ノートルダム 炎の大聖堂のレビュー・感想・評価
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現場の熱が伝わってくる
まだ記憶に新しい、ノートルダム大聖堂の火災。大掛かりなセット、緊迫感のある消防士達、本当に火災現場にいるかのような迫力のある映像だった。
実際にニュースで中継を見ていたが、このような決死の消火活動や聖遺物の搬出が行われていたとは思いもよらなかった。
大火災をいくつかのポイントに絞っていたが、他にも様々な人達が建物の崩壊を防ぐために奔走したのだらう。
それにしても鍵のための鍵、幾つあるんだ…
禁煙場所でタバコを吸うフランス人
冒頭で、足場を組んだうえでタバコを吸いながら作業している作業員や、埃だらけの配線、誤作動ばかりする火災警報装置など、ずさんな火災予防対策の数々がでてくる。
ノートルダム大火災の直接の原因はいまだ判っていないらしいが、フランスの国宝級史跡であれば国家予算をもっと使って対策を取れたのではないかと思ってしまう。
映画でも「いくら申請をしても予算が下りてこない」とのシーンが描かれる。どこの国でも一緒なのだなあと思う。それから聖遺物(いばらの冠)の保管庫を開けるのに四苦八苦するが、耐火金庫ひとつ買ってもらえなかったのかと思う。日本の三種の神器に相当するような貴重なものなのだから。
それから、てんてこまいになっている消火現場にかけつけて、現場の長から「偽の指揮所を作ってそこに案内しろ。これ以上振り回されてたまるか」と言われてしまう大統領。東日本大震災の原発事故の際に、現場に乗り込んで邪魔者扱いされたどこかの首相とそっくりだと思った。
再現VTRみたい
事実に基づく話で、2019年にフランスで起きた火災事故を描いてます。
よく出来てるけど、金を贅沢に使用した再現VTRみたい。
事故時の実際の映像と、映画用に作ったセットを燃やして撮影してるらしく、
80点ぐらい付けれるようなクオリティですが…
映画として考えた時に、ドキュメンタリーなら分かるが、そうでない普通の映画で、再現Vみたいなのって、どうなの。
上記の理由で限定して、75点ぐらい。
正直、うーん…
最初の1時間ぐらいまでは良かったけど、消火活動を延々と観せられて、眠くなりました(笑)
あー、眠かった(笑)
やっと終わった(笑)
2回目は、キツイ(笑)
※IMAXで観賞。
上司の言葉
正確ではないが「消防士は命を救うことに命はかけるけれど、どんな石(歴史的な建造物の意味)であっても、消防士の命には代えられない」という言葉が心に残った。とても当たり前のことを上司が言ったことがとてもうれしかった。
ここ続けてパリの映画を3作見たが、私にとっては一番の映画になった。(「パリタクシー」「エッフェル塔」ともとっても素晴らしい映画だったが)
シュミレーションや訓練はしておくものですね。
災害を経験した後であれば、ああすればこうしておけばと後悔したり、知恵を発揮できるけれど…
最悪の事態を想定して準備が必要だと実感させられた。
平和ボケってよく聞く言葉ですからね。
DJポリスはフランスにいないのかなぁ?派遣してあげたかった。
願いの歌は思わず一緒に口ずさんでいました。
日本でも神社仏閣や仏像は木製。火災から守るのはフランス以上に大変。
消火システムの設置や訓練がなされますように。
ロラン・プラド
いやぁ、フランス映画とは思えないくらいの大迫力スペクタクル。IMAXだし。
IMAXで観て大正解。実際の記録映像とセット撮影・特殊効果も織り交ぜたフィクションなんだけど、未だ記憶も新しい事故だけに生々しさもハンパない。
聖異物の救出劇とかダミーの指揮車とか、取り上げるエピソードかいちいち面白いし。
一方でフィクションだからって矢鱈に感動させる方に振りすぎないのも好感。
しかし「ロラン・プラド、鍵は置いて行けよ」と思ったけど、ありゃ置いてても無理だわ…
こりゃ大画面でやってるうちに観るべき。
実話なのに なのか 実話だから なのか…
アメリカ人が作る消防物に比べると まぁスピード感のないお粗末な作戦と実装備。
傑作「バックドラフト」とは比べないけどね。
発火までのハラドキは落ち着きと緊張が交錯した映像で愉しませるだけに中盤以降のテンポが残念。
大惨事に一度はならないと改善しないのだろうくか?
本当にあった話で、(原因は不明らしい)実際の映像交えながらみたいだったので凄かった!
それにしてももう少し国民は緊急車両は通してあげてくれ!(笑) 野次馬多すぎ!(こんなことあっては駄目だと思う)
でも 何も出来無い国民が…ココは涙した。
どこの国もだけど 消防士に感謝する映画。
嘘のような実話
ノートルダム大聖堂が火災に遭い、消防士たちが決死の消火活動を行う、この事実に下手なドラマを付け加える必要はない。まるでドキュメンタリー映画のような作品になっているがこれが正解だろう。
大聖堂が焼け落ちるのを観ていると涙が止まらない。
消防士たちの活躍には胸が熱くなる。
それにしても、世界で最も訪れる人が多いというノートルダム寺院の杜撰な体制。初めてきた新人の警備員ひとりに任せてしまう、警報器が何年も壊れたまま、禁煙場所で作業員が平気で喫煙している、などちょっと考えられない。まるで嘘のようだが実話である。
まぁ、沖縄の首里城や韓国の南大門だって燃えてしまったんだから、油断と不運が重なったんだなぁ。
歴史的建造物を使用しながら維持していくことの大変さを痛感した。気をつけなきゃいけないな。
パリの人たちやキリスト教徒の人たちはあらためて観るの辛いだろうなぁ。
IMAXで観ればよかった。
歴史的建造物が崩壊する様は観ていて辛い
リアリティーがある映画で火災が起きる事が分かった上での鑑賞なので、出だしから火災の原因になりそうな物事が映し出されたり、火災が起きたあとの対応などスムーズに進まない所を観ていてとてもはらはらした気持ちになりました。
なにより歴史的な建物が火災により崩壊する様を観ると、とても悲しく辛くなりました。
火災に対する日頃の対策が大事だなと強く感じる映画でした。
ただの火事を消すだけなのに
2023年劇場鑑賞83本目。
内容全く知らずに鑑賞。ああ、そういえばあったな・・・。実話なんですね。
開始早々火災になるフラグがどんどん立っていきます。いや立ちすぎぃ!
実話なのでテロリストが放火したり、中に大勢の人が閉じ込められたり、敵が消火を邪魔して撃ってくる、なんてこともなく、火事なので消防隊が消す、というだけの映画なのですが、普通のビルと違って数百年前の巨大な建物なのでスプリンクラーがついているわけでもなく、逆に補修工事用の鉛がドロッドロに溶けてマグマのような凶悪さを持ち始めて「うわぁ大変だなぁこれ・・・」と終始興味深く観ることができました。
後は消防車の走る時のフランス人の動きが結構邪魔で、日本ってやっぱりいいなぁと思いました。
ただ、ワンシーン子供にイラッとさせられるところがあり、それせっかく忘れていたのに・・・というのがちょっと残念。
ポンピエ
2019年4月15日に起きたノートルダム大聖堂の火災で活躍した消防士達の話。
「嘘の様だが…」の字幕から始まり、当日の朝新人警備員が配備されたノートルダム大聖堂の様子をみせていく。
どこまでが事実かは解らないけれど、最初のアラートが鳴り確認に行った場所では火災は認められず、しかしながら既に屋根から煙が?
そして消防局が火災を確認するまで約30分?
そして消防士が着いて消火開始まで又約30分?
しかもそんなお粗末な状況って大丈夫かフランス!?
以降は時間経過が示されないから良く解らないけれど…。
現場の消防士の活躍は素晴らしいし実際の映像を交えながらの展開は迫力満点だったけれど、指揮官がイマイチでなんだかピリッとしないし、マクロン大統領の現地入りに際してのやり取りも、どこの国もこんな感じなのかなと…国だけじゃないけれどね。
文化財の救出も、結構煽った様に「せめていばらの冠だけでも」とみせておいて、最後にはちょっと肩透かしな情報が。
まあ、概ね事実なんだろうけれど、やはりかなり誇張されているのかなという印象。
ちなみに、修復工事の現場で喫煙の事実あがったのは本当だし、電気系統のトラブルもあったらしいけれど、実際には原因は特定出来ていないらしいですね。
その辺の情報も字幕でも良いけれど流して欲しかったかな。
おばあさんの猫は何なの?
過剰演出があったり、余計なシーンがあったりして、感動まではいかない。
天井が崩れて、その一部がわざとらしく近くに落ちる。慌てた学芸員が乗ろうとした自転車が、壊れていて、何度も乗り換える。この辺は、多少目を瞑ったとしても、おばあさんの飼い猫が落ちそうになる。バカな女の子が、キャンドルに願いをするために火事の大聖堂に戻る。こんな余計なシーンがノイズになる。
火事の原因はタバコの不始末か電気系統の故障みたいだけど、防火対策がズサンだったに尽きる。それと聖遺物の管理体制もひどくて、担当者が鍵を持ち歩くってどうなの?
それなりに緊迫感はあったけど、何だかね。マカロン大統領が、某国の首相みたいに余計な口出しをしなかったのがよかったのかも。
人の振り見て我が振り直せ、ですね
フランス人、アホちゃうか、というのが最初の感想です。
・自前の防火体制が全くできていない大聖堂(お金あるのに)
・禁煙無視してタバコ吸う作業員
・近距離なのに到着に何十分もかかる消防隊、到着しても不手際でろくに活動できず
死者が出なかったそうで、安心してみられました。
起こるべくして起きた惨事でですけど、まあ、あまり人のことは言えんなあ、というのがまとめです(安全神話に胡坐書いて悲惨な事故起こした国もありますし・・)。
人の振り見て我が振り直せ、ですね。
火気厳禁
ノートルダムには行ったことがあるので、興味がありました。
本作は現実の火災の話だから、見ごたえがありました。迫力もあって飽きませんが、イライラもしました。
世界中に知られる歴史的な建造物なのにきちんとした防災計画がなされていなかったこと(これは他人事では無い)、指揮系統も混乱したこと、交通規制や周辺の封鎖が上手く行かなかったこと(これにはびっくり)。
消防車はスピーカーを積んでいなくて、助手席から周囲に声をかけながら通行するも、道は狭いわ、人々は好き勝手に行動するわで進めない。日本とは国民性の違いなのかとヤキモキしました。
大変悲しい事件だったのに、何となくユーモアが漂うんですね。
そんな中でも消防隊員の仕事ぶりには頭が下がります。密閉された狭いらせん階段を上っていくのはとてつもなく勇気が要ります。
マクロン大統領はゲスト出演者として再現シーンをやってくれたんでしょうか。
ドキュメントとして、良かった 運営はダメだけど火消しは頑張った こ...
ドキュメントとして、良かった
運営はダメだけど火消しは頑張った
これだけならチェルノブイリに似てる
そこが切ない
エンタメ性を排除した地味な感じなんだけどメッチャ引き込まれる作品。 本年度ベスト!!
実際にあったノートルダム大聖堂の火災事故を再現した作品と言うことで鑑賞。
火災映画でよくあるエンタメ性は低く、リアル感を前面に出した感じの迫力が凄かった。
本作は消火活動をする人達と、キリストに関連する貴重な文化財を燃え盛る聖堂から運び出す人達にスポットを当てた印象。
煙草のポイ捨て。
配線を突っつく鳥。
電動ノコギリでパイプを切る火花。
出だしから火災を臭わすシーンがあり、いつ火事になるかヒヤヒヤ。
加えて老朽化した火災報知機が狼少年的で大災害になった原因のひとつって感じ。
火災のシーン。
最初は煙しか見えない聖堂が、あっと言う間に炎に包まれ、もはや手遅れ状態。
スクリーンが2分割や3分割となり、実際の火災の映像も引用している感じ。
メッチャ燃えてる感じがリアルで絶望的。
消火に向かう消防車。
渋滞に巻き込まれたり、通れない細い道を後退する始末。
その脇を報道のバイクが涼しい顔で走る姿が切ない。
聖堂の屋根は鉛なのか。
火災の高温で溶けた鉛が滝のように流れるシーンが恐ろしい。
その鉛のしぶきで消火ホースに穴が開き消火にも支障が。
聖堂が燃えている全景から、消火ホースの絶対数が少な過ぎる。
水圧も低く焼け石に水の状態。
なす術が無い。
消火活動は聖堂の鐘楼にスポットを当てた感じ。
鐘楼に向かう通路は狭く人がひとり通れる程度。
ボンベなどの機材を背負う消防士の苦労が垣間見られる感じ。
こんな時にフランス大統領が現地視察。
消防隊の取った行動はお見事(笑)
パリの住民は燃える聖堂を見ているだけで何も出来ず。
燃える聖堂を見ながら、皆で神に助けを求める様に聖歌を歌う姿に泣けた。
出だして聖母マリア像にロウソクを捧げながら祈る少女。
何を祈っていたのか?
気になります( ´∀`)
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