「ポン・ジュノ監督が撮ったとは思えない、平々凡々なただのSF映画だった」ミッキー17 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
ポン・ジュノ監督が撮ったとは思えない、平々凡々なただのSF映画だった
大好きな『パラサイト』(2019)の監督の最新作ということで自分でハードルを上げすぎたんだと思うけど、とにかく退屈すぎてホントに面白くなかった
始めの30分ぐらいは楽しくなりそうな映画だなと思って観てましたが、何かが起こりそうで何も起きない、という至ってフツーの展開が続き、肩すかし感が強かったため、やたら尺の長さが気になりました
もちろん労働搾取、移住と植民地支配、アイデンティティの軽視などといった社会風刺が根底にあるのはわかるけど、ポン・ジュノ監督らしいエッジが無くマイルドな仕上りというのが率直な感想
ロバート・パティンソンさんのルックが昔から苦手なので、そこに輪をかけてつまらなさが重なって、かなりしんどかった
更にマーク・ラファロさんもルックが苦手な役者さんで『哀れなるものたち』(2023)に続きクソ男の小物感がガマンならず、本作はマジで拷問の様な作品でした(苦笑)
と、不満だった男優陣に比べてナーシャを演じるナオミ・アッキーさん、カイを演じるアナマリア・ヴァルトロメイさん、2人共すごく綺麗で魅力的だったので、それだけでも満足できたのでよかったです
“クリーパー”が気持ち悪い、そしてミッキーが再生されるとなぜ性格まで変わるの?という疑問もあり、いささかしっくりきてない部分もありました
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