劇場公開日 2024年10月11日

「ミュージカルだった。」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ミュージカルだった。

2024年10月11日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

この映画はジョーカーが裁判に掛けられる前後の話を70〜80年代の名曲を使ったミュージカル仕立てで表現されている。正直こんな切口の映画とは思わなかった。前作もどこか映画の中の映画っぽいかんじではあったが、今回はミュージカルと当時のTV報道っぽい感じで如何にも当時そんな事件があったっぽい感じの表現だ。

ジョーカーことアーサーフリックはあの事件で捕まって警察の監視付き閉鎖病棟に押し込まれた。
そして裁判を待つ日々。
アーサーにはいつしか彼を慕うリーと言う女性患者と親しくなる。
そして始まった裁判。彼の弁護士はジョーカーはアーサーの別の人格だと言う弁護方針。
検察は多少心に問題があるが判断力はあり有罪との方針。
果たして裁判の行方は?リーとの恋?の行方は?
ジョーカーとはなんだったのか?アーサーなのかジョーカーなのか。アーサーはジョーカーなのか、アーサーはアーサーでジョーカーは演じているのか?
ジョーカーはジョーカーでありアーサーとは別の存在なのか?
予想外の展開と結末。
アーサーとは?ジョーカーとは?人間とは?サイコパスとは?考えさせられる映画だった。
ただ特に前半は暗く陰鬱で寂しい感じの絵が続きが妙に眠気を誘う。最後まで見終わっても心がどんより。人の心の闇をたくさん見た様だ。

ひろちゃん千葉