息ができない
劇場公開日:2023年3月4日
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解説
「あの空をおぼえてる」「おしん」など全国公開の商業映画を多数手がけてきた冨樫森監督が、無名の3人の若手俳優とともに企画して手がけた自主製作作品。
引きこもりの兄を田舎に見捨てたまま俳優になることを目指ざしてきた関祐二だったが、オーディションを受けても誰にも認められず、どん底の生活に落ちる。やがて、ある女に誘われるまま、危険とわかっている仕事に手を出すようになった彼は、別人になりすまして多額の報酬を手にする。金に目がくらみ、深みにはまっていく祐二。しかしある日、信金の窓口で働く熊井明日香に、素性を見破られてしまう。明日香は素性をバラさない代わりに金を半分寄越すよう迫り、祐二の人生は思いがけない方向へと進んでいく。
祐二役の白木孝宜と祐二の兄・浩一郎役の丸林孝太郎、明日香役の村上真衣の3人が冨樫監督とともに中心となって製作。俳優として一人前になろうともがいてきた白木らの経験を映画作品へと昇華した。スタッフには撮影の鈴木周一郎、音楽の大友良英ら、これまでの冨樫監督作品に参加したことのある面々が集う。
2022年製作/101分/日本
劇場公開日:2023年3月4日