バービーのレビュー・感想・評価
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ジェンダー問題について考えさせられる
女子達の憧れバービー人形を面白おかしくパロッたコメディなんだろうなと思いつつ、ガーウィグの映画だからそれだけじゃ済まないだろうと期待してスクリーンの前のシートに腰を下ろしました。バービーのいる架空の世界を表す、全面ピンク色の派手な映像は楽しい。コメディとして、それなりに楽しめました。とりわけライアン・ゴズリングはいい味が出ていて笑えた。でも今時の生意気な女子中学生がバービーを「ファシスト」となじったのは興味深かった。ジェンダー問題、国や一人ひとりの立場によって見方は完全に変わるんだけど、なるほどそう来たかって感じでした。
30代の息子(かなり高収入)に最近聞いたんだけど、女の子と食事しても今時の女の子は自分の分を払うんだって。世の中動いてるんだなと思いつつ、間違った方向には動いてないと僕は思ってます。映画とは直接関係ない話ですいません。
今年ワーストNo.1だわ
モヤモヤが残る作品だった
これ、バービーでフェミニズムというテーマ扱うって
なかなか難しい事だったと思う。
バービーランドでは女性が主権を握っているけど
リアルワールド行くと逆で……って
物凄い恐ろしい事実を突きつけられた感があって、
そしてそれをバービーが掘り下げて終結させるんだけど、
バービーランドは元の様に女性に主権が移ったにも関わらず、バービーは人間になりたい!ってよく分からない。
バービーがリアルワールドに行って受ける視線とか
不安感、羞恥心はかなり生々しくて、
あれ誇張も肥大化もしてないからね!?とは声を出して言いたい…。
バービーランドは、殆どバービーとケンで出来ているので、どうしてもこのテーマをやろうとすると、バービー&ケンの構図になり、男女二元論という構造の元でしか話が進んでいかない。ケン(男)が上だ、バービー(女)が上だって話。アランの活躍も半端な感じで中々モヤっとした。
"フェミニズムの波に打ちひしがれている男を慰める映画"に見えてしまう面があったのよな…。
ルッキズム的な部分をもっと突っ込んでも良かったのでは?と思う。(実際いま市場にどんなバービーが出回っているのかは知らんが…)
後半のケンダムシーンはマジで執拗に感じたし、
何だったのあれほんと……。
なんかケンチームの印象ばっかり残ってて、
バービーチームってあんまり掘り下げられてない印象。
職業や受賞歴ばかりが取り上げられて、
内側の個性が伝わってこなかったよ……。
そもそもバービーに内面は無いって話かもだけど
ケン側って意外とそういう部分が見えたりしたんだよな。
というか、色んな個性溢れるバービー見るために
「バービー」観に来たんたよ!って感じ。もっと見せて。
でも現実社会では、バービーが美しいと褒めあったり、
多様性のある各々の魅力を認め合ったりする余裕すらなくて、
バックラッシュの波が来ているんだから有害な男性性を
どうにかしないと!ってことなんですかね。
個人の魅力に目を向けてる場合ではない、
脅威はもうすぐそこまで来ているってことなのか。
やっぱり、人間社会の構図が変わっていないから
いくらバービーランドで覆しても……ってなってしまう。
ケイト・マッキンノンも、外れものだけど許してやるか、みたいな感じでランドに加わってたのも何だかな、だったし。頑張ろう人間ってことか。
あの母娘の存在は素晴らしかったのだけど、
結局すべてが説明的で、お勉強会みたいになってしまっていて辛かった…。もう少しストーリーに絡めて見せることも出来たんじゃ無いだろうか…。
とはいえ、現代社会で生きる女性を取り巻く複雑な障壁を
多角的に描いていて、様々な角度から議論できそう。
それでも、アメリカ・フェレーラ起用してるのとか
「アグリーベティ」観てた人々にはぶっ刺さるだろうし、
「セックスエデュケーション」や「フリーバッグ」のキャスト、エメラルド・フェネルやらとか出てきた辺りは良かった。
鑑賞前までは2020年代の「オズの魔法使」になるかもしれない!と意気込んでたんだけど、そうはならなかったですな……。
グレタ・ガーヴィグって映画すきなんだろうか、と
ふと疑問に思ったりもしてしまった。
これまでの3作品含め、肌に合わない感じがしている。
『ウーマン・トーキング』を引き合いに出さずにいられないのだけど、やっぱりあの映画ってだいぶ先を行ってたっていう扱いになってしまうのかな。アケルマンの様に、何十年後に掘り返されて、進んでる映画だったなんて言われてしまうのだろうか…。
「私って、あなたって、何なの?」というアイデンティティを迫られる。
ピンクカラーのバービーランドは毎日が超ハッピー、毎晩がガールズナイト。男の子ケンは完璧バービーの刺身のツマだ。20世紀後半現実の男性中心マッチョ社会をオセロゲームで裏返したようなディストピア社会。そこからスピンアウトした定番バービー(多様化バービー以前のバージョン)。スピンアウトした原因はバービー人形にコミットしていた現実世界の女(の子)が原因なんだけど、そのあたりのプロットはある意味とってもシュールで意
外と複雑。それでも深く考えない子どもでも十分楽しめる映像作りはさすが。
これでもかとフェミニスト的演説や皮肉の応酬が仕組まれているのだけど、最後は「男vs女」の二項対立ではない「自分は自分」「私の体は私のもの」という当たり前だけど見失われがちなメッセージがグイグイきた。見る人によってツボは違うと思うけど。
バービーの生みの親の女性についても興味湧いて調べたくなった。
ルッキズムに与するようだけど、はまり役のバービーとケン、マーゴットとライアンのビジュアルには魅せられました! ラストのシーンもよかったな。新しい「ゴールイン!」て感じで。
テレビで話題になっていたのですが、、、
女性上位の社会が、男性上位の社会に変わり、再び、女性上位の社会を取り戻すというストーリーのように思いました。
私は、バービー人形について、全く知識が無いので、この作品のどこが良いのか、最後まで、分かりませんでした。
バービー人形の大ファン、ピンクのフワフワしたイメージが好きな人には、向いているかもしれません。
SNSをネタに集客を図るというマーケティング戦略かな?と思いました。
マテル社公認
バービーは女性至上主義。
バービーランドは毎日楽しく生活してパーティーを開催。ある日、異変が起きて人間界へ出向く。
ボーイフレンドのケンと。
人間界ではバービーランドとのギャップを肌で感じる。ケンは男性社会は素晴らしいと触発され、逸早くバービーランドに帰り、男性社会に変えてしまう。その前に仕事はビーチをみてるだけの人だったから、急に変わり過ぎ。
ピンク色は正義の象徴を振りかざし、家も車も小物もピンク。可愛いいし、贅沢に造っている。
マーゴット・ロビーも楽しそう。
オープニングの赤ちゃん人形の破壊は、そこまでしなくても、おもちゃ箱の端に置いても良いのでは。そりゃ、画像にキノコ雲を付ける配慮のなさ………。
最後は元通りになったけど、脳内はピンク。
せめて半分位のバランスでも良いかと。
ジェンダー的問題をアピールしたかった感じ。
子供向けではなく、大人向けな作品でした。
なんじゃこりゃ?
バービーの彼方へ!!
冒頭のシーンが強烈。たのしく人形でままごと遊びをしているように女の子たち。幸せそうには見えないが子どもにしてもう世の中こんなもんで、感じ。そこに唐突に現れた新タイプのバービー人形。屹立するバービーに旧タイプあてがわれた人形を激しくバイオレントに破壊する女の子たち。バービーの破壊力。
バービーランドではみな名前がバービーで、誰も私が私がとマウント取ったり自己主張したりしないけどみんな普通名詞バービーをみんなが固有名詞としてつかい、それぞれのバービーぶりを楽しんでいる。そこには、日本の新聞にうっかりいつものってしまうようなスーツ姿の男だけのシーンもないし、今時は新しい生活新しいテクノロジーなど気取っても、なかなかどうして、スーツではないがポロシャツにチノパンのおっさんたちが出てきちゃうの。とにかくそんなものとは無縁のバービーランド。ケンたちもみなケンだけど、マウント取り合い、なにもないところで自己主張と承認欲求、バービーたちに承認されてなんぼのケンは普通名詞ケンでしかない。
そんなこんなで、現実社会にはマテル社があり、経営人はカリカチュア化されて滑稽なおっさんたちで、秘書の女性は反抗的な子どもとの関係に悩んでいた。
この親子の葛藤諍い苦悩と、バービーを救う過程で親子関係が修復され救われて行く過程が、なんともステレオタイプで、この現実世界の現実人間二人のほうが、マテル社の社員たち同様に、まるで、マンガで、空想、夢の世界の住人のようだった。
バービーランドで、バービーたちの添えものの男たち。人間の住む現実の世界でも、
馬とか車とか軍隊とかミサイルとか名刺とか肩書きとか家族女子ども、そんなものを使ってなんとか生きている男たちよ。
毎日繰り広げられるガールズナイトはガールズがいれば良いのに、ケンダムつくろうとしたケンたちのボーイズナイトは、バービーたち女の子がいないとだめなんだ。なんだかなあ。
兎にも角にもほんとにライアンゴスリンが??と半信半疑でしたがあのライアンゴスリンが渾身のケンという苦悩に満ちたアイコンを演じ、マーゴットロビーは完璧なバービーであった。
現実世界の滑稽さステレオタイプさ、嘘っぽさ。
バービーランドの、なんとも言えない、ほんとっぽさ。
最後の最後の、セリフまで。バービーはみな女のリアルを体現する。
宣伝下手すぎ
教えてあげようか
ごちゃごちゃし過ぎ
差別に関する問題や、仕事、生き方についてなど様々なメッセージが込められているように感じられましたが、問題がごちゃごちゃし過ぎている上に最終的には元の世界のままで、結局のところ何が言いたいのかよく分からなかったです。
もっと頭を空っぽにして観れる作品だと思っていたのですが、以外と重たい内容で作品のイメージには合っていないと思いました。
ただ、興行的には成功しているようですが、その理由が私には分からなかったです。
あと、作中にかなり古い名作のパロディがいくつか出てきますが、本作を鑑賞する年齢層の方には伝わらないのではと思いました。
重低音で幕を開けるオープニングが
観客の数だけ「解釈」がある作品
「吹替で」
ライアン・ゴズリング最高
こういうの関心ある人なら「あるあるネタ」がたくさん詰め込まれてて「分かる分かる」ってなるんじゃないでしょうか。皮肉も効いてるし。
バービーの本社の会議室に男しかいないのに「女の子の夢」の話してるところとか、いちいちどうでも良いことに時間かけてるのとか、うちの会社かと思った。
男女の世界逆転のところで、職を持ってた女性たちがみんな無職になって男性の相手役になってたところで、受付の女性が「女性の苦しさ」みたいな演説始めたのはなんか説明調で正直微妙だった。あと逆転世界での女性たちがあまりにも無知で主体性もゼロって感じになっているのも少々違和感あり。バービー世界で女性たちの職業がみんなすごいの、あれは男社会で描かれる男性像の反転というか皮肉なんでしょうか?それとも女性もこんな地位に付けるというポジティブメッセージ?うーん。
「バービーとケン」というセットでしかもどちらかといえばバービー主体、ケンは引き立て役であんまり主体性がなく陰に隠れがちだった世界(これって現世での女の在り方でもあるよね)から人間界に行って、みんなの視線(勘違い)を感じ、声をかけられ、男性たちが主導権持ってるの見て、これが俺だ!と有害な男性性を持ち帰ってケンワールドつくって、バービーから呆れられて、なんだかんだ「ケンはケン」とbe yourselfを説かれてありのままの自分を取り戻す、みたいな。まぁある意味ケンの物語でした。
個人的にライアン・ゴスリングがツボだった。顔芸最高。「what?」を「なに?」じゃなくて、「なぬ?」って訳してたのも最高でした。
俺もケンのひとり…
かの有名なバービーの物語。
リアルな人間の世界の他に、「裂け目」を通して繋がるバービーの世界が存在し、主人公バービーが抱える問題を解決するには人間界に行く必要があるとの事だが…。
今話題の作品ですね。初っ端からベイビーを破壊するサイコ場面に笑いと戦慄を覚えるも、その他は騒がれる程問題なシーンも無いような。
男尊女卑か女尊男卑だかの社会問題をポップに投げかけているようでいて結局バービー個人の問題?いや、はたまたケンか⁉或いは親子の…?
と言った具合に、結局何が主題なのかよくわからんwまぁでも、そんな深刻に考えずこの世界観とお笑いを感じれればOKでしょうか。
それでいて、意外にもグッとくるシーンも。実は娘じゃなく母の…な展開には、やはり長く愛されているキャラだし、思いの外ジ〜ンときたかも。
後は、バービーのキャラクターやこれまで発売されたシリーズを知っているとより楽しめる感じですかね。
好みは別れるかもしれませんが、ドッと笑いが起きたかと思えばすすり泣きも聞こえてきたり、意外と琴線に触れる所もあるので是非観てほしい作品ですね。
…どうでも良いがアランの強さは何なのw
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