マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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前作ほどでは無いが十分面白い
吹替版が一日一上映になってようやくタイミングが合ったので観てきました。 マッドマックス史上最高傑作であったデスロードの女性戦士フュリオサの物語りで、残念ながらシャーリーズセロンは年齢的な問題で出て来ません。若い女優さんですがなかなかイイです。少女時代の子役も凄くイイです。二人とも綺麗な瞳の持ち主で目の演技が特にイイです。 母親とその仲間の女性戦士のアクションも素晴らしいです。大人フィリオサと同等以上に強い気がしました。男性より生命力が強いので砂漠では有利かもしれないな。 海外での評価がイマイチらしいので正直不安はありました。デスロードの前日譚でフィリオサの成長物語的な要素もあるのでパワー不足感は否めませんが、あくまでも前作比ですから。そこら辺のバイオレンスアクションと比較すれば面白さは段違いです。 気になったのは子供時代のシーンが長過ぎだと思います。フィリオサが本物の戦士になる過程を増やした方が説得力があったでしょう。もっとジャック隊長との絡みが見たかった。 上映時間160分にビビったけど、それ程長くは感じなかった。 イモータンジョー役の俳優が先日亡くなったそうで残念ですね。 ワンカットだけ、遠目ですがマッドマックスが愛車と共に出演してます。 嬉しいサプライズでしたね。 エンドロールのキャストの最後にマッドマックスと明記されてました。 前作に繋がるラストがイイですね。 デスロードの続編は是非期待したいですね。マッドマックスがメインで!
4DXでめちゃくちゃ楽しめた
フュリオサの描写が良く、アクションも派手。4DXは油断できないくらいに激しく動く。乗り物でのアクションが多いので、4DXとの相性抜群。ストーリーはシンプルだが見どころも多い。4DXで見て良かった!と思える良作。
デスロードに続く
思ったより丁寧に描いたストーリー、前作とは対照的。でもデスロードに繋がるアクションは、現在。これはセットでもう一回上映してほしい。連続で見たらたまらないと思う。 帰りの車はアクセル踏みすぎないように注意しないと。あのエンジン音が残ってるんで。
アニャ・テイラー=ジョイ好演
TOHOシネマズ上野にて鑑賞。 公開時から観たかった映画だったが、公開(5/31)から1ヶ月経って、ようやく鑑賞😊 佳作『マッドマックス 怒りのデスロード』でフュリオサを演じていたのはシャーリーズ・セロンだったが、フュリオサの前日譚を描いた本作で主演を張るのは、あの『ラストナイト・イン・ソーホー』でブレイクしたアニャ・テイラー=ジョイ。(Last Night in SOHOでブレイクしたというのは個人的にハマった映画であり、東京映画祭だったかで鑑賞後、公開されてからリピート通った映画) さて、『マッドマックス 怒りのデスロード』はカラー版、モノクロ版も映画館で観たが、あの世界=「核戦争などで地球上が荒廃した世界」を描いており、人間の本能むき出しの物語・描き方が相変わらず見事であった👍 また、物語の切れ目でテロップを出して、内容も緩急付けた演出も良かったと思うが、やはり砂塵の中でのバトルなど戦う場面が突出して面白かった。 一言でいえば、「フュリオサの母親を殺したヤツへの復讐物語」なのだが、そこに様々なエピソードも盛り込んでいて良かったと思う。 上映時間が長めだなぁ……と思ったが、まったく時間を気にせずに観られる極上の娯楽作であった。 やはり、アニャ・テイラー=ジョイの起用もナイスだった。 2~3年前のキネマ旬報に「ハリウッド映画女優は、40代を上手く乗り切れるかどうかで『息の長い女優』となるかどうかが分かれる」という記事があったが、シャーリーズ・セロンはチョット厳しかったか?(確かに現在『息の長い女優』と言われて真っ先に思い出すのはメリル・ストリープだが、ああいう女優は少ない。) 「エンドロールは長そうだな…」と思っていたら、一行に数名を横並びに表記させており、「あれが『1人1行』使っていたら大変な長さになった」と思うが、エンドロールの工夫にも感心した。それでもエンドロールは長めだったが……😅笑 <映倫No.60018>
前日譚だからこそなんだけど…
前作からの期待+アニヤ・テイラー=ジョイが好きだから楽しみにして観に行った 「なぜフュリオサは…」という内容はすごく良かったと思う ただ、自分はマッドマックスにここまでのドラマは求めてなかったのかもなぁ 前作の何とも言えない興奮は今作には感じられなくて、「すごいアクションが良かった」って感じ それにしても、幼女→少女のフュリオサを演じた2人は、ほんとにアニヤ・テイラー=ジョイの幼女・少女の時なんじゃないかと思うほど雰囲気そのまんまだったね そのぐらいフュリオサとしてハマっていたということか そして、クリス・ヘムズワースもハマり役だったね🤣 クリス・ヘムズワースが出てきたら「たぶんこんな役なんだろうなぁ」と思ったまんまの役で逆に嬉しかったわ むしろ、この映画は先にこっちを観てから前作を観たほうが興奮するかもね エンディングが前作の予告みたいになるしね
スピンオフとして100点
2015年に公開され、誰もが認める大傑作となった「マッドマックス 怒りのデスロード」の9年振りとなる新作「マッドマックス フュリオサ」は前作の世界観を活かしつつ語り口が180°変わった、全く新しいマッドマックスであった。 そもそも、前作「怒りのデスロード」の語り口とは、常にアクションで語るというものであった。アクションシーンがとてつもないことは言うまでもないが、その上深みのあるキャラクターを説明し過ぎず、アクションによって浮かびあがらせる事で、見てる側も体験型アトラクションに参加しているような、いい意味で振り回されるような映画である。アクションの裏にそびえ立つ大きな世界観、読みとりがいのあるキャラクターの成長という圧倒的ドラマという作りが新鮮で、振り回されながらも圧倒される、私の人生においても印象的な映画体験であった。 そんな特徴的な「怒りのデスロード」とは語り口が180°違う、とはどういうことか。前作が気分あがりっぱなしの2時間、映画内では3日間を描く、とてつもないスピード感のある映画であったとするならば、アガることがあるにしてもその先の虚しさを描くアクション、フュリオサの体感時間を表すような2時間半、映画内で15年という月日を描いたということだろう。つまり言うと、前作と比べて言うならばペースはスローで長く感じる部分もある作品である。だがしかしそれはもちろん意図された作りであり、前作に比べてもより複雑で、単純なアクション大作にはしないぞという思いを感じた。 アガりきらないアクションとは言ったが、もちろん面白いアクションシーンは沢山ある。中でも満場一致で面白いと話題にあがるのはやはり15分間に渡るウォータンクのカーチェイスシーンだろう。前作は2時間ぶっ通しでウォータンクアクションを描いていたので、15分ではあるがある意味その進化版を見ることが出来る。前作になかった空からの襲撃、空中戦、ウォータンクの下を使ったアクション、またボビーノッカーという名前の必殺技など、他の映画のカーアクションシーンでも見たことの無いようなケレン味溢れるシーンだらけで最高だ。またこのアクションシーンはフュリオサとジャックという新キャラクターが初めて心を通わすための場面としての機能も果たしており、「怒りのデスロード」で見られた「アクションを通じての会話」という文法も見られ、さすがはド直球アップデート版と言ったところか。ただこのシーン、個人的には非常に惜しいというか、やはりアガりきらないシーンでもある。こういうアクションシーンで大事なのは、主人公がこのアクションにどんな思いで臨んでいるか、ということがひとつある。前作の「怒りのデスロード」では「イモータン・ジョーの軍隊から逃げる。とにかく逃げる。追いつかれたら死ぬ」ということが逃亡アクションに繋がっている、ということがセリフでなくとも伝わり、視聴者に緊迫感を与えている。しかし本作の15分アクションはどうか。ウォータンクが襲われようが破壊されようが、本来フュリオサ本人にとってはどうでも良いことである、というのが若干ひっかかるというわけだ。もちろん、ここでウォータンクが破壊されてしまえばフュリオサは死んでしまうかもしれないし、砂漠に放り出されてしまうかもしれない。しかし、だからといって本当の敵(イモータン・ジョー)のウォータンクを守りたい、というモチベーションは違和感があり、引っかかる部分であった。 その分、ラストのフュリオサがディメンタス軍を追い詰めるカーアクションは最高である。これぞマッドマックス!なスピード感と、生きているキャラクターのような車の存在、このアクションにはフュリオサがディメンタスに復讐したい、というモチベーションがはっきりあり、それも観客と共有されているので分かりやすくアガるアクションシーンであった。ちなみにラストのラストで遂に復讐に乗り出す主人公、という点では、その相手に訪れる残酷すぎる運命を含めてマッドマックス1作目のような空気も感じられると思った。こういう細かいところからも、本作は「怒りのデスロード」のスピンオフとはいえ、マッドマックス全体の精神を受け継いだ、ジョージ・ミラーの創り上げた世界の1つなんだなと思い知らされる。 本作は沢山の魅力的なキャラクターが登場するが、その中でも特に印象的なのはクリス・ヘムズワース演じるディメンタスである。本作のいわゆるメインヴィランで、マッドマックスシリーズお馴染みの頭のおかしい奴ではあるのだが、強烈なカリスマ性のあるヒューマンガスやイモータン・ジョーとはまた違った種類の悪役で、とても深みのあるキャラクターであった。詰まることこのキャラクターは過去のマッドマックスヴィランと違ってとても人間くさいのである。セリフからもわかる通り、世界が崩壊していく中彼は妻と娘を失い、娘の形見であろうかクマの人形を常に持っている、というキャラクターだ。映画の中でも彼が遠くを見つめて何かを思っている、というシーンが多く描かれていたり、フュリオサとジャックを処刑するシーンでは「もういい!飽きた...」などと呟いてしまう始末。またガスタウンを占領しイモータン・ジョーのシステムに食い込む、という本作の事件も、 単に強欲だから、頭がおかしいからという理由ではなく、この崩壊した世界で部下を従えながら放浪するディメンタスがなんとか安定を取るならこう!という理由でやった事のような気もする。ちなみにガスタウンを占領して十数年、やけに疲れたディメンタスが暴れ回るガスタウンの住民にうんざりしている、というのもなかなか人間くさい。そして幼少期フュリオサに対する態度である。フュリオサはを彼憎むが、ディメンタスはというとフュリオサを娘と重ねてみており、イモータン・ジョー軍との初戦では彼女を助けるシーンが目立って描かれる。この崩壊した世界で、なんとかクマの人形もとい娘に生きる意味を見ていたディメンタスにとって、本当はフュリオサに生きる意味を見ていたのではないか。そう考えると必死にフュリオサを助けるディメンタス、娘だと言い張るディメンタスに切なさを覚えて仕方ない。繰り返すがディメンタスはヒューマンガスやイモータン・ジョーのようなカカリスマ性を持つ訳では無いが、観客にとっては人間臭く共感の得られる、「マッドマックス フュリオサ」という映画が特別に感じられるひとつの要因となっていた。 ラスト近く、ディメンタスとフュリオサには長い長いやり取りのシーンがある。ついにディメンタスを追い詰めたフュリオサは彼を殺そうとするが、そんなことをすると俺と一緒になるぞと迫られる。復讐心に駆られて相手を殺す、という結果になればそれはこの世界に住む悪役と同じになるし、まさにそこの善人、悪役構造があやふやになるというテーマを描いたのがマッドマックス1作目であった。フュリオサは長い長い葛藤の末、ディメンタスを生かし、ある役目を与えて生き地獄を見させるのであった。ディメンタスはフュリオサに「俺と同じになってしまうぞ」とは言っていたが、本当にそうであろうか。この物語における主人公フュリオサと悪役のディメンタスの違いとはなんなのだろうか。私は、この二人の考えの決定的な違いは、この狂った世界において「自分以外の他人を見捨てる」という行動をとるかどうか。といったころにあると思った。フュリオサの母親がディメンダス軍に敗北した時、ジャックが弾薬畑で取り残された時には自分の危険を顧みず、戦いに戻るという決心をする。その結果どちらとも戦いに敗北するが、それがフュリオサの信念であり彼女の生き方なのであろう。それに対しディメンタスは、ガスタウンに攻め入る際に同盟を組んだチームを裏切ったり、弾薬畑では味方を盾に使ったりなど、戦況や自分のためなら他人の命を惜しまない人間である。ラストのイモータン・ジョー軍から逃げる際に乗り物を変更し、影武者を立てたのもその考えの元であろう。これらが彼らの決定的な違いであり、むしろフュリオサが自分の命のために他人を見捨てる人間であったならディメンタスのような残虐極まりない人間になっていたという可能性も考えられたのだ。 「マッドマックス フュリオサ」について長々と語ってきたが、結論は本当によく出来たエンタメ映画になっているということである。「怒りのデスロード」で上げたハードルを同じ方法でなく、違う語り口ながら堅実に語りながらも、見終わったあとにはさらに「怒りのデスロード」がより深く、より良くみえるような、スピンオフ作品として100点と言わざるをえない作品なのではないだろうか。
⭐︎10をあげたいくらい大好き。マジで最高すぎる!!!
映像と音がとにかく素晴らしいから、 やってるうちに絶対に映画館で観たほうがいい!!! 音が良いとの評判の「atmos」で鑑賞。 前作の怒りのデスロードが確か音響部門で賞を取ってたからきっと今作も音は期待できると思ってatmosにしたのだけど結果あまり迫力を感じられず… 内容は素晴らしいのに音が違う気がした。 不完全燃焼のまま悶々とし、どうしてももう一回すぐにでも観たい!!と、翌日に「IMAXレーザー」で再び鑑賞。 もう、ほんと、本当に最高だった!!!!! 映像も音響も最高!迫力満点!! 虫の羽音、砂の音、川の擦れる音まで 昨日は聞こえてこなかった細部が聞こえてくる。 こんな音があったのか?!と、そこで初めて気づくほどに驚いた。 低音もバイクの音も唸るほど響く。これこれこれー!エンジンの声がめちゃくちゃカッコよかった! 映像も綺麗で、昨日は感じなかった立体感を感じることができた。 こうなると観るタイプで全く別物に感じる。 これから観る方には近くの映画館でやってたら標準ではなく絶対に「IMAX」をオススメする。 さて、内容だが本当にマジで最高だった!!!! なんといっても世界観が素晴らしい。 まるでゲームのように没入感のある世界。 魅力的なキャラクター。 キャラクターの性格や洋服やバイクのデザイン、 その土地の色、細部にまで考えられている魅力的な世界観。キャラクターひとりひとりのキャラ設定がしっかりしてるから衣装の一つ一つをじっくり観たいくらいに仕上がってる。 この前違う映画観てて思ったのが、泥だらけの所で戦闘してるのに女優の顔が全く汚れてなくて綺麗だったり全然汗かいてなかったりするのが嘘っぽくて冷めちゃうことがあったのだけど、比べちゃいけんけどそんなのは全くない。すごくファンタジーだけどリアリティ。ディメンタスの爪の細部まで黒くなってるのを観て、こうでなくっちゃ、流石だなと思った。私は現実にはない世界であろうと、ドラマであろうと何であろうと、リアリティに創ることで観てる人は入り込めると思うから、衣装ひとつでもこのキャラのアイデンティティを感じることが出来てとても嬉しかったし、マッドマックスの世界を作り上げてくれたジョージ・ミラーはすごい。 戦闘シーンではどうやって撮ってるのか分からないくらいにめちゃくちゃド派手でスリリングなカット。 中だるみが一切なく、始まってから最後まで動き続けるからドキドキハラハラが続く。この後きっとこうなるんだろうなとかいう思考は浮かぶこともなく、時間の経過を忘れていた。 演技もすごい。あーだこーだ、たくさん喋ることはなく、映像や俳優の動きや表情で見せる。ちゃんと伝わるし、それが良い。 フュリオサの子供時代を演じる、アリーラ・ブラウンとフュリオサの母親を演じるチャーリー・フレイザーの演技が特に私は好きだった。 アリーラ・ブラウンの演技は本当に素晴らしかった。観てるこっちにまで感情が伝わってくる。途中のシーンで、白い服赤い髪に熊を持った姿は天使ですか??ってくらい可愛い。 チャーリー・フレイザーはめちゃくちゃカッコいい!!前作ではシャーリーズ・セロン、今作ではチャーリー・フレイザーに心奪われた。表情、身のこなし、発声全てがカッコイイ!女戦士という感じで、フュリオサの母親にピッタリの姿だった。 【気になったこと】 ・テントの中で男の人が銀の球を手で転がしてたけど、あれはなにかの意味が? ・ラリー&バリーのニュークスも出てた! ・武器将軍もいる!まだ若い。 ・途中、フュリオサが片腕なくなって砦に戻る時、丘の上にいたのはマックス?? ・イモータン・ジョーの目が綺麗だった! ・ディメンタスのクマのぬいぐるみ。昔、子供がいたのかな。いなくなって、おかしくなった? ・ディメンタスの洋服の色の変化:白→赤→黒の意味は? ・ディメンタスたちを追いかけるために合流して車に乗り込む時のフュリオサ、前作のシャーリーズセロンの時と同じ顔の角度、表情に見えてゾクっとした!!! ・最後ウォータンクに乗り込むフュリオサ、一瞬だけどシャーリーズセロンに見えたけど、本人? 私は2回観たけど、まだ気になることがいくつかある。何度観ても飽きないし驚かされる。 劇場やってるうちにもう一回観に行きたい!
ヒャッハー!
デスロードが最高だったので大期待…! 多方面への配慮もあるのか、前作ほどのぶっとび感は抑え気味だった印象だが、前作の世界観を引き継いでて、数々のバトルシーンはさすがのヒャッハーで爽快だった…! なんだかクセになるんだよね。 またデスロードから映画館で爆音で観なおしたい… フュリオサだけでなく、ディメンタスもまた主役なのが新鮮。 クリスヘムズワースのディメンタスは、やはり神感があって世紀末においても、悪役でも、何かしらの高潔さがあってとても魅力的だった。 あとジャックがカッコ良すぎて萌えた。。あんな逸材どこにいたんや。キャスティングがグッジョブすぎる。 ちょっと面白かったのが、前作では悪要素が強かったイモータンジョーと彼が築いた砦が、外部からはどう見えていたのか、どんな存在だったのかっていう視点。 あの世紀末で、あそこまでの帝国やシステムを創造したイモータンジョーをむしろリスペクト。 そしてウォーボーイズたちが我が子のように愛おしくなっていて、我ながら笑ったw 前作より控えめだったとはいえ、ならずものたちの謎ファッションや装飾もほんといいよね… 最後にディメンタスが乗ってたマネキンバイク、最高だったな…
大迫力のカーアクションに心躍る
前作未鑑賞であっても楽しめるストーリー 私は前作を鑑賞せずに本作を鑑賞しましたが、予備知識なしでも十分に楽しむことができました。むしろ、前作を知らないからこそ、フュリオサというキャラクターの過去や、彼女が背負う使命の重さをより深く理解できたように思います。 今年No.1のアクションシーン 本作最大の魅力は、なんといっても圧倒的なスケールのカーアクションシーンでしょう。 砂漠を舞台にした壮大なカーチェイスは、まさに目を見張る迫力です。 派手なスタントや爆発シーンも満載で、最後まで目が離せません。 狂気に満ちた世界とそこに生きる人間たち 舞台となるのは、資源を巡って争いが絶えない荒廃した世界です。狂気に満ちた人間たちが支配するこの世界で、フュリオサは復讐と故郷への帰還を胸に、命懸けの戦いに挑みます。そんな彼女の姿は、見る者に勇気を与えてくれるでしょう。 魅力的なキャラクターたち フュリオサを演じるのは、アニャ・テイラー=ジョイです。力強く繊細な演技で、フュリオサというキャラクターに命を吹き込んでいます。また、キース・ハーヴィーやシャールズ・ビルトマンなど、個性豊かな俳優たちが脇を固め、物語に深みを与えています。 前作との繋がり エンドロールの内容は理解できなかったが、どうやら前作との繋がりがあるようです。前作を観ていない方は、ぜひ本作鑑賞後にチェックしてみてほしいと思います。 まとめ 『マッドマックス:フューリアサ』は、アクション映画ファンはもちろん、そうでない人にもおすすめできる作品です。圧倒的なスケールのアクションと深みのあるストーリー、そして魅力的なキャラクターたちが織りなす世界は、あなたをきっと夢中にさせるでしょう。
クリスヘムズワースは…
前作、劇場にて大迫力で堪能しました。 今回は、前日譚と言うこともあり、前作よりは若干カーアクション成分少なめな印象でした(あくまで前作比ですが)。 前作同様に、フレッシュなカーアクションの魅せ方で終始楽しめました。 何よりも、マーベル映画好きならマイティソー(クリスヘムズワース)の登場は嬉しい限りです。 そしてクリスヘムズワースは、ノースリーブとマントが良く似合う!(この要素だけで星半分プラスです) フュリオサの腕は、いつアノ状態になったのかも分かりましたが、その直後のウジ虫シーンはよく分かりませんでした…そこまで深く考えずとも充実楽しめました。
アパホテルで働いている、映画大好き西田佳宏(アパちゃん) です。 ...
アパホテルで働いている、映画大好き西田佳宏(アパちゃん) です。 とてもおもしろかったです。 ハラハラする場面がたくさんあり、スリル満点でした。
久しぶりに映画館で体感
大阪・梅田で、このハリウッドの超大作映画を観てきました。 マッドマックスとタイトルが出てますが、今回はどこにマックスが出てるのか見つけられませんでした。凄いスケールと、面白いカーアクションで、楽しませてくれるのですが。実は演出の力業で楽しませてて、良く考えると、無理でしょ、というところがたくさんあります。 特にあまり皆が指摘してないのですが。 フュリオサは、イーモータン・ジョーの幼い妻の一人として金庫室に囲われたところを脱出して、髪を坊主にして、男性として同じ村で働く設定ですが。村の誰も、同一人物と気づかないのが不思議でした。フュリオサに性的暴行しようとしたイモータン・ジョーの息子ですら、目の前に同じ目、同じ顔をした同じ年齢の子がいるのに気づかないのは、馬鹿だから、なのかと思いました。 あとこの映画の制作中にも、バイクに乗ってるスタッフも何人もいるだろうから、スタッフは制作しながら、不自然なことに気づいていたと思いますが。 バイクのタイヤを取り付けるのは、車のタイヤみたいに簡単にはできません。ブレーキとかオイルとか、色々と付いてて、かなり時間を掛けてタイヤを付けないと普通に走行できませんし。車のタイヤは走行中に外れることは稀にありますが、バイクはありません。死ぬからです。 バイクのタイヤは、そんなに交換が簡単ではないのです。 あと驚くのはあんな大きなバイクを、子供のフュリオサが簡単に運転できることです。子供の時から相当訓練しないと、無理です。考えたら、大型のバイクを運転している少女も撮影は無理だから、あれはCGで見事に乗っているように撮っているのだと思いました。 あと更に驚くのは、大人になって片手になってもフュリオサがバイクを運転してましたが。バイクは片手では運転できません。オートマ使用にしてたようにも思えませんので、”無理な話だけど、まあ良いか"とそのまま監督もスタッフも話を進めたのでしょうね。 一番、力業でリアリティーを無視したのは、フュリオサが義手を付けるシーンですが。 あんな医療環境もない、衛生環境の悪い、蛆が沸いているような村だと、軽い傷からでも破傷風になります。しかも科学技術が崩壊した世界で、義手の指をフュリオサの脳神経と結んで動かすとかは、絶対に不可能です。このジョージ・ミラーは映画監督になる前は医者だったので、絶対に無理と分かっているのですが、面白いから義手の指も動かいちゃえ、となったんでしょうね。一般人は騙されると思いますが、よくよく考えたら無理な話です。今の最先端の医療技術でも義手の指を動かすことはできないですからね。 以上のことを考えると、設定はB級映画のテイストのまま、独特な世界観の中で、アクションやユーモアを巨大な資金で盛り込んで、楽しませる映画にはなってましたが。この映画のシリーズのファンみたいに何度も映画館に行きたい気にはなれませんでした。 しかし、このB級映画のシリーズが好きでない方にも、一回ぐらいは映画館に行くのをお勧めしたい映画でした。
期待を上回る面白さ、シリーズファンなら是非映画館で鑑賞すべし
前作の重要人物とはいえ当初は女性が主役のマッドマックスに違和感を感じ映画館で鑑賞するか少し迷いましたが、実際1度見てみると前作に劣らぬもしかしたら上回る程の出来で前作同様リピート鑑賞する面白さでした、今回アメリカをはじめ海外でコケてしまった理由は自分が当初感じたマッドマックスで女性が主役?という違和感による食わず嫌いだと思うのですがシリーズファンなら映画館で鑑賞しておかないと後悔すること必至、もう3作目が作られる可能性がほぼ消えてしまったのが残念でなりません。
要予習
前週にVODで怒りのデスロードを予習して正解でした。 ヘムズワースはソーのパロディ過ぎてもはや単なるヘタレ過ぎるソー。 (元もヘタレだが輪をかけてヘタレ) リクタスの兄弟のコーパスが出てないじゃんと思って調べたら役者さんがお亡くなりになっておりました。無念。 前作で疑問に思っていた事は結構回収していたと思う。 どんちゃん騒ぎは控えめかな~ ストーリー重視のマッドマックスだと思うので客層は選びそう。
黒澤明監督を継承する者
本作鑑賞中、まず思い浮んだのが、同じく最近観て記憶にも新しい旧作の数々——『用心棒』、ドル3部作(『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』)、そして『ソイレント・グリーン』だった。 多くの人が指摘するとおり、「対峙する2派を争わせる」「野良犬が手首(足首)をくわえてくる」「囚われた瀕死の主人公が姿をくらます」など、黒澤明監督の『用心棒』そのものだし、クロサワつながりだと“弾薬畑”の落下門は映画『乱』の城門を連想させる。 そもそも本作は、「《物語》をたどる醍醐味が存分に味わえる」点において、1960年代半ばまでの黒澤作品に相通ずるものをつよく感じさせる。 それにしても、魔改造カーアクション全開のバイオレンス作品を、クランクアップ時点(2022年)で御年77歳のジョージ・ミラー監督が撮ったんだと思うと、75歳で『乱』を撮った黒澤監督の枯れっぷりが改めて実感される。 このほか、「“ウォー・タンク”にバイク集団が襲いかかる」「丘を駆け上がり、敵を狙撃する」などのシーンでは、セルジオ・レオーネ監督の《ドル3部作》が思い浮かんだ。さらに「イモータン・ジョーの“子産み女”」や「ディメンタスお抱えの“ヒストリーマン(老賢者)”」は、リチャード・フライシャー監督の『ソイレント・グリーン』にでてきた「“家具”=囲われた若い女性」や「“本”=学識ある老人」を連想させる。 そんな他の旧作との結びつきだけにとどまらない。これもすでに言われていることだが、本作は前作『怒りのデス・ロード』から一転、神話的な作りを前面に押し出している。黒澤監督がシェイクスピアやドストエフスキーに範をとったように、本作では数々の神話や聖書、古典のエッセンスを随所に織り込んでいる(…といっても、ぼんやり見当がつく程度なのだけど)。 冒頭、禁断の果実に手をつけたことに端を発する、少女の「楽園追放」で始まり、ラストは、映画『ミッドサマー』の熊に埋め込まれた彼氏よろしく、果物の木の栄養分(?)になったのじゃ、とヒストリーマンの口伝で締めくくられる。この語り口がすでに一種の流離譚であり神話なのだが、劇中も各人のセリフをはじめ、母親の磔殺、壁いっぱいに模写された絵画「ヒュラスとニンフたち」…等々、神話や聖典などを仄めかす描写が散りばめられる。 なお先の絵画は英国ラファエル前派の代表作だが、その延長線上でいうと、休戦協定の取引条件でイモータン・ジョーに譲り渡される少女フュリオサの容姿や身なりは、ラファエル前派が好んで描いた絵画からそのまま抜け出してきたかのようだ(…イギリスにロケハンした『天空の城ラピュタ』のシータにもどこか似てるが)。 と、ここまでくると、同じアニャ・テイラー=ジョイの出演作で神話や伝説、英雄譚に材をとった『ノースマン 導かれし復讐者』を引き合いに出したくなる。がしかし、あちらは神話的叙事詩をリアルなアプローチで描いた重厚な作品。『フュリオサ』における戯画的なキャラ立ちやカーアクションに顕著なぶっ飛び感、狂騒はゼロだから、両作の印象はまるで違う。 最後に、議論をよんでいる「AI技術を用いた大幅補正」についてひとこと。 本作はフュリオサの少女から大人への移行にAIを導入、「35~80%の割合でアニャ・テイラー=ジョイと子役の顔を少しずつ混ぜていく」方法が採られたとのこと。そんなこととは露知らず、こんなに似た子をよく見つけてきたもんだねと感心しながら観ていた。 AIで主役の顔を大幅修正した作品としては、近年『インディ・ジョーンズと運命のダイアル』(2023)や『アイリッシュマン』(2019)などが注目を集めたが、「当人を若返らせた顔を作る」「本人とスタントマンの顔を差し替える」など、鑑賞中はともかく後で考えたら「そりゃそうだよね」と勘づくものが大半だった。 しかし、本作のケースはおそらく言われなきゃ気づかない。また複数人の顔を混ぜたり、笑顔を泣き顔に変えるなど、実写撮影を根底から覆すような事態も今後予測できる。ギャラなど俳優の労働条件にも関わるだろう。なにより作り手の《倫理》が問われないと、この先わたしたち観客は安心して映画館の暗闇に身をまかせられないよ。
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