法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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誰にも共感できないがそれが魅力
母校がプロモーションに使われたため縁を感じて鑑賞しました。
見終わった後、「楽しい」という感情になる映画ではなく、考えさせられる映画です。
特筆すべきはキャストの皆さんの演技です。
素晴らしく、特に杉咲さんは他作品も観てみたいと思うくらいでした。
狂気の役が本当にあっていました。最後の永瀬さんの目と杉咲さんの目が記憶に残っています。
いつもは誰かに感情移入を図らずもしてしまうタイプなのですが、今回はタイトルにもある通り、私は主要三人のどの方にも感情移入せず、共感できませんでした。
「誰が正義か」、明快ではありません。
個人的には結城にも共感しきれませんでした。
やっていることは脅迫ですし、「自分にも父親の事情があるように、2人にも何か事情があったかもしれない」、そう思い至らず恨みに走ったのも、同情はしますが共感まではいかなかったです。
「冤罪」は難しいテーマです。本当に神様しかわからない。
ニュースでさまざまな事件が報道され、それを元にSNSなどで意見が広がります。
当事者でない限り、全てを知ることはできません。
この映画は、他所で起きる出来事に対し、一歩俯瞰的に見る必要があることを思い出させてくれました。
追記
主題歌が「愛し生きること」だそうですね。
音楽もタイトルも映画にピッタリでした。
皆、自分ではない誰かへの「愛」が向けられていた作品でした。
重いし、深い。
守りあった2人の犯罪が悩ましい!
登場人物の主要の3人は、生い立ちにおいて、不幸の人生を背負っているという設定があるため、作品は全体的に暗めのイメージです。それが弁護士になっていくわけですから、ある意味彼らはすごいパワーを持っていると言えます。その上、原作の構成が秀逸なのか、最後まで謎解きに引き込まれてしまいました。この作品の魅力は、徐々に謎が解明されて行って、最後に100%真実がわかるという流れの見事さでしょうか。役者としては、杉咲花の狂気じみた怪演がめちゃくちゃ光っていました。不幸の人生を背負って生きてきた悲しい女性の叫びが、こちらに迫ってくるようです。主人公である永瀬廉については、ややおとなしい感じでしたので、ちょっぴり物足りない感じがしましたが、これからの伸び代を期待したいです。北村匠海については、冷静で淡々としていて、その役にぴったりハマっているところを観ると、彼の演技の上達ぶりが十分に伺えました。この作品は、まさに冤罪と無罪の違いについて深く切り込んでいる感じがしましたが、冤罪で北村の父親が亡くなったことにとても胸が痛みました。北村は犯罪を犯してはいませんが、永瀬と杉咲は犯罪者です。その二人の事件後における決着と、その後の生き方の違いは、多くのことを私たちに突きつけてきていました。贖罪の人生か、グレーの人生でも生き続けていくのか、を私たちに問うてきているような気がしました。秀作だと思います。
完成度高いプロットと圧巻の杉咲花
「Gメン」がこちらの星が高くて、それに乗っかって観に行ったらアタリ🎯だったという事例から、
今回も、注目してなかったがこちらの評価が高い今作を、期待せずに、いや杉咲花は別格ですが、観に行きました。
杉咲花には、「湯を沸かすほどの熱い愛」でかなり泣かされた過去から、否が応でも注目してしまう女優となりました。
昔の駅の定点カメラから始まり、
そして最後もそこに帰結する終わり方、
素晴らしい‼️👏
正にアレが始まりであり、
観客には結論であった‼️
その構成の妙だけでなく、
国家の司法を揺るがしかねない訴追、
それによって立場が危うくなる検察、
そこを突いて煽るマスコミに、
恫喝する司法のトップ。
永瀬、杉咲、北村の話より、
こっちを深掘りして欲しいくらいの奥深いプロット。
面会室でバッジを外した永瀬に、
慟哭する杉咲。名シーン😳
ここでの杉咲は期待通りの迫真さ。満足。
強いて言えば、
ラストの法廷での笑いは要るのかな❓
検察を指差して、
「枯れ木の辺りで」笑いました🤣
大森南朋と戸塚純貴が過剰な演技だったかな❓
裁判員のおばさんも、セリフ欲しかった。
皆さん、
今作の高評価ありがとうございます😊
お陰でまた名作をちゃんと観られました🙏
心に残るシーンあり色々考えさせられる作品。
とても興味深い 作品だったので 映画館で鑑賞しました。内容はイメージの展開とは良い意味で違い 繊細なシーンでの若手俳優さんのとアイドルである主演者の表現力 演技力 素晴らしかったです。観て良かったです。
今年1番の当たり作かも?
#40 ファンタジーかと思いきや
面白い!
法廷遊戯
法廷物のミステリーと思っていたら、深い人間ドラマだった。
同害報復をテーマとしているなら、馨は愛してる人を失う悲しみを美鈴と清義にも与える事で報復をして許そうとしたのか。同害報復それはお互いを救うことにもなると言っていたので、友人として清義を救いたい思いもあったのかな。罪を抱え込んで隠して生きるのは辛い。最後の清義の空を見ながらの晴れやかな笑顔は自分の罪を認める事が出来、少し救われた気持ちだったのかなと感じた。
美鈴の世界には清義ただ一人。でも、清義の世界には確かに馨が居たんだなと感じるラストカットに涙が出て、主題歌が流れてより涙が止まらなくなった。
色々考えさせられる映画でした。
真っ黒の中に主題歌と名前がただ流れてくるエンディングで、より物語の余韻に浸れて、より考えさせられて、より泣けました
思ったのと違った
単純な法廷ミステリーかと思ったら、そんなことなかった。
思ったより背景が濃い。メインどころのキャラクターの思い、やってきたことが、事件にしっかりと繋がっており、話としてよく出来ていました。
ただ、この映画の一番の見どころは杉咲花さんの演技でしょう。
最初からなんか異質な感じがしていて、最後の面会のシーンで一気に持っていかれました。
可愛い印象の女優さんだったんだけどな。無限の住人の記憶ですがw
キンプリファンだけなくミステリーファンなら是非必見!!
予告ではここまで面白いとは分からなかった
巧妙な謎解きとヒューマンドラマ
二度目以降の鑑賞もおすすめしたい作品
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