マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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フュリオサ伝記物になり、前作ほどの熱狂は感じられず
#マッドマックス怒りのデスロード 主演のひとりフュリオサの過去を描いた今作。 前作はひたすらイモータンジョーから逃げる逃走劇。追われる主人公達の焦燥や逆転劇に手に汗を握ったが、今作は過去を語る伝記物で前作のような熱狂はない。 なぜ、あの強靭で心優しい女戦士が誕生したのか。デスロードのときよりフュリオサの構想はあったそうで、 アニャが成長して、シャーリーズセロン演じるフュリオサになったと納得できる。 最初は華奢なアニャに、あのフュリオサができるのかと不安だったが、あのすさまじい目力。不屈の闘志、彼女を抜てきした監督の慧眼。 一方、敵役であるディメンタスは多くの矛盾を抱える。失った息子を愛しながら、他者を残酷に引き裂き、フュリオサのことは檻に入れて守る。ディメンタス自身も妻子を奪われ、葛藤の中で闇に転落していったのか。 ディメンタスの前に、あの狂ったイモータンジョーが冷静な施政者に見えたことが印象的だった。
アイムフュリオサ‼️
皆さんのレビューの熱量が凄い‼︎ 楽しく拝読させていただいています。 深い悲しみが生んだ怒りこそが生きるモチベーション。 ヤングフュリオサの目にも、成長してからのフュリオサの目にも怒りの魂が変わらず宿っていた。 アクションの展開も構図も良かったな〜。 IMAXで観たので音の迫力も凄かった‼︎ クリヘム演じるディメンタスは悪いやつだけどどうしても憎めない〜…(テディベアのせいか?) バリバリのオーストラリアアクセントも効いてました!
星とともに!
相変わらずのぶっ飛んだ世界観がサイコーでした! 少女時代に全てを奪われ、どん底から何年も何年もかけて復讐を果たすってストーリーはやはり熱いですね!! この内容で興収が伸びず続編に黄色信号なのが不思議なくらいです! ソーが珍しくヴィラン役やってるのも良かったです!荒野になぜか道が塗装されてたりこれだけの人数どこに住んでるんだとか突っ込みどころは満載ですがそんなことは気にせずめちゃくちゃな世界観を楽しむ映画です(^o^)
フュリオサの行きて帰りし物語はいつ終わるのだろう。
映画としてのインパクトは「怒りのデスロード」ほどではないが、作る価値はあった作品だと思う。 前作で登場したフュリオサがなぜイモータン・ジョーの「砦」で大隊長という地位にいながら脱走を試みたのか、という背景が描かれる。 本作でフュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイは、作中はだいたい目の周りを黒くしたりしていて顔がよくわからないのだが、普通の顔のシーンもある。その時は非常に美しく撮れていた。ジョージ・ミラー監督のうまさだと思う。 ストーリーは、 「緑の土地」で暮らしていた幼いフュリオサは、ディメンタス将軍の率いるバイカー集団にさらわれる。彼女はなんとかして故郷へ戻ろうとするが、そのためには幾重もの困難を乗り越えなければならなかった。 といったもの。 冒頭、緑の土地でフュリオサはリンゴをもぎとる。そのあと、バイカーにさらわれていく。 この流れは聖書でアダムとイヴが知恵の実を食べたことで楽園を追われる姿になぞらえているのだろうか。 本作ではフュリオサがディメンタス将軍のもとから脱走しようとするのがメインストーリーになる。前作「怒りのデスロード」ではイモータン・ジョーのもとから脱走しようとする物語だった。緑の土地に戻るために戦いつづける、というプロットがループし続けるというのはおもしろい設定だ。 フュリオサの円環はいつ閉じるのだろう。 ディメンタスについて。 マッドマックスシリーズを振り返ると、第一作のトッカーター、第二作のヒューマンガス、第三作はアウンティ、第四作はイモータン・ジョー。個性的な悪役を生み出してきた。 ディメンタスは強面の凶悪犯的なビジュアルだが、クマのぬいぐるみを大切にしており、幼児性を感じさせる。彼はイモータン・ジョーの施設を奪うことで自ら豊かな土地を作り出そうとする。言動が読みにくくどこまでが本気なのかわからない、現代的なキャラクターになっている。 マッドマックスシリーズは「大きな戦争があって世界が崩壊しても、人類は戦うことをやめない」という人間の本質的な愚かさを描いている。それはいつの時代にも通用するテーマなので、逆に「なぜ今この作品が必要なのか」というメッセージが際立ちにくいという弱点にもなる。ただ、このシリーズはそのつど悪役のカラーを変えている。それゆえに「今伝えるべき映画」になっているのだと思う。 ディメンタスが言うように、いわゆる「約束の地」などというものは存在しないのだろう。あるとすれば、それは自ら作り出す必要がある。 それが本作が伝えたかったことだと思うし、世界はそういう風になっている。 定年退職まで会社に勤めればあとはのんびり余生を送れるという時代ではなくなった。真面目に働いていれば中流程度の幸せな暮らしが手に入る、ということもない。 人生は自ら切り開かねばどうにもならない、という時代になっているのだなと、あらためて思った。
前作を見てないのですが
前作を見ていなかったのですが、楽しめました。 世界が破綻してもそこには理不尽なルールと信仰が有り、それに抗う主人公の姿 混沌とした世界観とぶれない主人公の姿に見入った映画でした
この面白さは言語化し難い。
主人公のフュリオサが自ら腕を切断して窮地を脱出した後、匿われた先(ウジ虫を死体で養殖する穴蔵)で「ここに居れば安全だ」と言われても「(自分は)警備大隊長フュリオサだ!」と立ち向かって行くのですよ。 何を言っているか分からないと思うので、観てない人は、まず観て。
フュリオサの英雄譚
前作、怒りのデス・ロードに出てきたフュリオサの生い立ちを描く物語で、そのままデス・ロードにつながる話。デス・ロードの履修は必須。でないとエンディングでネタバレを食らうことに(笑) デス・ロードを鑑賞している前提だと、結末は分かっているので予定調和になってしまう部分はあるものの、圧倒的世界観は健在。デス・ロードほどではないがアクションも素晴らしいです。 ジャックの件がとてもあっさりしていてビックリ。逆にディメンタスはしつこすぎないですかね汗 シリーズファンは必見の話ではあるが、フュリオサの英雄譚になって、前作ニュークスのような名脇役が不在だったり、前作と比べると物足りなさは感じます。
◇あっけらカランとオーストラリア
言わずと知れた砂漠のハイウェイを爆走するバイオレンスアクションシリーズ。初回作(メル・ギブソンの出世作品)は1979年まで遡り、前作#マッドマックス怒りのデスロード 2015のイカれたデストピア設定とぶっ飛びカーアクションの鮮烈な印象が忘れられません。 今作は、その#怒デス でシャーリーズ・セロンが演じた女戦闘隊長フュリオサの生い立ちを遡るスピンオフ企画。愛すべきマンネリ化を開き直って描き切るあっけらカランとしたスタンスには、オーストラリアの何にもない砂漠と抜けるような青空に通じるものを感じます。 ガソリンとオイルの匂いに満ちたオタクな改造モータリゼーション世界観が、下腹に響くようなエグゾーストノイズを響かせます。戯画化されて感じる特殊武器の数々とも合わせて「男の子向き」なスペック上等の世界観でもあります。 そんな男性的作品世界の中で、寡黙に戦うフュリオサ の強かさ変幻自在さが、愚かな戦いを続ける情けない男たちと対称的に、美しくも頼もしくも感じられてきます。プライドの相対性に揺れ動く男達の戦いに対して、一貫して完全なる復讐のために戦い続ける姿への共感でもありました。
テイラージョイのフュリオサのまなざしは破壊力抜群。フュリオサの内なる怒りや決意をひしひしと伝えてくる彼女の“瞳”の強さは身震いするほどです。
2015年に公開され、日本でも熱狂的なファンを生んだジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場したシタデルの大隊長の女戦士フュリオサの若き日を描くスピンオフ映画。アニャ・テイラー=ジョイが若き日のフュリオサを演じます フュリオサは、独裁者イモータン・ジョーに反旗を翻し、男児を産むためにとらわれていた女たちを救い出した女戦士です。 シリーズのファンには釈迦に説法かもしれませんが、できる限り音響の整った(つまり、爆音を出せる)、大画面の映画館で見てほしいのです。文明が崩壊した世界を暴走するモンスターマシンの咆啼や、主人公の血みどろの復讐劇を全身で感じるには、やはりそれが一番です。 フュリオサは坊主頭で、機械仕掛けの義手をはめたその姿は、前作でも強烈な印象を残しました。彼女を主人公として描かれるのは、何が彼女をそうさせたかという、過酷な……という言葉では生ぬるいほどの半生が描かれます。 ●ストーリー 舞台は、『怒りのデス・ロード』から20年ほど前。本作は五つの章に分けられています 世界が崩壊した時、若き日のフュリオサ(少女時代:アリーラ・ブラウン)は女たちが支配する「母なる緑の地」から掠われ、ディメンタス(クリス・ヘムズワース)率いる巨大な暴走族のバイカー集団「バイカー・ホード」の手に落ちてしまいます。フュリオサは逃げようとするものの見つかり、おまけに抵抗した母を惨殺されてしまうのです。そこからが、フュリオサにとって苦難の道のりの始まりとなりました。 「荒れ果てた地」を駆け抜ける彼らは、イモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)が統治するシタデルに辿り着きます。ディメンタスとジョーの2人の暴君がシタデルの覇権を巡って対立し争う中、フュリオサ(成人後:アニャ・テイラー=ジョイ)はジョーの下に潜り込み、ディメンタスへの復讐(ふくしゅう)の機会を待ちながら男を装って地位を上げていくのです。そして多くの試練を乗り越え、故郷への道を探す事に。 やがて両勢力が全面対決の時を迎えます。 ●解説 前作でも登場した要塞の支配者イモータン・ジョーの傘下に入ったフュリオサは、ディメンタスとの戦いに身を投じます。ここからは、息つく暇ないハードアクションの連続。 世界消滅後の砂漠で水と燃料を支配する暴君が割拠する終末世界の、文字通り“ノンストップ”アクション。何しろアクション場面のほとんどは砂漠を爆走する大型トレーラーの上。併走する奇怪な改造車とオートバイに加え、今作では空からも参戦。オートバイに乗っていた戦闘員がパラシュートを開いて飛び上がり、空襲に転じるという離れ業。セリフは無用、高速で走る車両が次々と転倒、爆発しながら追いつ追われつの迫力は、映画的興奮に満ちています! 特に作品の象徴ともいえる超重量級マシン「ウォー・タンク」は見る者をノックアウトします。巨大トラックを改造した武器満載のまがまがしい一台。砂漠を突っ走るウォー・タンクを巡る15分にも及ぶ戦闘シーンは、オイルや火薬の匂いまで漂ってきそうなド迫力です。 それだけならば派手だが大味なB級作品にとどまるところ。主人公フュリオサの強烈さが、作品の格を押し上げます。 シャーリーズ・セロンが演じた前作では、男性の支配下から女性を解放する闘士。アニャ・テイラー・ジョイが演じる今回のフュリオサは、導入部はややおとなしめですが、軍団のマスコットのように連れ回されるなかで、母親を奪われ、ディメンタスによる暴力の嵐にさらされても、彼女はその全てを目に焼き付け、心に怒りの炎を燃し、自分の人生を踏みにじった暴君への怒りをたぎらせるのです。 そんな境遇を経て成長したテイラージョイのフュリオサのまなざしは破壊力抜群。フュリオサの内なる怒りや決意をひしひしと伝えてくる彼女の“瞳”の強さは身震いするほどです。きゃしゃな体から放つオーラは圧倒的。だから彼女なのかという納得の配役なのです。主人公としてはあまりに寡黙ですが、その目力で全てを語り尽くしていました。 但し前作のセロンは鋼のような強靭さを持っていました。その鮮明な記憶ゆえに、テイラー=ジョイはまだ線が細く、比較するのは酷ですがいささか迫力が足りないのかもしれません。 そしてクライマックス、フュリオサとディメンタスの一騎打ちで語られるのは、憎悪の行き着く先です。1979年の第1作からこの第5作まで、一貫して手がけるジョージ・ミラー監督。ムチャクチャのやりたい放題を加速させる一方で、人間の暴力性をしかと見つめる視点はますます強固。喜寿を過ぎてこのエネルギー、恐るべし。しかも続編もありそうなのです。 アクションだけでなく、人物造形も魅力的。ディメンタスの誇張された悪が光ります。シェークスピア劇の敵役のように残忍でずるいが、かわいげもある。まさに倒しがいのあるボスといったところです。 特筆すべき点は、ジョージ・ミラー監督のサービス精神が全編にあふれているところ。監督は、彼女のエピソードを、すでに前作製作の際に作り上げていたというのです。練りに練られた必然の物語なのです。だからこそ、このピリピリする瞬間にもっと身を委ねたくなります。今回も一級の娯楽作といえるでしょう。 ●感想 前作と同じ世界観で繰り広げられる前日譚だけに、一部のアクションシーンなどに既視感を覚えることは否めません。しかし、15年以上にわたる物語を丁寧に描き出している点に、シリーズとしての新鮮さがあります。それに加えて今回はなぜフュリオサが“最強の戦士”になったのかをじっくりと解き明かし、戦う女たちの思いを描いた前日譚を目にして、すぐにまた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見たくなる人も多いのではないでしょうか。 思わぬ儲け役はハイカー集団を率いるディメンタス将軍を演じた、クリス・ヘムズワースです。彼の姿には人を幸福にする明るさがあります。元々「マットマックス」(1999年)は荒廃した近未来で、乱暴なバイカー集団が狼轍を働く物語でした。 今作はその過渡期であり、ディメンタス将軍をはじめとして、バイカーたちが各々のバイクに施した装飾が個性的で面白いところ。ただ前日譚のため、前作で観客を熱狂させた過剰な装飾が発展途上なのは、物足りなさを感じます。もちろん砂漠のなかのカーアクションの迫力と見応えは、ミラー監督作品ならでは!文句なく素晴らしいのです。 ただし派手なアクションはあるものの、前半はフュリオサがまだ幼女で何もせず、間延びを生んでしまっている点は否めませんでした。
ボミーノッカー
神話から中2マインドまですべてぶち込んでカオスを創り出すジョージ・ミラー先生ほんとリスペクト。 チャリオットバイクとボミーノッカーの溢れるロマンにしびれた。 忘れてたけどオーストラリアが舞台だったんですね。
感想は皆さんと同じです。
池袋グランドシネマサンシャインのIMAXでかつ前のほうの席で鑑賞。スクリーンの上下左右を、顔まで動かして見回す喜び。ストーリーはシンプルで章立てもされていて乗りやすい物語だった。売れっ子アニャテイラージョイ、大丈夫かなと思ったがすぐに杞憂とわかる。とにかく目がでかいのは役に立つ。 ところでおでこを黒く塗ったフュリオサが鶴見中尉に見えた人挙手願います。
「吹替が素晴らしい」
今年107本目。 吹替が素晴らしかった。 フェリオサが少女から大人こんな凄い流れあるんだと感嘆しました。 中盤の20分間のあのシーン。 そしてそこから警護隊長ジャックと話す前のフェリオサ1人のシーン。背景音だけで無音になるのかなと息を飲む所。 2019年「見えない目撃者」でクライマックス15秒全く無音の場面を思い出しました。 何年か映画見て来てあの15秒見る為に映画見続けてきたとそれに近い物がありました。
超マッド!
核戦争で世界が崩壊したあとのとんでもないディストピアを描いた作品。何となく「北斗の拳」を実写で観ているような錯覚をしてしまいますが、相変わらず半端ないカーチェイスに息つく間もありません。どうやったらこんな風に撮影できるのか不思議なくらいあり得ないのにリアルな描写が延々と続きます。前作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(15)の前日譚ですが、本シリーズならではの世界観が堪能できます。物語としては前作の方が好みでしたが、少女フュリオサの健気な闘いに胸が熱くなりました。
もうこれでもか、こらでもかのアクション👌
前作のフュリオサの秘密に迫る一作‼️ 結果から先に言うとやはりマッドマックスシリーズというのは復習というキーワードが一貫してる👍 そして今のご時世こう来たかぁ〜ってアクション中々ない中でこれはどう?そしてこれはどう?そんでもってこればどう?と素晴らしいアクションシーンが連発‼️ 何のよりもカッコいいのよ…本当に🫵 前作と違うのは前作は誰がどうみても悪の奴を倒すってシンプルだったけど‼️ 今回はしっかりとした内容でかつ前作上回るよつなアクションって感じ💪 とにかく最高‼️
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