アナログのレビュー・感想・評価
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世界観が素晴らしい
まずタイトルにある通り、世界観が素晴らしかったです。音響をはじめ、服装やロケ地など、とても作品とマッチしていました。
音響について、主題歌の「wish」が幾田りらさんの歌ったバージョンが映画内で流れなかったことに少し疑問を持ちました。
BGMに関しては、完璧だったと思います。
服装ですが、スーツなどが多かったため、前半などは季節感がわかりずらかったものの、場面場面の服装としてはとてもマッチしていました。
次にロケ地ですが、2人が出会うカフェ「piano」の雰囲気が特に良かったです。またカフェの店長(リリー・フランキー)のあたたかい存在が、雰囲気をより際立たせていました。
脚本についてですが、まず携帯を持たない彼女という設定がとても良かったと思います。そこから織りなして行くストーリーがとても美しかったです。ただ、一年後というくだりが二回あったことが少し引っかかりました。個人的に未来へ物語を飛ばすという脚本があまり良く思わないので、二回あったことで集中力が切れそうになってしまいました。
ラストシーンについて、ヒロインが最後言葉を発し始める場面が少し違和感がありました。突然回復したヒロインと、それに対して驚きの感情があまり見えてこない主人公というのが勿体無いと感じてしまいました。もう少し綺麗に終われたのではないか、と
総評としては、世界観と役者の演技、全て込みでとても良い作品だと思います。ツッコミどころなどは何箇所かあったものの、もう一度観たいと思える作品でした。
ビートたけしの背中
携帯を持っていないミステリアスな女性との恋愛、そんなテーマで1本の映画になる?と訝しみつつ鑑賞。
結果、こんな恋愛はおとぎ話。なのにそれが地に足ついて成立できているという奇跡的な映画だった。二宮和也と波瑠の2人が現実とファンタジーの限りない淡いを絶妙な匙加減で演じていて、拍手を送りたくなるくらい。
また桐谷健太と浜野謙太の幼馴染トリオのアドリブに声を出して笑う。この幼馴染のシーンがあることで、ダレずに見続けることができる。板谷由夏やリリー・フランキー他の役者さん全員がどの人もハマり役で誰1人欠けても成立しない。
原作者ビートたけしの背中が二宮越しに浮かぶ。本当に優しい映画だ。言ってしまえば凡庸な筋書きを、魅せる脚本にした港岳彦さん、タカハタ監督の手腕に脱帽。
なぜこの作品を今製作したのかがもっと明確になれば良かった。
静かな日常のドキドキ
なんかいいなぁ、静かに、少しずつ、確実に距離が縮まっていくドキドキ。
もどかしくて、でも、その時間も愛おしくて、ソワソワしてしまいました。
なんで携帯を持ってない?なんで木曜日だけ?なんて疑問も、気にならなくなるくらい静かに流れていくふたりの世界でした。
なにより、波瑠さんの背筋がピンとして座ってる姿や、コーヒーを飲む仕草、すぐ口につけるのでなくて、ちょっと間をおく姿など、1つひとつに人となりが出ていて、ドキッとしました。
なにより、二宮くんの日記を読んだ後。そうだよね、そうなるよね、そうに決まってるの、言葉なく涙だけの姿。切なくて、悲しくて、やりきれない思いが溢れていました。
見ている間も、いや、見終わってから思い返す今の方が、ジーンとくる素敵な映画でした。
ミステリアスな女性、みゆきが素敵だった
鉛筆による手書きのデッサンや手作りの模型にこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手がけた喫茶店ピアノで、小さな商社に勤める女性・美春みゆきと出会った。自分がこだわったデザインに気づき、褒めてもらった事をきっかけに、価値観が似たみゆきにひかれた悟は連絡先を聞いたが、彼女は携帯電話を持っていなかった。そこで2人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に、ピアノで会う約束をした。週に一度、会える時間を大切にし、食事に行ったり、海に行ったりし、2人は関係を深めていった。しかし、悟がみゆきにプロポーズしようとした日、みゆきは現れず、それ以降みゆきは姿を消してしまった。みゆきに何が起きたのか・・・てな話。
よくあるパターンのストーリーなのだが涙が出てきた。事故で死んだのかと思ってたら・・・
二宮和也、さすがの名演技だった。
ミステリアスなみゆきを好演した波瑠が素晴らしかったし、彼女のスタイルの良さ、姿勢の良さ、毎回違う衣装が素敵で似合ってた。
徐々にでも記憶が戻り、出来れば歩けるようになればいいな、と希望が持てるラストが良かった。
映画で久々に泣きました
公開前から観ると決めていて、レビューもいろいろ読んでから行きました。
評価が高いので期待も高まっていましたが、それを超える素敵な作品!
物語自体は日々の生活をベースに静かに過ぎていく感じですが、それぞれの想いを想像するたび心が揺さぶられるというか。
後半にいろいろなことが動く感じで、2時間が短く感じました。
何と言っても波瑠さんが役にピッタリでした!
良い意味で期待を裏切られた
一緒に観に行った人のチョイスで、観るまでは正直、期待薄だな…と考えていたのだが、ストーリーが良く惹き込まれた。
桐谷健太さんと浜野謙太さん演じる親友二人(特に桐谷健太の役)が、口調はふざけてても友だちを思いやる優しさにあふれてて、最高すぎた。
(Pianoで待つ波瑠さんに母葬儀の旨を告げに行くのとか、なんて良いやつなんだと…)
二宮くんと高橋恵子さんは、面差しも似てるし、お互いを気遣いながらも言うべきことをきちんと伝え合ってる姿、本当の親子に見えた。
幸せになれよとグータッチするとこ最高!
幸せになるとこ、その相手を母に見届けてほしかった!
波留さんの、ミハルとして人と関わるのに不器用さが感じられる感じも、上手すぎる!と思った。
海辺の糸電話、良かったな…
聞こえてたんだね…
ミハルの答えがミズシマには聞こえてなかったのに、ミズシマがミハルを大切にしたい、彼女を幸せにしたいから指輪買う!となるところ、語彙がなくて素敵としか言えないのが悔しい、本当良かった。
あそこのベンチでミハルが「目を見開いたら世界が優しかった」みたいに言った台詞、
毎朝目が覚める度に「なんでこんな人生なんだろう」と、つらいこと嫌なことばかり考えてしまう自分にはとても刺さった。
海大好きだけど、夜の暗い海には怖くて行けない。
一緒に行ってくれる人がいる人生、いいな。
携帯持ってないと言われたとき、進展を断る口実と解釈せずにビックリしつつも受けとめてアピール重ねるのは、男性が女性に魅了されてたからなんだろうけど、そこまでされるのいいなぁと感じました。
私は人間関係を築くのが苦手なので、ミハルがミズシマやその友人たちと関係を深めていけてるのが羨ましかったです。笑
指輪を用意したあとのドラマのような劇的な展開は、こんな友情に恵まれた人生すてきだなと思うなど、現実じゃないしと冷めることもなく着地点の上手さにうなりました。
ただ、いくら仕事ができる人とはいえ独立してあんなに上手くいくんかいとか、意思疎通すらできなかったのに結局できるようになるところは、都合よすぎかなと思ってしまいました。
自分で選ぶなら、ドラマに出るような今をときめく若手俳優さんの映画は選ばなかったはずなので、観れて良かったです。
この映画を好きな人がみんな、大切な人と幸せになれますように。
券売機でチケット買うのに戸惑ってたら、自然に教えてくれた店員さん、ご親切にありがとうございました!
アナログ主義の可能性
二宮くん目当てで鑑賞
感想
王道の純愛ラブストーリー作品で率直に感動した。携帯不所持のヒロインとのラブストーリーはアナログ主義の一周回った新鮮さを感じられて心地良かった。
物語展開自体は王道の純愛ラブストーリーなので、大きく予想を超えてくる展開は無い。しかし、緩やかでテンポが心地良い物語構成と編集、後半からの別視点からの感動要素の導入が一作品としての満足度を大きく高めていた印象。
途中幾度か挟まれるコメディ要素はたけしさんらしさを感じた。
俳優陣の演技も実力派揃いだったので、引き込まれた。
引き込まれるような映画でした。
とても良い映画でした。
大人の君の膵臓をたべたいって感じで、、。
落ちがよく似てるなぁと。
約束に来ない。事故。日記の流れが、、、。
全体に良かったのですが、部長役の人や、大阪の人のキャスティングが残念でした。なんか醒めてしまう感じ、、。
この監督の特徴でしょうか、編集が狙ってなのか、下手なのか?ぶつぶつする感じが、これも醒めてしまいます。
携帯を持たなかった理由が、もっと他にあるのかなと思ってたので、そんな重要でもないかなと思いました。
余談ですが、新宿末広亭は、とても良い寄席です。よく行くので、思わずニヤリとしてしまいました。
オールドスクールなラブストーリー でも嫌いじゃないんだなーこれが
これだけ様々なジャンルのコンテンツが溢れかえっている昨今、ちょっと時代遅れにも感じるようなオールドスクールのラブストーリー。
それなのに心にグッとくる、自然と涙してしまうのはどうしてなんでしょうね。
本当に丁寧で優しいラブストーリーに仕上がっています。
サカナクションの”新宝島”くらい丁寧ですし、Superflyの”やさしい気持ちで”くらい優しいです。
二宮くんと波瑠さんの仕草や言葉、表情の一つ一つがそんな雰囲気をつくっているのでしょうね。
特に二宮くんの演技とても良かった!個人的イチオシシーンは、2回目に彼女と会ったところ。冗談を言った後「嘘でーす」の言葉に合わせて、めちゃくちゃ耳を真っ赤にしている二宮くんに、「そんなんもう演技のレベル超えてますやん…」と感服しました。
僕は基本、映画の中でアドリブ全開なシーンはあまり好みではないのですが、本作はそこを全く不快に感じませんでした。むしろ自然と笑みがこぼれたくらいです。
俳優陣のまさに”自然体の演技”が感じられて、そういった意味でも丁寧で優しい映画でしたね。映画界の無印良品です。
最後に、最近インスパイアソングという文化?流行っているような気がしますが、普通に主題歌にしたらダメなんでしょうか?「エンドロールでinst流すんならもう主題歌でええやん」と思ってしまいました。
心地いい音楽、後味がいいラストシーン
アナログを観たが、ものすごくよかった。アナログの題名に興味があって観たが、
観ていくうちに題名の意味が分かる。
このような恋愛は興味があるし、水島のような恋愛もしたいし、美春みゆきのような
女性にも憧れてしまう素敵な話。
二宮和也の演技もさすがだったし、波瑠の演技も素晴らしかった。
ラストシーンは感動。音楽も心地よい。二宮和也ファンは必見だし、心が疲れた時に
観るといい作品。2023年のベスト邦画候補に入れたい。
愛を教えてくれる映画
愛とは何か教えてくれた映画です。ビートたけしさんがこんな物語を、と凄く驚きました。是非原作も読んでみたいです。
映像と音楽と雰囲気と全てがよかったです。映画はよく見ますがレビューを書いたことはありませんでした。この映画は思わずレビューを書きたくなってしまうほど、誰かに語りたくなってしまうほど本当に良い映画です。
お付き合いしていた彼と見に行く予定でした。
逆さ人情紙風船の映画です
木曜日のシンデレラが、不器用だが誠実な王子様と出会い、紆余曲折を経て、希望の一歩を踏み出す素敵なラブストーリー
二宮和也、桐谷健太、浜野謙太の3人はどう考えても酒飲みすぎのように思います。奥さんを看病する前に自分の内臓がやられます。
それにしても食事のシーンが多いですね、まるで昔のTBSのドラマみたい(笑)食べながら飲みながらの会話劇はまさにそれ
こういう流れも含めてアナログなんでしょうか?
懐かしさを覚えます。
一番の泣き所はシンデレラの日記です。
映画館で没入してください。
今年一番泣いたかも?
なんだか現世感の薄いヒロイン、もしかしてこの世ではないどこかから?でもみんな見えてるし‥あるいはまだスマホのない時代からタイムワープ?でも逆ならともかくスマホに驚いてる様子はないし‥
まあ素直な性格(初耳?)の私はあれこれ考えてしまいました。
確かにアナログ感満載の主人公(ニノ)の思春期の初恋のごとく、ピュなアな恋心に懐かしさを感じました。なんだか中高生の初恋みたく。泥縄式で髭剃り買っても水浸しでは行かないよね?!「僕だけ土砂降り」って言い訳もアナログだなって。
波瑠さんの透明感、ミステリアス感、彼女ならではの役どころでしたね。デビュー作(と勝手に思ってます)NTT docomoのCMで「新人の松村です」って言って失敗続きのボーイッシュな初々しい姿が懐かしく思い出されます。
冒頭の1人でご飯を食べるシーン、とってもよかったので是非『川っぺりムコリッタ』の松山ケンイチさんと向かい合って黙々と食してほしいですね。糸電話のシーンは重要ですが、こんなシーンをあのビートたけしさんか書いたとは思えませんでした。
パティ2枚重ねの夕方メニューのごとくWケンタのお得感、ハンパなし!こんな腐れ縁、いや親友たちに心配されるニノは幸せもんであること間違いなしですね。いつもアツイ桐谷健太さんはもちろんのこと、『くれなずめ』でも素敵な友人を演じられて一番の泣きどころって思いましたけど、今回も浜野謙太さん、本業はミュージシャンらしいですが友情の物語としても秀逸でした。古くは福山雅治さん(古くはって言うのがなんだかですが)菅田将暉さん、松下洸平しさん、石崎ひゅーいさん、セカオワのFukaseさん他、天は二物を与えちゃうんですね。そういえばニノもアイドルグループだったっけ?!『涙のキッス』歌ってるの聴いて「結構うまいじゃん」って思ったもんなー
ただまもなく消滅する事務所所在タレントだからっていう偏見はよくないと思うし、実際そんなふうに感じたことはないですね。吉永小百合さんの息子さん役も、家族写真家役もとてもよかったしバラエティでのひょうひょうとした雰囲気とは全然違いますしね。
いい映画観させていただきました。ありがとうございます!
泣けて。泣けて。良かった。
泣けて。さらに泣けて。最後は良かった。
かなり心を揺さぶる。観る価値有り。
ビートたけしの原作は監督と違って見やすい。ただ普通の話の印象。
ちょっと設定が古いかなとは思ったがそれはそれで良かった。
見やすさ◎
ストーリー◎
キャラクター◎
没入感◎
個人的好み◎
ほんとにタケシの小説???
波瑠ちゃんは
弥生3月君を愛した30年(2020年公開)以来。
またまた、ピッタリの役でした。
まさに宝石💎ですわ
頻繁に映画やドラマに出演しないからいいんですね。
高画質のきれいな映像も波瑠ちゃんに負けてない。
スマホもガラケーも持たず、
木曜日にお気に入りの決まった店で待ち合わせ。
ステキです。
普通、スマホ持ってないんですって言われたら、キョーレツな拒絶と感じると思うんですが、まったく疑う余地がないほどの清らかさ。
通常のニノのキャラだと、マジ切れでもおかしくない状況だと思うんですが、おとなしく従うんです。
ほんとにタケシの小説???
誰かゴーストライターが書いたんじゃないの?
紙コップにタコ糸の糸電話。
たぶんなんにも聞こえないと思うんだけど・・'
芝浜は談志派です
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