「今やよく見る呪い転嫁モノ」オクス駅お化け 因果さんの映画レビュー(感想・評価)
今やよく見る呪い転嫁モノ
呪いは転嫁できるもの、というイマジネーションの源流は『リング』にある。最近では『イット・フォローズ』なんかがその好例だろう。ホラー映画の「あるある展開」として呪いの転嫁は今やかなり一般化したように思う。
本作もまたオクス駅に巣食う過去の因業を他人に転化することができるというものだが、特に目新しさはない。
強いて言えば、転嫁という行為に韓国特有の「復讐美」の文脈が乗っかっており、割と爽快感があった、くらいのものか。にしても女社長の性格の悪さがスゴかった。ラストのカタルシスのためだけに過度に悪魔化させられている感じがあった。
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