「「やったのはオマエだろ」 ←主題には余り関係がない話。(6/10(月)再鑑賞)ヤッパシ分からん武士の面目」碁盤斬り マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
「やったのはオマエだろ」 ←主題には余り関係がない話。(6/10(月)再鑑賞)ヤッパシ分からん武士の面目
◆「これだけの名品、惜しいことをした」
これは、終盤、真っぷたつにされた碁盤を見ながら格之進が、淡々と、または しみじみと言ったセリフである。 (セリフは正確ではない)
この特、格之進は、転がったままの碁盤を涼しい顔で眺めている。ぶった切ったのは、さも自分ではないふうだ。
「やったのはオマエだろ」とボクはツッコミを入れた。 (^o^)
◆首を跳ねられそうな武家の出の弥吉を見て思った、「やれやれ、自分は武士でなくてホントに良かったヨ。あんなんじゃ首がいくつ有っても足んないよ」 ┐(´д`)┌
◆弥吉がちょっと可哀想だと思った件
熊手の縁日(浅草の酉の市と思われる)で弥吉はお絹ちゃんを見かけて声をかける。
僕は心の中で 「お絹ちゃん、弥吉に言ってやれ、言ってやれ」と叫んだ。だけど、好きなお絹ちゃんに「もう2度と私の前に現れないでください」と言われた弥吉が可哀想になってちょっと同情した。
◆ちょっと理解出来んと思ったこと。
格之進は50両の嫌疑に抗議するため(?)切腹を決意する。 ハア (; ̄Д ̄)?
切腹しても嫌疑は晴れないが、格之進にしたら、「このままでは武士の面目が立たん、この上は、死をもって己が無実を表明する」ということなのだろうか?
娘のお絹も、先に自分を殺してから切腹しろとかスゲーこと言う。
mmm(ん~)理解出来ん。
◆浪々の身は気楽でこれはこれで良い。
格之進は、自分が潘に戻ればまた堅苦しいことになると言って、復帰するのを固辞する。兵庫に言われるまでもなく、自分が糾弾した者の暮らしを気にかける格之進は、掛け軸を売って潘を追われた者に施しを届けることにする。兵庫の遺志でもある。
潘に帰る左門に格之進が別れ際に言った 「浪々の身は気楽でこれはこれで良い」というセリフに笑った。規律を重んじ自分を律して生きる格之進にしても、御気楽生活は捨てがたいのだろう。わかる。
◆あと、江戸時代の夜の灯りは基本ロウソウだから、ほの暗いのだろうと思った。昼間は日の光、自然光だけだからそれなりに暗い。
◆両国の親分役の市村正親さんの威厳がすごい。格之進の頼みを聞き入れたときのたった一言の「よござんす」にも威厳がたっぷりあった。
◆僕は、入場者特典はキホンもらわないのだけれど、シールだけは例外でもらってどこかに貼る。今回の50両ステッカーはすごく気に入った。あとゴジラのやつも例外でもらうのだけど、最近はくれないのでちょっとガッカリ。
【追記】2024/6/10(月)A再鑑賞
ヤッパシ分からん武士の面目。
格之進にとって1番大事なのは武士の面目のKEEP、2番目が娘お絹ちゃんの幸せ。お絹ちゃんも、父の武士としての面目を保つために吉原に身を売って50両を用立てる。マジか?
それに対し格之進もお絹ちゃんに「お前の幸せを犠牲にしてまで武士の面目など立てなくともよい」などと言わずにメンツを優先する。
僕は、お絹ちゃんも含めて理解できん。
格之進曰く「お前のような町人ふぜいに何が分かる。分かるわけがなかろう」
入場特典の50両シールがまだあったのでもらえた。すごく嬉しー(^^)。合ーせて100両 、どこに張ろッかな~♪ヽ(´▽`)/