バンクシー 抗うものたちのアート革命のレビュー・感想・評価
全11件を表示
【“始まりはグラフィティ。そして政治的、社会的メッセージを帯びた作風に。”今作はバンクシー誕生からストリートアートを藝術に高めた匿名の男を多数のインタビューで捉えようとしたドキュメンタリーである。】
ー ご存じの通り、バンクシーは、その姿を晒さずに政治的、社会的メッセージを帯びた作品を、ストリートアートとして、神出鬼没に描いて来た男である。
今作は、初期バンクシーの作風から、ステンシルを使い、短時間で政治的、社会的メッセージを帯びた作風を、イギリス、ブリストルを中心に書き残して行く様から、バンクシーの名を世界的に高めた、”パレスチナ 分離の壁”に多数の作品を残して行く過程が描かれる。
その作風は、ステンシルを使い始めてから”少女と赤い風船”
パレスチナ 分離の壁に描かれた”花束を投げつける男”(特に好き)など、世界の芸術界に影響を与えている事が、今作のドキュメンタリー映画では描かれるのである。ー
<そして、ラスト。オークションに出された”少女と赤い風船”が、1億5千万で落札された後に、下半分がシュレッダーで裁断される所で映画は終わる。
実に、バンクシーらしいというか、シニカルで遊び心の或るアーティストである。>
バンクシーを知る事ができた作品
配信(DMMTV)で視聴。
バンクシーはニュースでしか知らない。
この作品でバンクシーは何者なのか知る
事ができた。
バンクシーは実在するのか、影武者が存在するのか更に謎。
バンクシーは奇襲をかけてアート作品を世に問う。しかし、またユニーク。
もっとバンクシーが知りたくなった。
は ?
落書きは良くない。
バンクシーのファンを自称する人は
アイリーンの建築にル・コルビュジエが勝手に壁画を描いて大いに越に入ってる醜悪なシーンを観るが良い。
(「ル・コルビュジエとアイリーン、追憶のヴィラ」) 。
建築家たちが一体どれだけの苦心をして、美しい建物をその場所に、その光の中に、その街並みの風景に実現をしたいと願って挑んだのか、
そこを“ストリートアート”の君たちは軽んじているね。
どんな御託を並べようと、人の命を削って作り上げた建物や壁にあんたらの好き勝手をやっても、僕はまったく、一切感動しない。
甘ったれの負け犬は、汚いペンキと一緒にこの世から消えてもらいたい。
このドキュメンタリーを観たあとに、僕は仕事で街を走ったのだ。
高速道路の橋脚も、その周りに立つビルも、信号機の傍らのスチールのボックスも、なんでもない只の壁や地下道も、ありのままの姿で本当に美しかった。
バンクシーがとことん嫌いになりました。
匿名に真実無し。
現代版「東洲斎写楽」的な。。。
バンクシー展を観に行く前に予習として鑑賞。
グラフィティからステンシル、ストリートアートの勉強にもなります。
その先駆者であるバンクシー、ドラマやアニメで美術品を盗むシーンは数多く観ましたが、彼はその逆、人の目を盗んで作品を飾るという荒業!!
しかも正体は不明。高校の頃に美術の授業で見た『東洲斎写楽は誰なのか?』的ドキュメント番組を思い出しました。北斎や歌麿などいろんな説が紹介され昔からミステリーが好きだったこともありすごく興味を持った記憶があります。
とかく人は隠されると知りたくなるもの。分野は違いますが、現在大ブレーク中のシンガーAdoも歌は上手いし楽曲が良いのはもちろんですが顔出ししてないのが功を奏しミステリアス度が増して更に人気が爆上がりしていると思います。
本作インタビュー中「匿名性は謎と魅力を与えます。」「知る時が来ても知りたくないと思うはず。」などの話がまさに的を射ているかと。
ただ芸術は作品そのものが全て。バンクシーにはこれからも世界を驚かせる作品を生み出し続けて欲しいです。
匿名性に意味があるんだ
注目を集める芸術テロリスト
全11件を表示