「最強の字幕が付いたメガロドンラップを聴き逃がさないで!」MEG ザ・モンスターズ2 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
最強の字幕が付いたメガロドンラップを聴き逃がさないで!
前作の時点からムチャな映画ではあったが、今回は全体の2/3くらいはもはやモンスターパニック映画ですらない。あえて言うなら天井知らずの荒唐無稽さを誇る深海冒険ファンタジーアクションであり、トンデモに次ぐトンデモに一体なにを見せられているのかと呆れ半分可笑しさ半分。とにかくステイサムを中心とする三バカトリオが無謀ノリと力技で突破していく様を満喫した。映画の楽しみは決してクオリティだけではないという映画の奥行きを教えてくれる、というと褒めすぎだろうか。
とはいえ自分が最高にブチ上がったのは「オレはメガロドン!」と超カッコいいラップが鳴り響くエンドクレジットで、DJ役で出演もしているペイジ・ケネディのライムが最高に可笑しい。さらにアンゼたかしさんの字幕が英語ラップを韻を踏みまくった日本語に変換していて「オレはメガロドン、捕食者の頂点、オレは有頂天」みたいな名フレーズが連発。正直ラップだけで星ひとつ増やした感はあるが、マジで途中で席を立ったりせずラップに大笑いするところまでが『MEG2』。どうかお聴き逃しなく。
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