バービーのレビュー・感想・評価
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ポップで笑える作品ながら、問題定義をグサグサと突きつけてくる秀作 ...
ポップで笑える作品ながら、問題定義をグサグサと突きつけてくる秀作 (キラキラ映画だと思ったのか、終演後怪訝な顔で席を立つ方多数) 男女どちらにも叱責と目配せをするバランスの良さ。会期前は色々あったが、面白かった!
バービーの世界観リアル再現
観なくてもいいかなぁくらいで観て来ました。
これくらいの温度感で出かけピッタリ。ちゃんと見応えあり、バービーの世界感再現されていて面白いです。
バービィではなくリカちゃん人形の世代ですが、大人になってからは、SNSでビーバーファンの奥深さを痛感していて、この映画の公開納得です。
反省してます!
面白い、面白い。で、感動しました。
オモチャの人形の世界から現世へ、というのは良くありますが、こんな方法もあったとは。文字どおり奇想天外、しもネタなしのモンティーパイソン、それでいて感動はトーイストーリーなみ。
オープニングのパロディーのあれは、結構インパクトありました。
個人的では感情移入し難い作品でしたが、それでも、(あなた、とてもキレイ………)のシーンは素晴らしいです。なぜこのシーンをここで出したのか!それからのドタバタするストーリーの行方をこれでまとめてしまった、凄い。
また、バービーが落ち込んだとき、……がなだめるシーンがありますが、その説得する方法の不満たらたらが、あれ、女性の方がいったい何パーセントが納得するでしょう
?あの3分くらいのシーンだけ切り取って
聞かせたら、多分90パーセント以上の方々が(そーそー、そうなのよー!)と納得すると…………、断言します。
トークが面白いこの作品です。最近、宣伝だけが凄いのもあるのはありますが、あの情報の先入観をもった事に対し反省しました。
映画は観てなんぼなんですね。
処で、あの(バビロン)でのマーゴットさん、バービーやってのオファーが来たときどんな感じだったのでしょうか?
😍でしたか?🤯でしたか、とても知りたいです。
処で、あの(ラ、ラ、ランド)のライアンさん、ケンやってのオファーが来たときどんな感じだったのでしょうか?
🌚でしたか?🌝でしたか、とても知りたいです。
ガーウィグ作品にハズレなし
ガーウィグの才能はすごい。今作は、おバカピンクワールド映画に見せかけて色々と考えさせられる内容でした。すごいのはマテルも否定的メッセージが入っている内容なのに、そのまま公開を許している。まあマテルとしては儲かれば良いのかもしれないけど。
今作は色んな世界が対になっているように感じるが、そのまま受けとるとよくわかりにくい。シーン毎に立場を入れ替えて考えるとわかりやすいのかも。惜しいのがバービーワールドなので酒、ギャンブル等成人的嗜好の描写が許されないのでちょっとわかりにくくなってるのかもしれない。
色々言いたいことはあるけど、どちらのワールドに対しても配慮があり、バービーの自我の目覚めやラストはよく考えられていると思いました。
単純にケンダムとか、台詞のバカっぽさ、面白さも楽しめ、メッセージは違うかもしれないけど、単純にピンクの服を着て見に行くのもありなのかと思いました。
バービーだからできた映画
映像や音楽は本当に素晴らしいぐらい気持ちがよかった。
ストーリーは、現在の社会とリンクしているため、終始気持ちのいいものではなく、バービーを見ながら現実社会の問題点が頭をよぎる変な気分になる。
しかし、これもバービー自身が社会において「きもちいい夢舞台」を提供してきたからこそできる演出であり、この映画の凄さであると感じた。
また、おもちゃ映画ということで、どうしてもトイストーリーが思い浮かぶが、設定のズラし方が上手く、完全にバービーの世界を作り上げている。
そして何よりマーゴットロビー、ライアン・ゴズリングが本当に良かった!
憧れのバービー人形が実写版に!
バービー人形の世界が実写版
バービーランドの世界から人間社会へ飛び出したバービーとケンの冒険は問題を解決する為に奮闘する様々な人形たちのコメディが面白かった。
バービー人形のバージョンに合わせた独創的な実写版の社会がマーゴットやライアンの異色コンビと多くのキャラクターで上手く作られていたと思う。
バービーワールドの世界がいつまでも子どもたちの憧れの世界であって欲しい。
マーゴット・ロビーはBarbieにしか見えない
もうホントにマーゴット・ロビーがかわいい❤️
でもキラキラ映画と思いきや、いろいろメッセージがあります。
フェミニズム然り‥今の時代の私たちを取り巻くいろいろな問題にフォーカスしています。
でも、私りかちゃんでしか遊んでないんだよね😅
何もかもかわいい!特にライアンゴズリング♡
太もものセルライトと扁平足に気付いてしまったバービーがリアル社会に乗り込んで問題を解決しようとする
それをサポートしようとついて行くケン(バービーのそばにいたいだけだけど)
もうこれだけで十分でして、フェミニズムですとかアイディンティティとかジェンダーとか何か深いモノを表現しようとしてこねくり回しているのは面倒なので無視します(笑)
シアターに行くまで観る気サラサラなかったんだけど、町山さんが絶賛してたの思い出して「君はどう生きるか」終了直後シアター12に移動(笑)恥ずかしながらあたしとした事がお盆休みらしいチョイスをしてしまったのだが(親子ずれのお客さん)どっちも子供向けじゃなかったね
「バービー」の方が席がうまっててガチのコスプレで入場するお嬢さん達もいらして
お隣は若い外国人男性集団がワーワー喜んで大笑いしてるので釣られてあたしも大笑いしてきた楽しかった
あんな可愛らしいライアン・ゴズリングを見られただけで幸せだった♡
リカちゃん人形すら与えられなかったあたしはそんなに思い入れないけど
ハウスやお洋服や舞台セットが夢のようでした
まかさの感涙。女性のアレソレ
そーだよねー、そーかもなー、
やっぱりねー、やっぱりかー
冒頭からあーあ、これは前の席の小学生はガッカリなやつじゃん。という大人向けのエスプリ映画と判明。
しかし、どの方面に持っていくのか分からないまま…アグリーベティに時の経過に驚いてたら、たたみかけの長セリフでついに撃沈。感動。感涙。まさかこの映画で泣かされようとは。
素敵な映画をありがとうございました🙏
ライアンゴズリングの無駄遣いと思ってたけど、なるほどなっとくの怪演にもう一度見ることに決めました。
役割に従属する人形達の解放
感想
ジェンダーレスメインの作風を全面に出した物語により、自己肯定感を高める事の出来た傑作だった。
マーゴットロビー出演作品は鉄板の女性の社会的地位の向上というテーマ性をバービー人形で描くというある意味マーゴットロビー作品の集大成的な作風で楽しめた。
バービーの付属品人形として存在する"ケン"に初めて⁈人権を与えた今作の物語にとても共感できた。
バービー人形での遊びを完全に再現した独自のカオスな世界観を再現した俳優陣の演技、撮影セット、エフェクトには終始圧倒された。
そこまで思い入れはなかったかな
実際にバービー人形を持っていたり、
シリーズを知っている人には、
かなり楽しそうな話でしたが、
現物にそこまで思いがなかったので、
特に事件を解決するストーリーでも無いので、
ちょっと退屈でした
映画としては、普通に楽しめました
自分の目で広い世界を確かめる
バービーとケンの歴代モデルが暮らすバービーランド。いつものルーティンな毎日に充実を感じている、そしてバービーたちとっては完璧な世界だった。しかしケンたちはそのように感じてはいなかった。定番モデルのバービーはある日、体に異変が起きた。変てこバービーにアドバイスを求めて人間界へ行く話です。
人間界へ行ったバービーは恋人ケンのように満足しなくなった。ケンは人間界から学びケンランドまで創った。しかし、それはおもちゃの世界では通用しなかった。
現状満足なルーティンワークのみならず、新しい世界を観ることで新しい価値観に出会えます。バービーランドから人間界、人間界からバービーランドに訪ねたすべてのバービー、ケン、人間は価値観が変わったと思います。バービーの生みの親はバービーを通して伝えたかったことは、より多くの物事を知ることではないかだと思います。
エンドロールのキャストがバービーとケンだらけが良かったです。
セットもおもちゃの世界ぽく良かったです。
小気味のいい現代寓話
『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグが監督ということもあり、ドギツい言い回しが制限されるであろう「バービー」という題材とどう折り合いをつけるのかと主に映倫的な意味で心配になったが杞憂だった。ストレートな言い回しは注意深く回避されているものの、たとえば娘のサーシャに「それ私のパパ?」と訊かれてグロリアが「たぶんね」と答え、バービーが「ワオ」と苦笑いするシーンなどにはガーウィグ特有の虚飾のない下品さが垣間見えて嬉しくなる。
本編については、あえてフェミニズムのウィーク(とされている)ポイントに切り込む意欲作だと感じた。たとえば物語序盤のサーシャはTwitterでよく見かけるタイプの「賢く厳格な」フェミニストだが、彼女はそうした知性至上主義的フェミニズムが無意識的にそうすることがあるように、「バカな女」(つまりバービー)を排除してしまう。序盤のサーシャはバービーの個人的な苦悩にいっかな耳を傾けようとしないどころか、あまつさえ「このファシスト!」と痛罵する。また、女がやにわにのし上がってくることに対する男たちの嫌悪感が「バービーランドでいつの間にかのし上がるケンたち」という逆転形で示され、女性優位だったはずの世界で意気揚々と大手を振るケンたちにバービーが思わず眉を顰めるというくだりもある。
とはいえこうしたフェミニズムの「弱点」の積極的な描出が「男と女も喧嘩両成敗」という安易な相対主義の地平に帰着することはない。いやむしろ、「弱点」を強調してもなおフェミニズムが依然として有効であることを証し立てていく。たとえば序盤はバービーを見下していたサーシャだったが、彼女との交流を経るうちに狭隘な知性主義者から万人に開かれた包括主義者へと成長を遂げる。一方でバービーたちとの交流を経てもなおマテル社のCEOたちは単なるポーザーから逸脱できていない。また女性優位の頃のバービーランドと男性優位のケンダム(Kengdom)を比べてみても、後者の暴力性に比べれば前者のほうがよほど平和だった。うーん、じゃあやっぱりフェミニズムって必要ですよね?というある種の背理的証明だ。
さて、終始軽妙洒脱なトーンでマッチョイズムを笑い飛ばす本作だが、「男は絶対悪」的なミサンドリーあるいは性別原罪論的な結論からは明確に距離を置き、あくまでその時空間における権力が差別を生み出すことを強調している点が倫理的だ。事件終結後、バービーランドの大統領がポストを欲しがるケンたちに笑いながら下位ポストを任命するくだりがいい例だろう。彼女が男たちの処遇を決定できることの背後には、言わずもがな権力の勾配が関係している(たぶん大統領はそれも理解した上で意趣返し的にそう言っただけだろうけど)。
最終的にバービーランドをめぐる男女問題は二元論の領域を超越し、「自分とは何か」という自己存在への問いに行き着く。安易といえば安易だが、現時点での大衆の思想的深度を鑑みれば妥当な落とし所だといえる。実際、男・女という色眼鏡が完全に無効化された世界では、多くの人々が終盤のバービーと同じような自己存在の問いに否が応でも直面することになるだろう。「男であること・女であること」以外に自己を定立できる何かを持っていない人というのは悲しいことに割と多い。
ラストシーンの一言についてバービーの妊娠の示唆であるなどという愚考が一部で流布しているようだが、どう考えても違うと思う。長い存在不安のトンネルを抜けたバービーによる初めての自由意志が「人間になること」であることを考えてみれば、婦人科に行くことは、自分が人間の女になったこと、すなわち自由意志が無事に果たされたことの確認作業であることは容易にわかる。
映像に関して言えば、こちらも物語同様に、フォード、コッポラ、キューブリック、アンダーソンといった往年の男性監督によって積み上げられてきた「映画史」を好き勝手に拝借することでそれらを小気味よくアップデートしようという知的さと大胆さが感じられた。とはいえそうした「技巧の意図的な模倣」が最終的に「映画史」を上塗りできるほどの映像的パワーへと結実しているかと言われれば首肯しがたい。冒頭の救急車が開くシーンやマテル社最上階の重役会議シーンでは明らかにキューブリック的なシンメトリー構図が散見されたが、それに比べると終盤の会話主体のパートは画面に動きが乏しくやや退屈だった。
映像における技巧の模倣が「男の言うことを聞くフリをする」面従腹背的なソリューションでバービーランドを男たちから奪還するという物語構造と同期していることは自明だが、映像に関してはそれが達成をみていないのではないかというのが正直な所感だ。
ポリコレハリウッドへのカウンターパンチか?
プロローグの秀逸なキューブリックパロディで観客はぐっとつかまれ、この壮大なMATTEL社のプロモーション映画へといざなわれるのだ。(タイトル前のこういう「序章」で始まる映画構成が私は好きである。)アイデアだけなら誰でも出せるが本編を通してその作りこみがハンパなく凄くてハリウッドの力を見せつけられ堪能できる。私は買わないから別にMATTELの宣伝であろうが映画が面白ければそれでいいけれど、これを観て滑り台付きの豪華なドールハウスやピンクのコンバーチブルが欲しいと思う大人がいても不思議ではない。税込み11,000円という価格設定も絶妙で、車を買ったらバービーとケンも乗せたくなるのではないだろうか?(人形は税込み5,500円)マーゴット・ロビーがリアルバービーを見事に演じきっていてそれだけで楽しいけれど、ちょっと年を食ったボーイフレンド役のライアン・ゴズリングが期待以上にすごくいい味を出していて浜辺でギター弾き語るシーンで惚れそうになる(後ろの席で見ていた若い女性は「ケン、ウザイ」と言っていたけれど)。こういうスタジオ製作のグリーンバック多用の企画はコロナ禍の影響も多少あるのだろうと考えると時代が生み出した華麗なあだ花とも思える。監督が「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグで、もちろんフェミニズムやジェンダーがメインテーマでコメディでアカデミー賞を狙いに来ているのだが、ここ数年のハリウッドのいきすぎたポリコレへのアンチテーゼではないか?と捉えたのは私だけだろうか?
本当はもっと面白いんだろーなー
全女性の為の作品。
女性エゴではなく現代社会をシニカルに描きながら
女性ならではの笑いと感動と問題点を
おもちゃの世界の中で表現。
女性の面白さ、辛さ、楽しさ、複雑さを入れ込み
おばあちゃんからちっちゃい女の子まで
全てを網羅した構成はお見事。
楽しかったけど日本人には届いてない
“バービーの世界”があり過ぎて
本当はもっと面白いんだろーなーって思いました。
映画バカ用の笑いもあったし。
オープニングなんて
これをわかるJKはキューブリック版を観たのかな?
とかね。
いろんな女性を描いているけど
でもさ、女性はいつまでもかわいいのよ、男には(^_^;)
思ったよりも重いテーマで汗…
これまでバービーの世界に全く馴染みはなかったが、主演2人の魅力観たさで鑑賞。
観終えて…うーん、どうだろう。軽い気持ちでのぞんでいただけに、メッセージ性が思ったよりも強すぎて、焦点をつかみ損ねて置いてけぼりになった気分。
極端にポップな映像の中で様々なメッセージが盛り込まれていて、良いも悪いもなかなかくせが強い。
ストーリー良し悪しとか思想の良し悪しとか、そんな問題では解決できない複雑なテーマゆえ、評価や感想を語るのは非常に難しい作品だ。
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