「予告編MAX映画でした。」ミッキー17 MOONさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編MAX映画でした。
半年前から予告編を観てずっと楽しみにしていました。「パラサイト」のポンジュノ監督という事もあり、
もしかしたら今年度No.1に面白いかも!?と期待して本日映画館へ。
しかし!本作はその期待に反して、
内容はダラダラと長く、
ユーモアもどれもしょうも無く、
悪役のキャラはイマイチで、
肝心のミッキーの設定自体は最高なのに、
それをコメディにしたいのか、シリアスに問題提起したいのか、フラフラとどっち付かずの脚本と演出で、
笑うに笑えない、泣くに泣けない、
ただただ眠くなる時間が長く、
終わってみて、結局何が言いたかったんだ、、??
という不完全燃焼感が半端無かったです。
エンドロールがこんなに長く感じたのは久しぶりです。
悪役の大将も、どこぞの国のトップを揶揄するような、それを皆んなでシニカルに笑うという文化は日本にあまり無いというのもあるかもですが、なんだかそのイジり方にもセンスが感じられず、とにかく笑えない。劇場にいた数名の外国の方は笑ってましたが、うーん、私はどれも面白くなかったです。
前々から凄く期待していた分、ガッカリ感が大きくなってしまいました。
そして余談ですがこの感じ、何かに似てるなと思ったら、、インスタ広告に流れて来るゲームがなんか面白そうだからダウンロードしてみたら、中身全然違うやんけ!!のそれでした。
そんな訳で、
予告編の素晴らしいテンポもストーリー展開も、
本編には全く無く!予告編がMAXの映画でした、残念!
まぁそれもこれも私の好み、もありますので、
是非、いや面白かった!という方、
面白みを具体的に伝えて頂けると幸いです。
私は映画館を出て、「ウィキッド」観れば良かったな、
と夜空を見上げて思ってしまいました。