劇場公開日 2023年4月7日

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AIR エアのレビュー・感想・評価

全308件中、1~20件目を表示

4.0夜明けを追い求める密度の濃い熱意が良い。

2023年9月25日
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すっかん

3.5もの創りの情熱

2023年6月30日
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鑑賞方法:VOD

もの創りの情熱と企業事情はよく衝突する。仕事は金を稼げないと意味がないが、金のためだけにやっているだけで本当にいいのかと、多くの人が自問自答する。しかし、時には採算度外視したやり方が一番金を生むことがある。エアジョーダンの誕生秘話はまさにその好例のようだ。パッとしないメーカーだったナイキがいかに一大スポーツメーカーとなれたのか、そのきっかけとなったエアジョーダン開発の裏には、まだ学生だったマイケル・ジョーダンの才能を見抜き、それに人生をかけた男の情熱が会ったと本作は描く。そして企業を預かる経営者もなんだかんだといいながらそれに賭ける。メーカーとプレイヤーの契約にあり方まで変えたこの出来事は、世界のスポーツ界を一変させる事態だったわけだが、その根底は才能のほれ込んだ人の熱意というシンプルなメッセージが良い。
マット・デイモンとベン・アフレックのコンビを1つの映画で久々に楽しめるのも嬉しい。

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杉本穂高

3.5Dreams of a Shoe Salesman

2023年5月31日
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鑑賞方法:VOD

A sports drama for the start-up age: the entrepreneurial us mostly not destined to be athletes, rather having dreams set in winning big at the office. Damon's portrayal of Sonny is likeable not just because he is a corner-crossing and cunning businessman, but also he demonstrates what we all want to feel: that we actually enjoy doing our jobs. Also a fantastic account of commercial propaganda.

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Dan Knighton

3.5実話物を盛り上げるベンアフの演出力。

2023年4月29日
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『アルゴ』でも顕著だったことだが、ベン・アフレックは史実を描く場合でも「映画は面白くてナンボだろ!」と言わんばかりにガンガンガンガン盛り上げてくる。しかも盛り上げが上手い。この映画で描かれているできごとがどこまで史実に沿っているのかは把握できてないのだが、例えば『アルゴ』の終盤の手に汗握るチェイスは、完全に映画オリジナルの展開で、実際の事件よりも盛りに盛っている。

本作では、ダイアー・ストレイツのメガヒット曲「マネー・フォー・ナッシング」に乗せたモンタージュで始まり、1980年代のヒット曲を散りばめながら、音楽と編集の力で押しまくる。112分の映画なのに、体感で70分くらいかと思ったほどあっという間だったのは、間違いなくアフレックの技にノセられたのだろう。

ただ、監督の手練手管が主の映画ではあるとも思う。それくらいこのフォーマットには汎用性があって、おそらくベンアフはぜんぜん違うモチーフを扱っても同じくらい盛り上がる映画に仕上げてしまえるのではないだろうか。とはいえ全体的な演出の打率でいえば『アルゴ』の方が勝っていて、正直、今回は音楽押しのシーンでも、上手くいってるところと、穴音楽の勢いででごまかす穴埋め感が混在している。エピローグも、もっとテキパキ処理できたのではないか。こちらとしても、興味を惹かれたキャラクターたちの後日談はもちろん知りたいのだが、盛り上げるだけ盛り上げた後の去り際は潔い方がいい。まあその辺はあくまでも観る側の好みの話ですけども。

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村山章

4.0猛進するマット・デイモンと突進するベン・アフレックが挑んだ奇跡のコラボ。

2023年4月12日
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鑑賞方法:映画館

 がむしゃらさを演じさせたらマット・デイモンの右に出る者はいない。無骨だがガッツだけは人一倍、仲間の大切さもよく理解しているが、時に一匹狼となってでも目標に向かって一心に突き進む。その猛進力は威嚇対象を定めたときの野性の猪のようだ。

 『AIR/エア』で特筆に値するのは、マット・デイモンが持つ牽引力を誰よりも信じ、主役に据えて演出に向き合ったベン・アフレックの慧眼と結末に向けての突進力である。

 1984年というスポーツ業界史を変える出来事が起こったエピックイヤーを、音楽、ファッション、トレンドなど多彩なフッテージを小刻みにつなぎ合わせて時代の気分(エア)を醸し出す。観客を一気に当時へと誘い込むと粗い映像でマット・デイモン演じるソニーを登場させる。彼のルーティンに追った先では、所属する組織と人間関係、彼に託された使命を一気に開いてみせる。Nikeの社是を巧みに引用しながら、“ただやるだけ”=“JUST DO IT”の精神で、マイケル・ジョーダンという不世出の天才とのコラボとなった“エア・ジョーダン”誕生までの軌跡を一気に見せる。

 優れた脚本を手にして描くべきことが定まっている監督のジャッジは適切だ。例えば、セブンイレブンで不健康な青色のスムージーがカップに注がれる絵を一コマ撮ることで、この店を訪れている男=ソニーの不摂生な生活を瞬時に伝える。迷いは一切なし。何故なら、語るべきエピソードは山積していて、余計なことに目を向けている暇はないからだ。だからテンポを損なわない省略の技術が生きてくる。この演出は、ほんの少しの描写でも理解してもらえるという観客への信頼に裏打ちされている。

 描かれるべきことに対して猛進する演技で挑んだマット・デイモンをがむしゃらに走るフォードの大衆車とするなら、尻軽感が満載のNikeのトップを演じ、描くべきことに対して的確な演出センスで臨んだベン・アフレックの監督としての突進力は、劇中にも登場する17回も塗装を重ねてパープルトーンとなったポルシェ。ふたりが両輪となって物語をグイグイと牽引する様は、まさに痛快そのもの!

 この映画にはサプライズが満ちている。これ以上のことは語るべきではないだろう。是非、劇場で!

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髙橋直樹

5.0これこそがスポーツマンシップ

2023年4月9日
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鑑賞方法:試写会

興奮

まず、1980年代のバスケシューズ業界に於いて、ナイキはコンバース、アディダスに次ぐ第3位の売り上げに止まっていたという事実に驚く。それまではバスケと言えばコンバースという時代が長く続いていたのだ。そんな悲しい状況を打開するために動いたのが、ベン・アフレック(監督と製作も兼任)演じるCEOのフィル・ナイトであり、フィルから再生のためのミッションを託されたマット・デイモン(製作も兼任)演じるナイキのセールスマン、ソニー・ヴァッカロだ。『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』(98)コンビの復活である。

映画は冒頭から凄まじい台詞の応酬で始まる。そこで若干引き気味になる観客を、ソニーが当時売り出し中の新人プレイヤーだったマイケル・ジョーダンと交渉して、ジョーダンのためのカスタムメイドである"エア・ジョーダン"を発売してバスケシューズ業界はおろか、スニーカー業界に革命を起こすまでを一気呵成に見せて、有無を言わせず高揚させていく。

ポイントは、ソニーがセールスマンとして類まれな嗅覚の持ち主だったこと以上に、スポーツを愛する心とアスリートに対するリスペクトの気持ちがあったことと、ジョーダン側を代表して交渉の席に着く母親、デロリスが、息子の才能に値する条件を堂々と突きつけてくるところ。そんなウィンウィンの関係こそがスポーツマンシップであり、スポーツ大国アメリカの繁栄の基盤になっていることが分かるのだ。

何かと白黒付け辛い時代にフェアネスの尊さを訴えかけてくる映画だ。早くもオスカーが噂されるのも無理はない。

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清藤秀人

4.5「NIKEはダサい」と選手から敬遠されていた過去から決別 素晴らしい出来栄え

2023年4月8日
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鑑賞方法:試写会

NBAファン、マイケル・ジョーダン(以下MJ)ファン、NIKEファンがハマることは愚問ですが、きちんと企業を描いた作品、情熱をもって業務に取り組むお仕事映画としても秀逸です。
私はNBAファンです。とはいえ、MJはそんなに…、NIKEよりもニューバランス派ですが、マット・デイモンとベン・アフレックが嫌いなはずもなく、作品を観る前は「意外と地味な話だけど大丈夫?」と心配もしましたが、鑑賞後は「あの2人が負け戦をするはずがないよな」と妙に納得したものです。
時代性をとらえたネタが満載だし、音楽もとても肌に合う。そして何よりも、そうそう、仕事ってこれくらい熱情をもってガンガン対峙していたよなと懐かしさも感じさせてくれます。現代の若者たちにはピンとこないかもしれませんが、そこに最も心を鷲づかみにされ、ちょいと武者震いしました。

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大塚史貴

4.0この二人が共演していることが無性に嬉しい

2023年3月31日
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『グッド・ウィル・ハンティング』を知る世代としては、ベン・アフレックとマット・デイモンが共演するだけで胸躍らずにいられない。本人たちもなんだか無性に嬉しそうで、セリフの掛け合いや呼吸の合わせ方もさすがにバッチリ。その上、今回の題材はAIRジョーダンの商品開発秘話という、まさに80年代のエキスがたっぷり詰まった内容であり、登場人物たちが個性をぶつけ合うドラマとして見応えがある。マットの演じる主人公は低迷するバスケットボールシューズ部門のテコ入れに情熱を燃やし、一方のベンはNIKEのCEO役として、時に意見を戦わせながら、ここぞというところではトップの英断力を見せつける。何が組織の常識を覆すのか。どんな言葉とビジョンが相手を本気にさせるのか。特にジョーダン獲得に向けての母親との交渉劇はチェスのゲームを見ているみたいに釘付けになる。ベンの監督作としても過去の秀作群に見劣りしない文句なしの快作だ。

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牛津厚信

4.0映画としての評価よりも・・・

2025年11月29日
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幸せ

癒される

映画としての評価よりも、NIKEやマイケルジョーダン
それにまつわるAIR JORDANの個人的な思い入れでの評価

MJの3ピートを知るスニーカー好きが観て思いにふける映画かな。

楽しめました。

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ref

3.0スポーツみりしらは流石に厳しい

aさん
2025年9月23日
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知的

自分は全くと言っていい程スポーツ全般に関心がなくバスケットボールについても
この映画で出てきた名前はマイケル・ジョーダンしか知らないレベルだったので
色々気付かずスルーした場面が多かったんじゃないかなと思った。

それでも、これだけ何も知らないような人間でも「エアジョーダン」の名前は知っていたし
そこがマイケル・ジョーダンとNIKEの偉大さが伝わってくるところかなと思った。

スルーした要素は多かったように思うが後味は爽やかで、映画の構成としては王道っぽく飽きることなく最後まで観られた。

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a

3.0美談なのか?

2025年4月21日
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映画は面白い。さすがベン・アフレックとマット・デイモンコンビ。なのだが、マイケルのお母さん、これ良き母なのか?ボケーっと見ていたせいなのか強欲な母親がしゃしゃり出てきて契約オプション吊り上げたようにしか見えなかったのだが。あとベン・アフレックはあまりにもアホじゃないか?普段は別に普通の人なのにプレゼンに遅れてきたときだけ脳幹抜かれたの?と思うくらいのバカっぷり。こういうの興醒めです。

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柴犬泣太郎

4.0信念

2025年4月12日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

こういった自分の信念を持って行動するサクセスストーリーは大好きな分野です。
自分も何かできるのではないかという気にさせてくれるのでとてもみ終わった後にいい気分になれますね。
私自身は、そこまでバスケに詳しくないので、靴の制作秘話のついでにマイケル・ジョーダンのことが知れてよかったです。
やはり、マット・デーモンは安定ですね。
気になる方は見るべき映画かなと思います。

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たけお

4.0⭐︎4.3 / 5.0

2025年2月23日
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2月23日(日) @ AP映画(2023)
AIR エア
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「契約を取る」だけの話がこれだけ魅力的なのは、劇中のジョーダン(冗談)が秀逸だからだね😂マット・デイモンにハズレなし!
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#movie 🎬2025
#備忘録
#airエア
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい

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まー。

2.0NIKE好きにはたまらない?

2025年1月30日
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オープニングのダイア・ストレイツからZZ TOP、ナイトレンジャー、ビッグカントリー、マイク&メカニクスetc.80年代世代にはど真ん中の曲が流れます。マット&ベンのコンビも青臭さがなくなって良い感じのおっさんになってます。マイケルのお母さん役も良かったな。内容的に「エージェント」とか「アフリカン・ダンク」を思い出しました。ただ実話を基にした作品だからか?ストーリーそのものにはそれほど起伏はなくどちらかというと平坦な印象を受けました。
とにかく元気をもらいたい人にはお勧めです。うじゃくじゃ悩んでる暇があったら身体動かそうぜ!という気になれます。

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ケンドー鹿児島

4.0ワクワク!

2025年1月25日
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まゆう

5.0シューズ誕生秘話だけじゃなく、スポーツビジネスの在り方を変えた話だった

2025年1月18日
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これは凄い。

今では当たり前になった、選手への肖像権やライセンス契約。
低迷していたナイキのバスケ部門の一発逆転ストーリーかと思いきや、スポーツビジネスを大胆に変革するに至った、情熱の話だった。

息子の才能を信じる母親の信念と、その才能をただ一人見抜いていたスカウトマンの信念が、結実していく。

特に母親の信念と迫力は凄い。夫や子供の才能をつぶさずに、100%の熱意を持ってバックアップに回る母親のストーリーは他にもあるが、それだって一つの才能だと思う。

マイケル・ジョーダンは後ろ姿だけで、顔は一切出てこない。そこもいい。これで顔が出てきてペラペラ喋ったら、かなりドラマとして格が下がっただろう。

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rex

4.5情熱と革命の情報戦

2024年7月22日
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今はどうか知らないが、バッシュと言えばエアジョーダンである。バスケと言えばマイケル・ジョーダン、ジョーダンと言えばエアジョーダン。
バスケ部だった私も、そりゃできる事ならエアジョーダンを履きたかった。だが、私にはちょっと手が届かないシロモノだったので、せめてメーカーだけでも同じものを、と思ってナイキを履き続けた。
そんな思い出も蘇る憧れのバッシュ、エアジョーダン誕生の物語が「AIR/エア」である。

勝手な思い込みなのだが、てっきりエアジョーダンはマイケル・ジョーダンとナイキが協力して生み出したバッシュなんだと思っていた。NBA選手として活躍しだしてから、「じゃあ貴方モデルのバッシュを作りましょうか」みたいな。
ところが実際は、まだ新人で未知数の選手を「こいつは活躍する!」という見込みのもとに口説き落として契約を結び、実際活躍したら宣伝になるよね、みたいなギャンブリングな話なのである。
考えてみれば、スター選手になったらそりゃあ宣伝効果は抜群だが、スターであるがゆえに契約するのも難しくなのだから当たり前なのかもしれない。

という感じで、全然開発の話じゃなかったのだ。開発はするんだけど、それはあくまでも契約の為だし、むしろ契約が取れるか否かを賭けた情報戦の映画だ。結果がわかっているとは言え、なかなかにスリリング、且つ侠気溢れる情熱の話でもある。
マット・デイモン演じる主人公・ソニーの情熱然り、ベン・アフレック演じるCEO・フィルの覚悟然り。
また、一方でジョーダンの母・デロリスがその才覚からスポーツビジネスシーンに新秩序をもたらす革命の話でもあった。
当時の黒人、それも女性の地位を考えると、どんなにビジネスに長けていても、それを発揮する機会なんてなかなか無かっただろうと推測される。そんな中、ヴィオラ・デイヴィス演じるデロリスは一家の安泰の為、息子の人生の為、経済に「消費される才能」という構図そのものを変革する提案に至る。
今となってはハリウッド映画のギャランティなどにも適用され、当たり前となった契約形態だが、その端緒を切り拓いたのは間違いなく「エアジョーダン」だろう。

マイケル・ジョーダンが特別な存在であることに間違いはない。バスケ少女だった私にとっても彼は別格で、まさに「バスケの神様」としか表現できない存在だった。彼の姿に感動し、彼のプレーに興奮し、「空を“跳ぶ”ってどんな気持ちだろう」と想像しながら、ボールを追いかけていた。
だが、「AIR/エア」を観て最も偉大だと感じたのは、彼の母デロリスの方だ。彼女の存在は息子マイケル・ジョーダンだけでなく、その後に続く若者たちの将来をも変えていったからだ。

たった一足のバッシュに様々な人物の「これがベストの選択なんだ」という気概が乗る物語。ところどころコミカルなテイストなのも面白い、満足のいく作品だった。

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つとみ

4.5NIKEの秘密が明らかに!起業家の苦悩と立て直しを命じられたイチ社員の努力

2024年7月10日
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楽しい

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中野祐治

4.5エア・ジョーダンの誕生秘話。世の中の常識をぶち壊しながらナイキがマ...

2024年7月5日
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エア・ジョーダンの誕生秘話。世の中の常識をぶち壊しながらナイキがマイケル・ジョーダンと契約するまでの実話で、仕事のモチベーション爆上がりです。本気の姿勢が周りを巻き込み、そして伝説を生んでいくんだな。

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芝本祐介

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2024年7月3日
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ナイン・わんわん