冒頭の爺さんと孫が登場する。さて、そこには、有色の人達は一人もいない。その行為を見て私は鳥肌が立った。
さて、この国に『PLAN75』を日本のように適応すると、この国は旧宗主国故に、黒人の国になりかねない。
日本も単一民族国家と言えなくなる時も来るかもしれない。
途中のレゲエと良いね。
エディット・ピアフの『群衆』たまたま知っていた。
傑作だと思うが、もう少し脈絡を付けて貰いたかった。かなぁ?