バービーのレビュー・感想・評価
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炎上騒動は抜きにして、作品のメッセージに共感できない
本作は、本国で同時期に公開された『オッペンハイマー』で扱われている“原爆”に悪乗りしたプロモーションが、日本ではとりわけ問題となったわけであるが、それを抜きにしてもこの映画が何を伝えたかったのかよくわからなかった。
映画は、バービーと彼女たちのボーイフレンドの“つもりである”ケンたちが暮らす「バービーランド」で、ある日、己の人生に疑問を抱いたマーゴット・ロビー演じるバービーが、人間の住む世界へと旅立つところから始まる。物語の舞台が実は“虚構の世界”だったというオチは、有名どころだと『トゥルーマン・ショー』が思い浮かぶが、それよりむしろ『LEGOムービー』に近いものを感じた。別の映画の話をするのはご法度かもしれないが、LEGOムービーはレゴブロックの本質を明確に描いた(レゴは説明書どおりに組み立てても自由な発想でも組み立てても構わないが、飾っておくよりも誰か(ここ重要)と共有して遊ぶことに意義がある)傑作である。
ただし、本作『バービー』については、LEGOムービーほど響くものがなく、悪くいえばフェミニストの自己満足にしか感じられなかった。
たとえば、ライアン・ゴズリング演じるケンは、マーゴット・ロビー演じるバービーが大好きで大好きでしょうがない。その想いが報われずに拗れた結果、彼はヴィランへと成り果て「バービーランド」を人間界で得た“家父長制”の知識で洗脳し、「ケンランド」へと作り変えようとする。しかし、そこはあくまでもケン。彼が元々、おバカさんであることが幸いし、洗脳が解けたバービーたちにあっさりと反旗を翻されてしまう。結局、この場面は支配構図がケンからバービーへと戻ったにすぎず、自分のアイデンティティに悩むケンへのフォローもお座なりだったように感じる。単にケンはバービーに自分を受け入れてもらいたかっただけなのに、意中のバービーには最後まで拒絶されてしまうのだ。しかも、ケンたちには住む家もない。バービーには彼女たち専用の家があり、そこで暮らしてパーティー三昧にもかかわらず、それに関するフォローも最後までお粗末なのである。これなら『トイ・ストーリー3』のバービーとケンの恋路のほうが、よほど気持ちよく鑑賞することができた。
人間界パートについても同様にお座なりだったように感じる。旅のきっかけである母娘についても、バービーの生みの親であるマテル社についても、それぞれの問題は本質的には何も解決していないはずのに、何か良い話風にまとめられているだけに見えるのだ。
揚げ句は、主人公のバービーである。彼女は自らを“ステレオ”タイプのバービーだと認めている。実際、あらゆる肩書きのバービーがいる中で、彼女は役職に就いている描写がない。それでも旅を通して自分が何者であるか、ある程度の自己発見をするのがお決まりの流れではあるが、その彼女の選択がなんと“人間”になることである。別にいつまでも“お人形さん”である必要はないかもしれないが、少しばかり人間界にいただけで、その結論に達するのはいささか唐突に感じられた。確かに人間界での出会いはあったが、それは彼女に人間になるのを決意させるほどの影響を与えたようには思えなかったからだ。そのように描くならば、人間界での描写を増やし、バービーが人間であることに感動する場面を挿入すべきだったように思う。それゆえ、彼女の決断がただの“わがまま”にしか映らなかったのが残念だ。
結局、本作は男性主権の世の中に対するカウンターカルチャー以上のメッセージが感じられず、登場するどのキャラクターにも感情移入することができずに終わってしまう映画であった。
世界観が理解できなくて採点不能
世界観もよく理解できなくてイマイチでした。
バービーランドにいるバービーたちは現実のバービーと繋がっているということ?ならば同じ型のバービーも何人もいるはず。バービーを製造している企業の立ち位置も理解が出来ませんでした。バービーランドってなに?
細かい所ですが、人形なのにシワが結構あるんだなぁと気になりました。
笑える所もありましたが、評価ほどではなかったというか感想です。日本人にアメリカンジョークは良くわからんな。
夢の終わり、夢の始まり。
かつてバービー人形で遊んだ女の子たち、色とりどりの衣装に着せ替え、様々な職業に就くのも思いのまま、夢は膨らむ。常にハッピーなバービーランドでの暮らしのように夢中で遊んだ女の子たちもやがては成長し、物心がついて死におびえて眠れない夜を過ごし、社会の現実を知る。
黒人の女性大統領、女性宇宙飛行士なんて現実にはそうそうなれるもんじゃない。多様性を売りにしながら重役たちがすべて男性で占められているマテル社のように現実社会は女性にはまだまだ厳しい。
お前たちは我々が与えた夢の世界にいればいいんだ、社会は我々男たちが裏で回しているんだからと言わんばかりだ。
与えられたバービーの世界は結局は企業が商品を売るために作られたもの。ならばそんな与えられた夢から醒めて自分自身の人生の夢に向かって一歩を踏み出すしかない。
男性CEOが女の子たちに与えたものは偽りの夢だったが、バービーの生みの親であるルーシーが与えた夢は無限の可能性だった。彼女が自分の娘に託したようにバービーには何者にでもなれるんだという夢を託した。
バービーランドで同じ日々を暮らしていたバービーがある時気づく。何の職業にもついていない自分は何者なのかと。自分はただのバービー、何者でもない存在なのだと。
同じく添え物でしかなかったケンが自己実現のために反乱を起こした姿を見て彼女は彼に言葉をかける。
ケンはケン、そのままでいいんだと。男だからどう生きなければならないという考えに縛られる必要はないのだと。
いまや現代社会においては性別や人種に縛られず自分が自分としてどう生きてどう自分を磨いてゆくのかが問われる。男性だから、白人だからという理由で特権が与えられた時代は終わりが近いのだから。
そうケンに話したバービーはその言葉が自身にも当てはまることに気づく。何者でもない自分は何者にでもなれるんだと気づいた彼女は人形という存在に縛られず人間になる夢を実現するために一歩を踏み出す。
それはかつてバービー人形で遊んだ女の子たちが成長して現実社会で自分の夢を実現するために一歩を踏み出す姿を投影するかのように。
「レディバード」のグレタ・ガーウィック監督作品だけに期待大で鑑賞、その期待をはるかに上回る作品だった。これだけ高い娯楽性と深いメッセージ性を兼ね備えた作品はそうそうお目にかかれない。
人種問題、ジェンダー問題、そして人生について実に深く考察された傑作。
身につまされる‥
バービー人形がテーマということだからなのか、観客に若い女子が多かった‥(新宿で鑑賞)
自分が見に行く映画で、これだけ女子率高い映画は、珍しいので印象的。
あまり日本じゃバービー人形ってメジャーじゃ無いですよね‥
日本ではリカちゃん人形がそれに当たると思うんですが、今あるの?ってくらい、今は存在感無いし‥
オープニングが2001年宇宙の旅のオマージュっていうのはすぐわかったけど、若い女子にはわからんだろうな‥
本編の内容的には、ケンが人間世界から戻った後、男社会に目覚め、やたらワイルドになってしまう展開が、意外性があって良かった。
ギター片手に、ケンと仲間たちがおのおの女性にオリジナル曲を披露するシーンは笑ったし、好き。
こういうのカッコいいと男は思ってるよねー、みたいなのが表現されてて、男の自分としては身につまされる部分も‥
男性中心社会を風刺する意味が、映画には込められてるそうだけど、ああいう男らしい感じを、男だけじゃなく、女も求めてる部分ってありますよね。そういう男らしい奴ってモテる奴はモテるし。
土地柄、観客に外国人も結構いて、彼らが大笑いしてるのに、日本人キョトン、みたいな時がちょいちょいあった。
背景知らないとわからないジョークとかあるんでしょうね。
唯一わかったのは、シュガーダディのくだりくらい。
色々考えさせられる、面白い映画でした。
🩷最上級の最高の映画👏👏👏
今年、最高の映画!ノミネートです。
「バービー」Barbie
監督グレタ・ガーウィグ(Greta Celeste Gerwig)、ますますファン度が増しました。
監督の思い(想い)、メッセージが
バービーを通じて、わかりやすく
そして、上から目線ではなく、伝わってくる。
なんと素敵な映画に仕上げたのでしょう。
嬉しくて、楽しくて、うなずきながら
何度も何度も、涙😭が頬を濡らしました。
日本の大学生(とくに、社会人になるのに、不安を抱いている方々)には、ぜひ見て欲しい。
社会は、仕事(MBAや馬力、職種でヒエラルキーが形作られた)とは違う、役割、環境が待ってる。とうぜん、女、男、の社会の縦割りではない。人間が長い年月をかけて気づき、築いてきた、ストレスレスな生き方があることを。
気づかせてくれます。
私的には、頑張ってシングルマザーで子育て中の娘に、見て欲しいなぁー、と。
劇中に、ゴッドファーザーが出てくる。
やっぱりね!
「フランシス・フォード・コッポラ監督」ファミリーで、お友達のソフィア・コッポラ(監督)、ジェイソン・シュワルツマン(俳優)、そして、きっとウェス・アンダーソン監督をも、リスペクトしてるのかも(笑)。
今年のベスト、ノミネートです。
ちなみに
②「ガール・ピクチャー」(フィンランド)アッリ・ハーパサロ 監督
③「アステロイド・シティ」ウェス・アンダーソン 監督
です。
うっせえよ
女性が思う男性の鬱陶しさ(ギターの弾き語りとか)が清々しく言語化されていて爽快でした。そもそもバービーもそうですが、作られた時というのは男性の趣味が入っていなかったはずではないかな?それが、段々と変化したんですかねえ。
人形もそうですが、女子アナとか女性アイドルとか、男性社会によって女性が均一化されすぎて気持ちが悪いと思ってます。そういえば、女性だけではなく、ジャニーズもそうでしたね。ジャニーズを作ったのも特権階級の男性ですし。
劇中、女子学生が性的な女性=バービーが古臭くなったみたいなことを言っていて、時代が変わったなあ&頼もしいなあと思いました。男性社会の中では性的な女性は、圧倒的に有利な時代があったんですよ。日本は今でもそうかもしれませんが。
ラスト、バービーが婦人科にいたということは、出産を暗示していたのでしょうか。新しい価値観の次世代がどんどん生まれれば、こんな嬉しいことはありません。
ライアン・ゴスリング本当最高だった❤️
号泣😭 ファンシーピンクの下で実はごっつい映画
引くほど泣いた。変わること、怖くて涙が出るけれど、誰かのいいようにされることはやっぱり許せないから言いたいことは言うし、賢く切り抜ける必要も時にはあるし、じっと動きたくない時もあるけれど、こうあるべき、などは本当にどこにもないから、誰かに許しを乞いたり確認したりする必要はない、一歩進む決意は自分がする。
LAでバービーがローラースケート中に行き交う人に笑われたり、警察官からでさえも性的にしか見られていないという描写1つとっても、リアルそうで的確で、でもウィットな調子だから軽く装っていて本当に秀逸。
現実世界のフェミニズムが大きなテーマ/隠喩としてあるにせよ、女性だけを盲目的に見つめて描かれている訳ではないからあらゆる角度への眼差しがすごい。
ケンがバービーランドで強いられていた苦境・不満を原動として、より男性がリスペクトされる世界にしたくてケンダムを打ち立てる「ただのオマケキャラのケン」にフォーカスした描写もそう。いつも素敵なバービーもケンの気持ちを全然気にしていない事実(ガールズナイトだからケンの誘いを断るとか)とか、変てこって言ってファンキーなバービーを区別したりとか、知らずに誰かを傷つけていることを優しく悟る描写もよかった。
そういう各当事者への配慮バランスのおかげか、ほとばしるお母さんのスピーチの場面など、ヒリヒリと迫るように女性に力を与えてくれるシーンで、“女性よがり”になりすぎていないから、より安心してメッセージに没入できたのだと思う。
たとえば“勧善懲悪”モノの善側の人は、絶対的に隙なく正しいっていうキャラしかいないドラマも多くてげんなりすることもたまにあるけれど、この映画では各人の良さと反省すべき点が垣間見れるからこそ、色々なタイプの鑑賞者の琴線に触れているのだと思う。
だからこそ、楽しい“バービー”を観ようとしたら、とんだとばっちり、という鑑賞体験そのものが壮大な皮肉になっている人、シュガーコーティングされたものばかり食べている女の子で、バービーも軽くて甘いと思っていたら実はホットソースが飛び出してきたりガチガチに咀嚼する必要もあったりするびっくり箱で信じられないくらいエネルギーをもらった人など、極端な鑑賞体験の差が各地で起きているだろうことも映画バービーのすごいところ。
頭がゆるめでお人形なマーゴット・ロビーだけを見たくてそれしか見えてない男性鑑賞者も中にはいると思うけれど、劇中で“男”に対して急に畳み掛けられる皮肉と頼りなさとクズな描写に、その人は多分ボコボコにやられて見ていて段々嫌気がさし、とにかく後味がよくわからないまま気づいたら終わってて、なんだかなあと思いながら的外れで至らない意見やレビューで終了する人がいる一方で、同じ男性であれ全然違った感銘を受けている人のコントラストがすごく顕著だと思う。
自分が誰かの意見をジャッジする権利は全くないし、どの感想もリスペクトされるべきで、各人の性自認などによってこの映画に共感する点への偏りというのもあるけれど、あまりにも斜めからの見方をキープし続けたまま見終わる人もいるんだなということを他の方の感想を各所で見て愕然とした(娯楽だしどのように消費するのかも本当に個人の自由だけれども)。鑑賞後の二次的な効果がこんなにも大きい映画、ということからもこの映画の巧みさが伺えると思う。
あと完全に偏見だけど、バービー鑑賞後にキューブリックの宇宙の旅のパロディそれだけを得意気に言及してお前は知らないだろ、っていう調子で悠々語るマウント彼氏とか大量発生してそう笑
それからオッペンハイマーとの一連の騒動自体は日本人として嫌悪感を抱いていつつも、だから作品そのものをボイコットするには勿体なさすぎる映画。バービーの劇場公開が続々終了する中、サブスクやらで今度はフライデーナイトにポップコーン片手に観るか、っていう層が予想外に喰らうであろう衝撃の方が劇場でみた人より多いのかもしれないなと思った。
とても感動するくらいの作品と笑いあり涙ありの映画にもなっておりました!
初めてバービーという映画を見ましたが見た感想はめちゃめちゃ笑いありの作品でもあり涙する場面もありストーリーとしてバービーの世界観と人間の世界観があるぐらいなものに出来上がっていてその真実が一体何なのかはたまたおもちゃってどんなに大事にしても必ず忘れてしまうのかって思うぐらいにおもちゃを大事にしたい気持ちがたくさんあふれ出てしまいました。
ぬいぐるみもそうですたとえ楽しく遊んでいても楽しい時間があっても必ず忘れてしまうその思いがいつか自分の悲しみとまた寂しくなる気持ちがたくさん出てしまうのもわかる気持ちがいっぱいでした。
そんなバービーがバービーとして自分の真実を探す物語でもありその真実を知ったところから新たなる物語が始まるという感覚でもありました!
人間の世界にあふれてる創造と違うぐらいな人間ってこんなにも優しくなくて意地悪で悪者扱いだとも思いますが実はそうでも無くてみんなそれぞれ夢があったのにいつの間にか忘れてしまうこともあってみんながみんなで悪い奴じゃないって思うこともありました。
バービーもそうだしケンにも夢がありみんな夢があるからこそいろいろ考えて生きていきたいと思うぐらいなものがあるのもすごくわかりました!
この物語はあなたの人生で一番幸せだったものかそしてはたまた違う世界で生きてきた存在でもあるかそれを考えて自分になりたかったことを考えてくれるような物語でもありそれぞれの世界がいつか一つになるという思いもあり
自分のなりたかった夢をかなえるための場所を探す物語でもあります!
みんなはどんな夢になりたかったですかその夢をかなえることができましたか?それをよく考えて自分がなりたかったことを考えてくれるようなものを見つけてくれる作品でもあるため是非とも見てください!皆様方にも是非とも見て欲しい!
それぐらいに思うぐらいに感動する話でもありました!
吹き替えは高畑充希でバービーの声を演じております!みんながそれぞれ人気の声優さんたちでもあるためすごく面白い部分と笑える部分と感動する部分もあるため
そこも注目しながら見てください!
映像はピンクファンタジー その影に語られるナカミは
バービー映画といっても、バービー人形とだけしか知識がないが、劇場チラシで、「ようこそ、〈夢〉のようなバービーランドへ!」見て、出演マーゴット・ロビー「ハーレークイーン」の・・ あってるかも・・ライアン・ゴズリング・・いいかも・・。で、観たもので、キャピキャピのビンク・ファンタジー・コメディじゃないの!?
の行き違いから、鑑賞モード.リセットしてのためか前半、乗り遅れ感を引きづって、後半にはなんとか楽しめるようになりましたが、消化不良でした。
マーゴットのバービー、はまってましたし、ケンのドラマ中での、あたふた感、キラキラなビンクの世界での存在キャラでOKだったのが、人間社会で見たり体験して、今までのバービーでいるのではなく、自分にある新しい自我に目覚め、同時にビンクファンタジーのケンとともに、新たな社会情勢、価値観を得ていく映画でした。
★Digital5.1ch鑑賞
★重低音 1
★音圧 1
★移動音 2
★分離度 3
サイド(左右、後、活躍度)1
★サラウンド 2
ほぼ、スクリーン側での音出し
左右、後方は、残響成分がメイン
華やかなオブラートに包んだ社会性メッセージ
バービー人形はずっと昔からコレクションしてるので、一年前から楽しみにしていました。もうサイコーでしたよ!レビューサイトで酷評が多いのは、炎上した広報部の失敗はおいといて、バービーの理解度の違いかなぁと思いました。
アメリカ人にとってバービーは、子どもの頃から親しんだ文化。そのキャラクターたちのパロディを、体験を思い出してゲラゲラ笑う映画ですから。歴代バービーのオマージュも散りばめられて楽しい。けど日本はリカちゃんだったから、バービーの理解は難しい。
もちろんそれだけじゃ映画は成立しないので、フェミニズム、ジェンダー、アイデンティティなどを、うまくストーリーを仕込んでます。
レトロポップなドールの世界を具現化した、ピンクのセットとコスチューム。センスのいい編集で、全体に作品の質が高い。演者も名優マーゴット・ロビーはもはやバービーにしか見えないし、ライアン・ゴズリングの自虐的な芝居も上手い。心底、楽しめましたよ。
そして最大の魅力は、自己のアイデンティティを追い求める辛さを、華やかなオブラートに包んでいること。キラキラしている洋服をまとって、実はとってもメッセージ性のある作品なのでした😊
コメディーだからさ…
面白いシーンが盛りだくさん
何より主演のマーゴット・ロビーが狙ってきてるギャグが凄すぎる
ミュージカルシーンもコメディーだし
面白いシーンでシリアスを挟んでこられるから薄まるけど、描いている実情は結構ヤバいことでズシンとくるだろう
アメリカも大概酷いけど、現状は日本の方がやばいからね
気分が晴れ晴れとしたピンク色になれる映画
女性には特に観てほしい映画ですね。
単なるバービーのお惚気B級映画のようなポスターですがそんな薄っぺらいものではなく、深いです。
バービーのように上を向いて可愛く美しく、そして自分らしく強く人生を歩く気になれる、そんなキラキラとした映画でした。
帰りにバービーグッズをたくさん買ってしまいましたよ。
気持ちを忘れないようにキーホルダーも。
自分らしさとは何かというのを主軸に置きつつ、社会風刺や皮肉をコミカ...
自分らしさとは何かというのを主軸に置きつつ、社会風刺や皮肉をコミカルに散りばめた本作
正直、バービーという題材でここまで深い作品に仕上がってるのは驚きでしたが、それ以上にこの内容でオッケーを出したマテル社の懐の深さにも驚かされました。
男性を皮肉るパートでは思わず「あっ、今後気をつけよう…」と思わず恥ずかしくなりましたが、それもまた本作の魅力ですね
最高に"KOOL"な映画
男ですが、楽しめました。
ともすれば嫌味になりそうなギャグばかりなのに、バービーとケンが終始いい意味で狂ってるので、全く気にならない。
些細な悩みごとなんて吹き飛ばしてくれる、脳みそHAPPY映画。
結構ツボ
ほぼ、30歳超えの俳優のみなさんが、
真面目に人形の世界を演じられてるということだけで、結構ツボりましたし、
人形たちが住む理想の世界(といっても結構偏ってる気もしますが…)と、
現実世界の落差からの多様性や女性の立場などの問題提起は、巧みだと思いました。
ラスト、バービーが勇気を出して行った場所、
わたしは、仕事の面接かと思っていたら、
婦人科!とは、なんだかアメリカっぽいなーと思ってしまいました。
一歩先を行かれた!みたいな 笑
また、マーゴット・ロビーは、
バービーにピッタリで、彼女以外は考えられないぐらいでした。
ケンは、正直、影が薄かった…笑
とは言え、バービーは買って貰えず、リカちゃんの髪を切って、
へんな化粧をしていたタイプなので、
変てこバービーの姿に、少し心が痛みました。
この場を借りて、ごめんなさい。
前評判に引っ張られてしまったかも
冒頭のシーンからすごい笑ったし、映像は可愛かったし、なんだけど、
後半私はこれ見てキレる男性しか頭に浮かばず。。。カップルで来てる子は大丈夫かなとちょっとハラハラしちゃいましたね^^;笑ってくれる男性と友達になりたいですw
あとは、ラストも、女性ってそうなんだ?とちょっと腑に落ちなかったり。
でも、前評判とか社会問題が〜とか、炎上の〜とかの話を聞かずに見てたら、くだらなすぎて最高に面白い!でルンルンで家に帰れた作品に思う。作り手と宣伝側の温度差を感じました☆
バービーという映画における教科書的な表現について
大袈裟に大傑作!とは言えないんですよ、この映画。
厳しい意見を仰る方の気持ちも、まぁわからんでもないですよ。
でも、私はこの映画を高めに評価したいんです。
テーマとかは一旦置いといてですね、この映画何がすごいって洗練された構成と編集ですよ。
1個1個のモンタージュがとても丁寧で、ショットの切り替えが目まぐるしいのに、混乱せずに見てられるんです。
映画なんだからそんなの当たり前でしょう、ってのはクソ映画に出会ってない幸運な人です。もっとクソ映画見ましょう。
ほぼ全部のシーンが、ちゃんと意味があって、エンディングに至るまでの道筋のために、構成もとい道の舗装されています。
ストーリーの道が舗装されてないのはラスト周辺あたりだけですかね、だからこそすごい構成なんですけど。
後、目が大変楽しいですよね。大人数がいるシーンやピンクまみれ!なシーンはどこ見ても、色んな情報が飛び交ってて、観客は飽きが来ません。
そして本題にある、教科書的な部分というのは、上記の全てが当てはまります。
そもそも、シナリオの時点でこの映画ほとんど完成されてるんですよ。つまり、演者によって映画の結末が大きく変わることは無いと言い切れるほど、仕上がってるんです。もちろん、演者の方々の演技すごいし、その舞台はこっちがドキドキするくらい表現が簡素なシーンもあります。
映画としての価値として、とても勉強になると感じます。
全488件中、141~160件目を表示