バービーのレビュー・感想・評価
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ケンかわいい映画
フェミニズム描写が逆に面白い
バービー人形の世界に住むバービーが
現実世界に冒険に出る話。
前評判がフェミニズム全開というものだったので
おそるおそる観てみましたが
そんなことはなく面白かったです。
女性が主役のバービーの世界に
男キャラのケンが反旗を翻したりして
見応えのある展開でした。
ザ・男の世界観がクセありすぎて面白いです。
というかバカにされてるような気もしましたが
日本人的には逆にそれが面白かったです。
アメリカの男性の感想が気になります。
最後はバービーが勝ってめでたし
というわけではなく、
自分は自分、自分の生き方は自分が決める
というしっかりしたメッセージもありました。
個人的にはセックスエデュケーションの
俳優さんがたくさん出てて嬉しかったです。
3人?出てました。
メルボルンCINEMA NOVAにて鑑賞
たくましい女性・バービーに光あれ!
バービー人形については認識が浅くて、どんな時代を作ってきたのか全く知らないで観ました。しかし、この作品を見終えて男女の違いを超えた人間愛について、学ぶところが多いと感じました。ストーリー展開は比喩的ですが、説教がましいところもなく、素直に男性と女性の違いをさらりと扱っているところに感銘しました。バービーが夢のバービーランドの世界から人間社会の中に入って、その男性優位の社会に絶望し、また夢の世界に戻ります。その世界も男性社会に侵略されて行く時に、彼女は人間世界の人間によって目覚めさせられます。そしてバービーランドを復活させるのですが、その時には彼女の世界観は、もう一段上の人間としての輝きを身につけます。主演のマーゴット・ロビーはそのバービーのはまり役だと思いました。人形のような均整の取れた体つきと、大きく見開かれた目の美しさは一瞬にして心を掴まれる感じです。衣装もピンク系から始まってさまざまなカラーのものが着用され、それこそフェミニンな感じのファッションの大洪水です。その彼女が男性と女性の戦いを終えて、人間になりたいと再び人間社会に行きます。最後のセリフは、産婦人科の受付で、堂々と自分の名前を告げることでした。将来、子供を産むことを考えての行動なのでしょうか。彼女の自信にあふれた顔に深い魅力を感じました。これが自立しようとする女性の顔なのかもしれません。
おバカ映画?ジェンダー映画?
まず、普通にコメディ映画としてだけ見ても十分面白いです。
ジェンダー映画として見ると、男女逆転している女性上位のバービー界での男の扱いや馬鹿な感じは耳に痛く良い感じでしたが、最後の最後まで男性は平等に扱われること無く終わった点にはモヤモヤしました。
あの世界の男性はマトモな人権や職業選択の自由も無かった頃の女性の暗喩のようなものであり、地位改善がされずに終ると現実世界以下のバービー界を肯定するような終わり方になるため、この映画の方向性が解らなくなります。
社会学の論文
公開初日に鑑賞
場内は若い女の子やお子様連れのお母さんが目立ったが
本作は能天気な人形コメディではないので世界中はヒットしても
日本ではヒットしないことを直感しました
日本人はいつから物事を考えるのが嫌いになったのかを考えると
間違いなくビデオゲームとアニメの隆盛に原因があると思う
映画でも子供向けの特撮ヒーローやアニメには熱狂するが
児童文学には見向きもしない
ここでも日本はガラパゴス化してしまったという事だろう
さて本編ですがまさに日本でも誰もが家庭を持ち子育てをし幸せに暮らしていたが
やがてバブル期が訪れ若い女の子は盲目的にお金になびき
家庭に入って子育てをすることが無能で恥といわれるまでになった
しかし現在は余程裕福でない限り専業主婦など夢のまた夢になってしまった
つまり社会の流れというのは搾取の歴史であることを認識しなければいけない
そんな中で社会の風潮に流されることなく
一度立ち止まって冷静に考えましょうと警鐘を鳴らしているのが本作のキモです
声高に叫ばれる女性の社会進出は果たして女性の為でしょうか?
少し考えれば国による所得の搾取に過ぎないことに気が付くはずです
多様性社会や性差別の無い社会は100%正しいわけですが
フラットで公平に行われてこそ正しいわけで
クォーター性や様々な政策で強制的に行われることは
搾取以外の何者でもありません
本作監督作品の「わたしの若草物語」とは似ても似つかぬ
大胆な変身を遂げた本作ですが物語の根底に流れているテーマは同じですね
女優として大成功をおさめ幸せな結婚生活を送る
マーゴット・ロビーを起用したのもそこを意識しての部分もあると思います
冒頭少女たちの洗脳が解けて暴れだし破壊するシーンから始まりますが
バービーがフラットなサンダルを履き婦人科医に相談に訪れて物語が終わります
これだけのことを前もって押さえて鑑賞すれば
男女関係なくよくまとめられためちゃくちゃ面白い素晴らしい作品として
世界中の人たちと同様に本作を楽しめるでしょう
バービー
普通だった。コメディのテンプレートや面白いポイントをふんだんに盛り込んだお話。お話というものは普通ではあったが、そこにバービー人形の要素を足すことで今まで見たこともないようなものに見える。
お決まりのセリフや、お涙頂戴の流れはむず痒く、それすらもクスッと笑ってしまうようだった。
分析として、ケンが暴走を始め、どうすればいいの?となかったところは、感情移入できた。主人公が四方八方を囲まれ、どうしようもない状況になってしまうとこうも主人公側に感情移入できるのだと感じた。しかし、ケンもケンでただの悪ではなく、ケンにも共感できるところがあったのは客のコントロールとして非常にうまい。
状況説明からのぶち壊しで感情移入は作れる。ぶち壊しの要因が仕方のないものだったり、それに共感できると尚いい。
ライアンゴズリング良かった!!
全体的に展開も早く、
伝えたいこともかなりエンターテイメント化してるので、
かなり見やすい内容かと思います!
個人的にはシリアス部分もう少し多くてもいいのかなと(テーマが割りとしっかりしてるので)
ただ急にシリアスシーン入れてくるので緩急に着いていけず涙腺は中盤から崩壊してました😂😂
特におすすめポイントはライアンゴズリング!
ララランドではイケメンピアニスト役でしたが、今回はちょっとおバカなケン役。
あ~ライアンゴズリングって歌えるんだよなあなんて改めて思いました笑
めちゃくちゃ歌うまい!
ケン達が躍り狂うシーンは、ウエストサイドストーリーオマージュですかね、、?
あのシーン本当に最高でした!!!
あとサウンドトラックが最高です!!
Lizzo、Nicki Minaj、CharliXCX豪華なメンツで熱いです!少し前の洋楽ポップスかじってる方なら絶対あがりまくります笑
生きていて自分は何者なんだろう、なんのために生まれてきたのだろうと人類皆一度は考えるのかな、、と
そういう局面に現在いる方にはブッ刺さり映画だと思います!
自分もそう思いながら生きている側の人間なので、こーいう映画は本当に心が救われます。。
ただの人間になったバービーが頑張る系の映画だと予想していたので、予想外ですが、私のような形で見て裏切られるのが一番オススメの見方です笑
ひとつ気になった?というか星がひとつ少ない理由が誰にも感情移入ができなかったところ。おそらく作り手が意図してそうなっているんだと思いますが、
中盤くらいまで気持ちをどこに持ってけばいいのか迷いました汗(みた方にはわかるかな?)
色々問題があった本作ですが、
内容は素晴らしいので、自分を誰かに肯定してもらいたい時にぜひみていただきたい一本です!
ライアン・ゴズリングの快演! 男性もぜひ
オシャレで可愛くてパワフル
公開前から色々話題になっていた本作をやっと観賞。
確かに主張は強めというか、女性の生きにくさや求められる女性像とのギャップが本作のテーマなので、ダイレクトに語られるシーンがたくさんあるし「フェミニズム映画」感はあります。
でも、女性であっても昨今の「女性の主張」系作品にサッパリハマれなかった私ですが、本作は共感できたり背中を押してくれるように感じることができました。
グロリアが語る良い・ダメの匙加減のパート、響いた〜!
エンタメ作品としても、コメディパートはどれもセンス抜群で笑えるし、テンポも良く、ミュージカル要素もテンション上がります。たくさん出てくるバービー&ケンも個性的で最高だし、とにかくずっと画が賑やかで楽しかった!(変テコバービー、カッコ良かったーー)
ゴットファーザー語りたがる男性、本当めっちゃ多いよな…。笑
そしてそして、マーゴットロビーのバービーっぷりが素晴らしい!!最初から最後までバービーそのもの。キュートでオシャレで、ラストのカジュアルファッションも含め全部着こなしててさすがでした。
今っぽい作品としても、エンタメ作品としても、面白かったです。
マーゴット・ロビーの魅力満載〜オスカーの予感!
金曜レイトショー『バービー』
公開前の一悶着で、日本でのレビューは低いですね。
バービーの世界と現実世界をリンクするって無謀って思いながら鑑賞しましたが・・・
冒頭の2001年宇宙の旅から引き込まれたw
マーゴット・ロビー完璧!!
ハーレイ・クインと双璧の当たり役〜又、フィギュア化されますね!
ケンを演じたライアンは、年齢的にチョッと思いましたが、歌って踊って流石のスタオベ!!
ただ東洋人ケンが、シャンチーってのがね^^;;;
私的にマッケンならって思いつつ、妄想なら鈴木亮平激推し!!シム・リウより魅せたと思うw
日本は、バービーよりリカちゃんですが・・・
どちらも無縁なので、おもちゃ事情は分からないながらデザイナー目線では、衣装は最高でした。
あの件で日本では不評ですが、作品自体は悪くないし、オスカー候補になりそうな予感!?
私的には、宮崎駿最新作はもう観る事ないけど、コレは配信されたら吹き替え版を観ようと思う。
作品の世界観について行けなかった映画。 本年度ベスト級。
劇場で見た予告編で自分には合わないと思ったけど、自分のタイムラインに本作のレビューが溢れ評価も高目で気になる。
テレビでも取り上げられる事が多く、その流れに乗って鑑賞(笑)
やっぱり観たい作品は自分の意思で決めないと後悔すると再認識(汗)
時間の都合で吹き替え版で観たのも原因かも(笑)
(高畑充希さんのVCは良かった!)
本作の世界観についていけず。
本作の表現したい事は理解出来たけど全くハマらなかった。
字幕版で観る作品だったのかな?
序盤のピンクを中心にしたカラフルなバービーランドは新鮮で良かったけど、その後は波に乗り切れず。
でもラストのバービーの決断は予想外だった。
ケン役のライアン・ゴズリングさん。
シリアスな作品に出演している印象だけど本作に出演した理由が知りたいです( ´∀`)
可愛くて、面白い!
冒頭の「2001年宇宙の旅」のパロディシーンが暗示していたもの
単なるお人形さんコメディではありませんよ。ファンタジーに乗せたメッセージ映画でした。宣伝チラシに上野千鶴子氏のコメントくらい入れとけば良かったのに。終盤は感動して涙ぐんでしまった。
最初はお子様も楽しめるバービーランドの世界。私の強引な解釈では、純真無垢な少女がバービーごっこに夢中になってる時期。悩みは何一つない。バービーランドを出て人間社会を初体験する部分は、成長して大人になりかけの頃。男優位社会のジェンダー格差に疑問を覚える。しかし、少女期までに刷り込まれた固定観念を打破できない。元のバービーランドに戻って仲間と現実社会の悪弊の浸食と戦うのが自律的女性として覚醒するとき。少女期のバービーランドの世界から卒業し自律した男女の共存的バービーランドへ向かう。最後に、人間として生きることを選択し、最初に訪れるのが婦人科の病院。成人女性として成長したことを示す。
昔、リカちゃん人形で遊んでいた中・高校生にアピールしてよい映画。
楽しくエンパワメントされます。
日本女児が主に遊んでいるのはリカちゃんジェニーちゃんなので、日本では映画「バービー」はまあそんなに爆発的には流行らないとは思います。
とはいえ、見たら絶対女の人には刺さると思うんだけどな。
きっとコメディ映画、女性のエンパワメント映画のスタンダードになると思います。
アメリカ・フェレーラが髪の毛きられたバービーの家でぶちまけた演説は、徹頭徹尾その通りで、この世界は女にとって災いに満ちています。
全然安全でも平和でも平等でも公正でもない。
でも人間として生きていることは老いることを含めて楽しく、面白い。
そんな気持ちになれて、とてもよかったです。
バービーは、老いの中に美というか意義を見出し、人間バーバラとなり、ラストは婦人科へ行くわけです。念願?の性器を手に入れてね。
よくできているコメディだと思います。ラブ要素はないです。
バービーランドは女の子のための世界だから、男は添え物であり、一員とみなされていません。
というのは、現実世界の逆転ですよね。
よしながふみの大奥と似たようなパラレルワールドと理解しました。
そのバービーランドでないがしろにされるケンたちは、現実世界における女性のメタファーでもあります。
なのでケンはバービーランドで不満なわけです。その状態で、現実社会じゃ男が実権を握っていることに、おかしな感化をされてしまって、バービーランドをケンダムに変えてしまおうとのクーデターを起こす。
なんで馬やねんというツッコミとともに、風刺が効いているなと思いました。
このクーデターは、女性を支配した後は、男性同士で覇権を争い合うという、有害な男性性(トキシックマスキュリニティ)をバービーたちが利用して、阻止します。
で、ケンたちを軽んじてきたことをバービーは謝罪しました。
多分これからはケンたちの権利?を含めたバービーランドを運営していくんでしょう。
ただケンの社会における居場所のなさを"K"enoughだけで終わらせるのは、現実の女としては納得いかないなぁと思いました。続編があるとしたら、ここが掘り下げる部分になるのかな?
ある意味では、ケンの映画とも言えると思います。
バービーが飛ぶのは、人形で遊ぶ子供がハウスから出すときそうするからで、バービーランドは実際のおもちゃにないものは存在しないようです。
だからシャワーも飲み物も実態はない。トーストはあるけど多分プラスチックなんだよね。
ケンたちのシュールなミュージカルシークエンスも面白かったし、現実のJCあたりにボロカスゆわれてショックを受けるくだりも面白いし、その意見は的を射ているし、リアルワールドの履物は、ビルケンシュトックであるあたり、私の実生活と重なってるし。
もともとレディバード、ストーリーオブマイライフで、ガーヴィグには信頼を置いているしで、私は本当に満足でした。
ブリジャートンでペネロペ・フェザリントン役をしている、ニコラ・コークランがバービーの一人として出演していたのですが、ほぼワンシーンのみの出演でした。
デュア・リパより出番少なかったです。
ケン・ゴスリングと、ケン・”シャンチー”・リウも面白かったです。
ネットミームの件は悲しいですが、他国の悲しみに理解が薄いのはどこの国でもあることなので、人の振り見て我が振り直せでいいんじゃないかな。
以下は、わたくしとバービー的なもののおもいで。
私もかつてジェニーちゃんを持っていて、ジェニーちゃんの髪の毛に母の整髪料を塗ったくって(除毛ムースだったこともある…怒られた)、腰まである髪を背中の真ん中くらいにカットしたりした。
多分小2のクリスマスプレゼントとして貰ったのがジェニーちゃんだったと思う。
一般的に子供が喜ぶプレゼントが来ない家だったので、数少ない一般的なプレゼントがとてもうれしかったことを覚えてます。
青いラメドレスのジェニーちゃん。パンツはいつぞやなくしてしまって、性器のない股をさらされたかわいそうなジェニーちゃん…。
私が興味を失った後、確か13歳下の妹が受け継いでいたっぽい。
それまでは隣家の幼馴染がいっぱい持ってるリカちゃんやその妹やティモテを貸してもらって、リカちゃんハウスで遊ばせてもらい、お化粧させて(サインペンみたいのでリカちゃんたちの口紅やアイシャドウを塗る玩具がありましてん)もらってて、、、
てゆうのを、冒頭の「ツァラトゥストラかく語りき」を使った2001年宇宙の旅のパロディを観ながら思い出していました。
カオスな世界観が楽しい
バービー人形を主役に一体どういう物語を作るのかと思ったら、なるほどそう来たかという感じで中々面白いと思った。バービーランドは人間界と別世界にあり、バービーとケンが両世界を往来しながら物語はファンタジックに展開されていく。虚実入り乱れた作りが独特の世界観を構築し、最後まで飽きなく観ることができた。
もっとも、架空の世界のキャラクターが人間界にやって来るという設定自体は、特段珍しいというわけではない。過去にはバックスバニーやトムとジェリーといったキャラクターが人間界で大活躍する映画も製作されたことがあるし、逆に人間が架空の世界に転生するという設定は日本の漫画やアニメでは人気のジャンルになっている。
しかし、それでも本作が革新的と言えるのは、人形であるバービーの目線で綴ったドラマであること(これまでは人間が主人公であった)。それと物語の中に社会風刺が巧みに織り込まれている点にあるように思う。
バービーは人間界に来て女性の社会的地位の低さにショックを覚える。そして、アイコニックな自らの存在が女性の社会的自律を促すどころか、逆に彼女たちの生き方を縛ってしまっていることに衝撃を受ける。バービーランドとは余りにもかけ離れた人間界を目の当たりにし、彼女のアイデンティティは揺らぎ始める。そして、女の子の憧れとして存在する彼女は、自らの生き方を模索し始めるのだ。
その葛藤は観ているこちらに自然と伝わって来た。また、ラストの彼女の”ある選択”にもすんなりと感情移入することができた。
監督、脚本は「レディ・バード」、「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」のグレタ・ガーウィグ。
前2作同様、今回も女性の自律、生き方をテーマにしている。そういう意味では彼女が描くテーマは一貫していると思った。今回はかなり”はっちゃけた”コメディなので、前2作ほどの重苦しさがなく、割と肩の力を抜いて観れるところが良い。
とはいえ、現代社会に対する批評性もかなり強烈に感じられる作品であり、そこは観る人によって賛否が分かれそうである。例えば、バービー(フェミニズム)とケン(マチズモ)の対立を描く後半は明らかに現代社会の投影に他ならず、気軽に楽しむコメディとしては、いささか骨太すぎるきらいがある。こうした所に目配せするのがグレタ・ガーウィグのセンスであり、彼女の作家性なのだと思う。また、昨今のフェミニズム映画の台頭も無視できない潮流にある。当然、女性監督だけにそのあたりは意識しているのだろう。
ただ、本作のテーマはあくまでバービーという一人の女性の人生の選択、自律にあるように思う。物語のオチもそこに着地させており、そのせいで現代社会に対する批評性はかなり弱まってしまった印象を持った。
また、幾つかの問題が未処理のまま終わっており、作品全体のクオリティという面でも惜しまれる点が幾つかある。例えば、バービーが人間界に来るきっかけとなったグロリア母子の関係改善は消化不良である。クライマックスの人間社会の混乱がどうやって収集したのかも描かれていない。バービー人形を製造するマテル社の経営体質も根本的には変わっておらず、すっきりとした解決を見ないまま映画は終わってしまっている。これを良しと取るかどうかで評価も分かれそうである。
一方、映像に関しては、とにかく画面の隅々まで手の込んだ作りで感心させられた。ピンクを大胆にフィーチャーしたバービーランドの世界がシュールで狂気的で楽しい。実写で撮られている個所が意外に多く、それが映像全体に不思議な温もりをもたらしている。
キャストでは、何と言ってもバービーを演じたマーゴット・ロビー、ケンを演じたライアン・ゴズリング、両者の妙演に尽きる。特に、ゴズリングには何度も笑いそうになってしまった。これまではシリアスなイメージが強かったが、コメディ演技も中々に上手い。
久しぶりに超最悪・・・
マーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリングの共演ファッションドール「バービー人形」の実写映画「バービー」を見てきました。
見る前から大方の予測は出来ていましたが、ある意味想像以上に出来の悪い映画でした・・・・・
まず、アメリカの人気者である「バービー人形」の実写なんだろうし、細かい所まで日本人には理解出来ないだろうし、子供でも見やすいように出来ているのだろうし、元々アメリカのコメディ映画の描き方が性に合わないので、自分に向いていないと思っていたんだけど・・・やっぱり・・・・・・・・・・・・・・・
マーゴット・ロビーのファンの方ならマーゴット・ロビーが色々と色んな形で出て来るのでいいとは思いますが・・・・
私的には、久しぶりに「早く終わってくれ」と心の中で叫びまくりました・・・・
日本で言うのなら井口昇監督あたりに撮らした方が、もっと面白く描いたかもね・・・・
本国の大ヒットで続編が制作される事が発表されていますが・・・・もうお腹いっぱい・・・・
ジェンダー問題について考えさせられる
女子達の憧れバービー人形を面白おかしくパロッたコメディなんだろうなと思いつつ、ガーウィグの映画だからそれだけじゃ済まないだろうと期待してスクリーンの前のシートに腰を下ろしました。バービーのいる架空の世界を表す、全面ピンク色の派手な映像は楽しい。コメディとして、それなりに楽しめました。とりわけライアン・ゴズリングはいい味が出ていて笑えた。でも今時の生意気な女子中学生がバービーを「ファシスト」となじったのは興味深かった。ジェンダー問題、国や一人ひとりの立場によって見方は完全に変わるんだけど、なるほどそう来たかって感じでした。
30代の息子(かなり高収入)に最近聞いたんだけど、女の子と食事しても今時の女の子は自分の分を払うんだって。世の中動いてるんだなと思いつつ、間違った方向には動いてないと僕は思ってます。映画とは直接関係ない話ですいません。
今年ワーストNo.1だわ
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