アナログのレビュー・感想・評価
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まさにアナログな恋。原作より映画の方が良いです
ビートたけし原作のラブストーリー?
なんかウラがありそう?と思って観たら・・・
極めてオーソドックスなラブストーリーでした。
それも極上の!
まさにアナログな恋。
なによりニノと波瑠のキャスティングが観た後ではもうこの二人以外考えられないほど絶妙で、二人の間で淡々と流れて行く時間が愛おしくて心地よい。
観てから原作を読んだんですが、実にうまい具合にアレンジしてあってこれは脚本が見事。
たけしさんには悪いが小説より映画の方が良かったです。
舞台となるピアノという喫茶店。
店名がピアノですっごい音の良さそうなスピーカーとか置いてあるんだけど音楽流してないの?と思ったら原作がそういう設定でした。
木曜日のピアノ
心ゆさぶる映画アナログ
Happy Thursday
恋愛映画というより友情映画🎥
奇妙な出逢いからの物語
嵐のファンである。二宮さんの格好良さと演技力を深く感じた。原作はビートたけしさんの同名小説というか信じえなくて主人公は工学部の人材から見ると段々わかる。
キャストたちにも自分の演技力を表せている。ただ その物語個人的に平気に過ぎると思っている。更に ある場合のカットの転換ちょっと唐突ではないでしょうか。三人飲み残したのコップのような必要ではない大写しがあるので 特殊な情報だと思って そもそも勘違いしちゃった。
長い時間をお楽しみに待っているので 厳しい採点である。
友情シーンに引き込まれた
三人で焼鳥屋のシーンでは、思わず声を上げてしまいそうになった。そのくらい楽しい雰囲気にのまれてしまった。波瑠を加えた四人での焼鳥屋も、とても楽しそうだった。まるで三人が本当に旧知の仲であるかのようで。
海に行って、紙コップでコーヒー飲んで、それで糸電話作って、聞こえない位で本音を伝える…って、昔に戻ったらカミさんにやってみたいなぁ。
岩井俊二監督のようなリリカルさを感じる、素敵な映画だった。本業はイラストレーターって嘘でしょなリリーさんのマスターも良かった。横文字を羅列する鈴木浩介さんは違和感あって良かった。
ニノはどんな役やってもアレだけど、今作の不器用で実直だけどよく喋る主人公は合ってたと思う。
原作がビートたけしとは驚き
With
たけしさんの恋愛小説なんてあったんだってところに惹かれて鑑賞。3連休の最後なのもあって人入りは中々でした。
まさに運命な出会いからアナログな付き合い方、そこからの2人の様子を淡々に描きつつも叙情的にさせられるシーンが多く詰まっており、心がキュッとさせられました。
自身のデザインをもとに作られたカフェで出会った女性が内装の変わったところを気にしてくれたのをきっかけに、カフェで落ち合ってその度にどこかへ出かけるを繰り返していた悟とみゆき。連絡先を交換しようと持ちかけたら、みゆきは携帯を持っていなかったので、毎週木曜に集まりデートをする約束をした2人。アナログな付き合い方の裏にはみゆきの抱えている過去があって…といった感じのあらすじです。
悟とお母さんの関係性も素敵で、互いに気兼ねなく話せて、互いのことをとっても大事にしている温かい雰囲気が伝わってきて、一緒に海に行こうという約束するシーンなんかジーンと来てしまいました。全面的に押し出される家族愛よりも、ソッと挟まれる家族愛には本当に弱いんです。ここかなり涙腺が緩みました。
いつか自分の親とも別れが来てしまうのかという考えたくないことも過ったりと、親孝行もっとやっていきたいなと心を引き締めてくれる大事な場面でした。
悟はどんどん惹かれていき、どんどん仲が深まるごとにみゆきの事ばかり考えて惚気ちゃうかわいい一面も見せてくれます。
そんな中、コンサートに誘った際に思わず飛び出していってしまったみゆき、その事情も明らかになって、逝去してしまった旦那が弾いていた曲で、みゆき自身も名前を偽って生活しており、そこで悟と出会ったという事実がみゆきの交通事故の一報により明らかになりました。王道な展開かなと思いましたが、少し捻ってあって良いスパイスになっていました。
そんな2人が言葉が通じずとも、前向きに2人の時間を過ごしているうちに、小さな小さな一歩を踏み出して物語に終止符が打たれ、海をバックに2人が家に帰るショットが美しかったです。
飯テロ力はかなりのものを持っていて、序盤の朝食も美味しそうでしたし、焼き鳥のパワーやパスタのパワーなんかも絶大で、映画に出てくるご飯が魅力的な映画に悪いものは無いという自分の中の評価基準にビターンっとハマってくれました。
内澤さんの音楽も素敵なものばかりで、改めてandropの音楽を聴き倒しています。
役者陣はもう名演技だらけで満腹です。
ニノがこの手の役をやるのは何だか久々に観る気がしますが、少し見栄を張って背伸びをしようとしたり、サプライズを用意しようとしたらアタフタしてたり、それでも決めるところはバシッと決めるカッコよさも持ち合わせており、涙も笑顔もとにかく最高でした。
波瑠さんもまた神がかっていて、ドイツ式の挨拶と言われてハグなんかされたらもうイチコロですし、所作の一つ一つが本当に美しかったです。事故に遭った後の空っぽな感じがもう絶妙で、表情から辛さ悲しさが強く伝わってきました。
リリー・フランキーさんの静かに見守ってくれるマスターがもうドンピシャすぎてたまらなかったです。何か言葉をかけるのかなと思いきやかけず、そろそろ言うかなと思いきや言わず、もどかしい関係性を楽しみつつも悟とみゆきの居場所であり続けた優しさが心に沁みました。
桐谷さん、濱野さんの腐れ縁コンビも悟の心の拠り所になっていたなと思いました。ちょっかいと言いつつも偶然含め2人がいると悟がリラックスしているようで朗らかな絵面になっていました。
思っていた以上にしっかりした恋愛劇で、考えさせられる事も多く、とても良いものを観たなと思いました。編集のクセがちょっと難がありましたが、全体的にまとまっていて面白かったです。2人の旅路がどうか幸せでありますように。
鑑賞日 10/9
鑑賞時間 11:40〜13:55
座席 L-9
ハッピーエンドとはいえないけど、二人が紡ぐ果てしない純愛
予告編が解禁された時から気になっており、絶対に映画館で鑑賞しようと決めていました。
二宮和也さん演じる悟と波瑠さん演じるみゆきの二人のどこまでも澄み切った純愛が描かれています。
映画のタイトルにあるように「アナログ」な関係に重きを置いた作品だと思いますが、この誰しもが携帯を持つことが当たり前となった世の中で、今の時代携帯を持たないみゆきの存在そのものが、時間をかけてゆっくりと真実が紐解かれてゆくことへの布石でした。
正直なところこの作品はストーリーが展開されていく中で次々と悲しい出来事が重なるため、個人的にはハッピーエンドではないと思います。
ただ、悟が貫いた大切な誰かを想い続けること、愛し続ける姿に涙しました。
演者の面では、普段男前な女性を演じることが多い波瑠さんが、今回のみゆきのように静かでおしとやかな女性を演じられている姿が美しかったです。
素敵な作品に出会えました。
お涙、頂戴します。
愛し続けることが一番の幸せである!
ネタバレをしてしまうと、これから観る人はがっかりするかもしれない。しかし、これだけは言いたい。愛する人がどんなことになろうとも愛し続けること、これが一番美しくて人の心を打つのでしょう。人生は自分自身が幸せになるために、自分なりにシナリオを書いて、それを演ずるために生まれてきています。そのシナリオを一部始終知ることはできないですが、自分で書いたのですから幸せにならないはずはないのでしょう。だから、自分が正しいと思った道を突き進むだけです。二宮はその苦難の人生をあえて選びますが、辛いからこそ得られる果実は宝ものになるのでしょう。人生の醍醐味は、幸福と不幸のどちらにも振り子が振れるからこそ、珠玉の人生を味わうことができるのだと、この作品は教えてくれてます。だから、どんなことがあっても、周りにいる大好きな人は、愛し続けたいと思いました。それにしても、前半のストーリー展開は謎だらけでしたが、後半にその謎が解かれていくと、まるで「君の膵臓を食べたい」のオマージュのようで、涙腺は崩壊してしまいます。また、全体の物語の雰囲気は、静かに川の流れのように進んでいくところは、過激な展開よりむしろ心にヒタヒタと迫ってきて胸を打ちます。ヒロインの波瑠が演じる「みゆき」という名前もとても素敵だし、スマホを持たないことによって、木曜日の夕方に喫茶店で会うという設定も、昭和の時代を彷彿とさせていて、とても懐かしい思いに浸れました。
ツッコミどころの多い綺麗な純愛映画
約束の時間に間に合いそうになかった際に喫茶店に連絡すればいいのでは?
とずっと思いながら見ていた。
電話番号非公開なお店だったのかなと自分を納得させていたが、終盤に友人が電話してた。おいっっっ!?
後、結局、スマホを持たない理由がわからなかった。執拗なマスコミ等からの電話疲れ?
恋愛模様より三人の友情に共感。
アナログ
やはり二宮和也はすごいなぁ
北野武の映画がしばらくなかったので、原作が出たばかりに読んだ時は頭の中で北野武演出になっていて、「あの夏いちばん静かな海」がアップデートされた感があったけれど、それがこんなデート映画っぽくなるのは凄い。思えば原作はスタンス自体がアナログで、それはたぶん自分の創作姿勢踏まえてのものだったろうからこの映画は根本的に別物ではある。
振り返ってもいいストーリーというか、よくできた男のファンタジーで、そんな人いるかよ、というお姫様の設定がタケシならでは。原作は男の側面から描かれていたような気がしたので、最初から姉が出てきた時は余計なことを、と思ったが、しっかり観れる。ただ演出は冒頭からバタくさい。いくらシネコン映画だからといってそこまで軽薄にやらなくてもといっていいくらい軽く、喫茶店の佇まいも惹かれるものはない。本当はこの喫茶店がもっとアナログ感が必要な気がする。時代から取り残されたような。そこがデート映画には不用だったのだろう。
手がなかったのか狙いかわからない長回しのアドリブのジャンプカットを多様しての展開は雑な感じなんだけど、しかし、全編を通して、それが二宮和也なら違う、というのを見せつけられる。思っていてもリアクションが素晴らしく、完全に惹き込まれる。
という男のお伽話なのだけど、二宮和也の芝居と純愛を観る映画としてハマっているが一般の女性からしたらどんな感想を持つのか知りたい。
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