AIR エアのレビュー・感想・評価
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マイケル・AIR・ジョーダン!
90年代に世界を席巻したNBA人気、その騎手となり史上最高のアスリートと言われたマイケル・ジョーダン。 ナイキ独自のエアジョーダン・ブランドの立ち上げとそれを仕掛けた男たちの物語。 【ストーリー】 マジック・ジョンソンやラリー・バードが牽引し、80年代に絶大なる人気を誇っていたNBA。 アディダス、コンバースといったスポーツブランドは、彼らにシューズを提供して、その販売に力を注いでいた。 そこにどうしても割って入りたいナイキだったが、予算も少なく毎年お茶を濁すような二流〜三流の選手としか契約できない。 だがその年のドラフト3位にまだ卒業前の3年生、1年生で大学バスケットボールの優勝を決めたミドルショットを成功させた選手あがったのだ。 その名はマイケル・ジョーダン。 土壇場で上級生エースではなく、やせっぽちの1年生になぜそのショットを任せたのか、それを多角的に分析し、主人公ソニーは社長に、全予算を投じてマイケル・ジョーダンの一本釣りを提案する。 エージェントを介さずにジョーダン家に乗り込んだソニーは、そこで母親のデロリスと会えた。 大学時代からジョーダンを支配したとまで言われたデロリスは、賢く鋭く辛辣だったが、ソニーはそこから大きなインスピレーションを得た。 会社に戻ったソニーは、まわりに先行する同業他社の今までどおりの保守的なプランを蹴っ飛ばすような、痛快なブランド立ち上げを提案する。 そして完成したエア・ジョーダン1。 それは今までのシューズの歴史を塗り替えるような、最高のシューズとして、マイケル・ジョーダンたちに披露されたのだ。 主演はマット・デイモン、監督と助演は盟友ベン・アフレック。 当時の映像をふんだんに使ってリズミカルに展開を描き、こちらをグイグイと80年代の空気(AIR)に引きずりこみます。 まず、マイケル・ジョーダンというアスリートがどれほどの存在だったのかをおさらいしておきましょう。 ドラフト一巡目3位で当時弱小フランチャイズだったシカゴ・ブルズに入団し、デビューからその高い身体能力を活かしたスコアリングマシーンぶりを見せつけ、均整の取れた空中ポーズでスラムダンクを連発して雑誌の表紙になりまくって大人気選手となり、3年目には2位以降に大差をつけて得点王となる。 優勝6回、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、オールNBAファーストチーム10回、スラムダンクコンテスト優勝2回、あげればキリがないほど、現役期間中にはメチャクチャにタイトルを取りまくり、すべてのアスリートよりも稼ぎまくった恐るべき選手でした。 ハイテクシューズの走りとなったエア・ジョーダンはその後もナイキに莫大な収入をもたらし、今なお有名選手が好んで履いています。 あまりに人気が出過ぎたせいで、少年の間で非常にいたましい事件が起きたほど、それは熱狂的なブームでした。 ナイキのシューズを履くことで罰金を払い続けたジョーダンですが、当時ピチピチだったジャージ規定を破り、ダボダボのジャージを好んで着用したことでこちらも罰金を払いつづけました。 ちなみにシューズもジャージの規定も、皆がジョーダンの真似をするようになって、なくなってしまいました。 彼は瞬く間に最もホットなストリート文化のアイコンになり、現役当時すでに伝説で、バスケットボールの神様と呼ばれるようにまでなったのです。 マイケルを育てたジョーダン家の傑出しているところは、ご両親の潔白さです。 マイケルがいくらお金を稼いでもそれを受け取らず、父のジェームズ氏は亡くなるまでずっとタクシードライバーをしていたそうです。 母親も辣腕ぶりで有名でしたが、サインや写真を求められても決して応じない清廉な人だったそうです。 そのジョーダンが放った、1982年NCAAディビジョンⅠ決勝のシュートは『ザ・ショット』と呼ばれ、その後の華々しいキャリアの突端として今なお語り継がれています。 ザ・ショット。 かっこいい。 撃ちたい。 さて、その一撃で目前の優勝を取りこぼした敵チームのパトリック・ユーイング(和名・ゴリ赤城)は、その後もNBAでジョーダンにやられまくる、可哀想なスター選手になってしまいました。 まあジョーダン現役中は、みんな可哀想っちゃ可哀想なんですけど。 ちょっと名前の出てきたチャールズ・バークレーですが、空飛ぶ冷蔵庫と呼ばれた小柄なマッチョパワーフォワードで、コメントがめちゃくちゃ面白いので『サー・チャールズ』と呼ばれてこちらも大人気になりました。 熱く語りすぎてもうオチも考えつきませんが、プロ・アスリートとしての総収入でいまだに一位を走りつづける生ける伝説マイケル・ジョーダンとエア・ジョーダンブランド、その歴史的な立ち上げを見事に映像化した本作。 これを見た若者たちが熱い夢を胸に抱き、ジョーダンを超える新たな伝説を作りあげることを、願わずにはいられません。
映画館で観ていないことを後悔した。
最速でアマプラに来ていたので、鑑賞。 掲題の通り、後悔した。面白すぎる。 ミーティングのプレゼンの仕方、 突発的なスピーチ内容、大人がとことん楽しめる。 「エアージョーダン」という偉大なただのスニーカーのために、 (大企業となる)スニーカーメーカーが挑む、 サクセスストーリー。 たくさんの挫折もある、 ただその先の未来に期待を添えて。 あれ、最近観た中でかなり上位だぞ。 映画館で観たら、最高評価の一つだったと思う。 補足として、私はNBAファンであり、 スニーカーヘッズだ。
あのエアジョーダンが生まれるまで!
確かにいつの頃からか、ナイキの存在感出てきたと思ったけど、きっかけはエアジョーダンだったのね。しかもこんなストーリーがあったとは!どの会社でもあることですね。弱小事業には予算がもらえず、安全策取りすぎて事業拡大出来ないという負のスパイラル。そこから抜け出し、一気にトップに躍り出る!ホントに素敵な話です!エアジョーダンのデザインを考えた職人さんも素晴らしい!何が欠けても成功は無かったでしょうね。 映画館に行き損ねた作品だったので、アマプラで観れて良かった!自分を信じて諦めないこと。大切ですね
おもしろかった、
ライバルもいるなかで、自社のリスクや弊害もありつつ、それでもあえて「賭け」にでて「勝ち取る」、サクセスストーリー。 素人の自分でも聞いたことのある「エア・ジョーダン」、こんな秘話、経緯があったことも知れてよかったし、おもしろかった。
楽しく鑑賞できる
まず始めに結果から言うと、素晴らしい作品でした。ただその印象はどこから受けたのかを考えると、この作品の題材となった「マイケル・ジョーダン」や「NIKE」なのかもしれません。勿論作品に登場したマット・デイモンやベン・アフレックスたちの演技も良かったです。そして80年代を思い出させるように名曲や映像の数々が、ごく自然に我々視聴者を作中の舞台へとタイムスリップさせてくれます。またマット・デイモン扮するソニーがマイケル・ジョーダンを説得するための台詞もとても感慨深くてハートを鷲掴みされてしまいそうでした。そのシーンの直後、マイケル一行が去った後、仲間うちでソニーの言葉が良かったと褒め称え合う中で「おれは忘れられない。」とフィルのつぶやきには笑えました。 これがもしナイキやマイケルが題材で無かったらと考えてしまうのは私だけだろうか。と言うのも作品自体が悪くてもマイケルやナイキというキャラはすでに我々に受け入れられています。また視聴者たちはこのストーリーの結末を知りながら観ているわけですから、エンディングに納得するのも当然の流れなのかと、ふと思ってしまいました。 何はともあれ、楽しく鑑賞出来る素晴らしい作品であったことには間違いありません。
ビジネス映画としても十分観ごたえあり
ナイキの看板ラインの一つ「エア・ジョーダン」にはこのような歴史があったのか。この経緯は全く知らなかった。とても熱い話だ。 ストーリーも面白いが、随所にちりばめられたナイキの企業理念もビシビシ刺さる。「ラクな仕事は無い」「正しい行いはおのずから利益を生む」まさにその通り!マイケルの母親やソニーの言葉もメモを取りたくなるほど啓発される。観ながら随時、マンネリになりがちな自身の仕事感に独り反省会。 ファッションラインの違いにより今まで一度もエア・ジョーダンに足を通したことがなかったが、本作を通じ、50代にもなって今更でもあるが無性に履きたくなった。色は何にしよう(笑)
NIKEの最高傑作が生まれる前夜の物語
一介の新人バスケット選手。 その選手の未来を信じて、今までにない契約金、条件を付与するのは会社にとっては大博打! ジョーダンに履いてもらい売れる靴にすることが目的だったはずが、ジョーダンと契約することが目的に。 靴に広告塔をつける当たり前が 人ありきの靴が生まれることに 今ここに1番近いのは大谷翔平なのかもしれない。 世界を熱狂させる選手の裏にはこの映画のような駆け引きが水面下で行われているのだと思うと感動的。 日本ではこんな物語は生まれないだろう。
勇気は使わないと消えてしまうもの。
アメリカと言う国は「勇気」で持続してきた国だ。 起業がこの国の最大の武器だった。しかしあまりにも便利さと合理性と効率性を重要視しすぎたが故に衰退への道を進み始めた。 行動することは生きがいを求める者にとっては空気と同じように大切だ。しかし、行動することが目的になってしまったら、人は魂を失くしてしまう。 起業が一段落してしまった起業家たちは、魂を忘れるくらいに身体を動かし続ける。どうしてなのか?それは不安だからだろう。考えれば考えるほどに不運が増すからだ。それが低迷と衰退という奈落の底への道だと気づくとき、すでに遅い。 そんな状況に陥っている「ナイキ」のある時代を描いた映画だ。そして才能あふれるバスケット選手の母親の物語でもある。むしろこの母親の話なのかもしれないと思う。賢い母親と言うよりは勇気があると言ったほうがいいのではないか。 人であれば普通に考えることを考え、そしてその考えを相手にキッチリと伝え理解してもらえる身振り手振りと誠実な言葉を選択し発する。それはエベレストを70歳の老人が無酸素で登るよりも難しいように思える。 そして、その説得を受けとめる男たち。勇気を持ち、それを発揮するもの達はスポーツビジネス社会を変えた。それは特別、難しいことではない。 「人であれば、普通はこうだろう・・・・・」そう思えばいいことなのだ。
あっという間だった。
実話をもとにした作品だったせいなのか、壮大な演出とかなかったけど、最初から最後まで集中して観れた。 結果論ではいくらでも言えるが、まだ未知の事に対して、自分の判断を信じて行動・決断している姿に憧れた。 前例はこうやって作られていくのですね。
心踊る
2023 43本目 77本目(2回目) 時代も1980年代でアメリカンドリームと言わんばかりの時代背景でエネルギーをもらえる映画。 大きな切り込みは無かったが、ブラザー同士の結束を所々に見られた。 レベニューシェアの始まりだったのか… 諸々見応えありました。 中学生の頃に初めて買ったナイキはエアフライト92だった。コルテッツやワッフルレーサーではなく、バッシュブームだった。 この背景にはエアジョーダンが大きく関係していたんだな。 CEOの棚にプリモントリオールのオリジナルカラーが飾られてるのにも少し興奮しました笑 ★2回目感想(0.5プラス) なんかスカッとしたくて、再鑑賞。 1回目より、スムーズに観る事できたので、あっとゆうまに時間がたった。 やはり、2回目は初見時と違う所が気になって調べちゃうね笑 キング牧師とか… やはり、好きな映画です。
エアジョーダン
誕生までを描いたベン・アフレック監督。 面白かったね、結果は分かってるけれど面白かった。 ベントマンとマットデイモンのトリオの息が合っており、他の出演者も熱演。 後半にマイケルジョーダンを口説くシーンがあり、デイモンの必死さが涙を誘う。 マットが普通のおじさん日してるのもリアリティあり好感。
ビジネス・ウォーズ
マイケル・ジョーダンをめぐるNIKE内部のあれやこれや。 もちろん期待に応える程度には面白いんだけど、 史実として知っている層からしたら演者以外の見せ場が少なかったかなと。 「ビジネス・ウォーズ」っていうオーディオドラマの「ナイキ vs アディダス」回の方が 面白みって意味では上だったかもしれない。
マット・デイモンとベン・アフレックの仲良しコンビ
昔はバッシュといえばコンバースでした。 今じゃナイキが主流ですね。 それはエア・ジョーダンから始まったこと。 その誕生秘話を映画化してくれました。 マット・デイモンとベン・アフレックの仲良しコンビが またまたタッグを組んでくれました。 主役のソニー(マット・デイモン)の名スピーチに惚れ惚れ。 80年代の懐かしい洋楽もいっぱい聞けて楽しかった。 マイケル・ジョーダンはほぼ登場無く またナイキにも承諾なしで作ったらしいけど 素晴らしい作品になっていました。
やな気持ちにならない佳作
本当にあった話しだから結末はわかるが、ワクワクしながら見る。 オープニングやいろんなところに散りばめられた80年代の匂いが懐かしい。 マットデイモンのデブ具合がリアル。アメリカ人中年親父の奮闘記、をうまく描けてる。 劇場で見たかったが、なんとなく見そびれてアマプラで。まぁ、それで良かったかな。
結果が全て
まず大前提として、僕は全く靴に興味がない。 履ければなんでもいいと思っているし、エア・ジョーダンすら知らないレベルだ。マイケル・ジョーダンは名前だけ知っていた。事程左様に、この映画について事前の思い入れは全くない。 そして、全くハマらなかった。 マット・デイモンの主人公に終始イライラ。自分は独り身で失うものが少ないからって、周りを巻き込んでやりたい放題しすぎ。ただ、いくら「失敗はつきものだ。なにが"結果が全て"だ」と映画の中で言われても、こっちは結果が分かってるので白けてしまう。 結局この映画が一番「結果が全て」と言っている気がして、非常に不愉快だった。
熱意が人を動かす
仕事の仕方を考えさせられる作品。マットデイモンの情熱が凄い。仕事も最後は人と人、熱意で契約を勝ち取る姿にはジーンとくるものがありました。 ところで、ある意味での勝者はジョーダンのお母さんですかね。あの時代にレベニューシェアを提案して、わが子をや大企業を動かした、かなりのやり手だったのでしょう。でも、その辺はさすがアメリカ。お母さんは恵まれない人たちに膨大な寄付をしたということでWin-Win-Winのハッピーエンド。
ベンアフレックは監督としての腕あるよね
契約する ただそれだけの映画で面白く作れるとかどうかしてる 大声ファッ◯代理人が今年一番劇場で笑いました! あとマットデイモンもスピーチ良いです あと色々実名で出てくるのは流石アメリカって思います 最後にジョーダン履いた若者だらけの劇場だと思い込んでいたのですが オールおじさんおばさんでNIKEのスニーカーの人は一人も居なかったのが一番のビックリポイントでした。
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