マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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迫力とヒューマニズムの映画でした!怒りのデス・ロード又みたくなったよ。
IMAXをバージンンデビューです。さすがに音響と映像が素晴らしいかった。その上に砂漠の中のカーチェイス、バイクチェイスが迫力凄い。本当に自分も砂漠の中にいるような感じでした。子供のフュリオサに会えて幸せ♪初めて見た時に、”レオンのマルチダ?”と思ってしまいました(古?)兎に角、最初から最後まで目を離せませんよ。あっという間でした。
そして、若き日のフュリオサをここまでみてしまったら、最強の戦士となった”怒りのデスロード”を再び見るしかありませんです。あーどちらも最高です。
怒りのデスロード推し
控えめに言ってサイコーだった
不安視してた長尺2時間半も楽しく鑑賞
超面白かった!
疾走と爆発、絶望と暴力は続く
マックスが出てこない後付けのサイドストーリーかとあまり期待してなかったが、なかなかの出来栄えに星4つ。
前日譚という制約がありながら、目一杯やれる事を盛り込んだ脚本。シャーリーズ・セロンは素晴らしかったし、トム・ハーディも良かったが、アニャ・テイラー・ジョイのフュリオサはかなり似合っていた。
そもそもセリフが少なくて、映画と呼べるギリギリの芝居量だと思うが、何と言ってもフュリオサのでっかい瞳の目力と強い生き様が魅力的。
荒野を疾走するタンクローリーと、それを追う狂気の山賊(?)はすっかりシリーズの十八番で、流石に新鮮味は薄れたが意外と見飽きずに楽しめる。“銃弾畑”のアクションも迫力があって物語を盛り上げた。
クリス・ヘムワーズは、イモータンジョーに比べると醜悪な悪役に成りきれなかった感があったのは整った顔つきのせいか。彼はオーストラリア人なんですね。
前日譚としての作りこみに満足
賛否両論のレビューをチラ見しつつIMAXにて鑑賞。
確かに前作に比べてストーリー性が高く、会話も多い。だから若干の間延び感、スケールのダイナミックさは劣っているような気はした。
がしかし、この作品はあくまでも前作「怒りのデスロード」の前日譚。であるからして、前作を超えるような大興奮映画でなくて良いのではないか、いやむしろそれが正解のではないかとさえ思う。
その観点からいくと、アニャ・テイラー=ジョイ演じる若干頼りなさを感じるフュリオサが実に心地よい。これが最初からシャーリーズ・セロンだと強すぎて逆に若干引いたかもしれない。
イモータン・ジョーへ復讐する前にまずは母を殺したディメンタスへ復讐するあたり、しかも殺し切らず新たな生命、緑へと再利用するあたり、なかなか面白かった。
前作では作りこまれた車を通してのアクションが魅力だったのに対し、今回のバイク集団も
なかなかの魅力。特にディメンタスの乗る馬車のような仕立てのバイクは古代ローマを思わせるよう。
ウォー・ボーイズの銀のスプレーのシーンは個人的に大好きなので、今回も観れて大満足。
観客の期待に応えるというより、監督がやりたいように思ったままを映像化するのがマッドマックスシリーズなので、途中、話の展開が最後まで描かれていなくても、多少強引な話の進め方でも、そんなのは超越できる世界観で今回も大満足。
ただ1点苦言を呈すなら、映画館へ。なぜ続けて前作を上映してくれないのか。この映画を観たら絶対前作を続けて観たくなること間違いないのに。それも家でではなく、映画館の大きなスクリーンで、大音量であの興奮を味わいたいのに。
ただそれは映画館への苦言なので、映画そのものの評価としてはあくまでも満点で。
このシリーズは噂によるとどうやら3部作とのこと。世界的には今作の興行が上手くいってないようなので心配だけど、ぜひ次回作も観てみたい!ジョージ・ミラー監督がまだお元気なうちに、どうか完成披露をお願いしたい!と願って止まない。
何ならイモータン・ジョーにスポットを当てた作品も観てみたい。
何度も温め直したスープのよう
エキスポシティの超巨大IMAXで鑑賞しました。
砂埃シーンの連続なので、喉がいがらっぽく感じる程の没入感でした。
ただ、登場人物の相関関係と思惑が判りづらいのと、幼少期のシーンが長すぎるのとで、冗長的な感覚は否めませんでした。
ただ、やれ北米興収が爆死だ、やれポリコレでオワコンだと、好き勝手なネガキャンをされるほど酷い出来だとも思いません。
前作の如く、観客に息継ぎをさせないレベルまででは無いものの、アクションシーンは迫力満点でしたし、個人的には充分に満足出来ました。
ただ、折角のアクションシーンが各章に分散されており、小休止が入るので、何度も温め直したスープの様な印象を受けてしまったのは、勿体無い気がしました。
物語寄り
ぶち上がりはしない
怒りのデスロードはほぼ満点つける人間の感想。
<総評>
怒りのデスロードで活躍したフュリオサの、デスロードまでの来歴を描くゼロエピソード。
イモータン・ジョーとディメンタス、二大ならず者頭領の抗争を描き、
それに凄惨に振り回される幼フュリオサ~成人フュリオサの復讐を描く。
うーん。内容が暗い、重たい。
マッドマックスの世界観を女性視点でちゃんとやるとこうなるのはわかる。
すごく真摯に、ちゃんとやっている。
そのおかげで、怒りのデスロードのエンタメ感は失われている。
馬鹿な男同士が馬鹿馬鹿しく戦うから快作だった側面があったのだと思う。
本作では、男たちですら崩壊後の世界の諦念と虚脱を深掘りしている。
それも「ちゃんとやると」そうだろうけど…
このシリーズにはちゃんとやってほしくなかった感はある。
映画.comの告知では「ブチ上がる」と書いてあったがまったくそうは思わない。
映画でしっかり人文読みたい人向けの、ヒューマン懊悩系の作品に思えた。
ちゃんとやった故に凄惨なシーンも多いので(馬鹿馬鹿しく派手に死ぬ、とかではない。容赦なくエグい感じの)、デートムービーには絶対におすすめしない。
<脚本的な指摘>
●敵ボスの格の低さ
イモータン・ジョー配下の女幹部フュリオサがそこに至るまで、という話なので、前作を知る人間にはイモータン・ジョーの勝利は見えている。ディメンタスもその軍団も前作(時系列的には後の話)に欠片も出てないからだ。
ディメンタスはフュリオサの母を殺したボスだが、率いている「地獄のバイク軍団」がすでに見栄えとして弱い。イモータン・ジョーたちはご存じウォー・タンクを筆頭とする地獄のクソデカ改造車軍団だからだ。さすがに視覚的に差がありすぎて、露骨に格が釣り合っていない。
そして現実でのバイクの欠点そのままに、地獄のバイク軍団は物資の輸送能力や航続距離がない。よって、荒廃した世界で物資の都市間輸送を行うことができず、隊商の略奪やすでにある都市への襲撃・制圧・略奪でしか自分たちの生活を支えていけない。イモータン・ジョーは砦とガスタウンと弾薬村を車による物資輸送で連携させていたが、ディメンタスたちは一拠点を制圧してもその流れに加われずにおねだりするだけなのだ。作戦や思想がどうしても行き当たりばったりになり、やはり支配者であるジョーに最初から最後まで格で及べていない。
ディメンタスを資質と実力の両面からジョーになれなかった敗北者として描くのは意図的だろうが、鑑賞者としての期待値の低さに付き合わされるのは別問題。
結果、最後のバイク軍団vsジョー軍団の戦いもダイジェストで、気がついたらあっさりバイク軍団は壊滅している…という所までちゃんとやってしまった。無論、それがテーマでないゆえにダイジェスト化できる、ちゃんとやるとそうなるのはわかるが、エンタメとしてはどうだろうかと思った。
●脚本の強引さ
・冒頭
母の意志(遺志)もわかっている幼フュリオサが、戻ってしまい全てが台無しになる所はガッカリだった。あの行動に説明をつけるとしたら「まだ子供だったから」だろうか。
あの凄惨な世界で、豊穣の地の発見者たちを帰さないために積極果敢に工作を仕掛け、捕まっても恐ろしい男たち相手に口も割らなかったフュリオサが、「まだ子供だったから」戻ってしまうのはヒーロー性の欠如と脚本都合の両方を感じた。
このドえらく大変な世界で、この強く高潔な母の薫陶を受けて育った娘が、令和の日本人児童よりも甘いのではないかという行動をここ一番で発揮するのは、最も初速を重視する冒頭にあってはならない落胆ポイントである。もしこれが「仕方ない」と許せるまたは共感ポイントとして組み込まれているのなら、アメリカは子供は日本よりも子供としていられて、日本よりも圧倒的に豊かなのかもなと思った。
母親もディメンタスの軍団を「自分たちの豊かな地を見つけたから」という理由でばっさばっさ殺して回っているので、捕まればディメンタスたちから嬲られて殺されるのはまあ仕方が無い。とはいえ、この強引に感じる徒労的な運びからシーンとして見せられるのは嫌だった。冒頭からブチ上がるどころかブチ下がった。
・ラスト間際
フュリオサは敗残の兵となったディメンタスを残党狩りする形で復讐を果たすので、真の決戦はその前の弾薬村での遭遇戦となるが、ここではフュリオサ&ジャックは大善戦するも敗北という結果に終わっている。この後、隙をついてフュリオサは脱出し行き倒れて気がつくと砦に戻っており、ここから最後のシークエンスとなるが、この砦に戻れた流れはさすがに強引。こういう執念とラッキーでチャンスが巡ってきて復讐を果たせるわけだが、意志と絆ある大善戦でも勝てなかったディメンタスが次に出会うときはすでに狩られる落ち武者状態というのは、マッド世界の力学なら必然とはいえど、やはりエンタメとしてはどうなのかと思う。
△幼フュリオサのかわいさで持ってる
幼フュリオサはそれはもうかわいい。美形で名演であると思う。この子ひとりで画面が持つ。しかし、序盤はこの子のかわいさにがっつり依存して展開を持たせており、美少女の美少女性に支えてもらなわいといけないマッドマックスとはどうなんだ、はある。もし不美人だったならこの物語は成立していただろうか? 他の作品ならともかく、前作ならば「美醜なんか関係なく余裕で成立してるよ」と言い切れたものが、そうだろうか? という域になっているのは賛否両論が持ち上がる点だろう。
以上。
かなり胸糞展開・胸糞シーンがあると感じたので、観に行く時は心に余裕があるときに、一人で行くのがいいかもと思う。
よほどシリーズのファンでない限りは、怒りのデスロードをリピートした方がいいように感じた。前作があの快作感で、次作で終始重くやられてもやや困惑、という具合でした。
フュリオサの大きな瞳
ビバ世紀末!
199X年だかいつだか知らないけど、地球は核の炎に包まれたようなそうでもないような?
でもとにかく人類は死滅してはいなかったので、なんだかんだみんな元気にヒャッハーしてる、
そんな世紀末世界観の本家本元の元祖なマッドマックスシリーズ最新作にして、前作の前日譚
他の人たちのレビューなんかでもあるように、前日譚であるが故に絶対死なないの確定してるキャラが何人もいたり、
さすがにフュリオサをマックスよりも強いキャラとしては描けなかったりの制約が少々足枷になっている感じはありますが、
やはりシリーズ恒例のぶっ飛んだ改造車での激しいヒャッハーなチェイスバトルはパワフルだし、
恒例のパターンの中にも、前作ではなかった空中戦法を駆使するバイク軍団とか、見せ方の面で工夫して目新しさを出してきてるのは凄いし、
そんな世紀末感あふれるバトル描写は本当に面白い
ただ、そういう目新しさ、派手さが出てる部分が中~後半で終わってしまって、
イモ―タン・ジョー軍VSディメンタス軍がダイジェストで消化されてしまったり、
フュリオサ対わずか数名の敗残の将の軍で終わってしまったりと、
終盤がややパワー不足感が否めない展開になってしまったのは残念
確かにあくまでもフュリオサが主役の物語とするなら、
彼女が直接加わってない戦いを描いたりするのは無駄だし、ディメンタスとの一騎打ちにして、彼女の心理面の掘り下げを優先するというのはわかるんですけどね
一度の鑑賞では受け止めきれない
前作とのテイストの違いに戸惑いつつも 序盤から展開に引き込まれる
あ、地球上のここで起こってたのね等世界観が捕捉されたのは意外
中盤のチェイスはとんでもない異常なテンションで身体を硬直させて見てしまった
分派したバイク団の黒い連中のビジュアルがカッコ良すぎ
ジャックはナイスガイで権力領土の争いに巻き込まれながら仕事がめっちゃできる中間管理職の悲哀みたいなものも感じた
奪ったものを返せ というセリフは復讐劇のなかでひとつの一線を超えたセリフ
復讐劇で誰もがそれを望むものの 叶わないとわかっているだけに発することのない言葉を敢えて口にするフュリオサに凄みを感じる
ディメンタスの扱いは考えられる限り1番残酷な最後ではないか
クリエイティブ魂とサービス精神満載!
子どもの頃観たマッドマックスのせいでインターセプターに憧れ、いつかはV8フォードに乗ってやる!と誓いました(笑)
というわけでシリーズ9年ぶりの今作は、79歳!の鬼才ジョージ・ミラー監督のクリエイティブ魂やサービス精神に溢れてて、サイコーの娯楽作でしたよ!
女戦士フュリオサの前日譚のストーリーは、既に前作の時に作られていたらしく、全てが必然でよく練られている。だから怒りのデス・ロードはサブスクで予習しておくと更に楽しめます。
フュリオサの復讐の相手は前作の"イモータン・ジョー"ではなく、新ボスキャラ"ディメンタス"なのが意外で面白い。サーガということで彼女の理不尽で悲痛な境遇を描くより、母の仇というカタルシスで徹底的に娯楽へ振り切ったのはよかった。
前作のシャーリーズ・セロンも素晴らしかったけど、今作のアニャ・テイラージョイは眼力がすごくて引き込まれちゃう。ディメンタスを演じるのはマイティーソーのクリス・ヘムズワース。ジョーのような冷酷サイコではなく、極悪の中に人間味を感じる役作りが上手い。
でバイクやアメ車好きならめちゃ楽しめます。ツウ好みの車やバイクが、世紀末のお馬鹿カスタムで爆走するのだからたまらない。ボスが操るのは、ハーレー3台に引かせる戦闘馬車。こんなのよく運転できるわー
この興行次第で次作マックス主演の制作が決まるらしい。絶対観たいから、ヒットして欲しいなー。コレ爆音大画面のIMAXで観ないともったいないよ😆
怒りのサヴァイヴ
とにかく面白い!
長尺を感じさせない良作
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