おまえの罪を自白しろのレビュー・感想・評価
全401件中、1~20件目を表示
前半に見応え
政治スキャンダルの渦中にいる、国会議員の宇田清治郎。孫である長女の娘が誘拐され、犯人に「おまえの罪を自白しろ」と脅迫される。様々な疑惑が絡む権力抗争の中、清治郎の二男で秘書の司は対応に追われ真相に迫る。
政権上部の思惑がうごめき、どの罪をどこまで告白し、どのような影響が出るのか。あいまいな部分を突く、前半に見応えがありました。後半は、やや無理がある感じがした上に印象が少し弱い。
先ず何処かで観たTVドラマと同じ様な配役で映画と言うより・・と感じ...
先ず何処かで観たTVドラマと同じ様な配役で映画と言うより・・と感じた。また、総理大臣まで巻き込む汚職で壮大な展開の期待感を持って観ていたが、最後の人情絡みの殺人事件を経てやはりTVドラマサスペンスを観ていた様な気分に陥った。メインの役者達の親近感と馴染のあるキャラが一層そういう思いを良くも悪くもさせたのだろう。
大物政治家の孫娘が誘拐され、罪の自白を要求される。 途中まではスリ...
大物政治家の孫娘が誘拐され、罪の自白を要求される。
途中まではスリリングだったし、孫娘が保護された時は泣けた。
ただ、真犯人の動機としてはどうも弱い。
遺骨を掘り起こす方法はあったはずで、わざわざ誘拐やら政治家に対して脅迫やらをやるか大いに疑問だ。
バランスが悪いかな。
犯人のちっぽけな要望のために取る行動が大きすぎ。子供喋られなくなってるじゃん。その動機に親が同情するわけないやろ。そういう感じにしたいなら、せめて子供にはやさしく接するシナリオにすべき。
自転車押して転んで二人とも失神はないよね。人間の本能を甘く見すぎ。
政治の部分は妄想でいいけど、リアルな犯罪の部分はもうちょっとリアルにしてほしかったかな。
良作だと。
2024
68本目
なかなかの面白かった。
布石も回収したのだが…
なんとなく
中島健人演じる宇田コウジの熱くなりすぎる違和感。
中島歩演じるヨウイチロウのどこか他人事な感じに違和感。を感じながら見ていた。
最後、コウジの動き方を見るとどこまでが本気で演技なのか。。。
ジャニタレ映画
前半の政治家たちの駆け引きはなかなか見応えがあるが、意味のない主演俳優のキメ顔ショットが多すぎるせいで、中盤以降、犯人側や警察側の描写がまったく足りておらずなにもかもが唐突に起こり唐突に終わっていく。
脇を素晴らしい俳優で固めてもしょせんはジャニタレ映画なのか。最後も当然のようにキメ顔ショット。まあ、おっさんが観るべき映画ではありませんよね。
犯人捜しは蛇足だったかな。なら序盤でそれを匂わせてよ。私の罪も自白します。
上質なクライムサスペンスを期待しての鑑賞でした。
序盤の展開は期待に応えてくれたかな…と思いつつ、犯人捜しのあたりで失速しちゃったかな…と思ったのが正直な感想です。
逮捕に至るまでの展開を、尺を詰めて、もっとスピーディーかつ、スリリングに描いてくれればよかったのに。
犯人の登場が降って湧いたかの如く唐突すぎて、肝心の終盤のお話にもうひとつ乗り切れませんでした。
犯行の動機がちょっとなぁ…って感じでした。小物臭もぬぐえなかったし。
てか、なんであの展開から「おまえの罪を自白しろ」に繋がったのかがよくわかんなかったの。
とか言いつつ、この阿呆は、何の根拠もなく、犯人は身内だとばかり考えてたの。
そして語らずを得ないタイアップ問題。もうこれ止めません?
B'zファンの方々には、本当にに申し訳ないんだけれど、作風に全くマッチしてないの。余計。普通にオリジナルサウンドトラック流せばいいのに。
って書いてから、あつ!て思ったよ。本作、印象に残る音楽がまるでなかったの。
尺を詰めてとか、スピーディーにとか言った手前、今回のレビューは以上です。←手抜き?
自宅でアマプラでの鑑賞でしたので、女装はしていなかったです。←それが普通です
女装女装ばかり言ってるので、とうとうアイコンまで女装時の私の写真にしてしまいました。←うわぁ…(^-^; 誰得?自分の罪を自白した方がよさそう。
国民は置いてけぼり
なぜか昭和の汚職事件のように感じてしまう展開。森村誠一なんかの小説にも似たような内容があったなぁ・・・とタイトルまで思い出せないのが歯がゆい。「利権の奪い合い」だという社会派ならではの要素もたっぷりあるものの、ここの登場人物である夏川現総理(金田明夫)や次期総理(角野卓造)への忖度が描かれるだけで闇の億までは追求されていないところが残念。
タイトルはインパクトがあるけど、結末が面白くない。利権構造とは言うものの具体的な金銭授受が描かれていないためだろうか、それともそこは読者、観客に想像してもらうという意図があるのだろうか。本来なら現総理が友だちから賄賂を貰ってるだとか、ゼネコン業者をもっとクローズアップしてもよさそうなもの。まぁ、たっぷり安倍政権下のお友達疑惑を思い出させてはくれるのだが・・・
マスコミがほぼ踊らされている様子は皮肉なのでしょうけど、一方で国民は置いてけぼり。雲の上で何が起こっていたのかも知らされないような。政治家一家だけで解決してるような気がしてならないし、議員辞職でけりをつけておしまいなんて堤真一演ずる大臣の潔さと格好良さしか伝わってこないなんて社会派とは言えない。おまけに犯人についても同情の余地なし。彼らも利権を求めて土地を購入したんだし・・・
あたかも正義ぶっているが
この作品はサスペンスを背景に、正義とは何か??? と言いたいのだろうか。
ケンティは君塚幹事長の弱みを握り、新人政治家として表舞台に立った。この先、いつか起きるであろう逆転劇を示唆している。
しかし、この純粋な作品と多くのメジャーな役者を配置したこの映画がクローズアップしているのは「ケンティ」ではないのか?
登場人物にはすべて設定があり、それになりきる。
あれっ、どうしてそんな場所に尾野真千子さんが?
大どんでん返しのさすがの演技でした。
エライザさんの演技も素晴らしかった。完璧に演じていました。
でも私はケンティの演技が気になって仕方なかった。彼の中にある「僕が主役・かっこいい」が端々に出ているのが不自然で、この作品を壊している。(ごめんなさい)
さて、
作品はサスペンスだが、地盤の再調査が行われたとき、何故か炊き出し隊として豚汁をふるまう真知子さんがいた。もし本当に彼女が事件にかかわっていれば、あのようにはしゃげないと思う。加えて、その日に「死体を隠した場所を掘り起こすという」まだその土地と犯人との関係も動機も不明な状態でそれはないと思う。
この作品がモチーフにした「政治とカネ」 確かに政治は腐りきっているようだが、正義を前面に出していた警察やマスコミにも基本的な疑問はある。本当か?
登場人物たちはあたかも政治が介入して緘口令を敷いたなどとぬけぬけと言うが、メディアは常にネタを天秤にかけている。自民党の今の問題を薄める手段で「ジャニーズ問題」「松本人志問題」をあえて表ざたにしたが、警察も検察も介入することなく、火種は消えるどころかますます燃え広がっている。
「これは報道するな。代わりにこれを報道していいよ」メディアは堂々とこれに乗っていますよね?
それがこの作品でも描かれている。
しかし寺中兄弟の仕組んだ事件の動機は身勝手で共感できないし、当時の状況の描き方は希薄だ。
これに対し宇田副大臣を通して明るみになっていく政治家たちの思惑が割とリアルで、大どんでん返しとのバランスが悪いように思う。
事件によって人生観を大きく変えた宇田清治郎。いつまでも他人の所為にする寺中。
警察でケンティと寺中はなぜ出会う必要があるのだろう?
しかし、
誘拐目的が「おまえの罪を自白しろ」というのは素晴らしいセンスだ。
全部は言えないとする政治家たちのやり取りも面白かった。
子供の命と政治の天秤 犯人がもう少し様々なことを知っていれば、物語はもっと面白くなったように思う。
設定は作家の自由だが、この自民党政治の堂々巡りを変えるには「SF]くらいしか答えがないのかもしれない。
全401件中、1~20件目を表示