マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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まったく違う文法
さすがジョージ・ミラー、前作「怒りのデスロード(FR)」の前日譚ながら、まったく違う文法でフュリオサの半生と共にあの世界の歴史を描き切った。
FRは3日間で行って帰ってくる怒濤の展開だったが、本作はいきなり冒頭からまさかの「章タイトル」。なるほどそう来たかと。
そしてむしろ丁寧に描かれたフュリオサの半生はまさに、物扱い・所有物扱いされ、見下され搾取される女性たちへの加害の歴史そのもの。前作の最後にイモータン・ジョーに投げかけられた「Remember Me?」は、本作でもディメンタスに問われ、それに答えられない辺りがまさにそれを象徴している。FRでのフュリオサの行動の動機付けとしてもとても理解しやすい親切設計。
ガスタウンやブレットファームがどんなものか、前作でおなじみの乳首男爵や武器将軍・リクタスなどが何故あそこにいたのか、フュリオサがあれほど必死に「緑の地」を目指したのは何故か、などもよく分かるし、マックスがチラリ登場するのも楽しい。
一方で、アクションについては空中からの攻撃という新機軸は登場するもののFRほどではなかった。
そのあたりは作品の意図の違い、と理解したが、いずれにせよ最高の作品だし劇場で観るべき。
アニャ・テイラー・ジョイはフュリオサとしてはやはり身体の線が細すぎるが、なんといってもあの眼力で説得力を出してる。やっぱり彼女しかなかっただろう。
前作の前日譚となり、フュリオサをフィーチャーするから、どうしても時...
前作の前日譚となり、フュリオサをフィーチャーするから、どうしても時系列が発生するので丁寧な作りとなり、前作の狂気沁みた世界観は無くて残念でしたが面白かった♪
賛否様々な評価も納得だが、ひとまずスクリーンで鑑賞する機会は逃したくない一作
公開時から映画史に残る傑作としての評価を確立した『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)の、スピンオフにして正統続編となる一作です。
『デスロード』がノンストップのバイオレンスアクションの衣をまといつつ、抑圧からの人間性の解放を力強く謳いあげる作品であるとすれば、本作は前作が描き切れなかった背景を描いていく、典型的な前日譚となっています。
ジョージ・ミラー監督は『デスロード』が高い評価を受けたからと言って、ヒットを当て込んで二番煎じをするつもりは毛頭ないようで、『デスロード』と『フュリオサ』の語り口は相当異なっています。それが『デスロード』的な作品を期待する層には意外に映ったようで、本作の評価は絶賛一色、とはいかないようです。
しかしオーストラリアの壮大な砂漠の中で展開する想像を絶すアクション、より神話性が強まった物語、無常感すら漂う人物描写など、間違いなく鑑賞時間と料金に不釣り合いなほど濃密な作品であることは間違いなく、劇場で鑑賞する機会を逃すのはもったいなさすぎると断言できます。
観客、批評家からの評価は高いにも関わらず、興行成績面でかなりの苦戦を強いられているとのこと。ここは日本で踏ん張って、次作『ザ・ウェイストランド』につなげてほしいところ!
覚悟と復讐の目。
2015年「マッドマックス怒りのデスロード」に登場した女戦士フュリオサ、そのフュリオサの幼い頃から「怒りのデスロード」までに繋がるスピンオフ作品。
ディメンタス将軍率いるバイク軍団の下っぱにフュリオサが拐われ、助けに来た母親を殺されるから始まり、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーとディメンタス将軍の「ガスタンク、水、ガソリン…」を巡る争いとなってく…。
数日前に怒りのデスロードを配信で観て、フュリオサは何で左腕がない?と、気になっており、その左腕はどこで失うのだろうと、フュリオサ演じた若き頃、大人になったフュリオサを演じた女優さんが可愛いし綺麗で楽しめた今作。
とりあえず子供の頃から負けん気の強さが目に出てるフュリオサちゃんに引き込まれ、アクションといい、ジャックとの出会い、助け合いといい面白かった。
ディメンタスへの復讐の執念は凄かったね!
復讐に燃えたぎる“アニャ“のアーモンド型のでっかい目が凄くて素敵‼️
しかしアニャの細腕にやや痛々しさも!!
人間を突き動かすエネルギーは《復讐心》だと言うことを
第一に思わされました。
世界の戦争の原因は《母親を殺されたから、仇を打って殺す》
それだけなのだとよく分かった。
正直言って「怒りのデスロード」程の新鮮味はなかったけれど、
十二分に凄かった。
アニャ・テイラー・ジョイが活躍し始める後半は画面に釘付け。
前半は子役ちゃんが中々頑張っててイイけれど、
ストーリー的にはトム・ハーディのマックス不在なので、
バイカー集団とタンクローリーやデコカーのカーチェイスのスピード感
そしてアトラクション感にひたすら浸りきる。
そして砂嵐や砂漠の景観の凄さに見惚れる。
オーストラリアなのか、景観はものすごいに尽きる。
人間ドラマは薄いですが、仇役のディメンタス(クリス・ヘムズワース)も
もちろん良かったのですが、警護隊長ジャック役のトム・バークが
目立ちました。
フュリオサを陰で支える男気が、良かったです。
まあ準備期間に6年間掛けるだけのマシーンの数々。
ジョージ・ミラー監督って本当にカーキチというと失礼だけど、
車のデコデコぶりには恐れ入ります。
たったひとりの監督が、生涯かけてマッドマックスに脇目もふらず
打ち込む姿には、人間として凄いなあと感銘を受けます。
狂気の連鎖
いろいろとあって平日公開初日、近所の映画館1回目のIMAXで観てまいりました。
いやー座って観てるだけなのに汗がダラダラ出る。すごい緊張感の連続で心臓バクバク、脳汁ダラダラ、神経刺激されまくりでした。スピード感もこれまで以上です。
なんだかんだで1作目からここまで観てますが、シリーズ通して狂気の連鎖ですよね。フュリオサもディメンタスもイモータンジョーもウォーボーイもマックスも、出てくる奴らみんな狂ってる。そして、狂気が突き抜けてキャラが立ってるのがまた魅力的…
あと、映画の中のこれだけ狂ってる世界ですが、現在現実いまだに殺戮虐殺が続く狂った世界と大差ないんですよね、とちょっと思いました。
なるほど〜
フュリオサの思いっつーか、
そういう根性っつーか
怒りのデスロードに突入するまでを
非常に分かりやすく理解できました。
でも、まだまだ!
マッドマックスはキープオン!
しかし、マッドマックスほど
テレ東「午後のロードショー」感の強い
作品はない!
素晴らしかった
前作はマックスがさっぱり活躍せず、フェリオサの活躍ばかりを見せられて当初モヤモヤして世間の狂熱に加わることができず、3度見返してようやく面白さが理解できた。今では大好きだ。今回は初日1回目のIMAX上映で気合を入れて見る。すると、そんな期待を楽々超えてすっごく面白い。
フェリオサの師匠のドライバーがかっこいい。小さい車が好きで、せいぜいコンパクトカーしか乗っていないのだけど、でっかいトラックやタンクローリーを運転してみたい。運転手が不足していると言うし漫画の仕事が行き詰っているから今から大型特殊免許取れるものなら取りたい。関係ないけどユンボの運転もしたいし、フォークリフトも楽しそうだ。改めてそんな運転や操縦がしたくなるような描写が多い。
明らかに師匠のドライバーとフェリオサが逃げる車の方が速そうなのに、ディメンタスが運転する6輪駆動車が速い。燃費も悪そうだし、無理だろう。よほどの燃料タンクが搭載されているのだろうか。
離れ目が特徴的で魅力的なアニヤ・テイラー=ジョイが後にシャーリーズ・セロンになるとはちょっと結びつかないな。
日本がどんなに没落しつつあるとは言え、あそこまで過酷な環境にはならないだろう。平和でよかった。子どもがすぐに誘拐されたり命がいくつあっても足りないような世界は嫌だ。
世界観が良い
マッドマックスの世界観とコンセプトはこの作品でも全くブレていない。
どちらかと言えばアクションよりストーリー重視の作品。
フェリオサがディメンタスを追い詰めるシーンはマッドマックス1のマックスがトゥカッターを追い詰めるシーンを彷彿とさせる。
でも全体的にちょっと冗長なのがすこし残念。120分くらいでスッキリ纏めていたら星4.5くらいの内容かな。
タンクローリーを追い掛け回すという構図も怒りのデスロードと基本的に同じなので新鮮さはあまり感じされなかった。
トム・バーク演じるジャックが良かった。
『怒りのデス・ロード』が好きな人におすすめ
久しぶりにバイオレンス系を観たので慣れるまではきつかった。前半のフュリオサ役の子も可愛くて魅力的。
ディメンタスの悪魅力も面白かった。
章立てしてあることでサーガを観ているようでした。
『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』をもう一度観たくなりました。
過去作が観たくなる作品でした
MAD MAXシリーズ劇場初鑑賞でIMAX観てきました。
前作の頃はまだ高校生で映画にハマる前だったので、いつか劇場で観られたらいいなと思っていた甲斐あってとても満足できました。
映像、音響、世界観にどっぷり浸かることができて、ストーリーも復讐をメインに緩急がしっかりあったのでダレることなく観ることができました。
前作をもう一度観たいなと思える作品でした。
この映画をもう一度観たいと思えなかったところが⭐︎4の理由です。
とんでもねーもん作ってくれましたね。o(^o^)o"
色気は ほぼあーりーまーせーん。
こ汚いオヤジが大勢出ます。
隣に\(゜ロ\)置いといて(/ロ゜)/
他の国では これは作れませんね。
そのパワーに 恐れ入りました。
バイクやメカニック好きには たーまーりーまーせーん。(^Q^)/゚
とてつもない興奮は無いけど バカみたいに面白かった。
もう一回 吹き替えで観てみよっと。
最後の方で 前作と繋がります。
6.18....ここのレビューで「吹き替えもいいよ」とあったので
吹き替えで 二度目は見ました。やはり日本語だと
心に沁み込みます。まるで砂漠に雨が降るようにです。(^_^;
残念な映画
地元の映画館で封切り初日の1回目を観覧。観客は20人ほど。
正直な感想「面白くない」
金は掛けてるんだろうけどドキドキワクワクしない。
既視感がある場面が多くて面白いと思ったのはパラグライダー軍団とローリー後方に付けた鉄球の使い方くらいかな。
敵役ディメンタスがいい男過ぎるし悪や怖さを感じられないし小物感が漂う。イモータンジョーに張り合える男じゃない。
この敵役が乗る3台付きのバイクどうやって操縦してんだよ!ベンハーの戦車競走じゃないんだからw
「スターウィズユー(星とともに)」とかスターウォーズをパクってどうする。
1幕2幕3幕と場面展開が多すぎる。
最後の方で敵役と主人公フリオサが問答するのが冗長でうんざりした。
MAD MAXシリーズは劇場で見てきたが今作は最低。北米収入がここ30年で最低レベルというのが納得する。
「才能は枯渇する」という。この監督のMAD MAX続編ができても観なくていいと思った。
全てのシーンが見どころ
V8 V8
V8を讃えよ!
全てのシーンが見どころでした!
(逆にすべてのシーンが無駄でもあるんだけど、そこがいい)
控えめに言って最高だった。
まさか、イモータン・ジョーの方がマシと思える悪役を創出できるとは。
見事に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』へとつながっていて、完璧な前日譚でした。
アニャが出てくるまで時間かかります。
最初に言っておくと、アニャが出てくるまで時間かかります。
最初1時間ぐらいは出てきません(笑)
この部分が長くて、今作けっこう微妙かも?と思って観てたらアニャ登場!!
そっからは、やっぱり面白かった♪
フュリオサ役は前作シャーリーズの演技が素晴らしく、シャーリーズのイメージが強いので、アニャには懐疑的だったけど、けっこうハマってます。
でも、個人的にはシャーリーズの方が合ってると思う。
あとクリス・ヘムズワース演じるディメンタスですが、前作の長髪で太ってて白塗りで口にホースを付けたボスの若い頃だと思ってたら、違った(笑)
アイツはイモータン・ジョー、別人でした(笑)
そして、やっぱり『北斗の拳』を思い出すシーンの数々(笑)
悪党たちが最高でして、どんな出で立ちで、どんな乗り物に乗って、どんな攻撃してくるのか、それを観るのが楽しいです(笑)
アクションは手に汗握り、バリバリです。
前作を観てない方は、観てからの方がオススメです。
時間軸は本作の方が前なので、前作を観てなくても分からない事は少ないだろうけど、
前日譚モノって「あー、こういう事だったのか」と感動の度合いが違うので、前作を観てた方が面白いです。
前作を観てるか観てないかで、評価が変わる気がする…
前作を観てる僕のスコアは、85点ぐらい。
IMAXで観たけど、広大な砂漠や大きな建造物が画面いっぱいに広がり大迫力の音を楽しんでほしいので、画角が広く音のデカイIMAXがオススメです。
からかい上手なフュリオサさん‼️❓お前は既に死んでいる‼️❓
ドルビーアトモス東宝シネマ最大画面の吹き替え版で鑑賞。
流石に映像と音響は凄い、でも、キャストはしょぼいし、展開もだらだらしてるような、前半。
しかし、ヒロインが成人して活躍しだすと、これが凄い。
ヒロインは前作のシャーリーズセロンを凌いで、小さいのに存在感が半端ない、目力が突きくけてくる。
CGも最小限なのが好感度高し。
オーストラリアの自然を最大限に生かし、シリーズの世界観も大切にされている。
ヒロインの佇まいを観るだけでも、価値あり。
ヒロインの子供時代も素晴らしい👍
ヒロインを観るためだけに
是非
不滅の世界観
パート2で確立したこの世界観は、時を経ても色あせることなく、恐らくこれからずっと世代を越えてなお描かれ続けて行くのだろうなぁという気がしました。
前作は初見では漠然としているように感じた設定も、これを見れば間違いなく単に行ったり来たりしているような印象の作品も違って見えるような気がしました。
タイトルとはかなり縁が遠い作品になっている訳なんですけど、不思議と最も各作品との繋がりを感じたので、さまにサーガというべきものなのでしょう。
映像や音響的には、相当良かったし、かなり満足できるレベルなんですが、正直、2とか4で感じたような衝撃はありません。それでも、復讐劇と成長物語がうまい具合に相俟って、シリーズ関係なく面白みを感じる作品だったような気がします。
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