劇場公開日 2024年5月31日

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マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価

全625件中、581~600件目を表示

5.0アニャが戦う姿は「ナウシカ」の清々しさ、大きな目がアニメそのもの

2024年5月31日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

知的

 ハリウッドでもブロンドで美女中の美女スターが圧巻のダーティ・アクションに挑む。よくぞ前作でシャーリーズ・セロンを口説いたもので、監督の慧眼が大いに評価され、彼女を芯に据えた本作が生まれた。ただし前日談として選んだキャスティングがお見事、現在のハリウッドでピカ一の美女と言えばアニャ・テイラー=ジョイに尽きますから。およそ華奢でガラス細工のようなアニャは大柄(177cm)なセロンと違って小柄(と言っても169cm)ですが、有無を言わせぬ美女だからこそカラカラに乾いた赤い台地に坊主頭にも関わらず大スクリーンを支配する事が出来た。被り物にマスク姿で砂漠に立つ、殆どアニメのように大きな目だけで物語るショットは「風の谷のナウシカ」そのものでした。

 もう10年近く経つのですね「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が2015年ですから。1979年に初公開のメル・ギブソンの出世作「マッドマックス」が狂気の世界を描いて大ヒット、その10倍の大金を投入しての「マッドマックス2」1981年を経て、「マッドマックス/サンダードーム」1985年はティナ・ターナーがセールス・ポイント。これで一旦終わったはずだったのに、なんと30年も経ってジョージ・ミラーは完全復活させた。

 トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、とキャストも一新してのリブートで、昔は無かったIMAXなどのプレミアム・スクリーンに最適化した爆音映画で大成功。この手の作品がアカデミー賞にまで絡むなんて快挙です。だから当然その続編は営業的にも必須なのでした。が、この9年間はどう派生させうるべきか、試行錯誤の積み重ねだったでしょうね。

 「スター・ウォーズ」のキーワード「may the force be with you」に倣って本作では母娘の別れのシーンに2回も登場するのが「star be with you」。地球壊滅後の限られた緑豊かなグリーン・ランド、フュリオサの故郷でもあるその場所を忘れるべからずと、星座の位置関係を左腕にタトゥーで刻む。決して敵に場所を知られてはならないために。ところがセロン版では左手が義手だったはず、ここがストーリー展開のポイントで、悲劇的展開がクライマックスとなる作劇。前日談の宿命がここにある。

 とは言え、売りの過激アクションは正直言って前作で尽きたようで、巨大なタンクローリーは登場するけれど新味はないのは確かです。敵も味方もごちゃごちゃの中盤での猛スピードアクションは、こんなに爆音にも関わらず退屈を催しもするのが残念。運転する役者の背景が明らかに合成と見えてしまうのも惜しいですよね。体当たりのリアル・アクションがウリですが、結構なSFXを駆使してますね、別に悪くはありませんが。前作のように白塗りのウォー・ボーイの一人にニコラス・ホルトを配し、クロース・アップすれば白塗り戦士に情が移りもするのですが、単なる自爆駒にしかみえないのが勿体ない。

 憎き敵役としてのディメンタス将軍に扮したクリス・ヘムズワースがいいのですね。ワシ鼻のつけ鼻つけての憎々しさを思う存分発揮し、まるで楽しんでいるようなのびのび怪演が素晴らしい。脇役だからこそ出来る芸当で、普段は圧巻の主役ばかりでヒーロー役となれば責任多く、こうは行きません。そして伸び放題の髭面に、おや、ケビン・コスナーそっくりなのに驚いた。

 ラストシーンには、前作のアクションシーンが一部映し出され、フュリオサ役のシャーリーズ・セロンも映り、こうして前作に繋がるのですよと、ご丁寧です。正面ショットではなく後姿と真横のショットの大柄シルエットに、アニャとの違いを再認識。それにしてもNetflixの「クイーンズ・ギャンビット」が2020年ですから、監督はこれを見てアニャを口説いたのでしょうね。本作の撮影が2022年の頭となってますから、もう2年以上前、「ラストナイト・イン・ソーホー」が公開された頃ですか。彼女が売れるか否か不確実な頃なのにね。

 p.s. IMAX版、通常のワイドスクリーンで、天地までフルに伸ばしたものではありませんでした、ちと残念。

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クニオ

3.5なんか暗い

2024年5月31日
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楽しい

単純

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ゼリィ

2.0血は沸かず、気持ちも踊らず。。

2024年5月31日
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難しい

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Keita

2.5私は期待外れ

2024年5月31日
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公開を心待ちにして初日IMAXに観に行ったが、とにかく前作の強度がなかった。
同じ世界観だから新鮮味は無し。
物語はダラダラと緊迫感無し。
アクションも薄味。
アニャもクリスも良いのだが、前作でトムやヒューが醸し出していた狂気が無い。
知ってるメンツが知ってる世界で揃う、同窓会のような作品でした。
ただ、砂漠の絵は綺麗だったし、もう一度見たら感想も変わるかもしれません。

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パンダ

4.5まったく違う文法

2024年5月31日
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さすがジョージ・ミラー、前作「怒りのデスロード(FR)」の前日譚ながら、まったく違う文法でフュリオサの半生と共にあの世界の歴史を描き切った。
FRは3日間で行って帰ってくる怒濤の展開だったが、本作はいきなり冒頭からまさかの「章タイトル」。なるほどそう来たかと。
そしてむしろ丁寧に描かれたフュリオサの半生はまさに、物扱い・所有物扱いされ、見下され搾取される女性たちへの加害の歴史そのもの。前作の最後にイモータン・ジョーに投げかけられた「Remember Me?」は、本作でもディメンタスに問われ、それに答えられない辺りがまさにそれを象徴している。FRでのフュリオサの行動の動機付けとしてもとても理解しやすい親切設計。
ガスタウンやブレットファームがどんなものか、前作でおなじみの乳首男爵や武器将軍・リクタスなどが何故あそこにいたのか、フュリオサがあれほど必死に「緑の地」を目指したのは何故か、などもよく分かるし、マックスがチラリ登場するのも楽しい。
一方で、アクションについては空中からの攻撃という新機軸は登場するもののFRほどではなかった。
そのあたりは作品の意図の違い、と理解したが、いずれにせよ最高の作品だし劇場で観るべき。
アニャ・テイラー・ジョイはフュリオサとしてはやはり身体の線が細すぎるが、なんといってもあの眼力で説得力を出してる。やっぱり彼女しかなかっただろう。

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ぱんちょ

4.0前作の前日譚となり、フュリオサをフィーチャーするから、どうしても時...

2024年5月31日
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前作の前日譚となり、フュリオサをフィーチャーするから、どうしても時系列が発生するので丁寧な作りとなり、前作の狂気沁みた世界観は無くて残念でしたが面白かった♪

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片腕コージー

5.0賛否様々な評価も納得だが、ひとまずスクリーンで鑑賞する機会は逃したくない一作

2024年5月31日
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公開時から映画史に残る傑作としての評価を確立した『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)の、スピンオフにして正統続編となる一作です。

『デスロード』がノンストップのバイオレンスアクションの衣をまといつつ、抑圧からの人間性の解放を力強く謳いあげる作品であるとすれば、本作は前作が描き切れなかった背景を描いていく、典型的な前日譚となっています。

ジョージ・ミラー監督は『デスロード』が高い評価を受けたからと言って、ヒットを当て込んで二番煎じをするつもりは毛頭ないようで、『デスロード』と『フュリオサ』の語り口は相当異なっています。それが『デスロード』的な作品を期待する層には意外に映ったようで、本作の評価は絶賛一色、とはいかないようです。

しかしオーストラリアの壮大な砂漠の中で展開する想像を絶すアクション、より神話性が強まった物語、無常感すら漂う人物描写など、間違いなく鑑賞時間と料金に不釣り合いなほど濃密な作品であることは間違いなく、劇場で鑑賞する機会を逃すのはもったいなさすぎると断言できます。

観客、批評家からの評価は高いにも関わらず、興行成績面でかなりの苦戦を強いられているとのこと。ここは日本で踏ん張って、次作『ザ・ウェイストランド』につなげてほしいところ!

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yui

4.0覚悟と復讐の目。

2024年5月31日
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幸せ

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SAKURAI

4.5復讐に燃えたぎる“アニャ“のアーモンド型のでっかい目が凄くて素敵‼️

2024年5月31日
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しかしアニャの細腕にやや痛々しさも!!

人間を突き動かすエネルギーは《復讐心》だと言うことを
第一に思わされました。
世界の戦争の原因は《母親を殺されたから、仇を打って殺す》
それだけなのだとよく分かった。
正直言って「怒りのデスロード」程の新鮮味はなかったけれど、
十二分に凄かった。
アニャ・テイラー・ジョイが活躍し始める後半は画面に釘付け。
前半は子役ちゃんが中々頑張っててイイけれど、
ストーリー的にはトム・ハーディのマックス不在なので、
バイカー集団とタンクローリーやデコカーのカーチェイスのスピード感
そしてアトラクション感にひたすら浸りきる。
そして砂嵐や砂漠の景観の凄さに見惚れる。
オーストラリアなのか、景観はものすごいに尽きる。
人間ドラマは薄いですが、仇役のディメンタス(クリス・ヘムズワース)も
もちろん良かったのですが、警護隊長ジャック役のトム・バークが
目立ちました。
フュリオサを陰で支える男気が、良かったです。
まあ準備期間に6年間掛けるだけのマシーンの数々。
ジョージ・ミラー監督って本当にカーキチというと失礼だけど、
車のデコデコぶりには恐れ入ります。
たったひとりの監督が、生涯かけてマッドマックスに脇目もふらず
打ち込む姿には、人間として凄いなあと感銘を受けます。

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琥珀糖

4.5狂気の連鎖

2024年5月31日
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怖い

興奮

いろいろとあって平日公開初日、近所の映画館1回目のIMAXで観てまいりました。
いやー座って観てるだけなのに汗がダラダラ出る。すごい緊張感の連続で心臓バクバク、脳汁ダラダラ、神経刺激されまくりでした。スピード感もこれまで以上です。
なんだかんだで1作目からここまで観てますが、シリーズ通して狂気の連鎖ですよね。フュリオサもディメンタスもイモータンジョーもウォーボーイもマックスも、出てくる奴らみんな狂ってる。そして、狂気が突き抜けてキャラが立ってるのがまた魅力的…

あと、映画の中のこれだけ狂ってる世界ですが、現在現実いまだに殺戮虐殺が続く狂った世界と大差ないんですよね、とちょっと思いました。

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うら

5.0なるほど〜

2024年5月31日
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フュリオサの思いっつーか、

そういう根性っつーか

怒りのデスロードに突入するまでを

非常に分かりやすく理解できました。

でも、まだまだ!

マッドマックスはキープオン!

しかし、マッドマックスほど

テレ東「午後のロードショー」感の強い

作品はない!

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たかはしすすむ

4.0素晴らしかった

2024年5月31日
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泣ける

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吉泉知彦

4.0世界観が良い

2024年5月31日
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マッドマックスの世界観とコンセプトはこの作品でも全くブレていない。
どちらかと言えばアクションよりストーリー重視の作品。
フェリオサがディメンタスを追い詰めるシーンはマッドマックス1のマックスがトゥカッターを追い詰めるシーンを彷彿とさせる。
でも全体的にちょっと冗長なのがすこし残念。120分くらいでスッキリ纏めていたら星4.5くらいの内容かな。
タンクローリーを追い掛け回すという構図も怒りのデスロードと基本的に同じなので新鮮さはあまり感じされなかった。
トム・バーク演じるジャックが良かった。

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canghuixing

4.0『怒りのデス・ロード』が好きな人におすすめ

2024年5月31日
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泣ける

怖い

興奮

久しぶりにバイオレンス系を観たので慣れるまではきつかった。前半のフュリオサ役の子も可愛くて魅力的。
ディメンタスの悪魅力も面白かった。
章立てしてあることでサーガを観ているようでした。
『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』をもう一度観たくなりました。

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オレンジ

4.0過去作が観たくなる作品でした

2024年5月31日
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楽しい

興奮

MAD MAXシリーズ劇場初鑑賞でIMAX観てきました。
前作の頃はまだ高校生で映画にハマる前だったので、いつか劇場で観られたらいいなと思っていた甲斐あってとても満足できました。
映像、音響、世界観にどっぷり浸かることができて、ストーリーも復讐をメインに緩急がしっかりあったのでダレることなく観ることができました。
前作をもう一度観たいなと思える作品でした。
この映画をもう一度観たいと思えなかったところが⭐︎4の理由です。

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Wing

5.0とんでもねーもん作ってくれましたね。o(^o^)o"

2024年5月31日
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楽しい

興奮

色気は ほぼあーりーまーせーん。
こ汚いオヤジが大勢出ます。
隣に\(゜ロ\)置いといて(/ロ゜)/
他の国では これは作れませんね。
そのパワーに 恐れ入りました。
バイクやメカニック好きには たーまーりーまーせーん。(^Q^)/゚
とてつもない興奮は無いけど バカみたいに面白かった。
もう一回 吹き替えで観てみよっと。
最後の方で 前作と繋がります。

6.18....ここのレビューで「吹き替えもいいよ」とあったので
吹き替えで 二度目は見ました。やはり日本語だと
心に沁み込みます。まるで砂漠に雨が降るようにです。(^_^;

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Hammer69

3.0残念な映画

2024年5月31日
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地元の映画館で封切り初日の1回目を観覧。観客は20人ほど。

正直な感想「面白くない」
金は掛けてるんだろうけどドキドキワクワクしない。
既視感がある場面が多くて面白いと思ったのはパラグライダー軍団とローリー後方に付けた鉄球の使い方くらいかな。
敵役ディメンタスがいい男過ぎるし悪や怖さを感じられないし小物感が漂う。イモータンジョーに張り合える男じゃない。
この敵役が乗る3台付きのバイクどうやって操縦してんだよ!ベンハーの戦車競走じゃないんだからw
「スターウィズユー(星とともに)」とかスターウォーズをパクってどうする。
1幕2幕3幕と場面展開が多すぎる。
最後の方で敵役と主人公フリオサが問答するのが冗長でうんざりした。
MAD MAXシリーズは劇場で見てきたが今作は最低。北米収入がここ30年で最低レベルというのが納得する。
「才能は枯渇する」という。この監督のMAD MAX続編ができても観なくていいと思った。

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ハッセルホフ

5.0ありがとう、ありがとう!

2024年5月31日
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とにかくなんにも情報を入れずに観に行ってください!
爆音がオススメ。

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ey

4.5全てのシーンが見どころ

2024年5月31日
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V8 V8
V8を讃えよ!
全てのシーンが見どころでした!
(逆にすべてのシーンが無駄でもあるんだけど、そこがいい)

控えめに言って最高だった。

まさか、イモータン・ジョーの方がマシと思える悪役を創出できるとは。
見事に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』へとつながっていて、完璧な前日譚でした。

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コージィ日本犬

3.5前作のインパクトが凄すぎて

2024年5月31日
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始まる前に、ジョーカーの予告が流れた、しかもフルIMAXで‼️しかも、鳥肌ものの感動‼️
これじゃ、本編が霞んでしまいます。
考えた方が良いですよ、ワーナー・ブラザース‼️

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おさむ