アナログのレビュー・感想・評価
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愛を教えてくれる映画
逆さ人情紙風船の映画です
今年一番泣いたかも?
なんだか現世感の薄いヒロイン、もしかしてこの世ではないどこかから?でもみんな見えてるし‥あるいはまだスマホのない時代からタイムワープ?でも逆ならともかくスマホに驚いてる様子はないし‥
まあ素直な性格(初耳?)の私はあれこれ考えてしまいました。
確かにアナログ感満載の主人公(ニノ)の思春期の初恋のごとく、ピュなアな恋心に懐かしさを感じました。なんだか中高生の初恋みたく。泥縄式で髭剃り買っても水浸しでは行かないよね?!「僕だけ土砂降り」って言い訳もアナログだなって。
波瑠さんの透明感、ミステリアス感、彼女ならではの役どころでしたね。デビュー作(と勝手に思ってます)NTT docomoのCMで「新人の松村です」って言って失敗続きのボーイッシュな初々しい姿が懐かしく思い出されます。
冒頭の1人でご飯を食べるシーン、とってもよかったので是非『川っぺりムコリッタ』の松山ケンイチさんと向かい合って黙々と食してほしいですね。糸電話のシーンは重要ですが、こんなシーンをあのビートたけしさんか書いたとは思えませんでした。
パティ2枚重ねの夕方メニューのごとくWケンタのお得感、ハンパなし!こんな腐れ縁、いや親友たちに心配されるニノは幸せもんであること間違いなしですね。いつもアツイ桐谷健太さんはもちろんのこと、『くれなずめ』でも素敵な友人を演じられて一番の泣きどころって思いましたけど、今回も浜野謙太さん、本業はミュージシャンらしいですが友情の物語としても秀逸でした。古くは福山雅治さん(古くはって言うのがなんだかですが)菅田将暉さん、松下洸平しさん、石崎ひゅーいさん、セカオワのFukaseさん他、天は二物を与えちゃうんですね。そういえばニノもアイドルグループだったっけ?!『涙のキッス』歌ってるの聴いて「結構うまいじゃん」って思ったもんなー
ただまもなく消滅する事務所所在タレントだからっていう偏見はよくないと思うし、実際そんなふうに感じたことはないですね。吉永小百合さんの息子さん役も、家族写真家役もとてもよかったしバラエティでのひょうひょうとした雰囲気とは全然違いますしね。
いい映画観させていただきました。ありがとうございます!
泣けて。泣けて。良かった。
ほんとにタケシの小説???
波瑠ちゃんは
弥生3月君を愛した30年(2020年公開)以来。
またまた、ピッタリの役でした。
まさに宝石💎ですわ
頻繁に映画やドラマに出演しないからいいんですね。
高画質のきれいな映像も波瑠ちゃんに負けてない。
スマホもガラケーも持たず、
木曜日にお気に入りの決まった店で待ち合わせ。
ステキです。
普通、スマホ持ってないんですって言われたら、キョーレツな拒絶と感じると思うんですが、まったく疑う余地がないほどの清らかさ。
通常のニノのキャラだと、マジ切れでもおかしくない状況だと思うんですが、おとなしく従うんです。
ほんとにタケシの小説???
誰かゴーストライターが書いたんじゃないの?
紙コップにタコ糸の糸電話。
たぶんなんにも聞こえないと思うんだけど・・'
芝浜は談志派です
良い距離感 良い人間関係 人の温かさ
映画館の告知でよくやってたので見に行きました
役者さんの演技が良かったなぁ〜
全体的に演技演技してないというか ホントの日常を切り取った感じで
ニノは優しい表情凄い良いですね 喫茶店からトボトボ帰るの背中でわかりましたよ顔が
波瑠さんも綺麗だけどリアル感あるお金の持ちのお嬢さんみたいなのとたまに無邪気に笑う表情とか良いよなぁ
2人の絶妙な距離感がいいねぇ~
かすかに笑ったりして一気に距離感詰めない感じが
恋愛パートも良いんですが男3人での友情シーンが凄く良かった!
居酒屋での会話とかあんな感じですもんね
けどおふざけだけじゃない付き合い
良いですねぇ リアルですねぇ
大きなスクリーンで見るキレイな海が良かったです😉
あと全体的にご飯や飲み物のシーンが美味しそうに感じたのも良いです
気になったのは同じ絵面でカット変わらないのにつなぎ合わせの編集はバラエティ見てるみたいでそこは気になりました
ちょこちょこ泣きましたけどこれで最後のエンドロールで楽器じゃなくて歌声だったらめちゃくちゃ泣いたと思います(笑)
まぁ全体的に良かったです満足です
映画にありがちな蛇足かつ不要なラブシーンは無いのでいろんな年代の人でも大丈夫かと思います
寒い季節になってきますが温かい気持ちになりたい人は是非映画館で
原作がビートたけしさんって驚き。
今時
今時ケータイを持たない女性に恋したら何か起きそう、みたいな予告ムービーだったけど、純全たるラブストーリーで悲しくも美しい恋物語でした。
ケータイが無いからすれ違いや誤解が生まれる恋なのかと思いきやそんな安いドラマみたいな事は起きない。
ただただ人が人を思う気持ち、人間が人間たる姿がゆっくり描かれる。
一応映画らしくドラマティックな展開もやって来るんだけどあの時ケータイさえ有れば!とか連絡さえ出来てれば!みたいなシーンも無い。
つまりは人間を描きたい作品なんですよね本作。
シーン毎に食事は良かったですよね、そうだよ人はメシ食うんだよ、ちゃんと腹すかせるヤツだからこそ人として信頼出来る。
タイトルアナログってのは合理性や計算で動けない人間そのものを表してるんだろうな。
ただ一つ現実感薄かったのは、ヒロイン波瑠が文化系美術系男子の理想の頂点を突破してるくらいファンタジーな存在で恋殺しさせに来てんのかと思った。
予定調和だが涙腺崩壊
斬新さはないが心に染み入る良作に出会いました
冒頭の、朝起きて飼ってる魚に餌あげて土鍋でご飯炊いて糠漬け出してきて切って、ちゃんと和定食な朝ご飯食べて美味しいといちいちニヤニヤするシーンだけで、いわゆる丁寧な暮らしを頑張らずにしているタイプの主人公なんだと分かりました。
鈴木浩介さん演じる上司の英語だらけの「何が言いたいのかわからない」ミーティングシーンの着信音からのスピーカーで一回こちらを笑わせてくるところも、憎かったです。
そこからデザインの仕事を頑張っていて、実力もあり、なのに欲がなくて英語上司に手柄を横取りされてるお人好しだというのも後々のシーンに説得力を生みます。
そんな主人公のニノがデザインして、通っているカフェ「ピアノ」での出会いからのシーン、見事でした。
親友が物作りが好きですが、ああいう人は特有の感性でモノを見ていて「そんな細かいとこ!?」にいたく感動したりする変な人なんですよね。
でもそれを分かり合え、話せる相手に出会うという。
手柄の横取りをヘラヘラしている男がカミソリまで買って、1人どしゃ降りで会いに行き2人は始まります。
少しずつ近くなる距離、増える笑顔、下の名前で呼ばれるくすぐったさ、触れられたドキドキ、会えない時間のもどかしさと思い出す幸せ。
ラブストーリーの王道をひた走るトキメキのシーンは本当に幸せな気持ちになりました。
焼き鳥屋のシーンも最高で、男子3人組の良さと可愛い範囲のダメさが光っていました。
海辺の糸電話、聴こえてるんじゃないかなって私は思ってました。素敵なシーンでしたね。
そこから悲しい展開になるのは、ドラマチックなのは分かるんですけどね…何でただ幸せになる物語は映画になれないのかなぁって思ってしまったわ。
ラストシーンの木曜日。
これから、回復していくことを示唆していると私は解釈しました。
これからは2人で生きていく、丁寧な暮らしを。
【追記】
波瑠さんのバイオリンはドラマ「G線上のあなたと私」以来でしたが、作中のとことん品がある絵と相まって素晴らしい仕上がりすぎました。
このドラマも素敵なのでもし読んで気が向いた方がいましたら本気で強めにお勧めします。
王道ながら手堅い良作
波瑠さんの衣裳だと、焼き鳥はタレより塩でないと駄目ですよ
前日に『アンダーカレント』を見たばかりの私には、シンクロ感がありました。
というか、ほとんどリリー・フランキーさんの卓越した存在感のなせる技ですね。
『アンダー』のほうでは探偵さんなのですが、こちらでもちゃんと美味しいコーヒーを淹れてくれるんです。
喫茶店のマスターは、世を忍ぶ仮の姿?と瞬間的に勘違いさせられました。
現実社会で起こり得る不幸な出来事、それに翻弄される当事者たちのやり切れない心の痛み、でも何かの偶然や誰かの思いによって生まれる希望。
リリーさん演じる役どころは、それらの時系列を優しく暖かく無条件に見届け受け入れる神さまのような存在。
そして、奇跡を起こすのは、その神さまではなくて、誰かを思う人間自身の心なのですよ、そう無言で語りかけてくれるのです。
だから、リリーさんの淹れてくれるコーヒーは、アイスでは供されません。いつでも人を温めてくれるホットコーヒー。
ラストの冬の海岸、神さまの淹れてくれたコーヒーがふたりの上に奇跡をもたらしてくれました。
(余談)
『アンダーカレント』のレビューでは、泣かせの演出について言及しましたが、テーマが違うこちらの映画だと、もっと泣かせてくれてもいいですよ、と言いたくなるほど、泣かせていただきました。
そういう比較ができることもまた、シンクロ感の要因のひとつです。
(余談2)
東宝シネマズ日本橋で鑑賞してたら、ロケ地がまたも日本橋。
日本橋のたもとにあるオープンカフェ(筒井真理子さんのシーンです)は、橋を歩けばすぐに分かります。
散歩の好きな人はぜひ❗️
こんなの書けるなんて、ビートたけし凄いな。
予告編から想像していたのは、犯罪絡みの恋愛物語だったけど、それははずれでした。
波瑠演じるみゆきが、携帯を持ってないのは分かっていたから、女の方がアナログで、ニノ演じる悟を困らせるんだろうと思っていたら、悟の仕事のやり方も昭和のアナログじゃん、今時、色鉛筆でインテリアデザインを描いたり、模型を徹夜で作ったりできる奴いるのかなぁ?
しかもクライアントには大評判の天才系。そんな奴がある日、出会ったみゆきに一目惚れ。自分の仕事を褒められると、そうなっちゃいやすいよね。みゆきが携帯を持ってないせいで、日常の連絡が取れない2人は出会った喫茶店で、毎週木曜日に会う約束をする。ん?せめて家の電話番号教えてもいいんじゃね。って思ったけど、教えられない理由があったのね。
2人で行ったクラシックコンサートの途中で泣きながら席を立つみゆき。あ、もしかしてこいつ不倫をやってんじゃない?って感じてしまった。こりゃやばいぞってモヤモヤしてたら、納得の理由、そりゃ泣けるわ。で、後半、悟がプロポーズしようとしたら、居なくなってしまうみゆき。やっぱりなって思ってたら、まさかの理由。えっ!ウル〜。最後は可哀想なハッピーエンド。ウルウルウルル〜。
主演の2人が素晴らしいのはともかく、桐谷健太、浜野謙太、鈴木浩介など、脇の人達もとっても楽しかった。リリーフランキーは真面目なマスターってだけだったけどね。笑って泣けてとっても楽しめました。
素敵な作品に出逢えました
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