「そりゃ、そうなるよね」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ K2さんの映画レビュー(感想・評価)
そりゃ、そうなるよね
前作は、「何者でもない者」が、偶然や数奇な巡り合わせや追い詰められて行った自身の思い切った(恐らくは誤った)行動の果てに、まるで「何者かである」かのように祭り上げられたドンデン返しのストーリー。あっと驚くラストへの流れにはインパクトがありました。
続編の新作では、元々、何者でもない犯罪者が我に返って破滅することに。そりゃ、そうなるよね、の物語が、見事なミュージカルシーン(当然、その殆ど全ては想像上の出来事)をふんだんに盛り込んで描かれた訳ですが、続編を作る必要性が全く理解できませんね。結末が必然的で、素直に描かれた物語であるが故に。
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