ミッキー17のレビュー・感想・評価
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未知との遭遇
借金取りから逃げるため、宇宙へ逃亡した男(ミッキー)の物語。宇宙船は火星への移住を目論んで進む。その中での実験にミッキーは使われる。そして、死亡してしまった場合は、身体を複製され、記憶はその身体へ転送される。何度も危険な実験をして、何度も死ぬミッキー。火星では、クリーチャーが平和に暮らしていたが、人間はこのクリーチャーを退治しようとする。人間対クリーチャーの対決はどうなるのか…。
セリフが最小限になっていて、字幕を追うのに疲れなくて良い。ストーリーもシンプルなため頭を使わずに観ていられる。
ポンジュノ作品は、パラサイトやグエムルを鑑賞したが、近いものを感じる。生々しい人間の生活と独特なクリーチャーの描写など。
物語序盤の人体複製や宇宙船内の先進的な雰囲気から、火星での原始的な虫のようなクリーチャーの登場まで時間的な振れ幅を大きく感じる。
結果的には、進み過ぎた科学技術が古代からの生物に悪影響を与えて、それらから反逆を食らって、反省して元に戻るパターンで終了する。
設定としては複製され続ける男という点で奇抜であったが、ストーリーとしては、よくあるパターンに落ち着いてしまったなという印象。バッドエンドを期待したわけではないが、後半にもう一捻りが欲しかった。
本作は、パラサイトのような最後まで何が起こるかわからない人間味あふれるホラーではなく、未知の生物と対決するアクション映画の要素が強くなっている。
イマイチハマらなかった
ポン・ジュノ監督ってことで期待しすぎたW
それでいいんか、とは思う
「TENET」でロバート・パティンソン氏を知り、過去も含め出演作を観てきましたが、やっぱりすごい!
17と18は全く同じ容姿なのに、見分けるのが全然苦じゃないくらい顔が違う。
生い立ちから考えると、17のようなちょっと気弱で、人生に疲れてて、常に周りの顔色を窺っているような性格が基本のミッキーだと思うけど、18のハバネロミッキーはどういう変異だったんだろうか。
ちょっとうざい個体もいたようなので、せっかく複製(リプリント)という設定があるならそういうとこも観たかったな。
18は最後自爆しますが、「TENET」のニールといい、こういう役が似合う!
もう少し18の心境の変化を描いてほしかったところでもあるけど、これ以上長くなったら逆に無理かもしれないなと思いました。
最終的には教祖たる夫婦をやっつけて、リプリントは禁止され、先住民とも仲良くなってハッピーエンド!なわけですが、個人的にはそれでいいんか?っていう。
というのも、教祖様に従っていたとはいえひたすらリプリントを繰り返して、ミッキーを酷使していたわけですが、そのへんの科学者や職員たちには何もなく。
「何分後に皮膚が焼け爛れ、
何分後に失明し、何分後に死ぬのか知りたい」
ミッキーの手がちぎれても、笑いながら「おいおい見たか?」なんて話してるシーンもあったけど、これも相当、気持ち悪い。
誰もが「死ぬってどういう感じ?」とミッキーに聞く。
それが気になるのは分かる。
でも自分ではやらない。だって怖いから。
それが何故、ミッキーに当てはまらないと思うのか。
リプリント装置をミッキーに爆破させて、よかったね、なんて周りが笑っている気持ち悪さ。
それを使ってミッキーを量産していた人たちが何を言ってるんだ。
少なくとも劇中では何の葛藤もしてなかったくせに。
気になるならリプリントされてみたら、と言わないミッキーは優しいですね。
どうせ悪がやっつけられるなら、船員ともども船自体の爆破くらいまでやってほしかったな〜なんて思う自分もいますが、ミッキーの性格からしてもそれはしなさそうなので、これはこれで良かったのかも。
予告編→封切後の低評価レビューからの鑑賞
半地下とエイリアンとナウシカとダンスウィズウルブズとマーズアタックとスターシップトルーパーズとE.T.をミックスしてソースにした感じの映画、ボナペティ。
ここのレビューでの評価が今ひとつなこともあり、随分とハードルを下げての鑑賞、ところがどっこい自分好みのオタク的映画でした。
劇中終始漂うブラックユーモアのテイストが自分好みで終始ニヤニヤしっ放し。
敵役がアホ過ぎて萎えるといった指摘もレビューにはあるけど、主人公含め、そもそも登場人物全員何かしら欠落した人たちばかりなので、そこはそんなに気にはならず、お笑い要素として素直に受け入れられた。
主人公の役者さん、今まで仏頂面の男前ばかり演じてきた印象があったけど、今回は平凡な優男をとてもリアルに演じており、彼に対する印象が大きく変わりました。勿論良い意味で。
クリーパーのぬいぐるみがあったら欲しい🤭
半地下の空
パティンソンの芸域拡張。
地獄に落ちると「ミッキー∞」になる?
何度でも再生することを条件に、危険な仕事をさせられて死に、そして蘇る、を繰り返す男を主人公としたSF映画です。
最初は何かの不条理映画かと思っていたら、後半になるに従ってドキドキハラハラし、ラスト間近では思わぬどんでん返しも待ち構えています。
「スノーピアサー」や「パラサイト 半地下の家族」に比べたら、最も後味良く終わります。
ふと思ったのは、子供時代には誰でも「悪いことしたら死んだ後に地獄に落ちる」と言い聞かせられることでしょうが、自分は後になって「死んでいるんだからどんなにひどい目や苦しみに遭っても、死ぬことは無い」とも思うようになったものでした。
この映画を見て、「本当に地獄があってそこに落ちたら、主人公のような経験をするんだろうか?だとしたら、やっぱり地獄に行くのはまっぴらごめんだ」と思いました。
王蟲
社会風刺、格差社会を強烈に描く
皮肉たっぷりで。
登場人物が癖がありとても変。
ダークなコメディでシニカルな作品。
クリーパーは王蟲にしか見えなかった。
使い捨てワーカー、そしてトラウマから
の脱却。周りの友人に助けられ
解放されていくお話。
犬みたいに可愛い「あったかいんだから」
正直、長いなぁという印象。
ドラッグ、人体実験、格差差別とかなんかいっぱい盛りだくさんだった。混乱する訳ではないけど、長いなぁ…と…。
ナーシャは自分が有能過ぎてダメ男を愛しちゃうタイプなのかな、と自己納得した。なぜ惚れるのか分からん。17は弱いながらも良い奴の印象だったけど、各ミッキー達がそれぞれちょっと違うなら、1に惚れる要素ってそこかな…と。
ナーシャ、マーシャルに正論ぶちかましててそうだそうだ〜!と思ったけど、ドラッグやってた人が言う正論か…とスンとなった。
カイがまともか?親友っていうか、恋人みたいな空気を感じてたので、あ、君もミッキーにいくの?あ、眼鏡っ娘も?と思った。
モテ期か?
クマムシみたいな先住民(クリーパー)が、ユーモアがあって笑った。ゾコ、お前かわいいな。
18ならどうする、って自分の恐怖心に打ち勝つラストは良かった。
気持ち良いラストでした。
面白いが死ぬって怖いことなの的な問いと格差社会、侵略などのテーマの...
星新一ワールド?時々ナウシカ?
賛否両論、感想が分かれそうな作品。
使い捨てワーカーと称される、過酷な業務で死んではコピーとなって生き返る主人公ミッキー。
18番目製造のタイミングで、17番目がまだ生きているのに複製されてしまい、同時期に2体生存してしまうミスが起こり、事態は一気に急展開。
ちなみに復活する際の、3Dプリンターのような機械からウィーンウィーンと出てくる様は、星新一がお得意であったようなシュールなワールド。爽やかさゼロ(笑)
誰もが彼を過酷に扱い、不要になったら当たり前のように溶鉱炉のようなダストシュートに放り込み、何度も生死を繰り返す場面をコメディと笑えるか、気持ち悪いと感じるか。今回鑑賞したのはショッピングモール内のシネコンだったが、これはミニシアター系のストーリーかと。血が出るわ吐くわ食事は不味そうだわで、まかり間違って子供が観たら泣くだろう。
ちなみに自分はミニシアター好きなのでOK。
クリーパーと名付けられた怪異生物達は、もうどう見てもナウシカのオーム。フォルムも、口から出る触覚も、子供を守るために集団で襲ってくる様も、もうナウシカでしょこれは。
最終上映で鑑賞し、夜中に1人で帰宅途中、運転しながら思い出して、なんちゅーストーリーだwwwwと爆笑しながら帰りました。
ポン・ジュノ監督ってデストピアSF雪景色が好きなの? スノーピアサ...
よかった
あんまり面白くないような評判だったので、見なくていいかと思ったけど見る。すると、確かにつまらなくはないものの傑作だと思ったら期待を外しているような感じだ。主人公や他の登場人物に魅力があまりない。特にボス的な存在のリーダーの政治家がアホ丸出しで興ざめだ。気弱なミッキーがモテているのも納得いかない。
自分自身は唯一無二の存在
好物の設定だが、冗長。
思ったよりもコメディだった。気軽に見られるね。
たまたま吹替しか時間が合わなくて、吹替版で見たけど、これロバート・パティンソンの声で見るべきだったなー!演じ分けが良いし、「悪魔はいつもそこに」のパティンソンがかなり好きだったので、今作とても良かったです。 一人で二度美味しいロバート・パティンソン。
思ったよりコメディ寄りで、ツッコミどころはありつつも、ストレートなテーマとわかりやすいキャラクターで、重いテーマなのに軽く見れて良かったかも。軽過ぎると言えば軽過ぎるけどもw
クリーパーことグソクムシさん達可愛かった。意外とみんなミッキーのこと雑に死んでも生き返れるし気楽だよねーみたいな扱いなのに一部の人は心配してくれたり、本気で怒ってくれたり。割と愛に満ちてた。
でもまぁ、期待通り予想通りな感じで、ちょっとハードル上げすぎてしまったかも。SF的なとこも結構地味。細かい設定もチラチラ出てきてその辺は分かりやすく面白かった。ほんのりスターシップトゥルーパーズ味を感じる世界観はすごく好き。
倫理観
18かっこよすぎた好き。泣いた。
すっっっっご。
めっちゃ良かったです。すごい好き。
18かっこいい。18も幸せになっていいだろうが。
18が18過ぎてあんなことに…。
もーーーッッ‼︎
覚悟決まり過ぎだろうが‼︎好きだ‼︎‼︎‼︎
ってなりました。
18の話ばっかしちゃうんですけど、このひとサイコパスじゃないですか(指の香り嗅ぐシーンはその表現シーンですよね)。
そんであの18の最期。
とことん合理で考えたせいであれに。
ってことですよね⁉︎
死ぬの怖いのに。
そもそも死ぬ勇気のあるミッキーが、サイコパス になったらあれ、っていう。
愛し過ぎて泣いてる。
18も幸せになれよ。
ナーシャと17と愉しく過ごせよ。
エーン‼︎
><。
18のフィギュアが出たら買っちゃうんですけど。
どっかで売ってますか???
僕んちの机の上にミッキー18を飾らせておくれよ。好きだよ…。
ラストもめっちゃ良くて。
急にホラー来るじゃん。もめっちゃ良かったんだけどさ、
ミッキーがずっと抱えてた恐怖症を乗り越えた理由が、
「18ならどうするだろう」
だし、
幸せになっていい。って17が思えたのは、18自身や言ってた事が17に影響した結果な訳じゃないですか。
18…ッ!!!
17……ッッ!!!!
ここまでラストのフォール&解決短いの初めて見た。
七人の侍より短いじゃねーですか。
凄すぎ。
ビビッタ。
変な声で泣いちゃった好きです。
すんごい良かったです。今年現時点一位。ヨカッタ。love。
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