バービーのレビュー・感想・評価
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こんなに長時間ピンクをみたの初めて
マーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングだから出来るバービー&ケン。
バービー人形からこのストーリー生まれてくるってすごいな。(アタシが持ってたのはリカちゃんだけどね)
ガーヴィグ監督がバービー?って、ずっと思ってたけどしっかりガーヴィグ節でした。脚本がパートナーのバームバックと共同も納得。
前半は「トゥルーマン・ショー」やウェス・アンダーソンみたいな展開なの??と思いきや、後半しっかりギアチェンジしてきたところがさすが。
先日観た「アメリカン・ビューティー」でも感じたことだけど、私の「幸せ」ってホントに私が求めてる「幸せ」なのかな。他の誰かが大量に垂れ流してる「幸せポルノ」に染められちゃってるのかなとピンクが少し曇ってみえるシーンもあった。
男だから、女だから、平等なんだからとかじゃなくて一人ひとりがその人らしい自分らしさを愛せる世界線になったらいいなってグレタ&ノアのIメッセージ(Weメッセージ?)
は力強かった。
難を言うなら、お二人の作品あるあるで後半のセリフ量がかなり多いのでメタバービーのキラキラ✨を求めて観たら消化不良おこすかも。
ジェンダー平等と自己認識
U-NEXTで鑑賞。
バービーは日本で言うリカちゃんのイメージが強いですが、ジェンダー平等などのテーマで描かれていて奥深かったです。
ピンク一色のセットは派手で、可愛さ溢れる人形の街並みを実写で再現した光景には驚きました(その影響で、ピンクの塗料が品薄になったとか)。
人形をただ実写化しただけでなく、現実社会についても描かれていたのが好印象でした。男女ともに社会で活躍する機会を与えられる必要性や、自分が何者なのかを考えて生きる大切さが伝わってきました。
最近のアメリカでは、女性の社会進出が騒がれたり、自分軸を持つ人が増えているように感じます。日本でも実践されている部分はありますが、格差などの問題は未だに解決しておらず、課題は山積みです。そのため、自分らしく生きることが今後重要になってくるのではないかと考えました。
私も自分がどうしたいのかを意識しながら、少しずつ自信を持って生きようと思える作品になっていました。
美術の素晴らしさ
プロダクションデザインが素晴らしい。この分野ではオスカーの有力候補だろう。キッチュでリアリティを追求せず、ドールの世界を具現化してみせ、そこに生身の役者がいても違和感のないバランス感とピンクを基調にしたカラーリングをケバケバしさを感じさせずに再現。レトロなポップ感が抜群に心地よさを感じさせる。芝居のあり方もあえて戯画的で、オーバーアクティブなものにしているのも良い。リアルなだけが良い芝居ではない、こういう方向性の面白い芝居もアメリカ映画でもどんどん追求してほしい。
スタンダードモデルゆえに特定の職業やアイデンティティを持たない主人公のバービーと、そんなバービーの彼氏というポジションでおまけ的に生まれたがゆえに、やはりアイデンティティを持たないケンの2人(2体)がフェミニズムや有害な男性性の体験を経て、自分らしさを獲得しようと試みる。現実社会のマテル社は男性経営者の支配だと本作は描かれている。事実かどうかは知らないが、その体制は特に破壊されない。資本主義とフェミニズムの関わりにはある種の課題があると本作は示唆している。
思っていたより強いテーマ
もっと頭空っぽで観る映画だと思っていましたが、(あくまでも予想よりは)メッセージ性がありました。でも、ありふれた切り口なのであまり共感が得られなかったのかもしれません。
自分自身はバービーより少しキュートでリカちゃんよりは少しお姉さんの「ジェニー」で遊んでおりましたが、多様すぎるバービー達に笑ってしまいました。妊婦のミッヂなんていたんですね!それは売れないはず。
髪を切られたり色を塗られたり手足が取れたりと乱暴に扱われるのも、弟や妹のいる友達の家でのあるあるネタでした。
セットが完璧だったので、全編キュートオンリーで子供向けにしても良かったような気もします。
バービーの世界はリアルでとても可愛いかったです。
ドリームハウスもリアルだから、壁や柵が無く落ちそうで怖い。
ライアン・ゴズリングはあまりハンサムだとは思えないのですが、このコミカルな役は合っていてケン達のダンスも良かったです。
マーゴット・ロビーはスタイルなどは完璧だけど、顔には年齢が出ちゃってたので、もうちょっと若い人いなかったのかな…なんて言ってしまうとこの映画が掲げるテーマに絡んでしまいますね。
空想の世界から、後半は「女もつらいよ」の世界
国際線の映像サービスで鑑賞。
お気楽ノー天気なバービーランドの世界観から映画は始まる。でも、そこで起こったバービーの異変を追いかけて行くうちに、人生観を問われるような問題を考えさせられた。実はけっこう重いテーマを描いている映画だと思った。
具体的に出てくる問いかけは、女性の事例だけど、実は大人全体に対する問いかけでもあると思った。全く挫折することなく理想を実現することなどあり得ないのだから。誰でも、どこかで挫折したことがあるし、何かをあきらめて生きている。「こうなりたい」と努力しても、なかなか実現せず、うまく行かないことの方が多い。
そういう現実をきちんと受け止めつつ、適切な自尊心を持って生きて行くことで、「人としての魅力」がにじみ出るようになるのかもしれない。バス停でバービーが美しいと感じた老女がいた。彼女が、そういう人なのだと思った。
ラストシーンは、女性にしか体験できない幸せなことで、ハッピーエンドに感じた。でも一方で、そのことは女性が背負う宿命でもあり、「全女性が体験できるわけではない。その場合、女として生きる意味とは」なども考えさせられた。
ケンがいい味を出していると思う。「バービーの飾りのひとつ」という軽さをうまく演じていた。エピソードとしての「ケンランド」は、象徴的な意味がきちんとありながら、全体ストーリーにうまく収まりよくできていたと思う。
バービー「アメリカ現代女性はわしが育てた」
主演、マーゴット・ロビーとライアン・ゴスリング。
【ストーリー】
今まで製造されたすべてのバービーとその姉妹やボーイフレンドたちが暮らすバービーワールド。
その中でスタンダードタイプのバービー(マーゴット・ロビー)は、毎日ハッピーにすごしていた。
あるとき、気まぐれにきみょうな言葉が口をついた。
「毎日死ぬことばかり考える」
みなが動きを止め、彼女をみる。
あわててとりなしたバービーだが、その日以来、体に不調があらわれる。
ハイヒールをはくための足がぺったんこになり、太ももにセルライトができてしまう。
バービーはバービーランドをあとにして、リアルワールドをおとずれた。
バビ肉!(バービー・リアルワールド受肉)
正直ただのキッチュなコメディだと思ってました。
たとえ目の前に日焼けしてピンクの服着たライアン・ゴスリングがあらわれて、
「ヘーイきみ!バービーに興味ある?今からスクリーンにドライブしない?」
とナンパされても、
「急いでますので」
とそそくさふりきった事でしょう。
だってこの映画の彼、こわいしきもいんだもん。
見てすぐに目をうばわれるのは、徹底的に作りこまれた美術と画面。
服、髪型、小物から車、はては建物まで、カンペキにオモチャの世界を造りあげてます。
くすみのないショッキングピンクの衣装なんか、まぶたの裏に残像灼きつきそうなドギツさ。
役者も徹底的にやりまくってて、ポーズも動きも重さのないバービーのCMのよう。
バービー好きには、たまらない映画でしょう。
この映画のすぐれた部分は、ただバービー世界をカンペキに作っただけではなく、その先に価値を作った点ですね。
アメリカ人にとって、アメリカ女性にとってバービーがどういう位置を占めていたのか、といった部分をストーリーの中核とし、"バービー文化"の存在意義を徹底的に分析して語り尽くしたところ。
テーマがブレることなく、純度を高めながらラストまで一気に走りきったストーリーは、完成度だけならトイストーリーとならべても遜色のない出来でした。
ヒールの靴からサンダルに
アイデンティティの物語
トドリック・ホールは無関係
思想強め
想像とかなり違ったし🫢
制作費のかかった豪華キャストのハリウッド大作で内容良くて脚本がしっかりしていたからかなりビックリ(普段はあまりハリウッド大作は好んで見ないし信用してないのでどうせダメでしょって思ってしまうのよ🥹)
あとマーゴットロビーとライアンゴズリングはやはり演技が凄くて流石でした(ライアンはほぼ全てのシーンで笑わすとか天才やな😂)あとバービーの世界🌍の美術とか凄いのよな😇
でしっかり下ネタで笑わせたりオチも下ネタだしそこもナイス👍 とはいえバービーの世界の歳を取らない世界で人間世界は違うという部分でドラマを作りつつ
自我やらフェミやら意外にテーマがしっかりしていて
最後は感動してしまったわ🥹
あの頃の無駄なバカ騒動のせいで色々勿体無い事になりましたねしかし😡 まあ映画好き以外の輩などが勝手に騒いでただけでバービーの内容と一切関係ないからどうでもいいですけどね🤑
しかしマーゴって表情管理が凄いし 人間界に居ても現実離れしてるくらいスタイルや顔立ちが別次元だから派手な衣装で人間界をウロウロして違和感しか無いのが変にリアルだったりするんだよねー🤡
あとこの作品最初笑って 大爆笑して カルチャーギャップで更に笑わせて 途中からシリアスな話になって来て最後は感動して ラストにクスっと笑う構成って
まんまサムライタイムスリッパーと一緒の感情の動きの順番だったっすわ🫶
ライアンて ララランドとかこういうのとか相性いいなあしかし👌
これはみんな面白いって言うわな👍納得です🌷
つうか婦人科ってオイ(そりゃあツルペタだから見てもらわないとアカンわな😂)
男でゴメンね映画NO1
コメディ映画として絶品だけど、コメディじゃ言い訳できないくらいフェミニンな匂いがした
バービーが好きで見に行った子供は残念だっただろう
楽しく歌って踊るプリキュアみたいな映画かと思ってたら中盤以降ズタズタに刺された
女性中心社会のバービーランドからやってきたバービーとケンは、男のみのムキムキ現実社会に驚愕する
バービーが街を歩けば男たちに品定めをされる
重役会議に男しかいなかったり同じ男として恥ずかしかった
男の鳴き声が「男!男!」だったのも勘弁して!もう男をいじめないでください!ごめんなさい!
一方で男社会に目覚めたケンが「男はなぜ偉いのか」みたいな本を読み漁りバービーランドで反乱を起こしていた
お前大人しくしてろ!これ以上恥ずかしい真似すんな!
終始男でごめんねえって気持ちで見てた
男ってこの社会に存在してるだけで有害なんだなあ
本当に僕たち男が申し訳ありません
にも関わらず最後はバービーに「男も辛いよね。よしよし」ってしてくれて本当に感謝しています
とっちらかってる
I am kenough(laugh)
見逃していた「バービー」。
作品の評価やアカデミー賞ノミネート関連の記事など…、2023年の映画が語られる時、ちょいちょい話題になってて気になっていた「バービー」。
やっと観ることが出来た。フェリーの中の上映会で…
冒頭の『2001年』のシーン、笑った。大好物!
けど…、“バービー人形”はフェミニンを覚醒させ、進化させ、深淵な宇宙へ導いたモノリスみたいな存在だった。というのは、なるほど…と思う(とても深い!)(そして、『2001年宇宙の旅』は、覚醒・不連続進化のフォーマットを確立してるんだと実感した)。
映像、セット、VFX、スグレモノ!
ライアン・ゴズリングは相変わらずいい男だけど、ニコラス・ケイジみたいだった(笑)
生みの親とのシーンがよかった。とても好き。
あれで、社会学的解釈ストーリーから、センスの良い極上のお伽噺に昇華した。
、
ファンタジーかと思いきや、フェミニズムなど気付かされる
振り切ってますね
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