バービーのレビュー・感想・評価
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何が面白いの?
よく工夫しているけど
バービーの世界、人と人間は違うけど
永遠に歳を取らない、ハッピーなピンク色に囲まれた生活、暮らし、貴方はそんな生活を望むのかと聞かれたら大抵の人間の答えは分かりそうな気がする。
多分、イエス、はいと答えるだろう、でもこれって人生経験の差、現在の状況も関係していると思うのだ。
生活、全てに満足している人は永遠の幸福を約束しますと言われたらどう思うか、反対に今の状況に不安、満足していない人なら藁にも縋りたい気持ちになるかもしれない。
いつもと同じ生活、その繰り返しに不満を抱くこともなく生きているバービーに突然、異変が起きた、それは人間と繋がっているから。
映画の冒頭のシーンで少女達がバービーを見て驚いて(ショック)今まで自分達が可愛がっていた人形を捨てるシーンは一見、残酷に見えるけど、これは少女、女の子なら普通じゃないかと思ってしまうのだ。
自分の異変を改善、治すために人間界に行くのだけど、このとき恋人のケンも同行する、このとき色々なものを見て聞いて、驚いて何を感じたのか、男女の差もあるのかな。
ケンの変わりよう、元の世界に戻したいと考えるバービー、バービーを作った人間達の姿は真面目で真剣、時に滑稽に見えてしまうのは自分だけかなと思ったり。
バービーが出した答えと選択は全ての人間と人形が求めた答えではないと思う、ケンは残るし、他のバービー達は見送ることはするけど自分から外に出て行こうとはしない。
でも、それは今だけかもしれない。
ランドが永遠に幸せの姿を保って有り続けるという保証はないからだ。
バービーを作った人間も歳をとる、意識も変わるだろう。
人は歳をとり老いていく、人形は劣化し、壊れていく。
似ているようで違う、でも、永遠という言葉は二つの世界にはないのだ。
最期の別れ、老女とバービーは親子、母と娘みたいで、生まれてくる子は女の子かもと思ってしまったのです。
たくさんの女性の代弁者?
まずバービー役の人がすごく綺麗!
ダンスや衣装、歌にはいいと思うところがあるけれど少しくどく感じてしまう所もあり、、、
ストーリーとしては可も不可もなくって感じでした。女性には響くかも?って感じ。バービーを通して、娘との絆を取り戻すところやケンとの仲違い?も上手い所に収まったと思う。ただ、ファンタジー要素と現実的要素を交えながら進めてるから、訳か分からないことや理解できないとこもしばしば、、、
バービー(女性)もケン(男性)もアランも色々考えてるよ!悩んでるんだよってことで。
ここまで強い作家性
たまには映画館で何か観ようと思い、1番みたい作品はクローネンバーグ御大の新作なんですが、我が地元では10月からとのこと。綾瀬はるかさんのもいいなと思ったんですが、あの監督では観る気分になれず。
マーゴット・ロビーは「ワンハリ」で凄く良かったし、なんか賛否両論出ている作品に興味が湧くタイプなので決めました。予備知識ゼロ、バービー人形なんて知るわけもなく、世界で大ヒットしていることと女性監督だという認識で望みました。
本当に世界的大ヒットなんでしょうか?皆さん、アメコミ映画みたいな気分で観たんですかね。これ程作家性が強いとは予想してませんでした。その詳しくを書いても仕方ないのですが、退屈かと言えばとても楽しい時間でした。ちゃんと映画を観たいなと言う方にお勧めします。笑えますし、ダンスは良いですし、パロディも効いてますし、何と言ってもマーゴットさん素敵です。そこだけでも価値があるんじゃないですかね。
鑑賞後、制作にマーゴットさんが加わっていること、彼女は「プロミシングヤングウーマン」の制作にも関わっていた事を知りました。そして監督が女性ですよね、普通の映画になるわけはなかったんですね。
ライアン・ゴズリング、やっぱり役者も普段から身体を鍛える必要があるんですね。シックスパックくらいないと主演はできないと言うことです。
ピンク・ムービー
ゴッドファーザー
個人的には、ややしっくりこないことが多い グレタ監督作品だけど、今...
個人的には、ややしっくりこないことが多い
グレタ監督作品だけど、今回のバービーは最高傑作だと思った。
フェミニズム映画とゆうよりは、現代の新ルールを下敷きに描く娯楽大作に仕上がってて
男性と女性のこうあるべきな、役割論を逆手にとった
コメディー演出やストーリーも上手。
あくまで添え物、ぼんやりとした役割、バカみたいに見える人物像。
今まで多くの映画でそうゆう風に描かれてきたのは女性だったのが、逆転したらもしかしたら怒る男性がいるかもしれない。でもその怒る人に、じゃあそう描かれていたら女性も怒っていいよね?と問いかけたい。
でもその今まで多くの女性が押し付けられてきた空虚 な役割演じた、ライアン・ゴズリングのコミカルでキュートで嫌いになれない、もう最高!としか言いようのないケンに終始、爆笑。
ライアン・ゴズリングに「なぬっ?」ってゆう翻訳をあてたの、ほんと発明だと思う。
パーフェクトでチープでキッチュなバービーランドの美術も素晴らしいし、チャリーンって音と共に空を舞う衣装演出も目が楽しい(服ももちろん全部かわいい)
80‘sっぽいダンスシーンもめっちゃクチャ楽しい。
女の子パーティより、ケンチームのダンスシーンの方が楽しくて面白くって好きだった。
マーゴ・ロビーのバービーはもちろん100点満点。
可愛くって純粋で、ハッピーでほんとに可愛いスーパーガール。主演の2人の演技の素晴らしさが映画を支えてる様な感じなので、最高のキャスティングだと思う。
これがマーゴ・ロビーの自主企画なのもすごい。
他のバービーやケン達、その他の廃盤になったキャラクター(笑)達も個性が際立っててよかったな。
ケンかわいい映画
フェミニズム描写が逆に面白い
バービー人形の世界に住むバービーが
現実世界に冒険に出る話。
前評判がフェミニズム全開というものだったので
おそるおそる観てみましたが
そんなことはなく面白かったです。
女性が主役のバービーの世界に
男キャラのケンが反旗を翻したりして
見応えのある展開でした。
ザ・男の世界観がクセありすぎて面白いです。
というかバカにされてるような気もしましたが
日本人的には逆にそれが面白かったです。
アメリカの男性の感想が気になります。
最後はバービーが勝ってめでたし
というわけではなく、
自分は自分、自分の生き方は自分が決める
というしっかりしたメッセージもありました。
個人的にはセックスエデュケーションの
俳優さんがたくさん出てて嬉しかったです。
3人?出てました。
メルボルンCINEMA NOVAにて鑑賞
たくましい女性・バービーに光あれ!
バービー人形については認識が浅くて、どんな時代を作ってきたのか全く知らないで観ました。しかし、この作品を見終えて男女の違いを超えた人間愛について、学ぶところが多いと感じました。ストーリー展開は比喩的ですが、説教がましいところもなく、素直に男性と女性の違いをさらりと扱っているところに感銘しました。バービーが夢のバービーランドの世界から人間社会の中に入って、その男性優位の社会に絶望し、また夢の世界に戻ります。その世界も男性社会に侵略されて行く時に、彼女は人間世界の人間によって目覚めさせられます。そしてバービーランドを復活させるのですが、その時には彼女の世界観は、もう一段上の人間としての輝きを身につけます。主演のマーゴット・ロビーはそのバービーのはまり役だと思いました。人形のような均整の取れた体つきと、大きく見開かれた目の美しさは一瞬にして心を掴まれる感じです。衣装もピンク系から始まってさまざまなカラーのものが着用され、それこそフェミニンな感じのファッションの大洪水です。その彼女が男性と女性の戦いを終えて、人間になりたいと再び人間社会に行きます。最後のセリフは、産婦人科の受付で、堂々と自分の名前を告げることでした。将来、子供を産むことを考えての行動なのでしょうか。彼女の自信にあふれた顔に深い魅力を感じました。これが自立しようとする女性の顔なのかもしれません。
おバカ映画?ジェンダー映画?
まず、普通にコメディ映画としてだけ見ても十分面白いです。
ジェンダー映画として見ると、男女逆転している女性上位のバービー界での男の扱いや馬鹿な感じは耳に痛く良い感じでしたが、最後の最後まで男性は平等に扱われること無く終わった点にはモヤモヤしました。
あの世界の男性はマトモな人権や職業選択の自由も無かった頃の女性の暗喩のようなものであり、地位改善がされずに終ると現実世界以下のバービー界を肯定するような終わり方になるため、この映画の方向性が解らなくなります。
社会学の論文
公開初日に鑑賞
場内は若い女の子やお子様連れのお母さんが目立ったが
本作は能天気な人形コメディではないので世界中はヒットしても
日本ではヒットしないことを直感しました
日本人はいつから物事を考えるのが嫌いになったのかを考えると
間違いなくビデオゲームとアニメの隆盛に原因があると思う
映画でも子供向けの特撮ヒーローやアニメには熱狂するが
児童文学には見向きもしない
ここでも日本はガラパゴス化してしまったという事だろう
さて本編ですがまさに日本でも誰もが家庭を持ち子育てをし幸せに暮らしていたが
やがてバブル期が訪れ若い女の子は盲目的にお金になびき
家庭に入って子育てをすることが無能で恥といわれるまでになった
しかし現在は余程裕福でない限り専業主婦など夢のまた夢になってしまった
つまり社会の流れというのは搾取の歴史であることを認識しなければいけない
そんな中で社会の風潮に流されることなく
一度立ち止まって冷静に考えましょうと警鐘を鳴らしているのが本作のキモです
声高に叫ばれる女性の社会進出は果たして女性の為でしょうか?
少し考えれば国による所得の搾取に過ぎないことに気が付くはずです
多様性社会や性差別の無い社会は100%正しいわけですが
フラットで公平に行われてこそ正しいわけで
クォーター性や様々な政策で強制的に行われることは
搾取以外の何者でもありません
本作監督作品の「わたしの若草物語」とは似ても似つかぬ
大胆な変身を遂げた本作ですが物語の根底に流れているテーマは同じですね
女優として大成功をおさめ幸せな結婚生活を送る
マーゴット・ロビーを起用したのもそこを意識しての部分もあると思います
冒頭少女たちの洗脳が解けて暴れだし破壊するシーンから始まりますが
バービーがフラットなサンダルを履き婦人科医に相談に訪れて物語が終わります
これだけのことを前もって押さえて鑑賞すれば
男女関係なくよくまとめられためちゃくちゃ面白い素晴らしい作品として
世界中の人たちと同様に本作を楽しめるでしょう
バービー
普通だった。コメディのテンプレートや面白いポイントをふんだんに盛り込んだお話。お話というものは普通ではあったが、そこにバービー人形の要素を足すことで今まで見たこともないようなものに見える。
お決まりのセリフや、お涙頂戴の流れはむず痒く、それすらもクスッと笑ってしまうようだった。
分析として、ケンが暴走を始め、どうすればいいの?となかったところは、感情移入できた。主人公が四方八方を囲まれ、どうしようもない状況になってしまうとこうも主人公側に感情移入できるのだと感じた。しかし、ケンもケンでただの悪ではなく、ケンにも共感できるところがあったのは客のコントロールとして非常にうまい。
状況説明からのぶち壊しで感情移入は作れる。ぶち壊しの要因が仕方のないものだったり、それに共感できると尚いい。
ライアンゴズリング良かった!!
全体的に展開も早く、
伝えたいこともかなりエンターテイメント化してるので、
かなり見やすい内容かと思います!
個人的にはシリアス部分もう少し多くてもいいのかなと(テーマが割りとしっかりしてるので)
ただ急にシリアスシーン入れてくるので緩急に着いていけず涙腺は中盤から崩壊してました😂😂
特におすすめポイントはライアンゴズリング!
ララランドではイケメンピアニスト役でしたが、今回はちょっとおバカなケン役。
あ~ライアンゴズリングって歌えるんだよなあなんて改めて思いました笑
めちゃくちゃ歌うまい!
ケン達が躍り狂うシーンは、ウエストサイドストーリーオマージュですかね、、?
あのシーン本当に最高でした!!!
あとサウンドトラックが最高です!!
Lizzo、Nicki Minaj、CharliXCX豪華なメンツで熱いです!少し前の洋楽ポップスかじってる方なら絶対あがりまくります笑
生きていて自分は何者なんだろう、なんのために生まれてきたのだろうと人類皆一度は考えるのかな、、と
そういう局面に現在いる方にはブッ刺さり映画だと思います!
自分もそう思いながら生きている側の人間なので、こーいう映画は本当に心が救われます。。
ただの人間になったバービーが頑張る系の映画だと予想していたので、予想外ですが、私のような形で見て裏切られるのが一番オススメの見方です笑
ひとつ気になった?というか星がひとつ少ない理由が誰にも感情移入ができなかったところ。おそらく作り手が意図してそうなっているんだと思いますが、
中盤くらいまで気持ちをどこに持ってけばいいのか迷いました汗(みた方にはわかるかな?)
色々問題があった本作ですが、
内容は素晴らしいので、自分を誰かに肯定してもらいたい時にぜひみていただきたい一本です!
ライアン・ゴズリングの快演! 男性もぜひ
オシャレで可愛くてパワフル
公開前から色々話題になっていた本作をやっと観賞。
確かに主張は強めというか、女性の生きにくさや求められる女性像とのギャップが本作のテーマなので、ダイレクトに語られるシーンがたくさんあるし「フェミニズム映画」感はあります。
でも、女性であっても昨今の「女性の主張」系作品にサッパリハマれなかった私ですが、本作は共感できたり背中を押してくれるように感じることができました。
グロリアが語る良い・ダメの匙加減のパート、響いた〜!
エンタメ作品としても、コメディパートはどれもセンス抜群で笑えるし、テンポも良く、ミュージカル要素もテンション上がります。たくさん出てくるバービー&ケンも個性的で最高だし、とにかくずっと画が賑やかで楽しかった!(変テコバービー、カッコ良かったーー)
ゴットファーザー語りたがる男性、本当めっちゃ多いよな…。笑
そしてそして、マーゴットロビーのバービーっぷりが素晴らしい!!最初から最後までバービーそのもの。キュートでオシャレで、ラストのカジュアルファッションも含め全部着こなしててさすがでした。
今っぽい作品としても、エンタメ作品としても、面白かったです。
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